セイシェルを代表するビーチ・グランダンス

2019年1月21日

グランダンスのビーチ

ラディーグ島南東海岸にあるグランダンス。花崗岩が積み重なった独特の景観とクリームソーダを溶かしたような海の色

ボナプレミジ!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆今回は「インド洋の真珠」「地上最後の楽園」と讃えられるセイシェル共和国に2人の子供(小3、年長)を連れ家族4人で旅行をしてきました。

セイシェル旅行滞在5日目。アンスココで泳いだり、美しい景色を堪能したあと、トレッキングのスタート地点であるグランダンスに戻って来ました。送迎バスが出発するまで1時間ほど自由時間を過ごしました。

セイシェル子連れ旅行のスケジュール

  • 1日目 モルジブからシンガポールで乗り換えてセイシェルヘ ヴァレドメ自然保護区 プララン島
  • 2日目 3島クルーズツアーに参加 プララン島
  • 3日目 ラディーグ島へ移動 サンセットクルーズ ラディーグ島
  • 4日目 午前中ココ島クルーズ 午後ホテルのプール&ビーチ ラディーグ島
  • 5日目 アンスココトレッキングツアー 島の北海岸へサイクリング ラディーグ島
  • 6日目 午前中ホテルのプール&ビーチ 午後移動
  • 7日目 シンガポールで乗り継いで帰国

グラン・ダンスについて

アンススールダルジャンと並ぶ、セイシェルを代表するビーチ。花崗岩のオブジェと目の醒めるような美しい海のコントラストが鮮やか。ビーチは広くどこをとっても絵になる景観が続く。波が高いので、シュノーケリングよりボディーボード、サーフィンに向いている。

お店は、島の中心から続く道路の終点にカフェが1件だけある。

参考記事:;子連れ海外ボディボード

デジカメが普及したから

アンスココで自由時間をすごした後、朝来たトレイルをグランダンスまで引き返す。

このツアーの参加者のうち子連れは我が家だけで、あとは年配のご夫婦がほとんど。

ヨーロッパでもトレッキングは中高年に人気のアクティビティなんだろうか。

グラスゴーから来ているという老夫婦は、奥さんが立派なデジカメ(日本製!)を持ってらっしゃって、トレッキング中もビーチでの自由時間中も、何者かに取り憑かれたように熱心に写真を撮っていた。

銀塩フィルムの時代は、日本でも海外でも、女性がここまでアグレッシブにカメラをかまえる姿は見なかったような気がする。

デジカメになって使いやすさや気軽さが向上したため、男女や年齢の差を問わず、写真愛好家が世界中で増えているのだろう。

行きより帰りが

屏風岩山を2つ越えてスタート地点のグランダンスに戻ってきた。行きより帰りの行程のほうが短く感じるというのは、

心理学的にも説明できるそうだ

個人でトレッキング計画を立てる時には、私は行程を長く楽しみたいほうなので、行きと帰りはなるべく違うルートを使うことが多い。

ま、今日はツアーなので仕方ないですが。

グランダンスのビーチで泳ぐ子どもたち

いろいろな角度から写したグランダンスの写真

グラン・ダンスの光

グランダンスは両側を屏風状の岩山に囲まれたビーチ。

岩山の陰から、ジュラ紀の恐竜がぬぅ~と顔を出しても違和感を感じない雰囲気が漂っている。

砂浜はかなり広くのんびりリラックスするには最高の場所だろう。

グランダンスがセイシェルで一番美しいビーチと言われている由縁は、その海の色。

ソーダ水をとかしたような水の色は、始めて見た時は言葉を失うくらい鮮烈だった。

どうしてこんな神がかった色になるのかわからないが、この地球上でのセイシェルの位置が、

ここにしかない光の屈折率

を生み出しているのではないだろうか?

今回のツアーでは、ビーチでまた1時間くらい自由時間になり、それからホテルの送迎バスでロッジに戻った。

ビーチインフォメーション

グランダンスは波が高く、基本的に遊泳が禁止されているらしい。泳いでいる人はたくさんいるので、各自のリスクでということなんでしょう。

サーフィンやボディーボードをしている人もいる。

ビーチの沖ではボートでやって来てシュノーケリングをしているグループを見かけた。

そういえばラディーグ島の初日に参加したサンセットクルーズツアーで、このグランダンスの沖を通ったとき、そのあまりの透明度の高さ、船の上から見える海中の珊瑚礁の様子に驚いた。

ビーチにはトイレ、シャワー、更衣室、駐輪場などはない。

行き方

グランダンス
グランダンスのビーチと巨石

グランダンスへはラディーグ港からおそよ5kmの距離。徒歩で往復2時間半くらい。レンタサイクルならもっと簡単に行ける距離だが、普段自転車に乗りなれていない子連れ家族には峠越えがハードかも。

滞在しているホテルの送迎バスを利用したエクスカーションで訪れるのが一般的。

プララン島やマヘ島からのツアーでグランダンスに行くかどうかは不明。

グランダンスへ子連れサイクリング

実はアンスココへトレッキングツアーの前日、セイシェル滞在4日目の午後、私たちは自転車でグランダンスを訪れていた。

その時の様子を紹介しよう。

グランダンスへ子連れでサイクリング
サイクリングの様子

セイシェルで一番美しいと評判のビーチ、グランダンスへは、島の南東に横たわる山を越えていく。

この山越えロードを一度も自転車から降りずに漕いで登り切るのは、かなりの重労働だ。

坂のこう配は、見た目にはそれほどきつくないが、左右にくねくねカーブしながら登ってゆく道がクセモノ

あの角を曲がったら峠だろう、と期待して自転車を漕ぐが、そこまで登るとその先にもまた同じように曲がりくねった坂道が続iいてがっかりするのだ。も~限界、と途中から自転車をおりて押しながら登ることになる。

道のまわりはうっそうと繁るジャングル。民家などはなく通行人もいなければ車も走っていない。人工の音はいっさい聞こえないが、薄暗い森のそこかしこから、鳥や虫たちの不思議な鳴き声が響いてくる。

最後まで漕ぎ続けていたカイも、ついに観念して自転車を降りる。

でも、そこからほんの少し登ったところが坂道のピーク、つまり峠のてっぺんだったので

「あ~、あともうちょっとだったのに!」

とくやしがる。

フッフッフ、人生とはそんなもんだよ。

あきらめが肝心と言うが、むしろあきらめどころを見極めることが重要だ。さっさと見切って省エネするか、行くならとことん最後まで行くか。

まあもっともあきらめずにがんばった過程にこそ、大切な要素があると言えばそうですが。

自転車で峠を越える

自転車で峠を越える

峠を越えたら一転してビーチまでずーっと下り坂

ひゃぁ~、風が気持ちいいぃーー。

でもうっかりしてるとものすごいスピードが出るので注意しよう。と言ってる間にも、こどもたちの姿はあっと言う間に見えなくなった

坂を下ると道は未舗装になり、その先にビーチが見えてくる。

汗をいっぱいかいて到達したビーチは、この世のものとは思えないほど鮮やかな色で煌めいていた。

グランダンスのビーチ
グランダンスのカフェ / 左上

サイクリング情報

道の終点にカフェレストランが1件あり、そこがビーチへの入り口になる。

ランチビュッフェの料金は大人200SR、子供100SR。トイレやシャワーもある。

サイクリングの所要時間は、リュニオン・エステート・ビーチ・シャーレから片道40分程度。

セイシェルのビーチ
グランダンスの海の色

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