【現役PTA会長が語る】PTA会長の役割と心得・7つのメリット
🏫今回のブログ記事では中学校PTA会長の役割や心得、メリットや私がPTA会長になったいきさつなどを紹介します。
😊こんにちは。東京の公立中学校でPTA会長を4年、学校運営協議会会長を8年しています。
新しくPTA会長に任命され少し不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃると思います。今回は現役PTA会長と学校運営協議会会長を9年継続している私の経験から、会長の心得やメリットを紹介したいと思います。
あなたの学校のPTA活動に少しでもお役に立てたら幸いです。またそれが子供達や地域の笑顔を増やすことにつながればこんなに嬉しいことはありません。
PTA会長7つのメリット
PTA活動はボランティアですから「どんなメリットがあるか」なんて考えるのはよくないかもしれません。
でもPTA会長を引き受けるかどうか迷っている人、引き受けてみてことのほか大変だと感じている人の心の支えになればと思い、あえてPTA会長のメリットを、わたしが感じたまま書いてみます。
メリット1.学校に顔を出せる
メリットの一番始めに書いたからこれが最大のメリットというわけではありません( ̄∇ ̄*)
何にありがたさを感じるかは人それぞれですから。でもこどもの通う学校に気軽に顔を出せるのはいろんな意味で大きなメリットだと思います。特にお父さんなら、もしPTA会長でなければ学校に顔を出す機会なんてほとんどないと思います。
学校公開(授業参観)や体育祭で学校へ行ったとしても子供の中学校生活3年間の間に学校へ行く機会はほんの数回しかありません。
ところが会長になるとPTA行事の他、いろいろな打ち合わせや作業等で何かと学校に顔を出す機会が増えます。特に用事がなくても学校に顔を出して授業の様子や部活などを観察してもかまいません。
つまり子供の通う学校を自分の学校のように感じるようになります。
こどもにとって親がしょっちゅう学校に来ていたら悪いことは出来ません。もともと悪くない子ならもっといい子になろうと自然にそうなるんじゃないでしょうか。ですから気軽に学校に行けるようになることのメリットは考えるより大きいのかもしれません。
メリット2.先生方と親しくなれる
学校に頻繁に通っていれば学校の先生方とも顔を合わせる機会が増えます。
また直接話しをしたことがない先生でも入学式や体育祭でのあいさつやPTA会誌でのコメントを見て会長のことを知っています。ちょっとしたプチ有名人みたいなもんですね。
ですからこちらがあまりよく知らなくてもむこうはこちらを知っているということがよくあるのです。うちの子はちょっと授業中ふざけていると「お父さんの顔に泥を塗るのか」としかられるそうです(笑)。
メリット3. 行事や制度を決めれる
うちの学校では「高校説明会」というPTA行事をおこなっています。
10~12校程度の高校に来ていただきそれぞれの高校の説明をしてもうという内容です。こんな行事でも「いつおこなうか」「どの高校を呼ぶか」「どんな内容にするか」などけっこう会長の都合で決めることが出来ます。
また夏の暑い時期は体育着登校を認める、とか修学旅行の旅行会社決めなどにも会長の意見を言ったり望む結果になるよう働きかけることもできます。
それから入学式、卒業式、運動会/体育祭、文化祭などは
「特等席」
で参加できますよ(ノ゚∇゚)ノ
わたしは次男が小学生なんですが、小学校の運動会では「来賓」として招かれ「来賓席」でお茶を飲みながらゆっくり運動会を観れます。来賓席は一番良い場所にありますから、朝早くから写真/ビデオ撮影のために場所取りをする必要はありません。
次男の小学校では最後の運動会で「ソーラン節」や「選抜リレー」を特等席でゆったり座りながら観ることができました。これは私の中ではPTA会長になった一番大きなメリットだったと思っています(^^)/
メリット4.仲間・友達が増える
PTA活動では他の保護者の方と作業や打ち合わせ、時に飲み会をする機会が増えます。
特に本部役員の方々とは顔を合わせる機会が多くなります。PTA会長をやっていなければきっと話すこともなかった人たちとの交流を通じて友達や知り合いの輪が広がっていきます。
きっと会社勤めのお父さんが会長なら普段ビジネスシーンでは関われない人たちとの交流が生まれそれがまた仕事のはりやヒントにつながることもあるかもしれませんね。
メリット5.地域の交流が増える
公立学校のPTAならその学校がある地域の方々との交流機会が増えます。
例えばうちのこどもたちが通う学校のある市では、中学校の校区ごとに委員会を設けて活動予算まで組んであります。このような行政主体の組織の他、地区の町内会や民政委員会、交通安全委員会、防災委員会、自治会、子供会、児童館、など実な様々な組織や人々が関わっています。
わたしもPTA会長をやるまではそんな人たちや組織のことはほとんど知りませんでしたが、PTA会長になればそれら地域の人たちとの交流や活動機会が増えていきます。
そうすると休みの日に近所を歩いても知り合いがいっぱいるという状態になります。それをメリットと考えるかどうかもちろんあなた次第ですが。
メリット6.こどもと共通の話題が増える
先生のこと、学校行事のこと、学校や地域でおこっている問題や話題について、こどもと共通の話題や関心事が増えます。
メリット7.教育問題について意見、行動ができる
あなたが日頃から思っている教育問題について、提案をしたり解決策を示したりすることができます。
教育問題と言ってもすぐ解決できるものから行政や国レベルの大きなものまで様々ですが、あたながやりたいやり方でその問題と関わることが可能です。
また学校や地域でおこっている問題についても早い段階から知ることができます。
年に数回ですが市長や教育長との対談が組まれることもあります。PTAの組織は学校単体のものから市区町村単位の連合、都道府県の連合、全国、世界ととてつもなく大きく広がっています。
上の組織や連合の理事、役員になれば学校単体より遥かに大きな教育問題にかかわることができます。
PTA会長の役割と仕事
PTA会長って何をするの?
PTA会長には、ほぼ決まった役割、仕事があります。
特別なことをしなくても、決まった役割をこなすだけでけっこう大変かもしれません。1年目はわたしもまったくわからない状態でしたので、決まった役割をこなすのに精一杯でした。
でも2年目からは様子もわかってきましたし余裕もできたので、いろいろやってみたいことに挑戦しました。
まずは、決まっているPTA会長の仕事・役割について説明します。
挨拶
学校行事でのあいさつ
入学式、卒業式、体育祭などでPTA会長としてあいさつします。
ステージに上がって話します。けっこう緊張します(><)
PTA会議でのあいさつ
PTA総会、新旧引き継ぎ会、運営委員会、などであいさつをします。通常、会議の冒頭にあいさつをします。PTA会長の次に校長先生があいさつします。
PTA活動でのあいさつ
美化運動、クリーン活動、あいさつ運動、 高校説明会などPTAが企画、主催した活動であいさつをします。活動の始めか、絞めのあいさつをします。
活動
PTA活動の企画、運営、実行
PTA主催の活動を企画し実行、運営します。高校説明会や大規模なチャリティーバザーなどの場合は、実行委員会を立ち上げ、事前に何度も会議をおこないます。イベント当日もサポートに加わり、あいさつをしたりします。
地域の活動への参加、サポート
別の学校のPTA活動や、PTA連合会主催の活動、地域主催の活動(児童館、自治会、子供会など)などに参加、サポートします。
地域の行事に来賓として出席
校区内にある小学校の運動会、学芸会、入学式、卒業式などに出席します。来賓席に座れます(笑)
会議に参加
PTA会議への参加
PTA役員会、運営委員会、総会、各委員会(わたしは出てません)、に出席し発言したり意見を調整したりします。
自治体、地域の会議への出席
PTA連合会理事会、学校評議会、青少年対策委員会、児童館や自治会、子供会主催の会議に出席し発言したり意見を調整します。
書き物
PTA広報誌への寄稿
PTA広報誌、校内誌、地域活動団体の広報誌などへの寄稿を依頼されます。
メール配信
携帯/スマホ向けのメール配信をします。*メール配信のない学校もあります。副会長が担当しているケースもあります。
手紙の校正
PTA会長名で出す手紙や案内の校正をします。原稿は書記さんが作成してくれます。
PTA会長の心得
PTA会長はよく「もうひとりの校長」と言われます。
それくらい学校や地域を代表する存在であるということです。
そんなことはないと思いますが、万が一、
PTA会長であるあなたが犯罪を犯せば
それはその地域や学校全体の評価を大きく落とすことになります。普段から清く正しく生きるのは当然のことですが、PTA会長になったら特に気を引き締めて下さい。
みんながあなたを知っている
PTA会長になると、入学式や卒業式でお祝いの言葉を述べます。また、体育祭や文化祭、地域の会合などでもあいさつをすることがあります。さらにPTAや地域の広報誌に顔写真付きでコメントが紹介されたりもします。
つまり学校のある地域で、あなたはちょっとした「プチ有名人」になるのです。
実際、わたしも街を歩いていて中学生とすれ違うときあいさつをされたりします。コンビニの前で、知らないお母さんから会釈をされることもあります。
PTA会長になったらあなたの住む街のみんあがあなたを知っていると思って下さい。
ですから、へたなことはもうできませんよ~~(*´Д`)
こんな言動にご注意
交通量の少ない交差点で赤信号で渡る
車がぜんぜん走っていない裏道の交差点。何でこんなところに信号があるんだろう?というような場所はどこの街でもありますよね?
あなたは急いでいるときつい赤信号で道路を渡っていませんか?または信号のある交差点の手前で道路を横断していませんか?
こんなところを小学生やお母さん方に目撃されたら大変ですよ。こどもたちの手本となるような道路横断の姿勢を示しましょう。
携帯を見ながら車の運転
運転中に携帯電話で話すのはもちろん交通違反ですが、おまわりさんがいないからと言って携帯片手に運転していませんか?
PTA会長であるあなたの運転は意外に多くの人が見ています。
黄色信号で交差点に突っ込む、子供たちが横断歩道を渡るのを押しのけて車で割り込む、その他、無理な追い越しや無意味なクラクション、あおり運転など、マナー違反、乱暴な運転は謹んで下さい。
こどもやお年寄りを見たら、たとえ歩行者信号が「赤」でも止まるか最徐行で運転しましょう。
どんなに卒業式や入学式で立派なスピーチをしても、違反すれすれマナーの悪い運転をしていたらあなたと学校の評判は地に落ちてしまいます。
傘をさしながらの自転車走行
これもすぐうわさが広がります。
ゴミ、たばこのポイ捨て
学校で環境問題やゴミ問題について授業をしているのに、会長がゴミのポイ捨てを平然としていたら、お話しになりません。
そもそも学校のある地域のためにPTA会長をしているのにその地域につばを吐き付ける行為です。
道に落ちているゴミを見つけたらふんだんから拾って歩くように心がけましょう。
お店での態度
自宅周辺のコンビニや居酒屋、ドラッグストアー、スーパーなどで買い物や食事をする機会は多いと思います。
こっちは客だからと大柄な態度になっていませんか?特にあきらかに店側に落ち度があるとき大声で怒鳴ったり強烈なクレームをぶつけていませんか?
お店に落ち度があるのですから客のあたなが怒るのは当然なのですが、よ~~く冷静に考えて下さい。
もしかしたら、学校に通う児童、生徒の保護者が、パートやアルバイト、社員で働いているかもしれないのです。中学校の卒業生が働いているケースもあります。
どんな時も大きな器、心に余裕と相手への思いやりの気持を持って人と接しましょう。
こどもたちと地域のために
その他にも注意すべきことは細かいことが山ほどあります。
でも基本は普段から
こどもたちのため、地域のために役立とう
という意識をもって生活するということです。
PTA会長をやっていようがいまいが、あるいは退任した後も、人として生きていくうえでずっとこんな気持を持っていたいですね。
PTA会長とは
PTAのPは「parentペアレント/保護者」、Tは「teacherテーチャー/先生」、Aは「associationアソシエーション/共同体」です。
つまり PTAとは
「児童・生徒のよりよい教育環境の醸成を目ざす保護者と教師(教職員)によって構成される教育団体 」です。
具体的には、保護者と教師の共同学習、学校教育への理解と協力、校外補導、地域の教育環境の改善、教育関係団体との連携と協力、教育世論の形成、教育情報の収集と整理、国際理解と交流などの目的を持ちます。
特に近年では「地域の教育力の回復」が大きな課題となっています。
PTA会長はこういう組織のトップであり、組織をうまく運営し、目的達成を目指すリーダーです(日本のPTAはアメリカのPTAを範として1940年代に組織化されました)。
各学校のPTAの目標は、各学校ごとの 「PTA規約」 にうたってありますので確認して下さい。 とは言っても最近はPTA会長のなり手がなかないないのが現状です。
役割、仕事については、ほぼ決まった役割、仕事があります。
1年目はわたしもまったくわからない状態でしたので、決まった役割をこなすのに精一杯でしたが、2年間からはいろいろやってみたいことに挑戦しましたよ。
PTAの組織について
PTAの組織ってどうなってるの?
PTA会長、副会長、書記、会計、監査を 「PTA本部役員」と呼びます。
学校や地域によって呼び方が異なることもありますし、別の役割がある場合もあります。
会長は1名ですがそれ以外の役員の人数は学校によって異なります。
PTA本部役員で開催される会議を 「役員会」あるいは「理事会」と呼びます。
また本部とは別に、学級委員、地区委員、広報委員、推薦(選考)委員、(学校によっては予算委員、全体活動実行委員、歓送迎会実行委員などがあります)などの各委員があります。
PTA本部役員と各委員の代表、それに教職員の中から各役員、委員に選出された人で 「運営委員会」が組織されます。
PTA 活動の総括・連絡・運営・調整は主にこの運営委員会と役員会で行なわれます。
PTAの会議は年に1回の「PTA総会」、「新旧引き継ぎ会」、年に4~6回ある「運営委員会」とPTA役員による「役員会」です。
運営委員会には、各委員の代表者と本部役員、それに教職員の担当役員/委員が参加します。
本部役員はこの他に「役員会」に参加してPTAの運営や具体的な問題を話し合います。また委員は各委員会に参加しそれぞれの運営をおこないます。
PTA会長はこれらの役員/委員、会議のトップして責任と権限をおいます。
わたしたちの学校では、たびたび学校に行く負担を減らそうということで、 運営委員会のある日に少し早めに学校に行き「役員会」を行なっています。
つまり「運営委員会」と「役員会」を同じ日(たいては土曜日の午前中)におこなっています。ただ別途話し合う問題があるときはそれとは別に臨時役員会を開いて集まります。あるいはLINEのグループチャットで問題を提起し、話し合います。
役員の中で書記は、印刷物があるときはその都度学校のPTA室へ行き手紙などの印刷をおこないます。ある意味一番大変な仕事だと思います。
PTAを取り巻く外部組織
PTAが関わる外部組織として主なものは
「青少年対策地区委員会」
「中学校PTA連合会」
「学校評議会」
「学校運営協議会」
です。
青少年対策地区委員会
学校がある地区の委員会で、市区町村などの自治体から学校とは別に予算が出ています。
自治体によって名称や呼び方は異なります。またこのような組織がない自治体もあります。
学校を含む地域全体の取りまとめ役のような存在で、自治会や町内会、こども会、交通安全委員会、民生委員、保護司、青少年育成指導員、それに地域内にある小中学校の校長、副校長、PTA役員が委員の構成メンバーです。少し乱暴な言い方ですが、PTA会長経験者の集まりのようなところがあります。
理事会や総会にはPTA会長や、本部役員が出席しなければなりません。うちの学校では、PTA副会長が理事会に、会長が総会に出席するようにしています。
また私はPTA会長を担任した後この回の会長もしています。
PTA連合会
市区町村などの自治体内にある各中学校PTAの集まりです。
連合会を「中P(ちゅーぴ)、学校のPTAを「単P(たんぴー」と区別して呼びます。
わたしたちの市では単Pの会長は自動的に中P連の理事になります。
中Pの理事会は年に4~6回、総会が1回あります。その他中Pの役員になると毎月「中P役員会」に出席しなければなりません。
また中Pの会長になるとその上の都道府県のPTA連合会の、さらにそこで役員になると関東とか九州といったブロックの役員に、さらに全国、世界と大きな組織に繋がっています。
わたしたちの学校では2名いるPTA副会長をそれぞれ「青少年対策委員」担当、「PTA連合会」担当になってもらい、それぞれの活動や会議に参加してもらっています。
学校評議会
その中学校の校長/副校長、PTA会長、中学校がある地区内の小学校の校長/副校長、PTA会長で構成される組織です。
評議員は市区町村の教育委員会から任命されます。無給ですが(涙)。
PTA会長は年に4回程度ある「学校評議会」の会議に出席しなければなりません。地域運営学校では、学校運営評議会がこれに代わるため学校評議会はありません。
学校運営協議会
私たちの学校は4年前に「地域運営学校 / コミュニティースクール」になったので学校評議会は解散し、学校運営協議会になりました。
ボランティアで活動することに変わりはありませんが、私たちの自治体では1人年間1万円ほどの活動費が支給されています。
学校運営協議会の会長には校長、副校長含め、全教職員の人事権があります。非常に重たいボランティアです。
私がPTA会長になったいきさつ
PTA会長、副会長、書記、会計、監査をなど「PTA本部役員」を決めるのはPTA委員である「推薦(選考)委員会」です。
推薦委員会は11月くらいから活動を始め、次年度の役員候補を選出します。もちろん立候補があれば優先的に考慮されますが、近年は立候補者がいないのが現状です。学校によっては新年度になっても会長が決まっていないケースが増えています。
推薦委員は会議で決まった役員候補者に連絡し、次年度の役員を引き受けてもらうよう勧誘します。 わたしのところにも11月末のある夜、 突然推薦委員を名乗る人から電話があり PTA会長に勧誘されました。
あとでわかったことですが、わたしは少年サッカーチームのコーチをやっており、チームの子供の親が推薦委員にいて、わたしに白羽の矢が立ったようです。
適任とかふさわしいというより時間的に活動が可能そう、 要するにあの人ならヒマそうだから 会長が勤まるでしょう、ということで声がかかったんだと推測しています(笑)
電話を受けたときは突然で考えてもなかったことなので「少し考えさせて欲しい」ということで電話を切りました。わたしはそれまで小学校のPTA活動にもほとんど参加したことがありません。委員や係も妻にまかせっぱなしでPTAがいったいどんな組織でどんな活動をしているかなんて全く知りませんでした。
推薦委員によると「経験や知識がなくてもまったくかまわない」とのことでした。それに現会長が次年度は副会長としてとどまりいろいろサポートしてくれるので、実際は会長は「いるだけでいい」ということでした。
大学時代の友人で学校の先生をやっている友達がいるので相談してみると「せっかく声がかかったんだからやったらいいじゃないか」というアドバイスでした。いくらなり手がいないと言っても誰でもいいわけじゃないと。
それで年が明けた1月中盤にまた電話があり引き受けることにしました。その時の電話の向こうでの相手の喜びようは、まるで 阪神タイガースが優勝 したときの熱狂的なファンのようで、すさまじかったです(笑)
こうしてわたしは右も左もわからないままPTA会長になったのでした。
実際の活動は新年度になった4月から始まります。といってもこの時はまだ正式な会長ではありません。正式に会長になるのは5月中運頃に開催されるPTA総会で承認されてからです。
最初はまず4月下旬にある新旧引き継ぎ会に出席します。わたしの場合は引き継ぎ会の前におこなわれる役員会に出席したのが一番始めでした。引き継ぎ会は土曜日の朝10時から、役員会はその1時間前の午前9時からおこなわれます。
引き継ぎ会では新会長は名前を紹介されるだけで何か話したりすることはありません。
本当に会長として仕事が始まるのはPTA総会で承認されてからです。承認されるとすぐ挨拶と自己紹介をします。このときでもまだわたしは他の役員や委員さんの名前さえ知らない状態でした。
こうしてわたしの新米PTA会長ドタバタ奮闘記が始まったのでした。
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