【3校PTA合同ふれあいイベント】地域防災力向上と中学生のボランティア体験機会
💖こんにちは、イルカパパです。
東京の公立中学校でPTA会長を4年、学校運営協議会会長を8年しています。
今日のブログでは、3校PTA合同ふれあいイベントの概要と実施手順などを紹介します。
この記事が全国のPTA会長の皆さんのお役に立てば幸いです。またそれが子供達や地域の笑顔を増やすことにつながればこんなに嬉しいことはありません。
3校PTA合同ふれあいイベントの概要
3校PTA合同ふれあいイベントはわたしたち東が丘中学校と、中学校の校区内にある2つの小学校、それから市の認定団体である青少年対策地区委員会(各中学校の校区ごとにあります)の4つの団体による合同イベントです。
初めの年の参加者は300人くらいでしたが、年を重ねるごとに参加者が増えていき、直近では
1000人を超える
大規模なイベントになっています。
イベントの企画、会場準備、運営、撤収なども最初の数年は、保護者や地域の大人が行なっていましたが、これも年を重ねるごとに中学生ボランティアが増え、今ではほとんどの作業を中学生が行うようになっています。
そしてこのイベント自体が、学校と地域のふれあい、生徒のボラティア体験、を主旨とする
中学校の学校行事になりました。
うひゃぁぁ〜!
🐬2年生はボランティアスタッフとして、1年、3年はゲストとして参加します。
小学生の時に参加して楽しかった「ふれあいイベント」に、中学生になったら運営側として参加できる、そして小学生や地域の人たちをもてなし楽しんでもらう、という好循環ができています。
地震や津波や河川の氾濫、土砂崩れなど、私たちの住む日本ではいつどんな災害に見舞われるかわかりません。これまでの経験から、避難所で活躍するのは、その地域に住む中学生だということもわかってきました。
一方で、中学生にはこのようなボランティア体験を通じ、自己肯定感を育む効果が期待できます。
つまりこのふれあいイベントには
地域防災力の向上と中学生の自己肯定感を育む
という2つの大きな意義があるのです。まあはじめた頃にはそんなことはこれっぽっちも考えず、ただ楽しいことをやりたい!という気持ちだけだったわけですが、笑
PTA活動もせっかくやるなら楽しんでやらないと損です。そして大人が楽しんでやれば子供達も楽しいし地域も盛り上がるということです。
それから食べ物屋台で提供するハヤシライスの
アルファ化米は
災害非常食として市から無償で供与されるようになりました。アルファ化米を食べれるようにする工程を参加者に見てもらったり、体験してもらう防災イベントとしの側面もあります。
以下で、このイベントについて具体的に紹介します。
内容
- 地域ふれあいコンサート(合唱、ダンス、演奏、手品などステージパフォーマンス)/体育館
- チャリティーバザー/大教室
- 食べ物屋台/校庭
- 夜の学校お化け屋敷/体育館、校舎
- ゲーム、講演会/教室
タイムテーブル(例)
- 午後1時から4時までふれあいコンサート
- 午後1時から5時までチャリティーバザー
- 4時半から6時まで屋台
- 6時から8時半までお化け屋敷
参加者
- 3校の児童、生徒
- 卒業生
- 3校児童、生徒の保護者、兄弟
- 地域の方
開催時期
- 10月中旬の土曜日
会場
- 東が丘中学の体育館、校舎、校庭
はじめた時のコンセプト
わたしたち東が丘中学校の校区内には2つの小学校があります。この2つの小学校の児童たちは大きくなったら東が丘中学校で出会うことになります(* ‘-‘)ノ
いずれ出会い、ともに学ぶ2つの小学校のこどもたちとその保護者、そしてお互いの学校PTA関係者、さらには地域にお住まいの方々に交流を深める機会を提供したといとの思いから始りました。
またお互いが交流して親交を深める以外にも
・小学生に自分たちが通うこととなる中学校を知ってもらう
・地域の人たちが顔見知りになれば、防災にも役立つ
という目的もあります。
これらの目的は、関係者で話し合いを進めるうえでかためて行きました。
🐬このイベントは8年続いています。コンセプトも少しずつ変化し、今では地域防災力の向上と中学生へのボランティア機会提供、が大きなテーマになっています。
*開催前日は楽しみで興奮してなかなか寝付けない、という小学生が年々増えています。開催当日は開門前から小学生の行列ができます。その小学生たちは中学生になったらそのイベントのボランティをしておもてなしする側に回る、という好循環ができています、うひゃぁぁ〜!
予算と準備
予算
小学校と中学校PTAは各10万円ずつ、
青少対は30万円
合計60万円の予算を準備しました。
ただしこれは必ず使うという予算ではなく、最高そこまで使うかもしれないという上限です。はじめての試みなのでどれくらいの人が集まりどれくらいの予算がかかるか見当がつきません。2年目以降はもっとうまく運営できるでしょうが、とにかく試行錯誤でやるだけやってみるしかありません。
そんなわけで予算については各PTAで、
「何に使うかわりませんが、上限10万円まで使用許可を下さい」
という形で承認を取りました。
実際に使った予算は30万円でした。
おおまかな内訳は
- コンサート出演者のお弁当
- 当日の実行委員、スタッフのお弁当
- 屋台の食材材料費
- お化け屋敷の備品(懐中電灯の電池、景品)
です。
これには
青少対の30万円を充当し、各PTAの予算は全額返却しました。
困ったこと
スケジュール調整や、会場確保、スタッフ手配とその調整などに苦労しました。
特に
「前例がないことなので誰も率先してやりたがらない」「すでに年間行事が決まっているのに新しく別のイベントを入れるのは大変」
ということに大きな抵抗があったようです。
結局
「こういうイベントをやろう!」
と決まってから、関係者の合意を取り付け、みんながテーブルにつくまで
3ヶ月近くかかりました。
また実際、企画会議が始った後でも
- はじめてのことなので何をしていいかわからない
- どれくらいの人が集まるかわからない
- どれくらいの予算を見込んだらいいかわからない
などの問題点が次々と浮上してきました。
わたしは話し合いの中でネガティブな考えをする人の根底にあるのは
「失敗したらどうしよう」
という前例のないことをやることに対する不安心理だと感じました。
そこで
「今年ははじめてなので失敗してもぜんぜんかまわないです。その教訓を来年以降に生かして、年々改善していきましょう」
という
気楽思考
をみんなに伝えました。
- 今年は完璧なものをやる必要はない
- むしろおおいに失敗しましょう
- その失敗の教訓を来年以降に生かしましょう
- 大失敗に終わったら来年以降はやらないですむ
という「失敗奨励令」を提案し
すべての批判、責任は、イベント全体の実行委員長であるわたしが受ける宣言をしたことで
ようやく抵抗勢力や反対意見を言う人がいなくなり
全員が前向きに取り組むようになったのです。
ふれあいイベントの実施手順
すべては「会長会談」という飲み会から始った
まず、最初におこなったのは3校PTA会長プラス青少対会長による「首脳会談」です。
ここで
- 合同イベントをやるかやらないか?
- やるとしたらその目的、意義は?
- コンセプト
- 開催時期/会場
- 規模
- 何をやるか?
ということを大まかに話し合いました。
首脳会談の場所は近所の居酒屋です。平日の夜に「親睦会」と称して何回か集まりました。そこで「やる」と決まってからそれぞれの団体に持ちかえり、説得するわけです。
説得する内容は
- 各PTAの参加の可否
- 各PTAからの予算
- 各PTAからの人員の確保
です。
これがけっこう大変で、各団体では、みなさんふってわいたような話しに困惑されたようです。その後、それぞれの団体での反応をフィードバックしながら首脳会談を繰り返しました。
結局、実行委員会が立ち上がりみんなが同じテーブルにつくまで3ヶ月近くかかりました。
開催日時決定と会場確保
3校PTA合同イベントをやることになった早い段階で会場は東が丘中学と決まっていましたので実行委員会の立ち上がりを待たずに、会場の確保をおこないました。
会場が東が丘中学になること、東が丘中の生徒も参加することから、会場の使用許可を取る以前に、そもそもイベントをやることの承認を校長先生からもらわなければなりません。それが「ノー」なら会場も使用も無理です。
ある土曜日にふらっと中学校を訪れたら、たまたま校長先生がいらっしゃいました。
そこで「ちょっとご相談が」と3校PTA合同イベントの話しを持ち出したのです。
イベントの開催意義、目的などを話すと校長先生はすぐ賛成してくれ、会場に中学校の校舎、校庭、体育館を使うことも承諾してくれました。そればかりか「学校の教員や生徒からもサポーターを募ってもいい」「その他なんでも協力する」とまで言っていただけました。
これは本当にありがたかったです。
開催時期については、10~11月で他の学校行事、イベント、PTA活動とかさならない日、ということで
10月中旬の土曜日に決定しました。
ふれあいイベント実行員会の設立
実行委員会
3校PTAと青少対でイベントの合同開催に合意し人員が決まったところで初めての実行委員会が行なわれました。
その前の段階で2つの小学校のうち1校には「おやじの学校」があり
そこのお父さんがたちが全面的に協力してくれることになったのは非常に心強かったです。
実行委員会の参加者は
- 3校PTA の本部役員
- 3校PTAの各委員の代表者
- 第一小学校のオヤジの会
- 青少対の本部役員
- 地域の関係者(児童館館長など)
- 東が丘中学の副校長先生
です。
これだけの組織の関係者が集まるとなると人数も多くなります。
その意味では、学校に関わる地域の関係者が一同に介して、話し合いをする、その過程で顔見知りになる
というだけでもこのイベントの開催意義の大きな部分を達成できたように思います。
実行委員会では最初に「イベントで何をするか?」が話し合われました。
それからイベントの内容が決まったあとは、誰/どの組織がどのイベントを担当するか
を決めて行きました。
具体的には
- ふれあいコンサートは青少対
- 屋台はおやじの学校と第一小学校のPTA、父兄
- チャリティーバザーは東が丘中学校PTA
- お化け屋敷はひばり小学校PTAが主体で、中学校PTA、おやじの学校がサポートする
という内容です。
またそれぞれのイベントごとに委員長/責任者を決めました。
それからポスターを印刷、配布したり、当日の受付など必要な仕事に対して担当係と責任者を決めました。
*ポスターは4年目から、東が丘中学校美術部の生徒が作成するようになりました
ちなみに中学校のPTA会長であるわたしはイベント全体の実行委員長になりました。
こうして、各担当、係ごとに話し合い、準備をすすめていき、定期的に全体の実行員会へ進捗状況や問題点をフィードバックするという体勢になりました。
実行委員会はイベント開催日まで毎週水曜の夜におこなうことも決まりました。
全体で話し合う以外にも、各係、担当ごとにそこで話し合いや準備を進め行きます。
実行委員会の会場は中学校の図書室です。
🐬年を重ねるごとにノウハウが蓄積されるので、実行員会も6年目くらいからは、全部で3〜4回開けばイベントができるようになりました
お手伝いさん
3校PTA合同イベントの実行委員、お手伝いさん確保ですがまず青少対とそれぞれのPTAの本部役員、各委員から数名をイベント実行委員に任命します。PTA本部役員は基本的に全員が実行委員です。
そしてこの実行委員全員が集まる実行委員会をおこないます。
それ以外に保護者からも実行委員や当日のサポーターを募ろうということになりました。どれくらいの規模になるか予想がつきませんが、とにかくできるだけ多くの人手を確保しておいたほうがいいだろうということで声をかけました。
実行委員/お手伝いさん募集の手紙は、東が丘中学の書記さんが作成し、それぞれの学校で印刷、配布しました。
総計30名近いお手伝いさんの応募があり大変助かりました。*年を重ねるごとに増えていき今では100名を超える規模になっています。
幻のミュージカル企画
初回の実行委員会の開催が遅れたのには理由がありました。
それは最初の3校PTA会長会談でわたしが「ミュージカルをやろう!」と言い出したからです。
地域の子供から中学生、大人までが参加するイベントで全員が同じレベルで楽しめるイベントというのはなかなか思いつきません。
例えばドッジボール大会をするとしたら
小学校低学年と中学生ではレベルの差が大き過ぎます。
でもミュージカルなら、小学生は小学生の役、中学生は中学生の役、大人は大人の役をできるので年齢によるハンディというかレベルや興味の差がありません。それに開催日まで何回も集まって練習するので「地域のふれ合いと交流」を深めるという本来の主旨を最高に達成できる方法だと思いました。
ところがいざやろろうとすると、何から手を付けていいのかさっぱりわかりません。
それでああでもないこうでもないと言ってるうちにあっと今に夏休みも終わり、予定していた開催日まで2ヶ月を切ってしまっていたのでした。
「これではもうどうしようもない」
とかく実行委員会を立ち上げて具体的に動き出そうということになっのが9月の上旬のことでした。
それまでの間に
イベントの開催場所は東が丘中学校で開催日も決まっていました。
中学校の体育館と校舎校庭の使用許可も取っていました。
特に開催日に関しては、3校の学校行事がない日、青少対や3校PTAの活動がない日を選んでいくと、年内はほぼその日しかありません。
まあ逆に考えたら日にちが早い段階で決まっていたことはラッキーだったと思います。
それがあったら尻に火が付いた気持で、みんながまとまれたのですから。
ミュージカル企画は大変いいアイディアだと思いましたが、準備期間が短過ぎました。
でもぜひ来年は実現させ、毎年盛り上げて行き、
ゆくゆくは東が丘が
「ミュージカルの町」
として世界中の人が認識するよになったらいいな~と思います、うははは!
チャリティーバザー
もともとはフリーマーケット
チャリティーバザーですが、もともとは「フリーマーケット」をやることになっていました。それが話し合いをすすめる中で「バザー」に変更になったのです。準備期間が短いことや運営スタッフ確保、ノウハウの問題からバザーのほうがやりやすいということになりました。
また売上金の全額をユニセフに寄付することになりチャリティーバザーになりました。
チャリティーバザー実施手順
まず副校長と話しをし、バザーの出展品の保管場所を確保します。
そのうえでバザー開催のお手紙を出し、出展品を募集します。出展品募集に関しては出展品回収日時・出展品のルールなどを手紙に記載し配布します。回収日時には本部役員が交代で対応しました。そしてバザー当日の朝から出展品をならべ、品物ごとに値段を決め、値札を付けて行きます。
このあたりの作業は自称
「バザーのプロ」
という方が2名も役員の中にいたので大変助かりました。
事前の打ち合わせでは出なかったおつり用小銭の用意もしてくれていました。
当日はバザー会場と、会場までの通路に案内を貼ったりして楽しくデコレーションします。
🐬会場内案内やパンフレット、POPなども、今では東が丘中学美術部の生徒さんが作成します
そしてバザー開催中は2名以上会計係を確保し、交代でおこないます。
時間が経ってきたら値下げをします。
出展品のルール
バザーの対象品は、中学校の制服、体操服、柔道着、新品の食器、雑貨、アクセサリーと新品/中古の本、雑誌、コミック、CD/DVDです。
- 新品の雑貨やアクセサリーは売れ残る可能性が低い
- 本やCDは売れ残ったらブックオフで引き取ってくれる
という読みです( ̄m ̄*)
実際はすべての品物が売れました。完売です。出展品の種類に関しては、もう少し時間に余裕があれば、もっと多くの品を募集できたと思います。
それは来年以降の課題にしました。
また出展品の受付も中学校だけでおこなうのではなく、3校でそれぞれ実施し、バザー開催日に売り場に持ち寄ったほうがもっとたくさんの品物が集まったと思います。さらに「いついつバザーをやるから品物を捨てないで保管しておいて下さい」というような告知を度々しておくと、もっと多くの実用的な品が集まったと思います。
🐬毎年行っていくうちにふれあいイベントでバザーがある、ということが保護者たちに周知の事実として定着したので、よりより品がより多く集まるようになっています
それでもこれだけ短時間で魅力的な商品が集まり、みなさんに楽しんでいただけたのは驚きでした。
バザーはもっとうまくやれば
大変な潜在力
を秘めたイベントだなーと思いました。
お化け屋敷
さて今回の3校PTA合同イベントの目玉と言える企画が「お化け屋敷」です。これは学校の校舎をミステリーハウスに見立て、懐中電灯ひとつで探検するという内容です。
お化け屋敷実行員で話し合い下記のような内容に決まりました。
お化け屋敷の概要
- 校舎の3階と4階を探検する
- 大掛かりな仕掛けはしない(時間がないのと、仕掛けをしなくても十分怖い)
- 数名がお化け役として暗い校舎や教室を徘徊する
- 怖い音や叫び声をネットで集めておく。それを暗い校舎の数カ所で流す
- 子供たちは3~4名で1グループとなりグループ単位で決められたコースを探検する
- 探検コースは全部で4つ用意し、1度に4グループをさばけるよにする
- 1グループにつき大人の案内係をつける。案内係は、コースの案内をするが各教室内までは入らない。
- こどもたちはコースにある決められた教室に入り、スタンプを見つける
- 全部で4つの教室を回る
- 探検カードには4つのスタンプを押す場所があり、すべて見つけたら景品がもらえる
- 最初は全員が体育館に集合し、入場時にグループ分けと整理番号を受け取る
- 順番がくるまでこどもたちは体育館で待機する
- 体育館は真っ暗にしておく
- ユーチューブで集めた恐怖映像、心霊映像を体育館のスクーリンで上映する
- こどもたちは順番が来るまで真っ暗な体躯館で恐怖心霊映像を見る
- 自分たちの順番が来たら体育館を出て、案内係の大人についてコースに出発する
👻恐怖映像を見て小学生低学年時を中心とした8名が辞退しました。なかには大泣きする子もいました。この時点で「映像を止めるべき」と提案する実行委員がいましたが、わたしの判断で続行しました。そもそも「お化け屋敷/きもだめし大会」と告知しているわけですから。それに怖さのレベルを落としたら、小学校高学年や中学生にとってはつまらなくなってしまいます。反省点としては、来年度はイベント告知のお手紙に「お化け屋敷はとっても怖いですよ~」ともっと強くお知らせしたほうがいいなと思いました。
決められコースをまわったら、正面玄関で解散です。スタンプが全部揃ったグループは景品がもらえます。小学生は保護者の迎えがないと帰れないので、学習室で親が来るまで待機します。学習室係の人は、子供と迎えに来た保護者の照合をして引き渡しをします。全員がコースを回ったところでお化け屋敷終了です。
企画立案にあたっては、校区内にある児童館の館長さんのサポートをいただきました。
お化け屋敷実施手順
3校PTA合同イベントの開催許可と中学校を会場にする承諾はすでに校長先生から得ていますが、まさか学校をお化け屋敷にする話しはしていません。と言うか許可をいただいた段階ではまだ何をするか具体的には決まっていませんでした。
それでまず今回のイベントの目玉企画である学校お化け屋敷の概要を説明し
「学校の校舎をお化け屋敷に使っていいか?」
「中学生や小学生が参加してもいいか?」
という許可を仰ぎました。
すると校長先生は
「それは面白い!」と大変な乗り気で
「学校の施設を全部使っていいです」と快諾してもらいました。
夜の校舎はそれだけでとても不気味です。
そこを懐中電灯で探検するだけでも、ものすごくエキサイティングなイベントになると校長先生も太鼓判を押してくれました。
その後児童館館長とお化け屋敷実行委員の企画会議がおこなわれ内容が決まっていきました。
当日の保護者サポーターは各校に「保護者サポーター募集」のお手紙を配布し集めました。
当日は少し早めに集合してもらい内容の説明とそれぞれの担当係決め、担当ごとの仕事の割り振りをしました。
係の人数や配置に関しては次年度以降、ノウハウを生かせると思います。
初年度のお化け屋敷の参加者は
小学生170名、
中学生150名の
計320名でした。
予想以上の活況に、スタッフはてんてこ舞いでしたが、
こどもたちや保護者からはものすごく面白かった!
と大好評でした。
反省会を開き、改善しながらも来年はもっと怖いお化け屋敷をやろーと盛り上がっています。
ふれあいコンサート
初年度のふれあいコンサート
3校PTA合同イベントの企画のひとつが「ふれあいコンサート」です。事前の打ち合わせではどんな団体にどんな演奏をしてもらうか、ということが話し合われました。
その結果、下のような内容に決まりました。
- 東が丘中学校吹奏楽部の演奏
- 東が丘中学校卒業生によるロックバンド
- ヒッピホップダンス(地域にあるダンス教室の生徒)
- 和太鼓(地域のグループ)
- 管弦楽4重奏(地域のグループ)
- 打楽器演奏(地域のグループ)
各団体との打ち合わせや連絡は青少対がおこないます。
また吹奏楽部以外の団体へは出演料のかわりとしてお弁当を支給しました。
吹奏楽部は人数が多く、その父兄や友達、OBらが来場するので、かなりの集客効果がありました。
コンサートの入場料は無料です。
その後の推移
ふれあいイベントに参加する目的で東が丘中にダンス部ができました!(私が作りました)
これまでの主な参加団体、演目は初年度以外に
- 東が丘中ダンス部
- ひばりヶ丘小ダンスクラブ
- 第一小合唱クラブ
- 地域の幼稚園児のお遊戯
- 大学のジャズサークル
- 高校の軽音楽サークル、ダンス部、演劇部
- 地域の合唱サークル
- 地域の伝統芸能サークル
- 地域のタヒチアンダンスサークル
- 地域ヒーローのパフォーマンス
- 他地域の中学校のダンス部や軽音楽部
- 手品、漫才、けん玉
など多岐にわたっています。
食べ物屋台
提供する食事
屋台は第一小学校おやじの会と一小PTAが担当しました。初年度に用意した食べ物は
- フランクルトソーセージの炭火焼バーベキュー
- 揚げパン(きな粉味)
- キャラメルポップコーン
の3品です。また果汁100%フルーツジュース(4種類)やお茶も用意しました。こどもたちには受付で、「食べ物/ドリンク引き換えチケット」を渡し、それをそれぞれの屋台で使いながら飲食します。
*直近は、ハヤシライス、クレープ、ポッポコーンの三品に定着しています。ハヤシライスの
アルファ化米は↓
🐬ハヤシライスのご飯は、災害時非常食のアルファ化米を市から無償で提供してもらい、実際にご飯を作る様子を防災イベントして参加者に体験してもらっています
事前準備と当日の作業
屋台の場所は校庭で、コンサートが終わりお化け屋敷が始るまでの時間帯です。
事前準備としては
- 保健所への届け
- 消防隊への届け
が必要です。
また生ゴミは市が無料で回収してくれますが、イベントが土曜日なので、次の月曜日までそのゴミを保管しておく場所を確保しなければいけません。
当日の作業としては
- テント張り
- 会場作り
- 食材、調理器具運搬
- 炭火おこし
- 調理
- 食べ物受け渡し
- 後片付け
があります。
🐬食べ物のPOPは、現在は東が丘中美術部の生徒さんが作成しています
終わりに
😀【3校PTA合同ふれあいイベント】地域防災力向上と中学生のボランティア体験機会の記事はこれで終わりです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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