【ヨーロッパ旅行の達人が伝授】LCC(格安航空会社)チケットを出来るだけ安く購入する裏技

2019年8月14日

フランクフルト空港の滑走路に駐機しているLCCヴィズエアー

💕グラッチェ、メルシー、スパシーバ、イルカパパです。

今日は私が実際利用しているおすめの航空券予約サイトと、

格安航空券をさらに安く購入する裏技

をお伝えしちゃいます。うははは、お得ですよ〜〜、へい毎度!それでは早速ヒアウィーゴー!

今さらだけどLCC(格安航空会社)って何?

LCC(格安航空会社)はLow-Cost Carrier(ローコストキャリア)の略で、大手航空会社に比べ運賃が大幅に安い航空会社の総称です。航空行政の規制緩和の流れに乗り経営コスト(費用)を低く抑えることで低料金を実現しています。

まあ難しい話は置いといて「料金が安い航空会社」だと思ってもらえれば大丈夫。そしてヨーロッパはたくさんのLCCがフライトを飛ばしているLCC(格安航空会社)天国なんです。

LCCにはANAやJALなど大手航空会社と比べると次のような特徴があります。

  1. 料金が格安
  2. スーツケースを預けたり座席指定で追加料金がかかる
  3. 機内の飲食は有料
  4. 利用する空港やターミナルが劣後する

1.料金が格安

これはLCCの最大の魅力であり特徴。例えばストックホルムーワルシャワで料金はたったの800円!なんていうフライトもあります。まるでバス並みの金額だー。うははは。

料金は季節や曜日、時間帯によって変動しているので、安いチケットをゲットしようと思ったらそれなりに知識武装する必要はあります。これに関しては後で詳しく説明しますね。

2.追加料金がかかる

基本運賃を安くしている分、追加サービスは有料になります。例えばスーツケースを預ける場合、ほとんどの航空会社で別料金がかかります。料金は航空会社やフライトによって異なりますが、15kgまで2500円、20kgまで2700円、というような感じ。機内持ち込手荷物にも大き(3辺の合計)、重さの条件がありまっせ。

また座席を指定すると追加料金がかかるケースがあります。非常口そばや最前列で足元が広い座席、前方の座席、2人で並んで座りたい場合など、座席ごとに指定料金は異なります。割り振られた座席でかまわないという場合は指定料金はかかりません。*全席自由席で座席を指定すると料金がかかるフライトもあります。

3.機内の飲食は有料

水さえもただではもらえません。ひー、み、みずをくれぇ〜。各座席に軽食からソフトドリンク、ワイン、ビールなどのメニューと料金表が置いてあるので、キャビンアテンダントさんに欲しいものを告げれば配膳してくれます。支払いは現金、クレジットカードどちらでも大丈夫。

でも、スーツケースを預けて機内でビールの1杯でも飲んだとしても、航空券が安いのでトータルの金額も安く上げることができます。もし預ける荷物がなくて機内で何も飲み食いしなければさらに安くなるということです。

4.利用する空港やターミナル

LCC(格安航空会社)の中には辺鄙な場所にある空港を使用するケースもあります。例えば欧州LCC最大手のライアンエアーでは、ロンドンでもヒースローではない空港、フランクフルトと言ってもアムマインではない空港を使用するケースが多々あります。これによって街の中心や駅まで時間とお金がかかったりします。*「フランクフルト・ハーン空港」はフランクフルト中心部から100kmくらい離れてるぜ、あちゃー。

また例えば運良くフランクフルト・アムマイン国際空港使用のフライトだったとしても、ほとんどのLCCは「第2ターミナル」から発着します。第2ターミナルはSバーンや国際特急列車の駅から、バスで移動しなければならない不便なターミナルです。(空港内シャトルバスは無料です)。

参考記事↓

それからターミナル内には第1ターミナルと比べてショップや飲食店の数が圧倒的に少ない、というか比べちゃったら「ない」に等しい、いやありますが、ほんの数件だけ、という感じです。

さらに飛行機はいわゆる「沖どめ」です。ターミナルから駐機場所までとても長い距離をバスで移動するケースもあります。(このバスも無料です)

ヨーロッパのLCCまとめ

ここまでLCCの特徴を紹介しましたが、なんだかデメリット・悪い点が目立って「出る杭は打たれる」じゃないですが心象的には利用するのに抵抗がある人もいらっしゃるかもしれません。

LCCのデメリットは「料金が格安」であることと相殺できると納得できる人、他のことに目をつぶってもとにかく料金が安ければそれが一番と考える人には、LCCはおすすめの移動手段です。

ヨーロッパのLCCの発着が多いフランクフルト空港第2ターミナル
フランクフルト国際空港第2ターミナルからは多くのLCCが発着する

LCCに対する悪い評判

インターネットの書き込みや体験談を読んでいると、LCCに関して

  • フライトの遅延が常態化している
  • 機内の座席が狭い、汚れている
  • 搭乗手続きカウンターが激混み
  • サービスがひどい

などの否定的な評判が目につきます。

しかし私が実際に搭乗した体験ではこのようなことはありませんでした。それなにり覚悟をしていたのでかえって拍子抜けというか「うはは、なんだいーじゃん」と逆に評価が高くなった面もあります。

私が搭乗したケースではフライトの遅延は1件のみ。それはフランクフルト〜ブダペスト間を「ウィズエアー」という格安航空会社に乗ったときですが、到着時刻が予定と比べて20分ほど遅れたケースです。でもこれは贔屓目に見るとフランクフルト空港の事情で離陸準備が出来ているのになかなか離陸させてもらえなかった、というような印象で、ウィズエアーに明らかな落ち度があったようには思えませんでした。

座席に関しては、LCC業界2位の大手イージージェットやウィズエアーは革張りの快適なシートでした。シート間隔も幅も、大手航空会社と比べて少し狭いかなという印象程度。また機内はとても掃除が行き届いて綺麗でした。

カウンターでの手続きも長蛇の列に並んだことはありません。いずれもすぐ手続きできたか、待っても前に1人いたくらいです。

サービスに関しては主観的なイメージに左右されやすい部分がありますが、私は搭乗手続きをするときも機内でのキャビンアテンダントさんの対応も笑顔に溢れとても親切だったと思います。特別良かったというわけではありませんが、大手の航空会社と比べて極端に悪いところはありませんでした。

さらに「ブリュッセルエアー」という格安航空会社はスターアライアンスのメンバーということで、搭乗したブダペスト空港と乗り継ぎをしたブリュッセル空港で、ビジネスクラスのラウンジを利用することができました。*スターアライアンスのゴールドメンバーに限ります

ビジネスラウンジではビールでもワインもシャンパンでも飲み放題!食事もデザートも食べ放題。ふかふかのソファーに体を預けて無料のWiFiも使用出来ます。ぐははは。昼食と、乗り継ぎ時には夕食をどちらも無料でしかも豪華!を堪能し、これだけでもお金に換算したら格安航空券の元を取った、その上移動まで出来ちゃって、「いったい誰がLCCのサービスは最悪だなんて言ったんだろ」と思いました。

フランクフルト国際空港のLCC専用ターミナル
LCCに対する評判は悪いものが目立つ

ヨーロッパのLCC(格安航空会社)

では私が実際に予約、搭乗したLCCについて、もう少し具体的に説明しましょう。

ライアンエアー・RYANAIR ヨーロッパ最大のLCC

ライアンエアーは売り上げ高、乗客数のどちらにおいてもヨーロッパNo.1の格安航空会社です。その理由は圧倒的な料金の安さ。LCCのさらに上をいく「ULCC/ウルトラローコストキャリア」と呼ばれるほどです。

その一方、徹底的にコスト削減に努めています。下記参照。

機内持ち込み手荷物:重さ10kg以内でサイズ55cm x 40cm x 20cm以内のもの1点が無料で持ち込めます。これを超えると1kgにつき20ユーロの追加手数料がかかります。

預入手荷物:有料です。フライトにより異なりますが例えば15kgまで、20kgまで、25kgまで、など段階的に料金が設定されており事前に支払う必要があります。チェックイン時にこれを越えてしまった場合は、1kgあたり20ユーロの手数料がかかります。

座席:自由席です。事前に座席を確定したい人は有料で指定座席を購入する必要があります。(10ユーロ程度)。

チェックイン:オンラインチェックインとボーディングパスの事前印刷をしていない乗客は、空港でのチェックイン時に手数料がかかります。(60ユーロ程度)

VISA CHECK:EU市民以外(EUのIDを持っていない)の乗客は、搭乗ゲートに向かう前に専用カウンターで「VISA CHECK」という確認作業を受ける必要があります。

空港・ターミナル:主要空港、主要ターミナルを使用しないケースがあります。

ライアンエアーの公式サイト:https://www.ryanair.com/gb/en/

イージージェット・easyJet・LCC初心者にも優しい

ベルリン・テーゲル空港に到着したイージージェット
ベルリン・テーゲル空港に到着したイージージェット

イージージェットはヨーロッパ第2位の格安航空会社です。ライアンエアーと比べると、定時発着率が高い、機内持ち込み手荷物の重量制限がない、全席指定席、などの特徴があります。私はフランクフルトーベルリン間のフライトを利用しましたが、チェクイン時のスタッフの対応、機内キャビンアテンダントさんの対応、ともに大変素晴らしかったです。また座席は革張りの快適なシートでした。

機内持ち込み手荷物:1点が無料。3辺がそれぞれ50 x 40 x 20cm以内で個数は1つまで、という制限がある一方重量の制限はありません。

預入手荷物:有料です。フライトにより異なりますが例えば15kgまで、20kgまで、25kgまで、など段階的に料金が設定されています。予約後、出発の2時間前まで預入手荷物枠の購入、変更ができます。

座席:全て指定席で予約時に自動的に割り振られます。特定の座席を指定したい人(最前列、非常口近く、2人並んで、など)は有料で特定の座席に変更できます。座席の変更は出発の2時間前まで、ネットで可能です。変更料金はかかりません。

空港・ターミナル:主要空港、主要ターミナルを使用する方針を強調しています。私がイージージェットを利用した時は、フランクフルト・アムマイン国際空港第1ターミナル、ベルリンもメインのテーゲル空港でした。日本から国際線でフランクフルトで乗り継ぎ、他の都市へ移動するのにとても便利です。

イージージェットの公式サイト:https://www.easyjet.com/en/

ブリュッセルエアライン・Brussels Airlines・元国営フラッグキャリア

ベルギー最大の格安航空会社ブリュッセルエアライン
ベルギー最大の格安航空会社ブリュッセルエアライン

ブリュッセルエアラインはベルギーの元国営フラッグキャリア「サベナ・ベルギー航空」を母体としている上質なLCCです。2016年にはドイツ・ルフトハンザ航空が全株式を取得し傘下に収めました。

ブリュッセルエアラインの最大の特徴は、全日空やルフトハンザ航空と同じスターアライアンスメンバーの航空会社であるということです。スターアライアンスの上級会員であれば、ビジネスクラスラウンジ利用や、優先搭乗、預入手荷物の優先受け取りなどのVIP待遇を享受することができます。

機内持ち込み手荷物:2点まで無料。1つは3辺がそれぞれ55 x 40 x 23cm以内、もう1つは3辺がそれぞれ40 x 30 x 10cm以内。重量は2つの合計で12kgまで。

預入手荷物:基本的には3辺の合計が158cmで重さ32kgまで無料です。ただしフライトにより異なるケースがありますので、利用する際はご自身で確認して下さい。

座席:全て指定席で予約時に自動的に割り振られます。

空港・ターミナル:ブリュッセルエアラインはベルギーのブリュッセル国際空港をハブとしています。私はブダペストからマルセイユへ行く時に乗り継ぎで利用しましたが、モダンなデザインで素敵な空港でした。ビジネスラウンジも非常に広く、料理や飲み物も豊富で快適に過ごすことができました。

ブリュッセル国際空港のラウンジ
ブリュッセル国際空港のラウンジ・LCC旅客でもラウンジを利用できる
ラウンジの食事コーナー
ブリュッセル国際空港のラウンジ・食事や飲み物も豊富にある

ブリュッセルエアラインの公式サイト:https://www.brusselsairlines.com/en-be/

ウィズエアー・Wizz Air・東ヨーロッパに強み

ブダペスト空港に待機するウィズエアーの機体
東欧に強いLCCウィズエアー

ウィズエアーは2003年に設立されたハンガリーに本社を格安航空会社です。ハンガリーの他、ポーランドやルーマニア、ブルガリアの首都空港をハブとしており、ウクライナを含む東欧圏に強いLCCです。

私はフランクフルトーブダペスト間のフライトを利用しましたが、サービスも悪くなく普通に利用できました。

機内持ち込み手荷物:1点が無料。3辺がそれぞれ40 x 30 x 18cm以で重さは10kgまで(2019年9月現在)。ただし実際に搭乗してみると、これ以上の大きな荷物を持ち込んでいる乗客もかなりいました。

預入手荷物:有料です。フライトやチケットの種類によって異なりますが例えば15kgまで、23kgまで、など段階的に料金が設定されています。私が利用したときは23kgまでで30ユーロでした。

*公式HPやアプリから予約すると、3タイプの航空券の中から選択する仕組みになっています。タイプごとに機内持ち込み手荷物、預入手荷物の条件が異なります。公式HPからの予約は英語ですが、航空券予約サイトでは日本語で手配できます。

座席:全て指定席で予約時に自動的に割り振られます。手数料を払えば好みの座席に変更できます。人気の高い座席ほど料金は高く設定されています。

チェックイン:事前のオンラインチェックインと搭乗券の印刷が義務付けられており、空港でチェックインすると追加手数料がかかります。しかし私の時は事前のオンラインチェックインをしていませんでしたが、手数料は加算されませんでした。印刷した搭乗券も見せる必要はなくパスポートのみの提示で手続きが終了しました。

格安航空券予約サイトで手配したので、予約サイトの運営会社が必要な手続きを代行したのかもしれません。*格安航空券予約サイトについては下記で別途説明します。

空港・ターミナル:フランクフルトはメインのアムマイン国際空港でしたが、使用ターミナルは第2ターミナル、そして使用機材は沖どめでした。ブダペスト空港ではターミナル2b、沖どめで降機後は徒歩でターミナルビルへ移動しました。

ウィズエアーの公式サイト:https://wizzair.com/en-gb#/

シャイヨー宮殿からライトアップされたエッフェル塔を眺める大勢の観光客
LCCを利用すれば格安であこがれのパリに行けちゃう

参考までに航空券予約サイトで検索した「パリーローマ」のフライトを記載しておきます。搭乗時期は2019年12月上旬です。

  • ライアンエアー 09:25-11:25  所要時間2時間 1784円
  • ブエリング 06:40-08:40  所要時間2時間 3336円
  • イージージェット 07:15-09:15  所要時間2時間 5529円
  • アリタリア 06:20-08:25  所要時間2時間5分 5978円
  • エールフランス 07:55-10:00  所要時間2時間5分 8507円

*税金・燃料サーチャージ込み、受託手荷物有料、いずれも直行便

航空券を安く買うテクニック

カレル橋を歩く大勢の観光客
カレル橋はプラハ観光のハイライト

ヨーロッパのLCCに限らず、日本からヨーロッパやアメリカなどへの航空券を購入するときにも使える「安い航空券を買うテクニック」を紹介します。

  1. 航空料金の季節や曜日による変動を利用する
  2. 相場を知る
  3. 検索するタイミング
  4. 渡航先のイベント
  5. LCCのメルマガ会員
  6. 大手だって安い時は安い

1.航空料金の季節や曜日による変動を利用する

今さら言うまでもありませんが、航空料金はいつも同じではありません。同じ路線、同じ時間帯、同じ機材、同じサービスでも、料金は季節や曜日によって大きく変動します。

例えば日本からハワイへのフライトはGWや夏休みには往復50万円くらいすることもあります。一方、全く同じ路線、機材、時間帯なのに、時期によっては5万円くらいになることもあります。

10倍も料金が違うのだから50万円の時期に乗れば、シャンパンや高級ワインが飲み放題、CAさんも至れり尽くせりの大サービスをしてくれる、うははは、なんてことは、、、、全くありません!期待しないでください。

むしろフライトは満席で大忙し、閑散期のような気配りは望むべくもないと考えたほうが良いでしょう。

航空会社は使用する機材をふんだんに所有しているわけではありません。また空港にも発着枠の制限があります。ですからGWにはハワイへ行く旅客が多そうだからといってほいほい増便できるわけではないのです。

このように限られた客席以上に旅行したい人が増える時期=旅行のハイシーズンには、航空料金が高くなる(実際には航空会社が値上げする)のです。

逆に、旅行したい人が少ない時期=閑散期には、航空会社は空気を運ぶよりはましと割り切り、料金を安くします。

つまり少しでも安い航空券を買いたいのであれば、航空料金が変動する理由を知り、高くなる時期を避け、安くなる時期を狙う、というのが大原則になります。

旅行したい人が多くなり航空運賃が高くなる時期は、GW 、夏休み、秋休み、年末年始、春休みです。グァムやアジアの近場なら、3連休くらいの日程でも旅行ができるので、航空料金はもっと小まめに変動します。

逆に旅行したい人が少なく航空運賃が安くなる時期は、お正月休みが明けた1月上中旬、新学期や新年度が始まったばかりの4月上旬、年末に向け忙しくなる12月上旬、です。

さらに同じ時期でも、金土日曜の出発は高くなります。逆に火水木曜の出発は安くなります。また日本帰着が土日月曜は高く、火水木曜は安くなります。

2.相場を知る

「さあ安い航空券を買うぞ!」とはりきってネットで検索しても、そもそも航空料金のおおよその相場を知らなければ、検索した航空券が高いのか安いのか判断できません。

ネットで検索して「あ、去年パリに行った時より安い」と思っても、去年行ったのが夏休みで、今料金を見ている時期が12月上旬の出発なら、比較する時期が間違っています。12月上旬の日本からパリへの航空料金のおおよその相場を知らないと安いか高いか判断できないということです。

またヨーロッパは鉄道網が発達しています。いくら相場より安い航空券を見つけても、鉄道料金の相場も知っておかないと、予約したあとで後悔することもあります。

ヨーロッパ域内でLCCの料金を検索するときは、鉄道料金との比較も忘れずに行いましょう。

この記事を参照してね↓

航空券を安く購入するためには料金を検索するタイミングが重要

3.検索するタイミング

あまり知られていませんが、航空料金をネットで検索するタイミングも料金に反映されます。検索する人が多い週の後半は、同じフライトでも高く表示される傾向があります。逆に検索する人が少ない週の前半は安く表示されます。

また日本発の航空券は、行き先によっても異なりますが、出発の21週間前が最も安い料金を買える傾向があります。

少しでも安く航空券を買いたいなら出発の21週間前の月〜水曜日あたりの週アタマに検索しましょう!もりたけんさく、オレは男だー。

4.渡航先のイベント

2月の上旬は日本発の航空券は安い時期ですが、中国の春節(チャイニーズニューイヤー、年によって変わる)と重なると、中国や華僑の多い東南アジア方面への航空券は高騰します。

同じように新学期や新年度が始まったばかりの日本では、この時期に海外旅行へ行く人は少ないので航空料金は安くなりますが、ヨーロッパやアメリカでイースター(復活祭、年によって日にちは変わる)に重なると、現地での移動費用がものすごく高くなります。

このように日本の季節要因だけでなく渡航先のイベントにも注意をしておくことが安い航空券を買うためには必要です。

5.LCCのメルマガ会員

LCCはメルマガ会員限定で超破格激安チケットの販売を行うことがあります。私の知る限りではこれが一番安く航空券を購入できる方法です。ただし必ずあるわけではないし、いつ販売されるかはわかりません。それでもどこか行きたい国があるなら、その国へ行けるLCCのメルマガに登録しておくといいと思います。

6.大手だって安いときは安い

ミュンヘンのビヤホールの店内
ミュンヘンで人気のビヤホール

ここまで主にLCCの航空券についてお話ししてきましたが、いつもどんなときでもLCCが一番安いというわけではありません。下記は、ミュンヘンーミラノのフライトを検索したときの結果です。搭乗時期は2019年11月下旬。

ミュンヘンーミラノ

  • ルフトハンザ 08:10-09:15又は10:40-11:45  所要時間1時間5分 6200円
  • イージージェット 18:10-19:20  所要時間1時間10分 6480円
  • エア・ドロミティ 06:55-08:00  所要時間1時間5分 8790円
  • エールフランス 07:15-13:10  所要時間5時間55分 8940円
  • ブエリング 20:30-09:20  所要時間12時間50分 9190円

*税金・燃料サーチャージ込み、受託手荷物有料

これを見ると、ルフトハンザ航空のフライトが、時間帯も便利で所要時間も短いにもかかわらず一番安いですね。通常はこれとは逆で、利用しにくい時間帯で所要時間も長いけどLCCは安い、となるのですが、そのような固定観念にとらわれているとこんなチャンスを見逃すかもしれません。

スカイスキャナー活用テクニック

フランクフルト空港のLCCターミナルで搭乗手続きに並ぶ人
LCCの搭乗手続きに並ぶ人の列

航空券の料金を調べるとき便利なサイトがスカイスキャナーです。世界中の旅行者が愛用する格安航空券等の比較サイトです。スカイスキャナーの使い方を知っていれば、本当に安く賢い旅行ができます。一般的な使い方はご存知の方も多いでしょうから、ここでは中上級者向けの活用テクニックを紹介します。

プライスアラート

日程、路線を検索し、「プライスアラートを受信」をクリックすると、料金が変動したときメールで知らせてくれる機能です。ただしこの機能を利用するためにはスカイスキャナーに登録してアカウントを作る必要があります。

スマホにアプリをダウンロードして利用することも出来ます。

ベスト・タイム・トゥ・ブック

上述したように航空料金は変動しています。スカイスキャナーの「ベスト・タイム・トゥ・ブック」を利用すれば出発地・目的地別に一番安く航空券を予約できるタイミングや、航空券が安くなる月が一目でわかります。気になる国やいつか行ってみたい場所を選んで調べてみると楽しいですよ。

チャート表示

夏休み前の1学期の終業式の日。家族で旅行に行けるのは早くてもその翌日と決めていませんか?終業式の日は半日で学校が終わるので、空港までの距離によってはその日の夕方か夜の便で出発することも可能です。しかも公立学校の終業式翌日からは航空料金が大幅に跳ね上がります。

出発時間に柔軟に対応できるのであれば、スカイスキャナーの「チャート表示」がおすすめです。この機能を使うと、その月の一番安いチケットを検索できます。

地域を変更する

スカイスキャナーで検索するとき、言語、通貨、国の設定を変更できます。例えば、通貨を「円」、言語「日本語」で国をスペインとかフランスに変更して検索してみてください。驚くべきことに、同じ路線、同じ日にち、時間のフライトでも一瞬で料金が変わります。フライトによっては数千円から1万円近く安くなることもあります。

この仕組みを利用してどんどん安い航空券を探しましょう。

言語や通貨も変更して組み合わせるともっとたくさんの選択肢があります。複雑になりますが、、

いろいろな検索方法

目的地なしの日にちのみ検索とか 日にちなしの目的地のみ検索、日にちと料金を決めてその条件で行ける行き先検索など、スカイスキャナーには様々な検索方法があります。

楽しく活用して安く賢く旅行の手配をしましょう!

スカイスキャナーのデメリット

個人手配海外旅行の強い味方スカイスキャナーですが、弱点もあります。それは検索した結果、いざ予約を実行する段階で、日本語ではないサイトへジャンプすることがあるということです。

特にヨーロッパのLCC公式サイトへジャンプするケースでは、100%日本語には対応していません。英語を選択することは可能ですし、それほど難しい単語は出てこないので、何ごともチャレンジと前向きにとらえてトライしてみるのもいいでしょう。

そうは初めての利用で心配、という方には検索結果から何が何でも安い料金、ではなく、旅行会社のサイトを選ぶといいと思います。LCC公式サイトと旅行会社の提示料金が納得できる範囲でしか違わないときは迷わず、旅行会社のサイトから予約すると良いでしょう。

旅行会社のサイトから予約するメリットは、最初から最後まで日本語で対応できることです。

おすすめの航空券予約サイト・Trip.comの使い方

アルルのカフェ
南仏アルルの街角のカフェ

私は昨年と今年のヨーロッパ個人手配旅行で、ヨーロッパ域内の移動にLCCを利用しましたが、実際に航空券を予約・手配したのはすべてTrip.comのサイトです。

理由は、どの検索結果でも一番安い料金を提示していたからです。*これまで説明してきたように、航空料金は検索するタイミングによって変動するので、どんなときでもTrip.comが一番安いということはありません。

Trip.comは中国に本社を置くネット旅行代理店です。中国旅行において、ホテルや航空券の予約で圧倒的な安さ便利さを提供し、多くの旅行者から熱い支持を受けています。

一方で、ネットで評判を検索すると、「二度と使いたくない」「酷い」というコメントもたくさん見られます。

私が実際に利用した感想は、ヨーロッパ域内移動に関してはとにかく一番安い航空料金を提示する会社というイメージを持っています。

また予約・手配の画面はすべて日本語なので、LCC特有の、機内持ち込み荷物、受託荷物、などの条件について内容を理解できますし、ボーディングチケットや領収書も日本語で印刷可能です。またカスタマーセンター問い合わせ窓口は24時間年中無休で、電話、メールいずれも日本語で対応してくれます。

Trip.comの特典

航空券などの予約サイトTrip.comは利用状況に応じて、シルバー、ゴールド、プラチナの3段階の会員ステータスがあります。

上級会員になるほど、ホテルの割引率や、Tripコインの付与率が高くなります。会員になるための入会金や年会費はありません。ただし36ヶ月予約の利用がないと会員資格は消滅します。

ブダペスト空港の出発ロビーのチェックインカウンター
空港のチェックインカウンターと電光掲示板

Trip.comの注意点

印刷したeチケットの控えや、旅程表には航空券番号や出発、到着時刻、利用空港などの必要情報が記載されています。

だけど

利用する航空会社名はどこにも書いてない!

航空券番号があればカウンターで登場手続きはできますし、そもそも事前にオンラインチェックインをおこなっていれば問題ありません。

問題になるなるのは、空港で登場手続きをするときどの航空会社を利用するか覚えていない場合です。そんな馬鹿な!と思われるかもしれませんが、私はこんなミスを実際にやらかしてしまいました。

もう少し具体的に説明すると、私がTrip.comのサイトで航空券を予約したのは日本を出発する2ヶ月半前でした。

予約する時注意を払ったのは、搭乗区間と料金、利用する空港、それから飛行時間、出発・到着時刻です。どの航空会社かというのは比較する項目として優先順位が低かったので、正直あまり意識していませんでした。

そして予約手続きが終わったら「あーー思ったより安い航空券が買えたぞー、こりゃラッキー」と喜び、eチケットをプリントアウトしました。

印刷したeチケットの控えの内容を確認するのも、搭乗区間と利用する空港、飛行時間、出発・到着時刻が間違っていないか、です。

こうしてそもそもあまりよく注意を払わなかった、利用する航空会社名は、出発までの2ヶ月半の間に完全に記憶から消えてしまいました。

実際に日本を旅立ち、現地で格安航空会社のフライトに乗ろうと空港に着いたとき、「どのカウンターで搭乗手続きをするんだっけ?」と確認しようとして、初めて航空会社名を覚えていないことに気づいてあたふたしたのです。

これの対処法は、予約するときに航空会社にも十分注意を払うということですが、万が一私のように「さっぱり思い出せない」ケースでも落ちつて対処すれば問題ありません。

出発の2時間前まで待っていればたいていは出発時刻と行き先、便名が電光掲示板に表示されます。eチケットにも出発時刻と行き先が記載してあるので、両方が揃えば自分の乗る航空会社が判明します。

もうひとつの方法は、自分が搭乗する空港、出発時刻、行き先、でTrip.comのサイトで料金を検索することです。そのフライトにまだ空席があれば検索結果に表示されるので、航空会社と便名をそこで確認できます。

そして航空会社がわかればカウンターの場所もわかるのでそこで搭乗手続きを行うことができます。

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ではよいご旅行を!ボンヴォヤージュ

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