エアーズロックキャンブ場でバーベキュー
いよいよ今日から、3000kmのキャンピングカー旅行が始まる。ちなみに昨日から現時点までの走行距離は、まだたったの9km!。3000kmって一体どんな感じなんだろう?先は見えない。
マウントコーナーをエアーズロックと間違える
今日の目的地はエアーズロック。朝一番に出発して昼過ぎには到着する予定だ。ちなみにエアーズロックでやりたいことは
- ウルルの夕焼け鑑賞
- ウルル登頂
- ヘリコプターフライト
- キャンプ場でバーベキュー
だ。
オーストラリア子連れキャンピングカー旅行の旅程
この編では、3日目、4日目を紹介します。
<1日ー2日目>
- 21:25 成田・新東京国際空港発 カンタス航空06便
- 05:55 ケアンズ国際空港着
- 11:45 ケアンズ国際空港発 カンタス航空1949便
- 13:53 アリススプリングス空港着
- 午後 キャンピングカーを借りる、食材の買い出し、アンザックヒルで夕日鑑賞
- 夕食 ウィンドミルレストラン
アリススプリングスのキャンプサイト泊
<3日目>
- 9:00 キャンプサイト出発
- 昼 ガン(エールドゥンダ)のロードハウスでランチ
- 15:30 エアーズロックリゾートに到着
- 午後 キャンプサイトのプールで遊ぶ
- 夕方 ウルルの夕日鑑賞
- 夕食 エアーズロックリゾートのゲッコーズカフェ
エアーズロックのキャンプサイト泊
<4日目>
- 午前 ウルル(エアーズロック)登頂
- 昼 カタジュタ(マウントオルガ)風の谷トレッキング
- 午後 キャンプサイトのプール
- 午後 ウルルーカタジュタ・ヘリコプターツアー
- 夕食 キャンプサイトでバーベキュー
エアーズロックのキャンプサイト泊
<5日目>
- 6:00 エアーズロックのキャンプサイト出発
- 朝食 エールドゥンダのロードハウス
- 昼 アリススプリングスデザートパーク
- 午後 南回帰線を超える
- 夕食 キャンプサイトでバーベキュー
UFOの来るキャンプサイト泊
<6日目>
- 朝 キャンプサイト内の散策
- 午前 デビルズマーブル見学、その後ガス欠になる
- 昼食 レナースプリングスのロードハウス
- 夕方 マタランカ温泉キャンプサイト着
- 夕食 キャンプ場のレストラン
マタランカ温泉キャンプサイト泊
<7日目>
- 朝 マタランカ温泉に入浴
- 午前 キャサリン渓谷でカヌーツアー
- 昼食 キャサリン渓谷ビジターセンターのレストラン
- 夕方 カカドゥ国立公園に入園
- 夕食 キャンプサイトでバーベキュー
カカドゥのキャンプサイト泊
<8日目>
- 午前 ノーランジーロック登頂
- 午後 カカドゥキャンプサイトのプール
- 夕方 イエローウォータークルーズツアー
- 夕食 キャンプサイトでバーベキュー
カカドゥのキャンプサイト泊
<9日目>
- 午前 マムカラ湿原見学
- 午後 驚愕のジャンピングクロコダイルクルーズツアー
- 夕方 ダーウィン到着、着後キャンピングカー返却
- 夕食 シーフードオンクレン
カレンベイサービスアパートメンツ泊
<10日目>
- 6:00 ダーウィン空港発 カンタス航空801便
- 8:50 ケアンズ空港着 着後レンタカーを借りる
- 午前 ラグーンプールやマッディプレイグランドで遊ぶ
- 午後 ケアンズセントラルショッピングセンターで買い物
- 夕方 パームコーブ着
- 夕食 アプレビーチバー&グリル
アンサナリゾート&スパ泊
<11日目>
- 8:20 パームコーブ出発 レンタカーでポートダグラスへ
- 終日 ポートダグラス発グレートバリアリーフクルーズツアー(エイジンコートリーフ)
- 夕方 ポートダグラスでショッピング
- 夜 ケアンズナイトズー
アンサナリゾート&スパ泊
<12日目>
- 午前 アンサナリゾートのプール
- 午後 ケアンズ空港でレンタカー返却
- 13:25 ケアンズ国際空港発 カンタス航空69便
- 20:00 成田・新東京国際空港着
ロングドライブ
アリススプリングスからエアーズロックまでの距離は500km弱。途中ガン(エールドゥンダ)でスチュアートハイウェイに別を告げて、ウルルーカタ・ジュタ国立公園を目指す。そうそう、計画の段階では、アリススプリングスからキングスキャニオンを抜けてウルルを目指そうと考えていた。
ところがキングスキャニオンからウルルへ抜ける道は未舗装で、4WDでないと行けないかもしれないとの事。また万が一事故があった場合には保険がおりない。
まるで火星をドライブしてるような光景 / 野生化してるらくだの群れ / マウントコナー。エアーズロックと間違えちゃったよー
火星のドライブ
朝一番で出発するため6時過ぎには頑張って起きたのだが、子供が多いとやはり思うようには行かない。探検に行っていなくなったり、トイレとかあれこれで、結局出発したのは9時。
その上もうひとつの誤算はこの景色だ。アリススプリングスを出てしばらく走ると、見たこともない、ものすごい景色が広がっていた。どんな?と聞かれても困る。見たことない景色なのだから説明のしようがないでしょう。美しいとかそんなんじゃないんです。とにかくすごいのだ。しいて例えれば、火星を走ってるって感じかな。ってあんた火星を走った事あるんかい!と怒られそうだが、私の乏しいボキャブラリーではそれくらいしか思い付かないのだ。ごめんちゃいね。ちゃいちゃい。それでしょっちゅう車を止めては景色を眺めて感嘆したり写真撮影するから、なかなか先へ進めない。
ゆっくり走ろう!
この、地球上の景色ではないような所をひたすら走ってると、たまに野生化した牛の群れや、らくだの群れに出くわす。おおー、スターウォーズみたい!こんなすごい景色、見なきゃ損そんヨンヨンサマ。見とれて走ってるとスピードは出せない。後ろを走ってるアヒル家の車も、走りながら写真やビデオ撮ってるのか、かなりのんびりだ。そんなこんなで、中間地点のガンに到着したのは、お腹もグーグー、お昼過ぎだった。
食堂のメニュー / エミューがたくさんいた / 堂兼売店の入り口
ガン(エールドゥンダ)
ガンはスチュアートハイウェイと、ウルルーカタジュタ国立公園へ向かうラセッターハイウェイが別れる一大分岐点。地図にもしっかり載っている。どんな町なんだろう、と楽しみにしてたけど、こりゃーあてが外れた。ここには町なんてない。ガソリンスタンドと売店付きの食堂、それにキャラバンパークが、こそっとあるだけだ。
とりあえずお昼を食べて、ちょっと休憩したら先を急ぎましょう。(ガンのような場所を「ロードハウス」と言うらしい。スチュアートハイウェイには数百kmおきにある)
エールドゥンダでお昼を食べる
マウントコナー
スチュアートハイウェイから別れてラセッターハイウェイを一路、エアーズロック目指して走る。スチュアートハイウェイでは、最高速度無制限だったが、このラセッターハイウェイは110kmに制限されている。道幅は変わってないし、交通量はますます減った感じなのに何故?
100kmくらい走ったところで左手に赤い山が見えて来た。ほとんどの人がエアーズロックと間違える「マウントコナー」だ。
マウントコナー。陸路で行く場合、多くの人がエアーズロックと間違える
展望台で車を止めると、アヒルパパも「いや~ついに来ましたねー」とすっかり勘違いしていました。さあ、ここまで来たらエアーズロックまであと100km、一気に行っちゃいましょーか!
エアーズロックリゾート
アリススプリングスを出発して6時間半、予定よりだいぶ遅れてしまったが、我々はついに世界複合遺産ウルル・カタジュタ国立公園(エアーズ・ロック&マウント・オルガ)の観光拠点となるリゾート施設、エアーズ・ロック・リゾートに到着した。お疲れさん!時刻は午後3時半。
ここでエアーズロックリゾートについて説明しよう。
オーストラリアでは国立公園内には観光施設建設ができないため、国立公園に隣接したすぐ外側にこのリゾートエリアが建設されている。エアーズロック・コネラン空港から約6km、エアーズ・ロック(ウルル)から約20km、マウント・オルガ(カタ・ジュタ)から約50kmの距離にある。またエアーズロック・コネラン空港には、アリススプリングス、ケアンズ、シドニー、メルボルン、パースからそれぞれ毎日直行便が飛んでいる。
白いバスが無料のシャトル / ショッピングスクエアーの入り口 / 中庭に面してお店やレストランがある
エアーズロックリゾートの概要
荒涼とした砂漠地帯にありながら、リゾート内は別世界のように整備されている。徒歩で1周約30分ほどの、サークル状のユララドライブに沿って、ホテル、レストラン、ショッピングセンター、銀行、郵便局、診療所、警察などが機能的に集まっている。
リゾート内に数カ所ある展望台からは、ウルルやカタジュタを眺める事ができ、各施設を結ぶ遊歩道も整備されている。また無料のシャトルバスが巡回しているのもありがたい。
リゾート内の主な宿泊施設は次の通り。
- セイルズインザデザート/リゾート内一の高級ホテル
- ロストキャメル/リゾートセンターに隣接したカジュアルホテル
- デザートガーデンズ/リゾートの入り口にある高級ホテル
- アウトバックパイオニアホテル&ロッジ/キャビンやドミトリーもあるスタンダードホテル
- エミューウォークアパートメンツ/唯一のコンドミニアム。リゾートセンターに隣接している
- エアーズロックキャングラウンド/テントサイト、パワーサイトの他、簡易キャビンもある。
- ロンギチュード131°/唯一国立公園内にあるホテル。超高級。
スーパーの入り口付近には銀行もある / スーパーの食材は品数も豊富 / ショッピングスクエアーは憩いの場
ショッピングスクエアー
エアーズロックリゾートの中心がショッピングスクエアーだ。
ここには、銀行、郵便局、スーパーマーケットの他、レストラン、カフェ、ショップ、ツアーインフォメーションが集まっている。また、ツアーインフォメーションでは、各種ツアーの予約、申し込みの他、バスやレンタカーの手配も出来る。
シーザーサラダ。美味しい! / パスタもサイコー♪ / ステーキ。ソースもたまりません
リゾート内のレストラン
セイルズ・イン・ザ・デザート・ホテル内にある最高級レストラン「クニヤ」、同ホテル内のビュッフェレストラン「ウィンキク」、デザートガーデンズのビュッフェレストラン「ホワイトガムズ」、アウトバックパイオニアホテルのセルフ式BBQレストラン「アウトバックパイオニア・バーベキュー」、ショッピングセンター内のイタリア料理「ゲッコーズ・カフェ」など。
我々は「ゲッコーズカフェ」に行ってみた。店の雰囲気もシャレてて、味も美味しいですが、お値段がちょっと高い。リゾート内のレストランは、全体的にオシャレで雰囲気のいいレストランが多いが、その分子連れには気軽に入りにくく値段も高め。リゾート内はキャンプ場を除いて日本人だらけだった。
*ゲッコーズ・カフェ/キッズコース12ドル、パスタ24ドル、シーザーサラダ18ドル、アイスティー4.2ドル
上空から見たエアーズロックリゾート。景観に配慮して低層の建物が配置されているのがわかる
エアーズロックキャンプ場でバーベキューディナー
我々が今夜宿泊するエアーズロックキャンプ場はそのエアーズロックリゾート内にある。「内」と言っても、ホテルやショッピングスクエアーが並んで賑わってるエリアとはちょうど反対側にあり、とても静かで落ち着いている。大自然の中にポツンとあるキャンプ場と変わらないワイルドな雰囲気だ。
実際、キャンプ場のすぐ外側には、赤い地面に所々ブッシュが生えてるだけの大地が、地平線の果てまで続いている。
キャンプ場のレセプション(左上)スペースがゆったりしている(左下)朝焼けのキャンプ場(右上)キャンプ場入り口(右下)
エアーズロックキャンプ場
キャンプ場内は空間がゆったりしており、シャワー/トイレなどの各施設も清掃が行き届いて大変清潔。大人気の観光地にあるキャンプ場だけに、「いるのは自分達だけ」という状態にはなかなかならないだろうが、環境の良さ、施設の充実度、清潔さ、どれをとっても大変満足度の高いキャンプ場と言える。そして何より、「エアーズロックでキャンプをする」、というそのステータスがいい。
キャンプ場内の展望台へ続く道
キャンプ場の概要
キャンプ場の入り口に、受付け兼売店があり、売店では、ちょっとした食料品の他におみやげも売っている。敷地内は、キャンピングカー用のパワーサイトが南側、テント用サイトが中央、そして簡易宿泊施設が北側に配置されており、それぞれのサイトが相当な広さだ。
キャンピングカー用のサイトの地面は芝生でなくジャリが敷いてあり、一部がコンクリートで固められた「テラス」のようになっていてテーブルやイスを置くのに便利。またサイトとサイトの境には樹木が植えてある。
シャワー、トイレも清潔。ランドリーもあるので子連れには大助かり
共同の施設は、シャワー/トイレ、ランドリー、屋外バーベキューキッチン、ピクニックテーブル、ファイヤープレイス、展望台、プール、プレイグランドだ。ガソリンスタンドは、キャンプ場を出てユララドライブを少し南へ行った所にあり、そこの売店でも食料品や消耗品を扱っている。
ホテルの予約なしにエアーズロック空港に着いたとしても、最悪キャンプ場の簡易宿泊施設なら、どんなシーズンでも空いてると思われるくらいキャパシティーがある。
エアーズロックキャンプ場のプールで遊ぶ子ども達
砂漠の中のプール
レセプションで宿泊の手続きをしていると、子供達が騒ぎ出した。ああ、あんな所にプールが見える。こりゃーまずいものを見せちゃったなー。今日は朝からずっと車の中だったから、暴れたくてしょーがないんだろう。「プール!プール!」と大合唱始めちゃった。。おいおい、受付のお姉さんも笑ってるぞ。ん~どうしようか。じゃあサクッと予定変更して、プール行っちゃいますかぁー。やったー!
キャンプ場宿泊者は無料でプールが使用できる。子供達はキャンピングカーの中で次々に水着に着替えて次々にプールに繰り出す。その着替えの早い事!宿題もそれくらいの勢いで片付けよーよ。
エアーズロックキャンプ場のプレイグランド
プールに着いたら、そりゃー、うりゃーっと豪快に飛び込む。バッシャバッシャと水しぶき。たくさんいるからプール遊びが楽しくてしょーがないんだろう。あのーここがエアーズロックだってわかってます?あんなにプールサイド走っちゃいかん、と言ってるのにカイが全力で走ってころんでふっ飛んで、そこらじゅうから血を流してた。うわぁー痛そー。
屋外バーベキューディナー
厚すぎて火が通りにくいので角切りにしたステーキ / 屋外バーベキューキッチンで準備 / ゆったりしているサイト
プールから上がると今度はプレイグランドで遊ぶ。そんなに遊んでよくネタが尽きないなと感心する。暗くなったらバーベキューだ!お腹減ったぁー?イエース!アヒルパパと私がステーキをじゃんじゃん焼いて、子供達がじゃんじゃん食べる。(注:焼くだけの状態まで準備したのは、ママ達です)
「どんどん肉焼いてー」星空の下でのバーベキューは自然を満喫できる
エアーズロックの風が聞こえる赤い大地、地球のへそと言われるこの土地で、満天の星空を仰ぎながらみんなで楽しむ晩餐の、なんと贅沢な事か。よく遊び、よく食べ、よく寝る。生活習慣病のリスクからどんどん遠ざかる世界の中心の夜だった。
料金と営業時間
キャンプ場の使用料は大人A15.5ドル、子供(6ー15)A6ドル、5歳以下無料。あるいは、大人2人子供2人でA41ドルというファミリー料金もある。チェックイン14時、チェックアウト10時。滞在中はチェックイン時に渡される番号表をダッシュボードの上に置いておく。
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