【現役PTA会長が語る】中学校の卒業式で心に残る感動的な挨拶をするための3つの方法

2020年7月13日

校長先生から卒業証書を手渡される卒業生
来賓席から見た卒業式

😊こんにちは、イルカパパです。

東京の公立中学校でPTA会長を4年、学校運営協議会会長を3年しています。今回は中学校の卒業式で心に残る感動的なスピーチをするための3つの方法を紹介します。

心に残るスピーチをするための方法

  • 具体的なエピソードを入れた原稿を考える
  • 原稿を覚える
  • スピーチの練習をする

この記事が全国のPTA会長の皆さんのお役に立てば幸いです。またそれが子供達や地域の笑顔を増やすことにつながればこんなに嬉しいことはありません。

具体的なエピソードを入れた原稿を考える

卒業式は数ある学校行事の中で、とりわけ厳粛な雰囲気の行事です。

そんな中で学校の先生でもないPTA会長が、卒業生や保護者の心に残る感動的な挨拶をするためには、まずしっかり原稿を考えることが大切です。

ではどこにポイントを置いて原稿を考えたらいいのでしょうか?それは下記の5点です。

原稿を考えるポイント

  1. PTA活動を通じて感じた具体的な例を取り上げる
  2. テーマはひとつに絞る
  3. 自分の子供が卒業するとき何をアドバイスするかをイメージする
  4. 保護者、教職員、来賓へのお礼を入れる(冒頭でも最後でもかまいません)
  5. 全体の時間は5分~7分を目安にする

せっかくPTA会長として年間にわたって活動してきたのですから、上手くなくてもかまわないので自分のことばでメッセージを伝えて下さい。教員ではないPTA会長は、逆にその視点からテーマにつながるエピソードを取り上げるのがいいでしょう。

体育祭、合唱コンクール、美化活動など、PTA活動を通じて感じたことなど生徒にとって身近なエピソードは感動を呼びやすいです。

また、もしあなたがビジネスマンなら、社会に出て必要なことやビジネスにおける経験などをテーマにするのもいいでしょう。

自分の子供にアドバイスするなら何を伝えるか?という視点でもいいです。自分の子供が小学校、中学校を卒業するとき親としてどんなことをアドバイスしどんなメッセージを伝えたいか、それを学校生活の中から具体例を取り上げ、ひとつのテーマにしぼって伝える、ということです。

原稿の長さ

「生徒が飽きてしまうので原稿はなるべく短くまとめたほうがいい」という意見もあります。

もしあなたが卒業式でスピーチをするのが初めてでとても緊張しているならそれでも仕方ありませんが、短い挨拶では、聴衆が涙を流すような感動を与えるスピーチをするのは難しいと思います。

私はいつも7〜10分程度話します。

祝辞が長くても、役者さんの1人芝居のように声の抑揚や身振りを交えて話せば飽きる生徒はいません。

逆に原稿棒読みだと1分でも子供達は長く感じるでしょう。

原稿を覚える

前述した通り、原稿を読みながらスピーチをするとどうしても「棒読み」になってしまいます。その時点で生徒たちには「ありきたりな内容」と思われるので、1分程度の挨拶でもとても長く退屈に感じてしまうでしょう。

心に残るスピーチをするためには、舞台役者さんがセリフを暗記するように、あなたも原稿を丸暗記することが重要です。もし完全に覚えられなくても、練習して詰まる部分があればマーカーで印をつけておくなどしておきましょう。

聞き手の心に残る、つまり聞き手が「感動的なスピーチだった」という印象を持つ要素は、実はスピーチの内容ではありません。

利き手の印象に残るのは

  • 話し手の表情や視線
  • 姿勢や態度
  • 声の調子やトーン
  • スピード

などが9割を占めます(メラビアンの法則)

スピーチの内容はわずか7%程度です。ですから聴衆を感動させたいなら、原稿を一生懸命考えるより、スピーチの練習を一生懸命する方が合理的ということになります。

🎓メラビアンの法則には賛否両論ありますが、細かい数字はともかく傾向として大きなとらえ方をする限りは間違っていないと思います。

そのためにも原稿を丸暗記してスピーチすると、まるで卒業生に向かって話しかけているようなスピーチになるので、利き手にはとても深い印象が残るでしょう。

練習をする

繰り返しになりますが、聞き手が感動するのは「話の内容」ではなく「話し方そのもの」です。ですから、原稿を覚えたら、どのように話すのかを考え、練習に時間を割くことをおすすめします。

ここでも役者さんが舞台の練習をするみたいに、鏡の前で話してみてその時の表情や姿勢、アクションなどをチェックします。

話している様子を動画に撮影して自分でチェックすることも大切です。声のトーン、大きさ、抑揚、リズム、スピードなどは聞き手が印象を決める大きな要素になります。

スティーブジョブスのように

卒業式も慣れてくると「大胆な演技」ができるようになります。

私も初めの年は演台に置かれたマイクに向かって喋っていましたが、そのうちマイクを手に持ってジェスチャーを交えながら話すようになりました。

今ではマイクを片手で持って演台から離れ、ステージの上を右や左に移動しながら、生徒の顔をのぞきこんだり、保護者席に手を振ったり、間を開けたり、大げさなジェスチャーを交えたりして挨拶をします。そうするとスピーチが長くても誰も退屈しません。

最後は感動と涙と笑いと大拍手の嵐になります。

もう一度言いますが、感動を与える卒業式の挨拶をするには、控えめに言っても、原稿の内容と同じくらい話し方そのもののも大切だということです。

発生練習

時間があれば卒業式の数日前から発生練習をすることもおすすめします。

年をとると声帯が衰えてきます。ハリと潤いのあるよく通る声で話すのと、暗くボソボソ耳障りな声で話すのとでは、聴き手に与える印象は天と地ほど違います

発生練習を行うと、年齢がいった人でも若い頃のようなハリと潤いのある声を一時的に取り戻すことができます。俳優や歌手でも年齢の割に「若々しい声」を出す人は大勢いますよね。

私はアップルミュージックの聴き放題プランを契約していますが、「カラオケ」を選んで歌うことで「発生練習」をしています。

「いい声」で話すと最初の一声だけで、聞き手がぐっと耳を傾けてくるのを感じます。

まとめ

しっかり原稿を練って、練習すれば、当日多少あがっていても聞き手にはわかりません。原稿ができたら何回も練習しできれば当日は、原稿を見ないでしゃべれるようにすることが理想です。

そして原稿の内容以上に、落ち着いた声、表情で、会場全体を見回しながら、ゆっくり話すことが大切です。

PTA会長としてあなたが伝えたいメッセージを、卒業し未来へ羽ばたく子供たちへ堂々と伝えましょう。

卒業式で心に残る挨拶をするポイント

  • 原稿を覚える
  • スピーチの練習をする
  • 発生練習をする

追記

自分のお子さんが卒業生の中にいるときは要注意です。感動的な内容を話すと自分自身が涙がこみ上げてきてステージ上で嗚咽をあげて泣くことになります。

それからとにかく気楽に自由に考えることです。

PTA会長のスピーチを真剣に聞いている人は

1人しかいないと考えましょう

え、それは誰ですかって?

あなたのスピーチを参考にたい、次期PTA会長になる人です(笑)