【秘湯マタランカ温泉子連れ入浴体験記】オーストラリア大陸の真ん中にある天然露天風呂
ども、グダイ、幼稚園児から小学生までの子供6人連れでオーストラリア大陸をキャンピングカーで縦断旅行中のイルカパパです。
今日はオーストラリア大陸の真ん中にある野趣あふれる秘湯「マタランカ温泉」の入浴体験記を紹介しますよー、うほ。キャンピングカーでの長旅の疲れを癒すには最適の温泉です。
ぜひ最後まで読んで参考にしてね。
マタランカ温泉へ続くワイルドな道
今日の宿営地はマタランカ温泉のキャンプ場。スチュアートハイウェイをマタランカで左に折れ、7km程森の奥に入った所にある。このわずか7kmの道がすごかった。
空を覆うばかりにうっそうと繁る深い森、車すれすれまで枝葉が伸びる真っ暗な道路を慎重に進む。時折森の中で何か動物が跳ねてる。道には大きなウシガエル。私は速度を30kmまで落としさらに慎重に走った。
フロントガラスに衝突
いつ目の前に動物が飛び出してくるかわからないワイルドな道。緊張して走るその7kmの道乗りは、とても長く感じられた。しかしなんとかキャンプ場にたどり着き、受付の前で車を止めると、車のまわりをワラビーがササーっとすごいスピードで走る。
「あれ?そう言えばアヒルファミリーの車が来ないな」ずっと前方に集中して走ってたから気付かなかった。車から降りて様子を伺いに少し歩いてみたら、ちょっと遅れてアヒルファミリーの車が入って来たのだが、その様子を見て私はぎょっとした。フロントガラスに派手なヒビが入っているのだ。
どーした!だじょうぶかー?聞けば、カンガルーが車の前に飛び出して来て急ブレーキをかけたら、その勢いでケンタがフロントガラスに激突したらしいのだ。おお、何と言う事!しかし幸い大事には至らず、キャンプ場の手続きをし、夕食が終わる頃にはケンタもすっかり元気になっていた。
夜の温泉探検
そんじゃまー気を取りなおして、夜の温泉探検に行ってみましょーか!マタランカ温泉はジャングルの森の中に湧いてる天然露天風呂だ。キャンプサイトからボードウォークが続いている。全員が1本づつ懐中電灯を持ちそのボードウォークに沿って、真っ暗な夜のジャングルに入って行く。これはけっこうなスリルだぞー。
子供達もハラハラドキドキでまるでおしくらまんじゅうのようにかたまっている。時折、カンガルーの親子が姿を現す。おおー!エキサイトしながら進んで行くと、夜の闇の中に透き通るようにこんこん湧く泉があった。マタランカ温泉だ。まるでオアシスのような光景、深い所で3mくらいはあるだろうか、懐中電灯で照らすと底が見える程透き通っており、神秘的なまでの美しさを漂わせている。全員感動のあまり声も出ませーん、状態だった。
マタランカ温泉のキャンプ場
マタランカ温泉のキャンプ場は、今回の旅行で宿泊した5ヶ所のキャンプ場の中で、一番お気に入りのキャンプ場だ。それまで宿泊した砂漠のキャンプ場と違い、緑がしたたる深い森にかこまれている。
時々その森の中から、動物達がキャンピングカーのすぐ横まで遊びにやって来るのだが、キャンプ場のあるマタランカホームステッドリゾートはエルシー国立公園に隣接してるため、自然が豊富なのもうなずける。
キャンプ場の隣を澄んだ小川が流れており、小川に沿って歩いて行くと川幅がだんだん広くなる。この川ではカヌーやスイミング、釣りなどを楽しむ事が出来る。またキャンプ場のすぐそばに有名なマタランカ温泉がある。
清潔な設備
コインランドリーやトイレ、シャワーも整っていて、これらの設備は綺麗で清潔だ。ただし、シャワールームの壁にはトカゲがたくさんいた。それもいろんな種類のトカゲ!男の子達は「あーあんな変なトカゲがいる!」とか「お、こっちの方はもっとすごい!」とか興奮して大喜びだったが、女性陣にはこりゃまた不評だった。
野生のワラビー
温泉もすごく楽しかったけど、何と言っても楽しかったのは、このキャラバンパークには野生のワラビーがたくさんいたこと。食事をしているテーブルのすぐ近くまでやって来るもんだから、子供達は大はしゃぎだ。オイオイ、あんまり興奮するとパンを喉につまらせるぞー。
ここのワラビーは 警戒心が強く、人の近くまで来るくせにグラナイトコージのロックワラビーのように人から手渡しでエサを食べる事はない。近寄って来てはピョンピョン跳ねて遠ざかって行ってしまうのだ。その警戒心の強さが、かえって本物の野生を感じさせて好感が持てると思った。
料金・連絡先
電話 8975-4544
レストランは味もボリュームも合格点。バンドの生演奏は賛否別れる所だが、キャンプサイトからは離れているのでそれ程気にならない。
料金は1泊キャンピングカー1台A33ドルだった。
ジャングルの秘湯マタランカ温泉
ジャングルに湧く天然露天風呂、マタランカ温泉サーマルプールは秘湯ムード満点の温泉だ。湧出量は毎分16000リットル、温度は34度と低めだが、熱帯地方のお風呂ではこれくらいの湯加減がまさにストライクゾーン。
お湯は無色透明、驚くほど青く澄み切った温泉は神々しいまでに美しく、旅の疲れを癒してくれる。朝食を食べ終わった後、みんなでこの温泉に行ってみた。温泉といっても、すっぽんぽんで入るわけではなく水着でOK。というより水着を着てなかったら逮捕されちゃうって。
ゴーグルを付けて子供達がボンボン飛び込む。こりゃー温泉というより屋外温水プール、いや正確には温泉プールだ。クリスタルブルーに透き通ったお湯は、少し硫黄の匂いがして、肌がつるつるになる。
他に誰もいないので、子供達はもー騒ぎたい放題。回転しながら飛び込んだり、水の中で逆立ちしたり。そうだ、みんなで潜って水中ジャンケンしよーかぁー。水中では声が出せないので大勢いるとなかなかタイミングが合わない。めちゃくちゃ後出しになるヤツがいたり、最初はグーにしようとするヤツがいたり。でも慣れてくるとけっこう面白いぞー。
そのうち水中あっちむいてほい、にグレードアップしさらに盛り上がる。
温泉なのに魚がいる!
水深は2mくらいだが、川下に行く程深くなり深い所では3m以上になる。逆に川上では子供でも足が着く。底地は砂。びっくりしたのは、ナント魚が泳いでいる事。
通常熱帯魚の適温は25度前後なので、34度と言ったらアンタ、ヤケドしまっせというくらい高温のはず。なのにネオンテトラの少し大きいようなやつが群れでゆうゆうと泳いでいた。
私は発売されたばかりの、水中でもそのまま撮影出来る防水デジカメを持って来た。水中写真はもちろん、水面ぎりぎりのアングルから撮る写真も臨場感があっていい。水も空気もきれいなジャングルの奥にひっそりと涌く秘湯で、あはあは笑いながら子供達と過ごす気分爽快なひととき。
身も心も清められていくマタランカ温泉の朝風呂だった。
マタランカ温泉の地図
マタランカ温泉への行き方
マタランカ温泉は一番近くにあるダーウィン国際空港からおよそ430km、ひぇ〜、そんなに遠いんですかー。ダーウィンの市街地を抜けたら渋滞はしないので、レンタカーをぶっ飛ばせば片道4時間半くらいでは行ける。
まあせっかく行きならダーウィンから日帰りではなく泊まりで言って欲しいね。マタランカ温泉のキャンプ場はキャンプ装備がなくても宿泊できますよ。
でも、我が家のようにキャンピングカー旅行で行くのが一番いいかな。
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マタランカ温泉のまとめ
オーストラリア大陸の真ん中のジャングルの中に沸く野趣あふれる秘湯マタランカ温泉の紹介をしました。
ここにはキャンプ場が併設されていますが、ワラビーやカンガルーが飛び回っていて我が家にとって今回の大陸縦断キャンピングカー旅行でお世話になったキャンプ場の中で一番よかった場所です。
近くには行くことがあったら是非よってみてください。
この記事があなたの子連れオーストラリアキャンピングカー旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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