小中学校卒業式の雰囲気・式次第・参列者とPTA会長の服装、持ち物

2021年6月19日

😊こんにちは、イルカパパです。

東京の公立中学校でPTA会長を4年した後、学校運営協議会会長を8年しています。

入学式の項でも説明しましたが敵を知り己を知れば、百戦危うからずですよね。卒業式の祝辞の原稿を考えたり、練習をしたり、あがり対策のためにも、卒業式はどんな雰囲気、流れでおこなわれるのか、どんな人が参加するのか

事前にがっつり把握

しておくことをおすすめします。

今日のブログ記事では、卒業式の概要や式次第、服装、雰囲気などを説明したいと思います。

この記事が全国のPTA会長さんのお役に立てば幸いです。またそれが子供達や地域の笑顔を増やすことにつながればこんなに嬉しいことはありません。

卒業式の参列者と雰囲気

卒業式の様子
卒業式の様子

卒業式の雰囲気

卒業式は数ある学校行事の中でも、とりわけ厳かな雰囲気です。参列者の人数も入学式と比べると格段に多く緊張感が漂っています。

普段、会社などで人前で話す機会の多い人でも、中学校の卒業式に何の準備もしないで臨んだら大変な緊張するかもしれません。

実際、あいさつスピーチ百戦錬磨の校長先生でさえ、卒業式の雰囲気にのまれてしまうこともあるくらいなのです。そうならないためにも、特に初めてのPTA会長さんは卒業式の雰囲気をしっかりイメージしましょう。

卒業式の参列者

卒業証書授与式
卒業証書授与式

卒業式の参列者を知るだけでも、式の雰囲気をイメージする助けになると思います。

  • 学校の教職員
  • 卒業生
  • 在校生
  • 保護者
  • 来賓(市役所等の教育関連部署の人、教育委員会、他校のPTA関係者、本校のPTA会長歴任社、地域の方々等)

卒業式の会場

通常、学校の体育館です。

卒業式はこう進行する・式次第

卒業証書を持って記念写真
卒業証書を持って記念写真

卒業式の式次第(プログラム)

卒業式の式次第(進行)の代表例を紹介します。

全体の流れや、PTA会長のあいさつはどこに入るか、誰の後か、などを把握し、卒業式のイメージを膨らませて下さい。あいさつ原稿を考える時や卒業式スピーチの練習をするときにも役立つはずです。

プログラムは当日、受付け、来賓控え室でもらえます。

*プログラムの内容は学校や地域により、省略されるもの、付け加えられるものがあります。また、個々の項目の名称も、各学校や地域により異なることがあります。

  1. 開式宣言
  2. 卒業生入場
  3. 国歌斉唱
  4. 校歌斉唱
  5. 学事報告
  6. 卒業証書授与
  7. 学校長式辞
  8. 来賓祝辞
  9. PTA会長の祝辞
  10. 祝電披露
  11. 来賓紹介
  12. 記念品授与 
  13. 在校生送辞 
  14. 卒業生答辞 
  15. 閉式宣言
  16. 卒業生退場

では次に一つづつ見ていきましょう

1・開式宣の言葉

・開会の辞・司会者が開式を宣言します。

・卒業年度、学校名を告げ、開始を知らせます。

・副校長先生が担当します

2・卒業生入場

・司会者の宣言ののち、卒業生が式場に入場します。 

・参列者は拍手で迎えます。

・ 学校によっては、卒業生があらかじめ入場している場合もあります。

3・国歌斉唱

・全員起立して君が代を歌います。

・学校によっては、国歌斉唱を行わない場合もあります。

4・校歌斉唱

・全員起立して校歌を歌います。

5・学事報告

・通常卒業式の案内に記されてます。

・司会が「案内をお読み下さい」で学事報告に替えることが一般的です

6・卒業証書授与

・司会者の宣言ののち、以下のいずれかの方法で卒業証書が校長から卒業生に授与されます

(1)卒業生全員に、卒業証書を授与する

(2)卒業生総代に(卒業生を代表する1名に)卒業証書を授与する。

※卒業生全体の代表1名に卒業証書を授与する他にも、各クラス1名、各学部1名、各学科1名など、様々な形式があります。

7・学校長式辞

・学校長の言葉

・校長、学長、園長からの入学のお祝いや激励の言葉です。

8・来賓祝辞

・市町村長、教育委員会などからのお祝いや激励の言葉です。

9・PTA会長の祝辞

・あなたの出番です!

10・祝電披露

・市町村長、教育委員会、小学校、幼稚園、OBからの祝電が披露されます。

11・来賓紹介

・司会者によって来賓が紹介されます。

・来賓が1人ずつ名前を呼ばれその場で立ち上がって一言お祝いを述べます。PTA会長も一言述べます。

12 ・記念品授与 

・記念の樹など、卒業生から学校に記念品を授与する場合の他、学校から卒業生に卒業記念品が渡される場合もあります。

以下のようなケースが考えられます。

(1)卒業生が、学校に記念品を贈呈する

(2)保護者やPTAが卒業生に記念品を贈呈する。

(3)学校が、卒業生に、記念品を贈呈する

13・在校生送辞 

・在校生の代表1名が送辞を述べる場合が大半ですが、「在校生」と「卒業生」の掛け合いのような形式を取る場合もあります。

14・卒業生答辞 

・卒業生の代表1名が答辞を述べる場合が大半ですが、「在校生」と「卒業生」の掛け合いのような形式を取る場合もあります。

・「巣立ちの言葉」として卒業生の掛け合いの合間に歌が数曲はいることもあります。最近の傾向では「蛍の光」ではなく流行歌が歌われることが多いようです。

15・閉式宣言

・司会者が閉式を宣言します。

・卒業年度、学校名を告げ、閉式を知らせます。

14・卒業生退場

・司会者の宣言ののち、卒業生が式場から退場します。

参列者は拍手で送ります。

PTA会長卒業式の服装

卒業式の来賓の服装はスーツ、礼服、白ネクタイが一般的

卒業式に何を着る?

校長先生は卒業式のときモーニングを着ています。

教職員、来賓は礼服かスーツが一般的です。女性教員は着物の方もいます。

ではPTA会長は何を着る?

わかっていると思いますが、PTA会長の卒業式の服装になど誰も期待も関心もありません。

ですから会長が卒業式に着る服は、礼服が一番無難だと思います。

黒い礼服に白い無地のシャツ、白いネクタイ、黒いベルトです。

白いソックスはNGですよ(*´Д`)

別にファッションショーではありませんし、祝辞を述べるからと言ってもPTA会長は主役ではありません。会長が服装で自己主張する場ではないし、その必要もありません。

しっかり祝辞の原稿を考えて、しっかり練習したあなたからすれば残念かもしれませんが、PTA会長のファッションなんて誰も期待していないのです。

もっと言うとPTA会長の祝意の内容すら誰も覚えてません。

あなただって、ご自分の卒業式を思い出してみて、そのときのPTA会長が何を話したかなんて覚えていませんよね??

PTA会長が誰だったか?

どんな人だったか?

どんな顔だったか?

どんな服を着ていたか?

覚えてませんよね?

そんなもんなんです。

「卒業式でPTA会長が祝辞を述べた」とうことが重要なのであって、PTA会長が誰かなんて、関係ないのです。

気楽にいきましょうヾ( ̄◇ ̄)ノ

PTA会長は卒業式の飾り物みたいなもんですから、当たり障りのない、黒い礼服が一番無難です。

それでももしあなたがアツい人でPTA会長になったからに日本の教育を根底から変えてやるぅ~~!と、意気込んでおられるなら、いいんじゃないですかー、思いっきり自己主張した服装で卒業式のスピーチをしても。

ただしどんな結果になってもわたしは一切関知しませんが(o・ω・)

でも、その時はどうなったかだけ、必ず教えて下さいね。

いろいろ書きましたがもう一度まとめます。

PTA会長の卒業式での服装は

黒の礼服、白で無地のシャツ、白いネクタイです。

(それに黒いベルト、黒いソックス)

礼服がなければ

ダークスーツ

でもかまいません。

もちろんスーツのときもシャツは白の無地、ネクタイは白です。

卒業式の持ち物

卒業式は通常、学校の体育館でおこなわれます。

体育館は土足厳禁なので、履物は

スリッパか上履き

を持参しましょう。

卒業式は3月に行なわれるのが一般的ですが、学校によっては3月上旬だったり中旬だったりします。

季節の変わり目の時期なのでへんに暖かい日もありますが、逆に寒かったり、ものすごい寒波がぶり返したような時もあります。要するにその日になってみないと暖かいのか、あるいはどれくらい寒いのかわかりません。

でも確実に言えることはこの時期、気温が低かったら、体育の中はかなり冷え込むということです。

ですからもし朝起きて当日の気温が低いようでしたら、

携帯用のほっかほっか弁当、、、

、、、違いました、

カイロです

携帯用のカイロなどを持っていくといいでしょう。

それから携帯電話はマナーモードにしおきましょう。

PTA会長は、式が始まるまで来賓室に通されます。

そのときお茶が出ますが、あまりがぶ飲みしないようにしましょう。

卒業式の最中に

トイレ

に行きたくなったら大変ですよ。

卒業式は入学式よりかなり時間が長いです。

それからカメラもあったほがいいかもしれません。

PTA会長は卒業式では特等席に座れるので、知り合いのお子さん(もちろん自分の子供も)をベストポジションから写してあげることができます。

これはとても喜ばれます、うははは。

終わりに

🐬「小中学校卒業式の雰囲気・式次第・参列者とPTA会長の服装、持ち物」の記事はこれで終わりです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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それではまたどこかでお会いしましょう!