地上最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜さよならセイシェル編・デイユース・空港のお土産ショップ
椰子の生い茂る森の中を自転車で走る
ボナプレミジ!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆今回は「インド洋の真珠」「地上最後の楽園」と讃えられるセイシェル共和国に2人の子供(小3、年長)を連れ家族4人で旅行をしてきました。
セイシェル旅行滞在6日目。楽しかったセイシェル旅行もついに最終日になってしまいました。午前中はアパートの前のリュニオンエステートビーチで泳ぎ、それから出発までの時間、アイランドロッジの客室を無料でデイユースさせてもらい、ゆっくり過ごしました。そしてラディーグ島からプララン島、マヘ島、シンガポールと船や飛行機を乗り継いで、日本に帰国しました。
セイシェル子連れ旅行のスケジュール
- 1日目 モルジブからシンガポールで乗り換えてセイシェルヘ ヴァレドメ自然保護区 プララン島
- 2日目 3島クルーズツアーに参加 プララン島
- 3日目 ラディーグ島へ移動 サンセットクルーズ ラディーグ島
- 4日目 午前中ココ島クルーズ 午後ホテルのプール&ビーチ ラディーグ島
- 5日目 アンスココトレッキングツアー 島の北海岸へサイクリング ラディーグ島
- 6日目 午前中ホテルのプール&ビーチ 午後移動
- 7日目 シンガポールで乗り継いで帰国
旅立ちの朝
ついにセイシェルとお別れする日がやってきた。
OH ノォ~~!
目覚めたたらすぐ、こどもたちと自転車でアンススールダルジャンまでサイクリング。
こんなに気持ちいい
朝の海辺を家族でサイクリング
するなんてもうないだろうな。
ビーチ沿いのトレイルを散歩して、お腹が減ってきたところで部屋に戻り、残りもので朝食をすます。
これで冷蔵庫もカラッポになった。
ママがカッカッカッと高らかに笑う。計算通り冷蔵庫が空になるのがこのうえなく嬉しいようだ。
それからママが荷造りをしている間、邪魔にならないようわたしはこどもたちと部屋の前のリュニオンエステートビーチで泳ぐ。
クリスタルのようにキラキラ澄み切った水、遠くに見えるプラランの島影、
頭上の青い空をホワイトテールドトロピックバードがゆっくり横切る。
アダムとイブが愛した地上の楽園は、
今日も穏やな光につつまれて、みずみずしくきらめいていた。
最後にプールでもうひと泳ぎ/アイランドロッジのガーデンシャーレ/テラスには気持ち良さそうなデイベッドが置かれている
さよならリュニオンエステートビーチシャーレ
荷造りが終わるとアイランドロッジのスタッフが荷物を運んで行った。わたしとこどもたちも海からあがり、もう一度忘れモノがないか部屋の中をチェックする。
荷物が片付けられた部屋の中は、なんだかがら~んとして落ち着かない。
あ~楽しかったこの部屋ともいよいよお別れなんだ。
みんなで部屋にありがとうを言い、それから自転車にまたがってアイランドロッジへむかった。
デイユース
デイユースで借りた客室。ここがロフトだよ~、室内は意外と広い/ベッドルーム/バスルーム
わたしたちが滞在していたリュニオンエステートビーチシャーレのチェックアウトは午前11時。
そのあと日本人びいきのマネージャーのはからいで、
午後の出発までアイランドロッジの客室を無料で使わせてもらえることになった。
ああ、これは助かります。日本までシンガポールでの乗り継ぎを含めて長い長いフライトになるから、出発前に部屋でシャワーが浴びれるのはとてもうれしいでござんす(何者だぁー)。
わたしたちが無料でデイユースさせてもらったのは、レセプションのすぐとなりにあるバンガロータイプのガーデンシャーレ。1部屋の定員は4名までとなっているので、家族連れにも人気のある客室だ。
室内は天井が高く一部にはしごで登り降りするロフト部屋がある。
そしてそのロフト部屋にもベッドが置かれている。
バスルームも清潔なうえ、シャワーブースとバスタブが独立していて使い勝手もいい。クローゼットもあるし、部屋の前のテラスには気持ちよさそうなデイベッドが置かれている。
こんないい部屋を使わせてもらえるなんてラッキーだね♪
じゃあお昼を食べて、出発までプールで遊んでようか。シャワーは出発直前に浴びるという方向で。
「デイユース」に関連する参考記事:子連れ海外旅行のエキスパートが教える宿泊先選びのヒント〜ホテル・コンドミアム活用テクニック
セイシェルで最後の食事
そしてセイシェル最後のお昼は昨日発見した「グレゴリーズピッツェリア」でいただく。
今日もあの「ココナッツタルト」と「キャラメルプリン」をオーダーしことは言うまでもない。(ってなにをえらそ~に!)
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さよならセイシェル
ブーゲンビリアの花のトンネルをくぐってウェルカムポイントに行くと、わたしたちを港まで運んでくれる送迎バスの前に、あのおじさんが立っていた。
エクスカーションでバスに乗る時、いつもカイとリュウを助手席に乗せてくれてたあのやさしいおじさんだ。
今日これからバスに乗って港へむかうのは
われわれ家族4人だけ。
シートには十分余裕があるのに、おじさんは
いつものように
こどもたちに助手席に乗るか聞いている。
こどもたちも喜んでその指定席乗り込んだ。
「日本語でグッドバイは何て言うの?」
バスを運転しながらおじさんが聞く。
「SAYONARAだよ」
「そうか、SA・YO・NA・RAって言うのか、とてもきれいな言葉だね」
遠ざかるラ・ディ-グ島/日本のマンガがデザインされたワンピース/プララン島が近づいてくる
バスを降りてフェリーに乗る前におじさんといっしょに写真を撮る。
「ハイ、もっと笑って~」
カメラをかまえてファインダーをのぞくと、
この旅行で出会った人たちの笑顔や、
美しい景色が
わーっとよみがえってきた。
ああ、このまま時が止まってくれたらいいのに!
「ありがとうございました!」
「SAYONARAぼくたち」
「サヨナラ、おじさん」
旅行が終わりに近づくといつも思う。
光のスピードで過ぎ去る1秒1秒がいかに大切かを。
それは人生についても言えることではないか。今この瞬間はもう二度と帰ってこない。
それならば例え、いやなことや辛いことだって、
心から楽しんで大切にしなきゃもったいない。
つらいと思っている間にも時は過ぎてゆき、その過ぎ去った時はもう二度と帰って来ないのだから。
大勢の観光客を乗せたプララン島行きフェリーは、まるで別れを惜しむようにゆっくりと桟橋を離れ、それから大きく旋回してスピードをあげる。
振り返ると港へ残る白い水の尾の先に、
青い海と空をバックにした、わたしたちのラ・ディーグ島が、いつまでもやさしく微笑んでいた。
さよならセイシェル。この景色を瞳に焼きつけて。。。
プララン空港のお土産ショップ
プララン島の港から送迎バスで空港に到着 / 今からまた旅行が始まるならいいのに。。。
プララン島の港から送迎バスで空港に到着/今からまた旅行が始まるならいいのに。。。
プララン島での別れ
「お帰りなさい。ラ・ディーグ島はいかがでしたか?」
フェリーがプララン島の港に着くと、クレオール社のエレンが笑顔で出迎えてくれた。
「いや~あんまり楽しすぎてあっという間でしたよーー」
搭乗手続きカウンター / 空港内のスベニヤーショップ / 空港の待ち合い室
気がつけば、送迎車でプララン空港まで送ってもらう間じゅう、ずっとラ・ディーグ島でのできごとをエレンに話してた気がする。
「そんなにお気に召されたのならぜひまたいらして下さい。それから日本でもセイシェルのことたくさん宣伝して下さいね」
そうだ、セイシェルに来て、
まさかこんなに日本人がいないとは思わなかった。
イースター島でもケニアでも少なからず日本人はいたが、セイシェルでは旅行中ただの1人も日本人を見かけなかったのだ。
セイシェルがこんなに素晴らしい所だと知ったらもっとたくさんの日本人が来るに違いない。
「わかりました。日本に帰ったら友達とか知り合いにいっぱい話します」
プララン島空港のメインビルディング/プロペラ機でマヘ島へ戻る/眼下に広がるプララン島
プララン空港から出発
滑走路に止まってる小さなプロペラ機に乗り込むと、すぐに扉が締まり離陸体勢にはいった。
それから飛行機はぐんぐん加速し、あっという間に上空に舞い上がる。
見下ろすと窓の外に、プララン島とエメラルドグリーンにきらめく海が広がっていた。
プララン空港のお土産ショップ情報
プララン島空港の搭乗待ち合い室には2件のスベニヤーショップがある。
Tシャツ、絵はがき、写真集、貝の工芸品やアクセサリー等を売っている。
ここがプララン島でもっとも充実したみやげ屋かもしれない。
操縦席が丸見えの機内席。
帰国時に寄ったマヘ島セイシェル国際空港のおみやげショップ
さて、この旅行記もそろそろ終わりが近づいてきた。
最後にマヘ島にあるセイシェル/ビクトリア国際空港の様子を書いておこう。
国内線ターミナル
プララン島からの飛行機はビクトリア空港の国内線ターミナルに到着する。
飛行機を降り滑走路を歩いて建物に入ると、預けていた荷物も、空港のスタッフがこれまた手に持って歩いて運んできた。
到着口から入ったロビーには、セイシェル航空のカウンターや、レンタカー会社のオフィス、交番、銀行、旅行会社のカウンター、それからおみやげショップとカフェレストランがある。
カフェはシンガポールから到着した時、国内線のカウンターが開くまで待っていたところだ。なつかしいね。
一方、お土産ショップにはTシャツやアクセサリー、貝を使った小物、紅茶、バニラビーンズ、エッセンシャルオイル、絵はがき、などが売られている。
これが国内線ターミナル/荷物は手で運ばれてくる/カフェテリア
手荷物検査でサッカーボールが、、
セイシェル航空のカウンターで搭乗手続きがすんだら、イミグレーション→手荷物検査場の順ですすむ。
ここの検査が意外と厳しい。
カイのサッカーボールは空気を抜かれてふにゃぺちゃにされてしまった。
カイが泣きそうな顔になるのを見て、検査官のお兄さんは、空気を入れたらもとどおりになるから大丈夫、とカイの頭をなでながら言う。
ぼくもサッカーしてるからよくわかっている、心配ないよ。って。(日本に帰って空気を入れたら本当にもとどおりになりました)
預ける荷物は成田までスルー、一方搭乗手続きのほうは、シンガポールで乗り継ぎする時、もう一度やり直さなければならない。
国際線の搭乗カウンター/厳しい手荷物検査場 /搭乗待ち合い室
国際線出発ロビー
搭手荷物検査が終わり出発ロビーに進む。
今夜は乗客が少ないのかずいぶんがら~んとしている。
イスに座って後ろを見ると、手荷物検査場のお兄さんたちもヒマそうだ。
こどもたちにむかって
「サッカーボール大丈夫だから」
としきりにジェスチャーしている。
ロビーにはおみやげシップとデューティーフリー、ダイヤモンドショップ、それにセフルの軽食カフェがある。
お店をのぞいたり、みんなでカフェでアイスクリームを食べたりしているうちに出発の時間になり、ライトアップされた滑走路を歩いて飛行機へ向う。
時計を見ると午後8時。ああ、いよいよこれでで本当にセイシェルとお別れだ。
飛行機の入り口までタラップを登ったところでもう一度振り返り、
それからセイシェルの空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
飛行機へむかう/さよならセイシェル
セイシェル子連れ旅行記の目次
- 最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜スケジュール・計画・準備編
- セイシェル航空でGO!
- セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜フライト&空港編・マヘ島ビクトリア国際空港
- 個人手配セイシェル子連れ旅行記〜プララン島空港に到着編・ホテルラルシペル
- セイシェルでレンタカーを借りるのに国際免許はいりません
- 為替の両替~セイシェルルピーをゲットする
- 世界遺産・ヴァレドメ自然保護区のココデメール
- セイシェルナンバーワンビーチ/アンスラジオへのアクセス
- プララン島のディナ~クレオール料理のレストラン「ラグーリュ」
- プララン島のホテル/ラルシペルのプールで水中にらめっこ
- 野鳥の楽園セイシェル・クーザン島に子連れクルージングツアー
- キュリーズ島海洋国立公園〜ゾウガメだらけ!バーベキューランチ・キュリーズ島博物館
- セイシェル・サンピエール島で子連れシュノーケリング
- ホテル・ラルシペルのプールから見るプララン島の夕陽
- ドレスコードは意外に厳しかった・ホテル・ラルシペルのディナー
- え?片道切符だけ?不安いっぱい期待いっぱいでラディーグ島行きフェリーに乗船
- ラディーグ島子連れ旅行記(6才、9才)〜レンタサイクル編・観光の見どころ・リュニオンエステートビーチ
- 最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜ラディーグ・アイランドロッジ編
- セイシェルサンセットクルーズツアー
- ヨーロッパからのゲストが多いリゾートの朝食では脳にいいものをたくさん食べれる
- ココ島子連れシュノーケリングツアー
- セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜リュニオンエステートパーク・ゾウガメ公園編
- セイシェルを代表する景観・神の積み木〜アンススールダルジャン
- インポッシブルで危険なミッションとは?〜セイシェルの夕日
- プールバーのお兄さんが火を吹いて驚いたファイヤーショーを見ながらディナービュッフェ
- ツアー参加者だけでビーチを独占する贅沢〜セイシェルの秘境ビーチ・アンスココ子連れトレッキングツアー
- セイシェルを代表するビーチ・グランダンス
- セイシェルのプレイグランドで遊ぶ
- ラディーグ島北側へのサイクリングの途中で野生のゾウガメと遭遇した
- 舌が4次元の世界にワープする衝撃的な美味しさ・グレゴリーズピッツェリアのココナツタルトとキャラメルプリン
- 地上最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜さよならセイシェル編・デイユース・空港のお土産ショップ
- セイシェル子連れ旅行記エピローグ〜子ども達がセイシェルで楽しかった事ランキング