フランクフルト空港へはJALで行ってはいけません!〜ターミナル間の移動方法と時間
💕ども、ダンケシェーン、シェーンカムバック、フランクフルト空港利用歴10回以上、出張やプライヴェートな旅行でヨーロッパへ行くときはほとんどフランクフルト空港を利用しています。
今日は「フランクフルト空港へはJALで行くべきではない」という話をします。JALマイラーさん、ごめんなさい。
フランクフルト国際空港
スターアライアンスの母空港
フランクフルト国際空港は1936年に開設されたドイツ最大の空港で、ドイツのフラッグキャリア「ルフトハンザ航空」の母空港でもあるよん。
ほんでもってルフトハンザはスターアライアンスメンバーなので、他のスターアライアンス加盟航空会社にとってもフランクフルト空港は母空港という扱いになる。はははは。
なぜJALで行ってはいけないのか?
それはJALがスターアライアンスメンバーではないから。
スターアライアンスの母空港ということは、それ以外の航空連合、JALの属するワンワールドや、大韓航空やデルタ航空の属するスカイチームにとってはアウェー。
ドイツを始めとする欧州主要国はサッカーが盛んな土地柄なので、ホームチームには優しく、アウェーチームには厳しい、というスタンスが根付いている、うひゃー。
具体的にどういうことかと言うと、スターアライアンス以外の航空会社は、フランクフルト空港ではターミナル2の使用が余儀なくされているということ。
ターミナル1とターミナル2じゃ、同じお金払っているのに
「ヒドイじゃないか!」
っていうくらい扱いが雑、完全にアウェー。
一方ルフトハンザを始めANA、ユナイテッド航空、アシアナ航空などスターアライアンスメンバー会社は便利なターミナル1を堂々と利用している。
ではターミナル1とターミナル2の扱いにどれほど差があるか見ていこう。
ターミナル間の移動手段
1994年10月に開業したターミナル2は新しい。1972年3月、ミュンヘンオリンピックの開催に向けて開業した、デザイン的には天井が低く暗くて手狭な印象のターミナル1よりすっきりしている。
それはいい。でも問題はデザインじゃありません。
フランクフルト空港の魅力のひとつは、鉄道駅との接続の良さ。空港鉄道駅から電車に乗るとわずか10分強でフランクフルト中心部に行くことができる。また空港駅には国際特急も発着しているので、ウィーンやチューリヒ、ブリュッセルなど欧州各国の都市へも簡単に行くことができる。
この記事を参考にしてね↓
ところがこの便利な空港駅はターミナル1にしかない。
ターミナル2の旅客は、わざわざ2から空港駅があるターミナル1まで移動しなくてはならないのだ。
ターミナル間の移動手段と所要時間は下記の2通り。
1.スカイトレイン
ターミナル2駅とターミナル1のA/Z駅、B駅、C駅(A、B、C、Zはコンコース)の4駅間をシャトル運行している。乗車は無料。所要時間はターミナル1の各コンコース駅間はおよそ1分、ターミナル2から空港駅に一番近いターミナル1コンコースB駅までは、およそ4分。
スカイトレインはターミナルビルの4階を走っているので、B駅で下車してターミナル1のメインビルディングに移動し、さらに空港鉄道駅がある地下1階まで降りるのに5〜8分程度かかる。*迷ったら軽く10分は超える
2.エアポートバス
ターミナル2とターミナル1の到着ロビー間を巡回している。
乗車は無料。所要時間はターミナル2の到着ロビーからターミナル1到着ロビーまで途中で駐車場に停車するためおよそ8〜10分。ターミナル1到着ロビーからエスカレーターで地下に降りたら、Sバーンなどが発着する空港駅がある。
ターミナル2の良くない点
空港駅まで移動に時間がかかること以外に、2が1より見劣りする点を解説しよう。
WiFi接続が悪い
ターミナル1でもターミナル2でも無料のフリーWiFiが使用できる。ただしそれぞれのターミナルで別々にログイン手続きをしなければならない。
ターミナル1のWiFiは一度ログインをすれば、あとは自動的にオンになる。私は1年以上のブランクでフランクフルト空港に到着したが、ターミナル1に入った瞬間自動的にオンラインになって、飛行中たまっていたLINEやメールがどかどかと音をたてて入ってきた。何事かと周囲の人が振り返ったくらい。
接続速度や安定性でも、私が利用したときはターミナル2のWiFiはかなり悪かった。
お店が少ない
これはもう圧倒的な差。サッカーの日本代表と小学生チームくらいの差、あるいはカプセルに入ったミクラスとダンに解放されたミクラスほどの差、ってそのたとえわかんないからー。
ターミナル1ではデューティーフリーショップやブランド店、ブティック、レストラン、土産物ショップ、カフェ、フードコートなど、それだけでいくらでも時間が過ごせそうなくらいたくさんのお店やイベントスペースがある。
一方、2のほうは、物販店はほんの数件、レストランは1件もなくカフェ/サンドイッチスタンドみたいな飲食店が数件あるのみ、しかもとつもなく高い!オーマイガー!!
もし出発時にターミナル2で食事をする予定なら、セキュリティゲートの手前にあるマクドナルドやフードコートを利用したほうが安上がり。
コンコースEはさらに遠い
ターミナル2にはDとEの2つのコンコースがあるが、Eのほうは、保安検査場からこれまたとんでもなく遠い。途中で足がつって歩けなくなっている人や、道半ばであきらめて路上に座り込み放心状態で天井を見つめる人がいる、、、っているかー!
でも本当に半島の先端まで歩くような孤独な場所なのに、コーヒースタンド1件とトイレがあるのみ。買い物や食事をしながら搭乗時間まで過ごすようなことはできません。お〜ノォ〜〜!
ミネラルウォーターも高い
コンコースEへ行く長い長いコリドーには途中からお店がまったくなくなる。唯一あった自動販売機で売られていたミネラルウォーターは350mlで5ユーロ!
LCCの機内で買ったほうが安いぞ、ウィズエアーは2ユーロだった。
JALを使ったほうがいいケースもある
私は何がなんでもJALを使っちゃーいけませんと言っているわけじゃない。逆にJALを使ったほうがいいケースもある。それはフランクフルト空港でLCC(格安航空会社)のフライトに乗り継いで他の都市や国へ移動するケース。
なぜなら
フランクフルト空港から発着するLCCの多くはターミナル2を使用してるから。
JALなら日本から国際線でフランクフルト空港ターミナル2に到着するので、ターミナル間の移動なしに乗り継ぎができるというわけ。
その意味ではANAやルフトハンザなど、本来ホームで優遇されているはずのスターアライアンスメンバーでも、フランクフルト空港でLCCに乗り継ぐケースでは、やめた方がいいということになる。フランクフルト空港にJALで行ってはいけない理由の裏返しで、ターミナル1から、LCCが発着するターミナル2へ移動するのは大変だ。
LCCはスターアライアンス以外のキャリアと同じアウェー扱い。それがここでは返って裏目に出たということだ。
LCCはこの記事を参考にしてね↓
まあそうは言っても、鉄道に乗る時は4階から地下まで降りなくてはならないので、移動距離も長くなるが、乗り継ぎのケースでは、スカイトレインを利用した場合の平面移動距離も上下の移動距離もそれほど長くはない。
また私が2018年にフランクフルト空港から乗り継いだLCCのイージージェットはターミナル1の発着だった。ただしZコンコースまでの長い長い連絡トンネルを歩く。
🐬ワンワールドのエアラインが母空港として利用している空港へはANAよりJALで行くべし。ダラス・フォートワースやロンドン・ヒースロー、香港・チェックラップコックなど。でもダラス空港以外はわりとアウェー感はない。
ターミナル1の様子
では1972年に開業した(この年は「ミュンヘンへの道」盛り上がってたね〜〜、知らない人はごめんちゃい)ターミナル1のあんなとこやそんなとこを写真で紹介しよう、うっふっふ。
ターミナル1の出発ロビー。内装はリノべーションしてるので古くは感じない。Sバーンの空港駅から地階へ上がるとすぐの場所にある。
こちらはレストランエリア。スタバがあるのは1だけ。
休憩スペースはおしゃれな空間。WiFi無料、充電用のプラグもある。
フードコートのお店のひとつ。食べ物のチョイスが迷うくらい豊富。
ブティック街。複数の通りがある。
高級ブランドショップ街。
買い物するお店や飲食店が多い、ことはわかったでしょう?
ターミナル2の様子
では1994年開業のターミナル2を見てみよう
出発ロビーの様子。LCCの搭乗カウンターに並ぶ人の列がある。2階にマクドナルドとバーガーキングのサインが見える。保安検査場を通過したら中では食事のチョイスが少ないので、安く済ませたい人はここで食事をしよう。
発着を知らせる電光掲示板とチケット販売ブース。
保安検査場の中にあるカフェ。おしゃれだけど食べ物のチョイスは少ない。
保安検査場から長い通路を延々と歩いてきた先端にあるコンコースEの搭乗ゲート。ちょっとした陸の孤島。お店は1件だけです。
お腹が減ったので搭乗待合時間に食事をしようと思っていたんだけど、食べ物はこれしかチョイスがない。料金は10ユーロ、約1200円!ひぇ〜〜。これならLCCの機内食のほうが断然安かったな〜〜。
フランクフルト空港からのアクセスはこの記事を参考にしてね↓
このブログ記事があなたのヨーロッパ旅行の参考になったらとっても嬉しです。
それではまたお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!
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