世界遺産カカドゥ国立公園で子連れキャンプ体験

2019年3月8日

💕ども、グダイ、イルカパパです。

幼稚園児から小学生までの子供6人連れ(ほぼ男の子)でオーストラリア大陸をキャンピングカーで縦断旅行中。

アリススプリングスを出発して6日目、私たちはついにトップエンドの世界遺産カカドゥ国立公園にたどり着きました、バンザ〜イ!今日は日本の四国より広い面積を誇るカカドゥ国立公園と私たちが宿泊したキャンプ場の紹介をします。

世界遺産カカドゥ国立公園の見どころ

世界遺産カカドゥ国立公園
世界遺産カカドゥ国立公園の入り口。ついにここまで来たー

カカドゥ国立公園について

トップエンドの雄大な大自然をあますとこなく堪能出来る、カカドゥ国立公園は、オーストラリアで初めてユネスコの世界遺産に登録された地でもある。総面積は2万平方キロメートル、四国がすっぽり入っちゃうほどの大きさだ。とにかく広いぞー。

ダーウィンの東約220kmに位置し、ビジターセンターがあるジャビルーまででも車で3時間の距離。ダーウィンから日帰りのツアーもあるが、何泊か公園内で滞在される事をおすすめしたい。

また公園内には、先住民族アボリジニの壁画や住居跡なども保存されており、古いものでは2万年以上前のものも有ると言う。これらによってカカドゥは「文化」と「自然」両方で登録された世界に24ヶ所しかない複合遺産として、各地からやってくる観光客を魅了し続けている。

ここではカカドゥの主な見どころを紹介していこう。

カカドゥ国立公園

 イエローウォーター

 動植物の楽園、カカドゥの魅力を凝縮したような場所。国立公園のほぼ中央に広がる熱帯雨林の大湿原で、ここをボートで進むイエローウォータークルーズはカカドゥ観光のハイライトだ。

カカドゥのワニ
カカドゥではたくさんのワニを見ることが出来る          

 ジムジムフォールズ

 砂岩の断崖絶壁を流れ落ちる高さ21mの滝。カカドゥで最も美しい滝と言われているいる。乾期のみ、それも4WDでしか入れないダート道の奥にある。我々が訪れた時は乾期の始めだったため、まだこの道は水没しており閉鎖されていた。

 ツインフォールズ

 ジムジムフォールズのさらに5km奥にある秘境の滝。滝つぼは天然のプールになっていて、水遊びを楽しめる。雨期には遊覧飛行ツアーで、空から豪快な眺めを満喫出来る

 ノーランジーロック 

 アボリジニの壁画が残る岩山。数万年前からこの地で自然と共存してきた、彼等の貴重なメッセージを探しながらの岩山登山は、冒険気分いっぱいだ。また展望台からの眺めも素晴らしい。

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アンバンバンビラボングから見るノーランジーロック
アンバンバンビラボングから見るノーランジーロック。睡蓮の花が綺麗

 マムカラ

 バードウォッチングに最適な、1周約3kmの美しい湿原。無料駐車場から100mのところに湿原観察舎、500mのところに野鳥観察舎がある。

カカドゥの看板
多くの野鳥が棲息するマムカラ湿原 / この看板がある場所は大変危険なので子供から絶対目を離さなで

 アンバンバンビラボング

 ノーランジーロックを望む1周2.5kmの湿原。この湿原には狂暴な入り江ワニが住んでいるが、ヒロとカイはキャンピングカーを降りると一目散にダッシュして、湿原の中にずぶずぶ入っていった。

もしそこにワニがいたら、と思うとゾッとする。

 ジャビルー

 アーネムハイウェイとカカドゥハイウェイが交わる所にある、カカドゥ観光の拠点となる町。

カカドゥ随一の高級ホテル「カカドゥリゾートホテル」があるが、イエローウォーターから距離があるため、早朝のクルーズに参加するにはちょっとつらいかも。

 クーインダ

イエローウォーターリバーの夕焼け
 美しいイエローウォーターリバーの夕焼け

 我々がカカドゥで滞在したキャンプ場のある宿泊施設。イエローウォーターのボート乗場に近い。ホテルやレストラン、それに小さな空港もある。

カカドゥのキャンプ場

カカドゥのキャンプ場のプール
カカドゥキャンプ場のメインプール / 子供用プール(手前)とメインプール / シャワールーム

早いもので、キャンピングカーで寝るのもあと2回になっちゃた。そんでもって最後のキャンプ場がここ、クーインダにある「ガガジューロッジクーインダ」。クーインダはアーネムハイウェイとカカドゥハイウェイの分岐点から47km南西に下った場所。世界遺産カカドゥ国立公園のハイライト、イエローウォータークルーズのボート乗り場のすぐ近くだ。

キャンプ場の施設

カカドゥのキャンプ場
青い空の下、洗濯物もすぐ乾く / 小鳥のさえずりと木陰が気持ちいい朝食 / 砂場とプレイグランド

クーインダの宿泊施設は、キャンプ場、キャンピングカー用のキャラバンパーク、簡易宿泊施設、一戸建て風のちょっと高級なヴィラ、から成っている。それにコインランドリー、トイレ/シャワー、洗濯物干し場、屋外バーベキューグリル、プール、プレイグランド、売店、レストラン、ガソリンスタンド(オーストラリアではペトロステーションと言うのが一般的)がある。

イエローウォータークルーズやジムジムフォールズ/ツインフォールズへのオプショナルツアー、ワラジャンカルチュラルセンター等もこのキャンプ場/ロッジと同じグループの経営なので、キャンプ場の受付でツアーの申し込みが出来るのもありがたい。

ちなみにジャビルーにあるカカドゥ随一の高級ホテル、「ガガジュークロコダイル」も同じグループの経営だ。

キャンプ場の設備
英語で水を買うカイ。どーってことないよ / 受付の横にインターネットがある / コインランドリー

キャンプ場のプール

カカドゥキャンプ場のプールで遊ぶ子ども達

このキャンプ場はプールもすごい。世界遺産の国立公園内とは思えないような広くて立派なプールがあるもんだから子供達は大喜び。

メインプールの回りには2つのの子供用プールとジャグジーもある。メインプールでは子供の足はつかないが、みんな飛び込んだり、潜ったり、ひっくり返ったり、たまに溺れたり、時間が経つのも忘れて、頭がおかしくなっちゃうくらいプール遊びに没頭していた。

プールで泳ぐリュウ
広くてとっても楽しいプールだよ

オーストラリアの蚊

ここの難点は、夜になるとものすごい勢いで蚊が出てくる事だ。このあたりの蚊は日本の蚊と比べるとあきらかにデカイ。そしてアグレッシブだ。虫よけスプレーを、これでもかってくらいかけてもへこたれずに攻めて来るし、長袖のシャツやズボンの上からでも血を吸うぞ。「おまえ何もそこまで」と感心しちゃうくらい積極的なのだ。日本の蚊も見習ったらー?ってそんな点を見習われたら困るって。でも日本の蚊みたいに白黒のしましま模様じゃないから、見た目はそんなにかゆそうじゃない。事実、私はさされてもあまりかゆくなかった。

ところがママとアヒルパパは気の毒なくらいかゆがっていて、日本に帰ってからもまだしつこくかいていた。体質の違いかな?蚊取り線香はここの売店でも売っているが、匂いが弱くて見るからに効き目がなさそう。日本の強力なやつを持って来るべきだった。夜、外のテーブルで食事をする時は、長袖長ズボンのうえに虫よけスプレー、そして蚊取り線香をそこらじゅうにこれでもかと、まるで悪魔払いの儀式のように配置する。

それからここのキャンプ場では夜になると蚊の他に、ディンゴもたくさん出て来た。

ジャングルのキャンプ場で親子缶けり

夕食が終わってアヒルパパが子供達に缶けりをしよーと言う。ところが子供達は缶けりがわからない。

「何、缶けりを知らないだと!」アヒルパパが怒る。私も怒る。そして大魔神怒る。

そー言えば最近缶ってあんまり見ないなー。まあ知らんもんはしょーがない、子供達に缶けりのルールと、パパ達が子供の頃は、いかにみんな命をかけてやってたかを説明して、大缶けり大会が始まった。

草木が覆い茂る世界遺産のジャングルのキャンプ場、子供達は蚊にもディンゴにもめげず、夜の森の中でいつまでもいつまでもあきれるくらい缶けりに熱中していた。

キャンプ場の地図

*カカドゥキャンプ場 1泊A25ドル/キャンピングカー

公式サイト : https://kakadutourism.com/accommodation/cooinda-lodge/

オーストラリア子連れキャンピングカー旅行の旅程

<1日ー2日目>

  • 21:25  成田・新東京国際空港発 カンタス航空06便
  • 05:55  ケアンズ国際空港着
  • 11:45  ケアンズ国際空港発 カンタス航空1949便
  • 13:53  アリススプリングス空港着 
  • 午後    キャンピングカーを借りる、食材の買い出し、アンザックヒルで夕日鑑賞
  • 夕食    ウィンドミルレストラン

アリススプリングスのキャンプサイト泊

<3日目>

  • 9:00  キャンプサイト出発
  • 昼   エールドゥンダのロードハウスでランチ
  • 15:30  エアーズロックリゾートに到着
  • 午後  キャンプサイトのプールで遊ぶ
  • 夕方  ウルルの夕日鑑賞

夕食  エアーズロックリゾートのゲッコーズカフェ

エアーズロックのキャンプサイト泊

<4日目>

  • 午前  ウルル(エアーズロック)登頂
  • 昼   カタジュタ(マウントオルガ)風の谷トレッキング
  • 午後  キャンプサイトのプール
  • 午後  ウルルーカタジュタ・ヘリコプターツアー
  • 夕食  キャンプサイトでバーベキュー

エアーズロックのキャンプサイト泊

<5日目>

  • 6:00  エアーズロックのキャンプサイト出発
  • 朝食  エールドゥンダのロードハウス
  • 昼   アリススプリングスデザートパーク
  • 午後  南回帰線を超える
  • 夕食  キャンプサイトでバーベキュー

UFOの来るキャンプサイト泊

<6日目>

  • 朝   キャンプサイト内の散策
  • 午前  デビルズマーブル見学、その後ガス欠になる
  • 昼食  レナースプリングスのロードハウス
  • 夕方  マタランカ温泉キャンプサイト着
  • 夕食  キャンプ場のレストラン

マタランカ温泉キャンプサイト泊

<7日目>

  • 朝   マタランカ温泉に入浴
  • 午前  キャサリン渓谷でカヌーツアー
  • 昼食  キャサリン渓谷ビジターセンターのレストラン
  • 夕方  カカドゥ国立公園に入園
  • 夕食  キャンプサイトでバーベキュー

カカドゥのキャンプサイト泊

<8日目>

  • 午前  ノーランジーロック登頂
  • 午後  カカドゥキャンプサイトのプール
  • 夕方  イエローウォータークルーズツアー
  • 夕食  キャンプサイトでバーベキュー

カカドゥのキャンプサイト泊

<9日目>

  • 午前  マムカラ湿原見学
  • 午後  驚愕のジャンピングクロコダイルクルーズツアー
  • 夕方  ダーウィン到着、着後キャンピングカー返却
  • 夕食  シーフードオンクレン

カレンベイサービスアパートメンツ泊

<10日目>

  • 6:00  ダーウィン空港発 カンタス航空801便
  • 8:50  ケアンズ空港着 着後レンタカーを借りる
  • 午前  ラグーンプールやマッディプレイグランドで遊ぶ
  • 午後  ケアンズセントラルショッピングセンターで買い物
  • 夕方  パームコーブ着
  • 夕食  アプレビーチバー&グリル

アンサナリゾート&スパ泊

<11日目>

  • 8:20  パームコーブ出発 レンタカーでポートダグラスへ
  • 終日  ポートダグラス発グレートバリアリーフクルーズツアー(エイジンコートリーフ)
  • 夕方  ポートダグラスでショッピング
  • 夜   ケアンズナイトズー

アンサナリゾート&スパ泊

<12日目>

  • 午前  アンサナリゾートのプール
  • 午後  ケアンズ空港でレンタカー返却
  • 13:25  ケアンズ国際空港発 カンタス航空69便
  • 20:00  成田・新東京国際空港着 

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この記事があなたの子連れオーストラリア旅行の参考になったならとても嬉しいです。

それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!

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