【ケアンズ子連れ旅行記(4歳、7歳)】レンタカー・ラグーンプール・エスプラネード・セントラルショッピングセンター

2019年3月10日

😊グダ〜イ、子供6人連れでオーストラリア旅行中のイルカパパです。

ダーウィンでキャンピングカーを返却し1泊した翌朝、午前6時発(眠みぃ〜!)のフライトでケアンズ空港に到着。到着後、レンタカーを借りてケアンズの町へ繰り出しました。

今日はケアンズ空港でのレンタカーの借り方(ついでに返し方)と、キーをインロックしちゃったトラブルの顛末(あひゃぁ〜)、それから子連れケアンズ観光で外せない大人気スポット、エスプラネードのラグーンプールとマディーズプレイグランドの楽しみ方を紹介します、ほいさっさ、アチョ〜。

ケアンズ空港でのレンタカーの借り方、返し方、料金

ケアンズ空港でレンタカーを借りる
到着ロビーにあるレンタカー会社のカウンター / 車は三菱のマグナムだった / リュウのジュニアシートは日本から持参

手続きの流れ

ケアンズ国際空港に着いて、入国審査/税関手続きが済んだら到着ロビー内にあるレンタカー会社のカウンターへ向おう。レンタカー予約時に発行された「予約確認書」のコピーをカウンターで提出すれば手続きはスムーズに進む。

手続きが終わると車のキーが渡され、どこの駐車場のどのあたりに自分の車がとめてあるか告げられる。

広いケアンズ空港の駐車場を小さな子供を連れてウロウロするのは危ないので、ママと子供達には荷物と一緒に到着ロビーを出た車寄せに残ってもらい、パパだけで車を取りに行こう。

道路を渡った反対側にある駐車場の指定された番号の駐車スペースにあるのが、あなたが借りた車だ。

車を見つけてもすぐには走り出さず、操作方法や各メーターのチェックをし、もし不備、不明な点があれば、カウンターに戻って係員に伝える。問題なければ車をスタートさせ、空港内を一周して皆が待ってる到着ロビー前の車寄せへ戻ろう。

参考記事👍

空港から市内へ

インロックしちゃった
海沿って伸びるエスプラネード / エスプラネードからシールズ通り方面を見る / ナイトマーケッツ。上はコンドミニアム

ママと子供達が車に乗り、荷物を積んだらいよいよ出発だ。

到着ロビーから車を走らせ、駐車場を大きく右に4分の3くらい回ったところにランダバウトがある。

ここのランダバウトは、

  1. 国内線ターミナル行き
  2. 国際線ターミナル行き
  3. ケアンズ市内(空港から出る)

に別れている。落ち着いて表示に従い進んで行こう。もし迷ってもランダバウト内では決して車を止めないように。間違った方角へ進んだとしても、空港内なら同じ場所に戻ってくるので、心配いらない。

ランダバウトについて次の記事を参考にしてくだされ👍

ケアンズ市内方面へ進むと、ワニがいそうな湿原を横切り1号線ケネディハイウェイと交差する一つ手前のレイクストリートを左折。そのまま直進すればケアンズ市街地中心部に到着する。ちなみにケネディハイウェイを右に曲がればマリーバ、パームコーブ、ポートダグラス方面だ。

ケアンズ空港から市街地中心部への距離はおよそ7km、車での所要時間は10分強だ。

ケアンズ空港からケアンズ市内エスプラネードまでのドライブルートマップ

レンタカーの料金比較

わたしたちがケアンズで利用するレンタカー会社は、昨年のケアンズ子連れ旅行に続き今回もスリフティー。

レンタカー予約サイトでは、同じ条件で各社のレートを一度に比較出来るのでとても便利。ちなみに一番安かったスリフティーとH社では倍以上も料金が違った。

今回、スリフティーではフルサイズの1日当たりの料金がA41.95ドル。これに諸経費や税金等が加算され、2泊3日のトータルでA115.56ドルだった。

チャイルドシート/ジュニアシート

オーストラリアではほとんどの州で5才未満の子供にはチャイルドシート/ジュニアシート着用が義務づけられている。チャイルドシートをオプションで借りる場合、1日5~10ドル前後の料金がかかり、日数が多いとけっこうな出費になる。

我が家は

日本からチャイルドシート/ジュニアシート持って行く

ことでこの出費を節約している。

成田空港には様々なサービスを提供する民間駐車場業者があるが、子連れ旅行者にとっても最もありがたいサービスは、空港ターミナルでの車の受け渡し。これによってチャイルドシート自宅から現地へ運ぶことが楽になる。仮にターミナル渡しで料金が高くなっても、チャイルドシートを借りない事で十分おつりがくるはず。

時間延長交渉

レンタカーは24時間で1日と計算するので、2日利用しても借りた時間より前に返却すれば1日分の料金で済む。今回ケアンズで借りるのは午前9時過ぎ、返却は3日後の午後1時。本来なら4日分の料金がかかるところだが、

4時間だからええやん

と笑顔で交渉して3日分にしてもらった。、わお〜!

路上パーキングの料金と利用方法

ケアンズ市内の有料駐車場にパーキングする
スペンス通りの有料路上駐車場 / パーキングメーターここにコインを入れる

ケアンズ市内では、シールズ通り、スペンス通り、エスプラネード等いたるとこに有料の路上パーキングがある。料金は1時間70セント(2020年1月現在1ドル40セント、平日の夜間と日曜は無料)。メーターの上部にコインを投入口がある。紙幣は使えない。おつりも出ないので注意しよう。

この他、ケアンズセントラルショッピングセンター屋上に無料(3時間まで)パーキング、桟橋前には有料のパーキングがある。

レンタカーの返却方法

ついでに帰国時のケアンズ空港でのレンタカーの返却方法も紹介しておこう。

ケアンズでのレンタカーの返却はいたってシンプル。空港に到着したらまず出発ロビーへ行き、ママと子供達と荷物をおろして、パパだけ車を返却しに行く。ターミナル手前にある「Rentcar Return」の表示に従って駐車場へ入り、自分が借りたレンタカー会社の駐車場に車を止める。

車を止めたらキーを抜いて忘れ物がないかもう一度チェック。あとはカウンターへ行きキーを返すだけ。係の人がいない時は「Key Drop」のサインのある穴にキーを落とす。

どうしても不安な時は、カウンターにある電話で係員を呼び出し、一緒に車をチェックしてもらってもよい。

路上パーキングに車を止めてJCBデスクへ行く

ケアンズ空港でレンタカーを借りた後、とりあえず市内に向かい、DFSギャラリアケアンズ前、スペンス通りの有料路上パーキングに車を止める。

🤓ケアンズ市内では、シールズ通り、スペンス通り、エスプラネード等いたるとこに有料の路上パーキングがある

スペンス通りの路上パーキングに車を止めたら、エスプラネードをシールズ通りまで歩き「JCBデスク」で明日の「ナイトズー」のチケットを購入しよう。

ここにいるアンドリューさんは日本語を上手に喋るきさくなお兄さん。高校時代広島県の福山に留学しとったんじゃけん、との事。しかしなんでまた福山?

まあそれはさておき、ここでオプショナルツアーなどのチケットを購入してJCBカードで支払うと、5~10%ディスカウントになるぞー。

アンドリューさんによると、もうすぐここは「JCBプラザ」に格上げされるんじゃけん。そしたらぶち便利になるの〜。

ケアンズのJCBプラザ
JCBカードで決済すればディスカウントになる / エスプラネードには自転車専用道もある / テーブルとベンチ

というわけで次はエスプラネードのラグーンプールとマディーズプレイグランドの紹介じゃー、うほうほ。

ケアンズエスプラネードのラグーンプール

ケアンズのラグーンプール
魚のオブジェが印象的なラグーンプール。水深もひと目でわかる

エスプラネードはケアンズ市街地の一番海側を走る長さ800mの海岸通りです。エスプラネードの片側にはホテルやレストラン、カフェが立ち並び、もう片側には海に面した遊歩道や公園、ラグーンプールが整備されています。

ケアンズのビーチ

グレートバリアリーフの印象が強いせいか、ケアンズは南国のビーチリゾートだと思ってる人が多いが、ケアンズにはビーチはありません、ありません、りません、ません、せん、せんだみつお。

干潟の河口に発達したケアンズの町から眺める海は、もし干潮時なら茶色の泥沼のようで、お世辞にも美しいとは言えない。まあ仮にビーチがあったとしても猛毒クラゲのせいで泳げませんが。

そのかわりと言っちゃーなんですが、トリニティ湾に面したエスプラネード通りの一角に、無料で利用できる広くて楽しいラグーンプールがあるのは、子連れにはとっても嬉し話。というわけでレッツゴー!

エスプラネード

エスプラネード通りを歩く子ども達
エスプラネード通りの遊歩道は歩行者専用なので子連れも安心

美しいビーチや観光名所の少ないケアンズ市内にあって、シールズ通りが海に突き当たるエスプラネードの一帯はちょっと雰囲気のいいエリアだ。それもそのはず、このエリアは、市と州と国が、長い年月と某大な予算を注ぎ込んみ、観光の目玉として作り上げた、言わば、オーストラリアの顔、とも言うべき場所。

そしてその中心的存在が人工ラグーンプールというわけだ。

ケアンズのエスプラネード通り

エスプラネードを走る子供達

我が家では、子供には外出する時はいつも水着を着せている。ホント子供というものはいつ濡れるかわかりませんから。ダーウィンを出発する段階で、そりゃーちょっと気が早過ぎないっていう時間からすでに水着の子供達。

ケアンズに到着して、レンタカー借りて、スペンス通りとエスプラネードの交差点あたりのパーキングに車を止める。車を降りたら子供達はすごい勢いでプール目指して走る。

エスプラネードも走る走る。でも途中にターザンみたいにぶら下がれる木あったので、よっこらしょ、ちょっとぶら下がって、また走る走る。

エスプラネードのターザンロープ
エスプラネードのプール入り口付近。ケアンズで最も雰囲気のいいエリア / ターザンの木 / 砂浜のある浅瀬で遊ぶタイセイとリュウ

エスプラネードの海側は公園や遊歩道になっているので、自動車事故の心配なしに子供達を安心して「野放し」にできるぞ。

親は猛ダッシュする子供達にヒーヒー言いながらついていく必要はないのだ、わははは。     

ラグーンプール

ラグーンプールの入り口
ラグーンプールの入り口

ラグーンプール基本情報

プール、更衣室、トイレ、シャワー、の利用は無料

ラグーンプールとエスプラネードの地図  

エスプラネード通りとラグーンプール

コバルトブルーの空と海をバックに輝く、魚のオブジェが印象的なラグーンプール。

街のメインストリートであるシールズ通りから眺めると、まるでプールからトリニティ湾へ水面が続いていくように見える。

ライフガードがいるので子連れでも安心
ライフガードがいるので子連れでも安心

プールは全長約80m、幅30m、水深は一番深いところで、1.5m。上から見るとウルトラホーク1号のような形だ。

ラグーンプールで子連れで泳ぐ
 日が陰ってき寒くなった

プールの入り口付近は、水深が浅く砂浜があり、小さい子供でも安心して遊ばせる事が出来る。また4機の濾過装置が稼働しているので水質も心配ない。

ラグーンプール
プールを見つめる子供達

さらに訓練を受けたライフガードが午前6時から午後9時(そんない遅く!?)まで常駐し、安全に目を光らせている。その上なぜか交番まで設置されていて、警察官が24時間体制で待機している。

プールで泳ぎ終わって着替えたところ
プールで泳ぎ終わって着替えたところ

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ピクニックエリア

ラグーンプールのまわりは芝と熱帯雨林の美しいガーデンが整備されており、日陰のスペースもたっぷりある。更衣室、シャワー、トイレも完備されていて、誰でも自由に使える屋外バーベキューキッチンとピクニックテーブルまである。ラグーンプールとこれらの設備の使用料はすべて無料。

ピクニックエリアの写真
シャワー、ロッカー、更衣室 / バーベキューキッチンとピクニックテーブルも自由に使用できる / バーベキューコンロ

ラグーンプールは、ケアンズで子連れ旅行者におすすめの観光スポットだ。

👦ここからエスプラネードを7、8分歩いた所にある「マディーズプレイグランド」もおすすめだよ~

子供達が大好きなマディーズプレイグランド

子連れケアンズにおすすめの公園マッディプレイグランド

ラグーンプールから海沿いのボードウォークを850mくらい歩いた所に、子供達が大喜びしそうな愉快な公園ある。「マディーズプレイグランド」だ。

海に面した縦長の園内にはポップなデザインの遊具や、水がそこかしこから吹き出す遊び場等があり、子供達は大興奮。さっさと服を脱いで水着になったと思ったら、あっちゅー間にいなくなってしまった。

🐬この公園では水着は必携。我が家では外出する時は必ず服の下に水着を着せてる。子供はいつ何時濡れるかわからんもんね

マッディプレイグランドで遊ぶ子ども達

ラグーンプールからマディーズプレイグランドへの行き方マップ

マディーズカフェ

以前は「スキッパーズフィッシュカフェ」という名称でした

マディーズプレイグランドのマディーズカフェ
子連れ家族におすすめのマッディプレイグランドのマディーズカフェ

公園内には朝食、ランチ、ディナーまで楽しめるカジュアルなカフェレストラン、「マディーズカフェ」がある。

メニューはフィッシュアンドチップス$5~、ハンバーガー$5.50の他、サラダ、コーヒー、ケーキ、シェイク、ジェラートなど。

まいさ7時からオープンしていて朝食メニューも充実している。もちろんキッズメニュー、キッズプレートもあるよ。

オープンテラス席で公園で遊ぶアハアハ笑いながら遊ぶ子供達を眺めながら(ほっときながら!)海風に吹かれて優雅なひとときを過ごせる(かも)。きっと。

マディーズカフェのテラス
子どたちが遊ぶ様子を見学しながらゆくりお茶や食事が楽しめる

マディーズカフェの基本情報

  • 住所:174 Esplanade, Cairns City QLD 4870 オーストラリア
  • TEL:+61 7 4051 0388
  • 営業時間:毎日7:00~20:00
  • 公式サイト:https://www.muddyscafe.com
マディーズカフェの入り口

幼児用エリアもある

マッディーズプレイグランドはこのカフェを境に2つのエリアに別れていて、レストランより北側はヨチヨチ歩きの幼児向け、南側はそれより大きな子供向けという構成となっている。

また木陰やベンチがふんだんにあり、トイレ更衣室も完備されている。それから地元の親子も来てるから、

気軽に国際交流できちゃうぞ

ところで

このカフェはガイドブックには載ってません

それはこの公園で遊ぶが無料だから。

🐬ケアンズのガイドブックではお金が必要なオプショナルツアーを一生懸命紹介して、こーゆー無料で楽しく遊べる場所には言及してないのはけしからん!と思う。ショッピングだってケアンズセントラルショッピングセンターの方が断然大きいのに、ピアマーケットがメインみたいな扱いだし、スミスフィールドSCに至っては知らぬ存ぜぬだもんねー。

ハワイやフロリダのガイドブックでもある程度はそーゆー傾向あるけど、ケアンズのガイドブックは特に「広告宣伝」色が強いと思うので、鵜呑みにしないよーにしましょう。

活用方法

マディ ーズプレイグランドの写真

で、このマッディプレイグランドだけどマトソンリゾートのすぐ向かい側です。もしおじいちゃんおばあちゃんとご一緒なら、ちょっと子供を見ててもらって、その間買い物や食事が出来ちゃうぞー。夫婦で交代でもいいでしょう。

我々の場合は、私とママが子供達を見て、アヒルパパ、アヒルママにゆっくり羽を伸ばしてきてもらいました。なんつっても4人子供育ててるんだもんねー。ご苦労様。

でも羽を伸ばし過ぎて、この後アヒルパパはドアをインロックして大変な事になるんだけど、それはまた別のお話。

ラグーンプールとセットで遊ぼう!

850m離れたラグーンプールとの間のボードウォーク沿いには、砲台と大砲が飾ってあったり、ペリカンや野鳥がいたりする。

そのボードウォークを、まるでトライアスロンのように走ってプールに飛び込む子供達。時がたつのも、ここがどこなのかさえも完璧に忘れてるでしょー。

スコールが降っても、きらきら晴れ間が出ても夢中になって遊び続けるんだねー。楽しかった今回の旅行もあと1日になっちゃった。長いようであっという間だったな。

夢中になって遊ぶ子ども達
公園のすぐ横は海 / カラフルな色の遊具ばかり / ボードウォークの先に公園がある

なんてことをぼーっと考えていたら、プールにいる子供達からお呼びがかかった。

「おーい、早くパパも一緒に泳ごーよ!」

なに〜、ははは、そう、しょーがねーなー。

マディーズプレイグランドの入り口

ドアをインロックしちゃった【レンタカーのトラブル】

私達が借りたレンタカーは日本車だが、空港でレンタカーを借りてスーツケースをトランクに入れようとしたとき、

トランクを開けるボタンがどこにあるかわからなかった。

いくら探しても見つからない。「あれ~おかしいなー」みんなで懸命になって探す。でもやっぱりない。ハワイやアメリカ本土なら、レンタカーの営業所で車を借りるので、その場で質問したり車の交換を申し出るのも簡単だが、ケアンズでは 空港ターミナルのカウンターまで戻らなくてはいけないのがちょっとめんどくさい。

しかも戻ったところでカウンターにいるのはメカニックの人ではないので、すぐには解決しないかも、と思うとよけいにめんどくさく感じる。まあ、キーをトランクに差し込めば開くので「それでいいんじゃない」ということになった。

しかしこの甘い考えが、

この後とんでもない事件を起こすことになろうとは

このときは誰も気付かなかったのだ。

インロック

私とママが子供達とラグーンプールやマッディプレイグランドで遊んでいる間、羽を伸ばして買い物をしていたアヒルパパ、アヒルママが満足そうな顔して戻ってきた。

気の済むまで買い物をしてもーお腹ペコペコとのこと。それじゃあ急いで車に戻って昼メシ食いに行こー。

で、この「急いで」というフレーズがいけなかった。

子供達を車に乗せエンジンかけてスタンバイしてると、アヒルパパが青い顔して何かを探している。もー必死。

「ん?もしかしてあれやっちゃったかー」悪い予感は的中する。アヒルパパはさらにポケットやポーチの中を探しているが、もはや心ここにあらず、ただ手が惰性ではらはらと動いているだけだ。

そしてついに観念し私達の車に歩み寄り、蚊の泣くような弱々しい声でこう言ったのだ。

「車のキー、トランクに入れたまま閉めちゃった」

ロードサービス

ええ〜〜!それは一大事だ。

これを受けただちに我が家の車に臨時対策本部が設けられた。レンタカーの契約書を見るとスリフティーのオフィスの住所と電話番号が載っている。

「おお、よかったケアンズ市内だ、しかもすぐ近くだよ、これ」

もう事態は解決したかのような喜びようでそのオフィスの番号に電話する。すると「その車のマスターキーを探すから、ナンバープレートを教えてくれ」と言う。

さっそく伝えると我々を奈落の底に突き落とす返事が返ってきた。

「ソーリー。その車のマスターキーは

ブリスベンのオフィスにある」

が~ん、ブリスベンゆーたらあんた、ケアンズから飛行機で片道2時間もかかる距離じゃないのー!でも落胆してる場合じゃない。ロードサービスの番号を聞いて電話してみる事に。

今度は頼りなさげなおじさんが電話に出て「そこの場所と車種を教えろ」と言う。そして1時間以内にここに来てくれることになった。

パシフィックホテルケアンズのレストランで待っていよう

シールズ通り
シールズ通り

パーキングのすぐ近くにパシフィックホテルがある。1階のレストランからこのパーキングがよく見えるので、とりあえずあそこでお昼を食べながら待つことにしよー。運良く窓側のテーブルが開いていた。ラッキー。

しかもここの「シンガポールカレー」がこれまたメッチャ美味い!チーズバーガーも肉厚でとってもジューシーで、もーこんちくしょーというくらい美味い。こんな事でもなかったら知ることはなかっただろうから「なんかよかったね」ということになった、うははは。

こーゆーのをことわざで「月とスッポン」って云うんだろうなー。って全然違いますから〜。

👦2020年1月現在、レストランの名称は「ブッシュファイヤーグリル」に変更になっています。

パシフィックホテルケアンズ1階のレストラン
パシフィックホテルケアンズ1階のレストラン

パシフィックホテルケアンズの基本情報

地図

ロードサービスのおじさん到着

かれこれ40分くらいしてロードサービスのおじさんが到着。ものの10秒くらいでちゃっちゃっとドアーを開けちゃったのでもーびっくり。こりゃーもう解決ですかー、と期待したがダメだった、あひゃ。

ドアが開いたものの、

トランクを開けるボタンがどこにあるか解らない

「こんな事だか空港で聞いときゃーよかったのに」と悔やんでもあとの祭りだ。

おじさんも必死で探すが車内にはトランクを開けるボタンがないよーなのだ。「でも大丈夫」とおじさんは自信たっぷりに言う。この車種は後部座席の中央からトランクの中のものが取り出せるらしい。

後部座席のひじ掛けを引っ張ると、あら本当、確かにA4用紙くらいの大きさの穴があってトランクに通じてる。おじさんは勝ち誇ったように、この穴からキーの入ったバッグを取り出せばいい、と言う。

パシフィックホテルのシンガポールカレー
この「シンガポールカレー」はとっても美味しかったよー

トランクを開けるボタンは意外な場所にあった

しかしこりゃーきついぞ。

トランクの中は何もそこまでというくらい荷物がギューギュー詰めになってて、ひとつ荷物を取り出すのも大変な作業なのだ。しかもキーの入ったバッグはご丁寧にも一番外側にある。

そして最大の問題。スーツケースはどうすんの?あれ出さなきゃ、キーにたどり着けないよ。でもこの穴からはとてもじゃないが出せませーん。じゃあ取り出せる荷物を出して、スーツケースをどかせよう、それしか方法はない、とおじさん。ひぇーそんな引田天功みたいなまね出来んぞー。

私達がもうあきらめかけたその時、おじさんが「あったー」と叫んだ。

トランクルームを開けるボタンは助手席の前のダッシュボードの中にあったんです。あったんです。ありましたです。

我々は喜ぶと同時驚いた。

なぜそんな場所にー!

チーズバーガー
チーズバーガーも美味しかった。トラブルがなければ出会えなかった料理

パームコーブへ

結局、美味しいランチも食べられたし、時間も思ったほどはかからなかったので、実害ゼロじゃん。

むしろトランクが開いた時、まるでワールドカップで日本代表チームが優勝したかのように歓喜したので、その分得したかも、ヘッヘッヘ。そうそうロードサービスはレンタカー会社との契約なので料金はかかりませんでした。

空腹が満たされた満足感と、大喜びした心地良い疲労感。

では、問題解決したので、ケアンズセントラルショッピグセンターで肉や野菜や魚、ビール、ワインなど当面の食材を調達をして、それからこの旅の最後の宿、パームコーブにある全室スイートの豪華ホテル、アンサナリゾート&スパへ向おう、おおー。

今度こそ揃ってエンジンをかけ、私たちはヤシの並木が美しいケアンズの海沿いの通りを走った。

子連れ専用駐車場がある市内最大のモール・ケアンズセントラルショッピングセンター

ケアンズセントラルショッピングセンター
マクレオド通りに面した正面入り口 / 明るく開放的な店内 / 冷房が効いて気持ちいい

ケアンズ駅に隣接するケアンズセントラルショッピングセンターは、ケアンズ最大規模の巨大なショッピングセンター。

大型デパート「メイヤー」、大型スーパー「コールズ」「ターゲット」「Kマート」始め、ファッション、水着、靴、鞄、家具、キッチン用品、アート、お土産、食料品等184の専門店が集まる。さらに6スクリーンのシネマコンプレックス、800席のフードコート、銀行、郵便局、旅行代理店まであり、1日中でも過ごせちゃう楽しいショッピングセンターだ。

構造

メインエントランスはシールズ通りとマクレオド通りの交差点にあり、エントランスを入ると吹き抜けのホールがある。建物は2階建てで、外光をたっぷりとり入れた館内は、明るくて開放的な雰囲気だ。

2階建てのアーケード商店街が南北に長く延びているような構造になっており、とにかく広いのでむやみに歩き回っても体力を消耗するだけ。店舗配置図を入手し計画的に散策しよう。

子連れ専用駐車場

駐車スペースは2700台分ありうち600台分が屋根付き。屋上の駐車場は無料だが、1階のマクレオド通りに面した駐車場は有料。子連れに嬉しいのは、小さい子供がいる家族専用の大きめの駐車スペースがある事(29台分)。

少子化対策を議論するなら、ぜひ日本でも導入してもらいたいサービスだと思う。

店内の様子
フードコート以外にもカフェやスイーツのお店がたくさんある / 水着専門店 / ペットショップで可愛い子犬を見つめる子供達

行き方

日本人観光客が多く泊まるホテルは海沿いにあるため、鉄道駅に隣接したケアンズCSCまで、歩くとそこそこの距離がある。エスプラネードからシールズ通りをまっすぐ歩いて行っても700m近い(車道、歩道が広いから余計遠く感じる)。買い物して荷物が多くなった帰りは、タクシーを利用するのがいいかもしれない。

またケアンズ市内は平坦な地形で、歩道も広いので、レンタサイクルを借りて回ってみるのもいいだろう。しかし子連れ旅行者でコンドミニアム滞在なら、やはりレンタカーが一番便利だと思う。

特に数日分の食材をスーパーで買った日には、小さな子どもを連れて歩いて帰るのはかなり大変。

食品スーパーで売られている食材
海外ならではのキッチン用品 / 日本の調味料の調達だって困らない / スーパーでは食材が安く手に入る

うほほ、高級食材も安い!

スーパーの話が出たついでに、スーパーで売られている食材についても簡単にお話しておこう。オーストラリアではロブスターや牡蠣、カニ、エビといった魚介類が安くておいしい。レストランで食事して「えっ、こんなに安くていいの?」と感激された方も多いと思うが、スーパーで売られているものは、あれのさらに上をいく驚きの価格だ。

生牡蠣とキャビアとシャンパンの前菜、ロブスターのパスタ、メインはオージービーフのステーキ、それにデザートはホットアップルパイとアイスクリーム+フルーツの盛り合わせ、なーんていうフルコース料理も、コンドミニアムで自炊すれば、安くて驚いたレストランの値段のさらに何分の一で出来てしまう。

コンドミニアムのダイニングを、キャンドルやおしゃれなキッチンマット、ナプキン、花等でデコレートすれば、飾り付けの腕次第で高級レストランのムードをかもし出す事も可能だ。

食材の買い出しから調理、食卓の飾り付け、後かたづけまで家族全員で協力して行えば、それはオーストラリアで最も心に残る想い出になるだろう。

参考記事👍

【子連れ海外旅行の達人が教える】宿泊先選びのヒント〜ホテル・コンドミアム活用テクニック

ステーキやシーフードなどの食材
生牡蠣、エビ、イカ等こんなに大きい / ステーキ用お肉がなんと15ドル / お惣菜コーナーで売ってる野菜のマリネ

ケアンズセントラルの基本情報

  • 住所 3QFC+VM ケアンズ, オーストラリア Queensland
  • 電話 +61 7 4041 4111
  • 営業 900-1730、木曜~2100、土日1030-1600

*閉館時間が早い(特に週末)注意しよう。

ケアンズセントラルの地図

GST(消費税)/ TRS(払い戻し)について

ケアンズセントラルショッピングセンターでの買い物の話が出たので、この記事に最後にGSTの払い戻し方法について説明しておこう。

オーストラリアには日本の消費税に相当する税金、GST=Goods and Services Taxがある。税率は10%で生鮮食品などを除く物品やサービスに対して課せられる。

ただし海外旅行者には、豪州内で品物購入時に支払ったGSTを、出国時に払い戻してもらえるTRS=Tourist Refund Schemeというシステムがある。

下記の条件を満たせば空港の「TRSブース」でGSTの払い戻しが受けられるよー。

払い戻しが受けれる条件

  • 出国の30日以内に買ったもの
  • 1店舗での購入額が$300以上
  • 購入店のTax Invoice(領収書/請求書)がある事
  • 対象商品はオーストラリア国内では使用・消費しないこと
  • 帰国時に機内持ち込み手荷物として携帯できること

払い戻しの手続き

  • 空港で払い戻し要求をしたい商品は手荷物にする。
  • 出国審査終了後に、TRS Boothでパスポート、搭乗券、Tax Invoiceと購入商品を提示する。

払い戻しの受け取りはクレジットカード、オーストラリアの銀行口座へ振り込み、小切手、の3通りから選択する。。

※詳しくは http://www.customs.gov.auを!

終わりに

ケアンズ空港でのレンタカーの借方、返し方、子連れ旅行者におすすめのエスプラネードのラグーンプールとマディーズプレーグランドなど、子連れケアンズ旅行にオススメの観光スポットや情報を紹介しました。

あ、それからレンタカーのドアをインロックしちゃったトラブルも説明しました、うう。

これらの記事をあなたの子連れオーストラリア旅行の参考になればとっても嬉しいです。

それではまたお会いしましょう、ボンヴォヤージュ!

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