チャリティーコンサートでのPTA会長の挨拶と実施手順
💕こんにちは、イルカパパです。
東京の公立中学校でPTA会長を4年、学校運営協議会会長を8年しています。
今日のブログでは、PTA主催チャリティーコンサートでの会長の挨拶例文と実施手順などを紹介します。
この記事が全国のPTA会長の皆さんのお役に立てば幸いです。またそれが子供達や地域の笑顔を増やすことにつながればこんなに嬉しいことはありません。
チャリティーコンサートを行うことになった経緯
チャリティーコンサートはもともとPTA全体活動として予定されていたものではありません。
2年生の学年委員長さんからある日突然、提案があったものです。その方は地域のNPO法人と有名なヴァイオリニストがコラボして、チャリティコンサートをしているという新聞記事を読んでぜひ自分たちの学校にも来てもらいたいと思い、単独でそのNPOにコンタクトを取っていました。
そしてコンサート開催の承諾を取り付け、日時も決まった状態で、連絡してきました。
つまり事後報告。
でも、わたしは対面や形式的なことには全くこだわらない性格なので、それは素晴らしい話しだとすぐに賛成しました。
そのヴァイオリニストは、東京芸大を卒業し、9月後半にはスイスにあるローザンヌ音楽院に留学することが決まっています。
単独のコンサートでも何千円かの入場料が取れるほどの演奏家が、チャリティーとは言えこんな普通の公立中学の体育館で無料で演奏していくれるというのです。
「すごく良い話しじゃないか!」
と思いました。
でもそのことを他の本部役員に話すと
みなさん、暗~~い顔になって乗り気ではありません。
ひとつは「予定外の仕事」が増えることに対する不満。
もうひとつは「事後報告」への不満です。
2年生の学年委員長さんが勝手に話しをすすめたことで、本部役員としては面白くないのです。
まあその気持はわかりますが
わたしたちは、こどもや保護者、学校、地域の人たちのためにボランティアでPTAの仕事をしているのであって自分が褒められたいとか、見返りが欲しくてやっているのではありません。
それにチャリティーコンサート自体は素晴らしい試みですし、
めったに聞けない本物の演奏を
身近でしかもタダで聞けるチャンスです、と説得しました。
結局、2年生の学年委員さんで準備から参加者への告知、当日の会場係、後始末まですべてやる、
本部は積極的には関わらない(というか組織としては一切手伝わない)
ということで開催にこぎ着けました。
一応PTA主催にしますが、中身はあくまで2学年の学年活動という位置づけです(´艸`〃)。
ふ~~いろいろ大変ですね。
まあ、とにもかくにもこうして
若きイケメン天才ヴァイオリニストとNPOとうちのPTAのコラボによる震災復興支援チャリティーコンサート
が動き出したのです(●´・ω・)ノ
チャリティーコンサートの準備と仕事内容
準備
チャリティーコンサートの準備は
- コンサートのお知らせ配布(学校と地域)
- 体育館の使用許可取得
- 演奏家、NPOとの連絡、打ち合わせ
です。
当日の仕事
当日は
- 来場者受付
- 会場準備
- 奏者控え室係
- チャリティー募金の集金
- 会場片付け
の仕事があります。
これらの準備も含めてすべて2年生の学年委員さんたちでやってくれました。
PTA会長の仕事
会長のわたしは演奏者に対するお礼とコンサートが始る前にオープニングスピーチをしました。
コンサートの司会はNPOの方がおこないました。
またコンサート終了後、ヴァイオリニストの伴奏でみんなで歌を歌おう!ということになりその指揮役をわたしがやりました。
これはものすごく盛り上がりましたよ~ヾ(*・ω・)ノ
チャリティーの結果
告知期間が短かったにもかかわらず、大勢の保護者、生徒、そして地域の方々にご出席いただきとても充実したコンサートになりました。
こんな普通の公立中学校で「世界レベル」のヴァイオリン演奏を聞けたことで大変満足していただけたと思います。
ちなみにイケメン天才ヴァイオリニスト君はわたしたちの中学校での演奏が日本で最後の演奏になり、コンサートの2日後にスイスに向けて出発しました。
彼の心にも
「日本で最後に充実したチャリティーコンサートをやった」といういう思いが残ったと思います。
またNPOの方とも連絡を取り合い、これからも機会があればこんな企画をやっていきたいと思います。
そうそう肝心のチャリティーですが
急なお知らせだったにもかかわらず
8万円を越える募金
が集まりました。
ささやかですが
被災地の方の少しでもお役になればということで
市役所を通じて寄付金を送金しました。
チャリティーコンサートでのPTA会長挨拶例文
みなさんこんにちは
東が丘中学のPTA会長、高橋です。
本日はお忙しい中、こんなに大勢の方にお集りいただきありがとうございます。
今日は若き天才ヴァイオリニスト、笹原さんと、この地域で活動をされているNPO音楽集団の方々による震災復興支援チャリティコンサートを開始します。
笹原さんは5才からヴァイリンを習い始め、東京芸大を卒業されています。そして今日のこのコンサート終了後あさってにはスイスに向けて出発する予定です。スイスにあるローザンヌ音楽院という世界最高峰の音楽学校に留学することが決まっているからです。
みなさん今日はぜひ、世界レベルの本物の演奏をじっくりご堪能下さい。
東日本大震災からちょうど半年が過ぎました。
被災地の復興は思いように進まず、今なお不便な生活を強いられている方たちが大勢いらっしゃいます。
今日はチャリティーコンサートですので、
ぜひお帰りのさいはみなさんの暖かい心を少しだけ分けていって下さい。
体育館の出口のところに募金箱を用意しています。
今日皆さんからおよせいただいた寄付は
市役所を通じて被災地へ届けます。
それでは大変長らくお待たせしました。
どうぞ演奏のほうをお楽しみ下さい。
終わりに
😀「チャリティーコンサートでのPTA会長の挨拶と実施手順」の記事はこれで終わりです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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