【中国東方航空ビジネスクラス東京ー上海ーパリ搭乗体験記2025年】乗り心地・感想・料金・予約方法

2025年7〜8月、フランス&イタリア旅行に行ってきました。今回の旅行で利用したのは中国東方航空、東京ーパリのビジネスクラスです。

今日のブログでは日本〜パリで利用した中国東方航空ビジネスクラス(羽田ーパリ、パリー成田)の搭乗体験を紹介します。このブログがあなたの海外旅行の参考になればとっても嬉しいです。

それでは夢と冒険の旅へヒアーウィーゴー!

中国東方航空を選んだ理由とビジネスクラスの料金

2025年のヨーロッパ旅行で中国東方航空を選んだ理由は

  • フルフラットになる座席で
  • 料金が一番安かった

からです。

サービスや食事の評判などは選ぶ基準に入れていません。

また直行便は乗り継ぎ便より運賃が高いので最初から選択理由に入れてません。

もし同じ料金で複数選択肢があるなら下記のポイントを加味して選びます。

  • アライアンス(私はスターアライアンス)
  • 経由地(今回は上海)
  • 乗り継ぎ時間(2時間5分)
  • ラウンジ(上海空港のビジネスクラスラウンジ)

実際は「フルフラットになる座席」のビジネスクラスは東方航空がダントツで安かったのでそれ以外のポイントは無視しました。

ちなみにこれまでのヨーロッパ旅行で利用したビジネスクラスは下記です。

  • 2018年:ANA
  • 2019年:アシアナ航空
  • 2022年:スリランカ航空
  • 2023年:アブダビ航空
  • 2024年:中国南方航空 トルコ航空
  • 2025年:中国東方航空

2018年のANAはマイレージを使った特典航空券ですがそれ以外は全てその時一番ビジネスクラスが安かった航空会社を利用しています。これを見ておかわりの通り安い航空会社は年によって入れ替わっています。

ビジネスクラスの料金

料金は東京ーパリの往復で367018円でした。利用したのは1年の中で最も高い夏のピークシーズン料金。閑散期ならもっと安く購入できると思いますし、航空会社の顔ぶれも違ってくると思います。

ちなみにこれまでのヨーロッパ線ビジネスクラス運賃は下記です

  • 2025年中国東方航空:367018円
  • 2024年中国南方航空:342543万円
  • 2023年エティハド航空:38万円 
  • 2022年スリランカ航空:10万円台 
  • 2018年アシアナ航空:22万円

中国東方航空パリ線のフライトスケジュール

往路

  • 東京・羽田 20:00発
  • 上海浦東空港 22:10着(飛行時間3時間10分)
  • 上海浦東空港 00:15発(2時間05分乗り継ぎ時間)
  • パリ・シャルル・ド・ゴール 06:30着(飛行時間12時間15分)

復路

  • パリ・シャルル・ド・ゴール 13:25発
  • 上海浦東空港 07:00着(飛行時間11時間35分)
  • 上海浦東空港 09:05発(2時間05分乗り継ぎ時間)
  • 東京・成田 12:50着(飛行時間2時間45分)

飛行時間

飛行時間は往路、復路、以下の通りです。

往路

  • 東京ー上海の飛行時間:3時間10分
  • 上海ーパリの飛行時間:12時間15分

復路

  • パリー上海の飛行時間:11時間35分
  • 上海ー東京の飛行時間:2時間45分

フライトスケジュールのポイント

中国東方航空の東京ーヨーロッパ線では上海で乗り継ぎをするということ、それから上海空港での乗り継ぎ時間は往路も復路もおよそ2時間、と言うことがポイントです。

復路は羽田に戻ってくるフライトでも同料金でしたが、到着が深夜なので成田着のフライトを選びました。

昨年利用した中国南方航空との違い

2024年に利用した南方航空との違いは、上海で乗り継ぐか広州で乗り継ぐかです。東京から乗り継ぎ地までの飛行時間は上海の方が広州より1時間〜2時間程度短いです。

また南方航空は広州空港での乗り継ぎ時間が11時間以上ありましたが東方航空の上海では2時間ほどです。ただし短いのはありがたいですが羽田ー上海のフライトが遅れたせいでダッシュで乗り継ぎしなければなりませんでした。

それから広州空港ではyoutubeやgoogle、X、インスタ、フェイスブックなどほとんどのSNSが使用できませんでしたが上海空港は問題なく使えました。

航空アライアンスは東方航空はスカイチーム、南方航空はワンワールドです。

【中国東方航空ビジネスクラスのシート】仕様と乗り心地

ビジネスクラスの仕様・上海ー成田

中国東方航空の上海ー成田はほぼ個室のシートでした。

ドアを閉めると静かでくつろげます。

ただ残念なことにこの機材は成田ー上海のみでした。

上海ーパリの長距離フライトがこの個室タイプだったらよかったのになと思います。

シートはボタンひとつでフルフラットになります。

シートを倒すと180度平な「フルフラットベッド」になります。

私の身長は176cmですが足をまっすぐ伸ばせます。ただし足元は上半身部分より少し狭いです。

上海ーパリのビジネスクラスシート

上海ーパリは往路も復路も上の写真の機材でした。

ヘインボーンタイプのシート配列です。

ベッドはもちろん180度のフルフラットになります。

でもやっぱりドアがあって個室タイプの方が断然いいですね。

斜めに向いているのも少し違和感がありました。

羽田ー上海のビジネスクラスシート

羽田ー上海のビジネスクラスシートはこんな感じです。

上海ーパリと同じヘリンボーンタイプですがやや古い機材でした。シートも革張りではなく布張りでした。まあフライト時間が短いので構わないのですが。

中国南方航空ビジネスクラスはこの記事を参照してください↓

乗り心地

ここで長時間乗る上海ーパリのビジネスクラスシートについて解説します。

昨年夏に利用した中国南方航空のビジネスクラスとシートの大きさはほぼ同じですが、東方航空の方が機材が新しく皮の匂いがして高級感がありました。

でもぐっすり寝れたのは去年の南方航空の方です。

それは窓側の席が東方航空は全て通路に面しているのに対し、南方航空は1列ごとに奥まった席があるからです。奥まった席は通路を歩く人がいてもそれほど気にならず個室感があるのでぐっすり寝ることができました。

シートが程よく固かったのも良かったのだと思います。

ビジネスクラスのサービス

枕とブランケット。

スリッパ。

シート稼働ボタンとモニターのリモコン。

トイレは広かった。CAさんがしょっちゅうトイレ掃除をしていたのでいつ行っても綺麗でした。

ミネラルウォーターとヘッドフォンとアメニティ。

私が「フルフラットベッド」があればCAさんのサービスが悪かろうが食事が不味かろうがなんとも思いません。ヨーロッパまでの長いフライトをゆっくり足を伸ばして寝て過ごせることがビジネスクラスに求める唯一の理由だからです。

しかし中国東方航空のCAさんたちはサービスが丁寧でとてもよかったです。しょっちゅうトイレ掃除して綺麗に保っているし頼んだことは忘れずにちゃんとやてくれました。

一方は期待していないとは言え食事はエコノミークラス以下でした。

アメニティ

ラックに入っていたアメニティの袋。

袋から取り出すとポーチが入ってます。中国っぽいデザインです。

中には歯ブラシ、歯磨き粉、耳栓、くし、アイマスクなどが入ってました。

ポーチを広げるとこんな感じです。

機内エンターテイメント

21インチのテレビモニターで、好きな時に映画、テレビ、音楽、ゲームなどを楽しめますが、ほとんど中国の映画で日本語字幕も吹き替えもありませんでした。

ハリウッド映画もありましたがやはり日本語字幕版や吹き替え版はありませんでした。

フライトマップ。

機内食

過去に東京ーヨーロッパ線で乗ったビジネスクラス(ANA、アシアナ航空、スリランカ航空、エティハド航空、中国南方航空、ターキッシュエアラインズ)の中でダントツでお粗末だったと思います。

以下、各機内食を写真付きで説明します。*上海ーパリのディナーは搭乗後すぐ寝たので食べていません

上海ーパリは深夜に上海を離陸し朝6時にパリに着きます。そのため乗ったらすぐ寝るためメインのディナーの機内食は食べていません。

パリ到着前に出された朝食はハムサンド(パニーニ)を選びました。

こちらはパリー上海で食べた昼食です。

前菜に生ハム、ラタトゥーユ、モッツァレラチーズの生サラダ盛り合わせとコンソメスープがでました。ドリンクはアルコール各種、ソフトドリンク、お茶が選び放題です。

メインはエビのチリソースと白いご飯。

デザートはチョコレートタルトとフルーツ盛り合わせでした。

こちらは上海到着前に出された朝食です。

肉まんと点心3品、中華粥、漬物、フルーツでした。

こちらは上海ー成田便で成田到着前に出された昼食です。上海の乗り継ぎ時、ビジネスクラスラウンジがまだ空いてなかったため食事ができず、フライト中お腹が空いていたのですが、これではちょっと物足りなかったです。

点心はいずれも甘いお菓子のようなものでした。それにフルーツとシュークリームです。

ビジネスクラスラウンジ

上海浦東国際空港は中国東方航空の本拠地なので、とても立派なビジネスクラスラウンジがあります。

ただ乗り継ぎ時間が短かったのでゆっくりできませんでした。しかも復路はオープンしていませんでした。

昨年利用した中国南方航空の広州空港のビジネスクラスラウンジと比べると

  • 広くない
  • 豪華ではない
  • 食事の品数が少ない

などの難点があります。

その一方、広州空港ではSNSがTiktok以外使えなかったのですが、上海浦東国際空港ではインスタグラムもXもyoutubeも使えました。

フルーツ各種とサラダ。

目の前で職人さんが麺を茹で上げるコーナー。

麺コーナーで選べる麺とトッピング。

サンドイッチとミニケーキ。

麺を茹でる職人さん。

メインディッシュ各種。

羽田ではJALのサクララウンジを利用できました。

滑走路を見渡せる開放的なダイニングエリア。

なんと言ってもJAL特製カレーがおいしい!しばらく日本食が食べれなくなるので心おきなく白飯&ジャパニーズカレーを堪能しました。

これはありがたかったです。

最後にこちらはパリ・シャルル・ド・ゴール空港のスカイチームのラウンジです。

フランスの本場クロワッサンは日本い帰ったら食べれなくなるので、最後にしっかり美味しさを舌に染み込めせます。

滑走路が見えるのは良かったのですが狭くてかなり混雑していました。

サラダとラタトゥーユ。

中国東方航空航空ビジネスクラスのサービスをまとめ

  1. ラウンジ利用(上海・羽田・パリ)
  2. 優先搭乗
  3. 手荷物のプライオリティータグ
  4. 優先チェックイン
  5. マイレージの加算(スカイチーム)
  6. 預け入れ荷物の重量加算
  7. ビジネスクラス専用アメニティ
  8. ビジネスクラス専用機内食
  9. ビジネスクラス専用エンターテインメント

中国東方航空ビジネスクラス・東京ーパリ線の概要

中国東方航空を選んだ理由

2025年夏の東京ーパリ、ビジネスクラスで一番安い航空会社を検索したら、中国東方航空でした。

安い

それだけが理由です。食事の豪華さもスタッフの手厚いホスピタリティも全く気にしません。何度も言いますが欧州線のビジネスクラスに求めるものはただ一つ、フルフラットになるベッドがあることだけです。

中国東方航空について

中国東方航空(China Southern Airlines)は、上海に本社を置く中国の3大航空会社グループのうちの1つです。設立は1957年1月と古く、1997年には中国の航空会社として初めてニューヨーク、香港、上海の株式市場に上場しました。

現在、世界の主要航空会社の中でも最も機体年齢の若い航空会社の1つとされ、製造5年半未満の航空機600機超を運航しています。

航空アライアンスはスカイチームに加盟。航空ネットワークを通じ177か国、1,052の目的地へ就航しています。

日本ーパリ線の過去の最安値キャリア

ちなみに2023年夏のヨーロッパ旅行では、当時最安値だったエティハド航空を、2022年夏のヨーロッパ旅行では、最安値だったスリランカ航空を利用しました。

🛫エティハド航空・スリランカ航空パリ線ビジネスクラスの搭乗体験はこの記事を参照して下さい↓

予約方法と料金

スカイスキャナーで、東京ーパリのビジネスクラスの一番安い便を探したら中国東方航空がヒットしました。

時期は2025年7−8月の最盛期。1年で最も料金が高くなる時期の一つです。

2025年の1月に検索したときは40万〜50万していましたが3月に検索したら36万円台まで下がっていたので予約しました。その後も度々値段をチェックしていましたが、出発1ヶ月前には私が購入した値段より3万円くらい安くなっていました、あちゃーー!

過去に利用したスリランカ航空の10万円台、2019年夏のヨーロッパ旅行で利用したアシアナ航空ビジネスクラスの22万円、よりは高いですが、エティハド航空の38万円より安かったです。

ネットで安く航空券を買うコツ

  • 週末、週初に検索しない
  • 夜に検索しない
  • 出発日の一月半くらい前が一番安い
  • 出発日、帰国日は週央にする

ANA特典航空券は1年前で満席

夏のヨーロッパ旅行は、ANAのマイレージを使ってビジネスクラスで行きたかったのですが、マイレージを使った特典航空券は、コロナ以降、特にビジネスクラスは1年前に探しても全く空きがない状況が続いています(1年以上前から予約することはできません)

【中国東方航空ビジネスクラス東京ー上海ーパリ搭乗体験記2025年】乗り心地・感想・料金・予約方法のまとめ

🤗「【【中国東方航空ビジネスクラス東京ー上海ーパリ搭乗体験記2025年】乗り心地・感想・料金・予約方法」はこれでおしまいです。

今回の記事をまとめると

  • 中国東方航空東京ー上海ーパリ便のビジネスクラスは全てフルフラットシート
  • 2025年夏の東京ーパリ線ビジネスクラス最安値
  • 乗り継ぎは上海浦東空港
  • 上海空港のビジネスクラスラウンジが使える
  • 羽田ではJALのビジネスクラスラウンジが使える

ということです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。このブログ記事があなたの海外旅行の参考になったらとっても嬉しいです。

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それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!

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