最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜スケジュール・計画・準備編

2019年1月18日

セイシェル子連れ旅行記

🤗ボナプレミジ!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆

今回は「インド洋の真珠」「地上最後の楽園」と讃えられるセイシェル共和国に2人の子供(小3、年長)を連れ家族4人で旅行をしてきました。

プララン島、ラディーグ島、ココ島、サンピエール島、などセイシェルの美しい島々を巡り、子供達と奇麗な海でたくさん泳ぎ、自転車を借りてサイクリングをしたり、サンセットクルーズを楽しんだり、おいしい料理をたくさん食べて、家族で笑い転げて過ごしました。その時の様子を写真とともに旅行記で紹介します。ぜひ南の島へのビーチ旅行の参考にしてみて下さい。

セイシェルの魅力~プララン島ラディーグ島

セイシェルを発見したフランスの探検隊が、エデンの園と信じて疑わなかったセイシェルは、アフリカの沖合い1500キロ、赤道直下のインド洋に浮かぶ諸島国家です。

4つの諸島群、115の島から構成され、その美しさゆえ「地上最後の楽園」と称えらています。

すべての陸地を合わせても面積は約455平方キロメートル、東京都の5分の1にも満たないのですが、このわずかな陸地は、ガラパゴスにも匹敵する豊かな自然と生き物に恵まれています。

日本ではほとんど知られていないセイシェルですが、ヨーロッパのセレブ達の間では非常に人気の高いリゾートアイランドで、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の新婚旅行先としても有名です。

楽園をテーマに世界のビーチリゾートの写真を撮り続けている写真家の三好和義さんはこう言っています。

「わたしにとってセイシェルは特別な場所」

*2006年12月16日放送の「世界ふしぎ発見」

*アメリカの旅行雑誌「Travel + Leisure」が発表した、2017年のアフリカ・中東部門のベストアイランドにセーシェルが2年連続No1に選ばれました。

セイシェルのビーチ

セイシェル子連れ旅行

子連れ旅行者の楽しみ方~セイシェルのアクティビティ

セイシェルで特に子連れにおすすめの楽しみ方、アクティビティ、観光スポットを紹介します。もちろん美しいビーチやプールで、パパやママと遊ぶだけでもこどもは大喜びです。

  • シュノーケリング(ココ島、サンピエール島)
  • 野生動物観察(クーザン島、キュリーズ島)
  • サイクリング(ラディーグ島)
  • 世界遺産ヴァレドメ自然保護区(プララン島)
  • クルージング

ココ島

ココ島でシュノーケリングをする子供達

ラディーグ島からボートでおよそ20分のところにある小さな無人島。ビーチに巨岩がごろごろ転がっている不思議な風景が特徴の島。ビーチは遠浅で、沖には珊瑚礁の海が広がっている。子連れシュノーケリングでウミガメやたくさんのトロピカルフィッシュを見ることができた。

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ココ島のビーチ
ココ島のビーチ

サンピエール島

プララン島の北海岸(ホテル・ラ・ルシペル前)からボートで15分。サンピエール島は岩だけの小さな島なので上陸はできないが、島の周囲の海がシュノーケリングポイントになっている。足が着かない場所へボートから飛び込んでシュノーケリングをおこなうので、海に慣れていない子どもにはハードが高いかもしれない。ツアーに参加するればライフジャケットは無料。ラ・ルシペルからキュリーズ島、クーザン島、サンピエール島を巡る3島クルージングツアーがある。

サンピエール島でシュノーケリングをする子供達

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クーザン島

プララン島の南西に浮かぶ野鳥の楽園。無人島でお店やレストラン、道路などはない。鳥や卵を襲うネズミなどの天敵がいないため、足のもとの地面などに巣や卵、生まれたばかりのひな鳥が転がっている。ライセンスを持ったネイチャーガイドと同伴でなければ島に上陸することは出来ない。クーザン島へはプララン島やマヘ島からのツアーや、セイシェルクルーズツアーなどで行くことが出来る。

キュリーズ島

キュリーズ島のゾウガメ
キュリーズ島のゾウガメ

数百頭のアルダブラゾウガメが生息してるゾウガメの楽園。宿泊施設やお店、レストランなどはないが、バーベキューができる施設があり、ツアーではここでランチをすることが多い。またかってのハンセン病患者隔離施設がキュリーズ島博物館として無料公開されている。

世界遺産ヴァレドメ自然保護区

世界遺産ヴァレドメ自然保護区

プララン島にある世にも不思議な植物、ココデメールの自生地。希少な鳥「ブラックパロット」の目撃例も多い。プララン島内やマヘ島からのツアーがある。プララン島滞在ならレンタカーでも行くことが出来る。

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セイシェルのビーチ
セイシェルを代表するビーチ・アンススールダルジャン(恋人海岸)

セイシェル子連れ旅行のスケジュール

今回はモルジブ旅行の後半にセイシェル旅行を組みわせています。フライトで説明すると、成田→モルジブ→シンガポール→セイシェル→シンガポール→成田、という行程になります。全てのフライトをシンガポール航空でまとめたため、モルジブ旅行に少し足すだけのわずなか追加料金でセイシェル旅行を実現できました。しかし残念ながら現在(2019年6月)シンガポール航空はシンガポールーセイシェルのフライトを運行していません。

1日目 モルジブからシンガポールで乗り換えてセイシェルヘ

  • セイシェル航空63便 シンガポール発 0:35 ー セイシェルマヘ島ビクトリア国際空港着 3:15 
  • セイシェル航空3056便  セイシェルマヘ島発 5:45 ー セイシェルプララン島空港着 6:00
  • 午前中 ホテルチェックイン後、レンタカーを借りて、世界遺産ヴァレドメ渓谷国立公園観光
  • 午後 島の西側へドライブしアンスラジオで泳ぐ
  • 夕食後、ホテルのプールで遊ぶ
  • ラルシペル 泊

2日目 3島クルーズツアーに参加 

  • クーザン島・野鳥の楽園
  • キュリーズ島・ゾウガメのサンクチュアリー、バーベキューランチ、博物館
  • サンピエール島・シュノーケリング
  • 夕方 ホテルのプールで遊ぶ
  • ホテルでセイシェルの夕陽を鑑賞しながらディナー
  • ラルシペル 泊

3日目 ラディーグ島へ移動

  • 朝食後、フェリーでラディーグ島へ移動
  • 午前午後 ラディーグ島のホテルのプールで遊ぶ
  • 夕方 ラディーグ島サンセットクルーズ
  • リュニオンエステートビーチシャーレ 泊

4日目 午前中ココ島クルーズ 午後ホテルのプール&ビーチ

  • 午前中 ココ島シュノーケリングツアー
  • 午後  ホテルのプール&ビーチ
  • リュニオンエステートビーチシャーレ 泊

5日目 トレッキング&サイクリングデー

  • 午前中 アンスココトレッキングツアー
  • 午後  島の北海岸へサイクリング
  • 夕方  アンススールダルジャン
  • リュニオンエステートビーチシャーレ 泊

6日目 午前中ホテルのプール&ビーチ 午後移動

  • 午前〜午後 ホテルのプール&ビーチで遊ぶ
  • 遅い午後 プララン島経由でマヘ島へ移動
  • セイシェル航空3171便 セイシェルプララン島発 17:05 ー セイシェルマヘ島ビクトリア国際空港着 17:20 

7日目 帰国

  • セイシェル航空62便 セイシェルマヘ島ビクトリア国際空港発 20:30 ー シンガポールチャンギ空港着 7:45 (機中泊)
  • シンガポール航空12便 シンガポールチャンギ空港発 9:45 ー 成田空港着 17:35 

*この旅行記は2007年の3月に子連れでセイシェルを旅行した記録を2019年に再編集したものです。料金等はなるべく直近のものを調べ直し記載していますが、一部施設やフライト、お店等はなくなっているものもあります。何とぞご了承ください。当時、子供達は小学3年生と年長です。

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セイシェルのビーチとボート

日本からセイシェルへの行き方

日本からセイシェルへ行くルートは

  1. シンガポール経由
  2. ドバイ経由
  3. ドーハ経由(カタール)

の3通りあります。

*セイシェル航空は、現在(2020年1月)セイシェル~シンガポール間のフライトは運休中です。代わりにセイシェル~香港が就航しています(キャセイパシフィックとのコードシェア便)。日本から旅行するときはこちらを利用すると便利でしょう。またドバイ、ドーハ便もともに現在はありません。中東ではエティハド航空とのコードシェア便がアブダビから就航しています。

:香港線も現在(2020年6月)は運休中です。

参考記事:シンガポール航空でGO!

これ以外にもヨーロッパ経由や、ヨハネスブルグ、モーリシャス、ナイロビ・ケニアから飛ぶ方法もあるが、飛行時間や料金を考えると今回の旅行には適さないので除外した。日本からセイシェルへは直行便がないため、いずれにしてもどこかの国を経由しなければならない。この時考慮すべき点は、料金、乗り継ぎの利便性、乗り継ぎ都市/空港の魅力の3点であろう。

*セイシェル航空のナイロビ、パリ、アンタナナリボ(マダガスカル)線も2018年から2019年にかけて運休になりました。

まっさきに考えたのは3)のドーハルート。

カタール航空はスターアライアンスのメンバーなので、マイレージを使えば無料でセイシェルまでの航空券をゲットできる。ドーハでの乗り継ぎ時間もスムーズで、実際ドーハ~セイシェル間のフライトはすぐ無料航空券の予約が獲れた。しかし日本からドーハへは週2便しかフライトがなくキャンセル待ちに。しかもカタール航空は成田には乗り入れしておらず、大阪/関空からの出発になる。

そうすると無料航空券をゲットできたとしても羽田~関空は別に航空券を買うか、10000マイル足して国内線の無料航空券を獲得する必要が出てしまう。これってなんかもったいない。とりあえずキャンセル待ちはそのまま入れておいて、別のルートも考えることにした。

ドバイルートはどうだろう?

ドバイへも成田からのフライトはないが、エミレーツ航空はJALと共同運行便を羽田~関空間に飛ばしてしるので、国内線部分の料金が別途かかるという無駄はない。しかも関空~ドバイ、ドバイ~セイシェルは毎日フライトがある。ドバイで数時間~数日過ごすことになってもそれはそれで楽しいではないか。これでキメかなと思い運行スケジュールを調べてみたら、でもドバイからセイシェルやモルジブへの乗り継ぎがあまり効率よくない。しかもモルジブへは往路か復路がマーレ~コロンボ経由になり時間のロスがかなりある。う~ん、いいかなと思ったのですがちょっといまいちだなー。で、第三の選択肢、シンガポールルートを調べることになった。

意外といいぞシンガポールルート

日本からシンガポールを経由してセイシェルへ行く場合でも、モルジブからシンガポール経由でセイシェルへ行く場合でも、シンガポールでの乗り継ぎは、時間のロスが少なく非常に効率がいい(実際は出発直前にフライトスケジュールが変更になりシンガポールでの1泊を余儀なくされたました)。

帰りの乗り継ぎも非常に効率的。シンガポール~東京間は毎日複数のフライトが運行されているので、乗り継ぎに都合のよい時間のフライトを選べる点が大きといえるだろう。

乗り継ぎ都市としてのシンガポールも魅力的な町だし、チャンギ空港でのトランジットも、食事や買い物、エンターテイメントなど充実した時間を過ごすことができる。ただひとつこのルートの欠点は、シンガポール~セイシェルのフライトが週1便しかないとこだ。しかし、料金面や乗り継ぎの利便性において、他の2ルートを圧倒しているので、ルートはシンガポール経由に決定した。

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花崗岩が点在するビーチ
セイシェルの特徴は花崗岩が点在するビーチ

セイシェル航空国際線の就航都市とコードシェア提携を結んでいる航空会社

日本からセイシェルへの行き方は、頻繁にフライトが変わります。この旅行記でも紹介しては運休、追加、また運休の繰り返しで、上記の記事はつぎはぎだらけの読みにくい文章になってしまいました。これからも変更があると思いますが、2019年6月時点での、セイシェルへの行き方をまとめてみます。

セイシェル航空の就航都市

  • ヨハネスブルグ・南アフリカ
  • ポートルイス・モーリシャス
  • ムンバイ・インド

コードシェアを結んでいる航空会社

  • エディハド航空
  • 南アフリカ航空
  • エールフランス
  • エア・ボツワナ
  • マダガスカル航空
  • アリタリア-イタリア航空
  • ヴァージン・オーストラリア

行き方のまとめ

上記のことから、日本からセイシェルへ飛行機で行く方法として

  • ヨハネスブルグ
  • ポートルイス
  • ムンバイ
  • アブダビ
  • パリ
  • ハボローネ
  • アンタナリブ
  • ローマ・ミラノ
  • ウィーン

を経由する方法があります(考えられます)。

それぞれのルートや運賃、乗り継ぎ時間も含めた所要時間などは、ご自身でお確かめください。

セイシェルの海中写真

2020年6月現在、クアラルンプール(マレーシア)、ドバイ(アラブ首長国連邦)、アジスアベバ(エチオピア)を経由するルートが料金、時間の面から考えて効率的です

計画と手配

個人手配で子連れセイシェル旅行を計画するとき

  • どのルートで行くか?
  • どの島に滞在するか?

が悩むポイントとなります。

ルートについて上記で説明しましたが、以下ではどのような点に考慮しながら滞在先、アクティビティを決めていったのかを紹介してます。

どの島に滞在するか?

セイシェルで過ごす時間が1週間と決まってしまえば、案外どの島にどれだけ滞在すべきか?は迷わないものです。

1つの島に1週間滞在するか、2泊と4泊(あるいは3泊づつ)で2島滞在か、2泊づつ3島滞在か。

いずれにしても時間が限られてるので、なるべくセイシェルらしい島に滞在してセイシェルらしい体験をしたいと思いました。

ここで「セイシェルらしい」をキーワードに一番行きたい島はどこかを考えてみることに。う~ん、それはやっぱりもっともセイシェルらしいビーチ、アンススールダルジャンやグランダンスのあるラディーグ島かな。ゾウガメもたくさんいるみたいだし。それでまずラディーグ島が最有力候補になりました。

じゃあもう1島行くとしたらどこがいいか?モルジブのように1島1リゾートの、デニス島、シルエット島、フェリシテ島は高級すぎて料金的に無理そうです。バード島も行ってみたいけど、逆にモルジブとの違いがよくわからない。

もう一度「セイシェルらしさ」で考えなおしてみたら、世界一美しいビーチと言われるアンスラジオや、世界遺産ヴァレドメ渓谷、キュリーズ海洋国立公園、野鳥保護区のクーザン島等へのエクスカーションがあるプララン島が浮かんできました。

これらの場所へは首都ビクトリアのあるマヘ島からも、日帰りツアーで訪れることができますが、時間的にあわただしくなってしまいます。じゃあプララン島にゆっくり滞在してこられの場所へ行ってみよう、ということになり、プララン島、ラディ-グ島の2島滞在というプランができあがりました。

ホテルはどうする?

プララン島はそこをベースにまわれる観光地がたくさんあるため、宿泊施設の数もマヘ島に次いで多いです。最も高級なホテルは島の南西にあるレムリアリゾート。セイシェルには珍しい大型リゾートホテルで、目の前がプライヴェートビーチ、それにテニスコート、プール、スパ等の施設も充実しています。ただしこのホテルで4人家族が1部屋に宿泊できる客室はスイートルームのみ。一応調べたら、ドッカ~ン!1泊がとんでもない料金だ。我が家には手が届かないので泣く泣く却下。

プララン島でもうひとつの高級ホテルは島の北東、メインビーチのアンスヴォルヴェールに面して建つラルシペル

小規模ですがハイセンスな隠れ家的なホテルで、プラヴェートビーチ、プール、スパ等の施設も完備しています。何よりここが気に入ったのは、デラックススイートの料金が良心的なうえに家族4人で1部屋に泊まれること。立地の面でもレムリアリゾートより魅力的だし、HPで見る限り客室のセンスもいい。プララン島での滞在はこのホテルに決まりです。

ではラディ-グ島はどうしよう?

プララン島ほど宿泊施設のチョイスはありません。いろいろ調べていたら、フルキッチン付き2ベッドルームの1戸建てコテージを見つけました。

それが「リュニオンエステートシャーレ」。

イギリスのブレア前首相も家族で休日をすごしたことがあるという、目の前がプラヴェートビーチのおしゃれなコテージです。キッチンがついているのは、食事代や時間の制約の面ですごく魅力的。ラディーグ島で唯一の5つ星リゾート、ラディーグアイランドロッジのプールやレストラン等の施設が無料で使用できるという点も大きなメリットです。ラディーグ島での滞在はここにしよう、ということになりました。

手配

以上にようにプランがかたまり、さっそく見積もりを数社にお願いしました。結果はまたもや「アクアラグーン」さんが最も安い料金を提示。今回もお願いすることになりました。

こうして予約、手配が順調にすすみ、あとは出発を待つだけになりました。

セイシェルの特徴~旅行プランの参考に

セイシェルのビーチ

気候

南半球の赤道直下に位置するセイシェルは、年間を通じて気温差が少ない海洋性気候帯に分布している。平均最低気温は24度、平均最高気温は30度。5月~9月にかけては雨が少なくなる乾期、10月~4月の雨期とに分かれる。12月~1月には多くの雨が降ることがあるが、台風の発生域からは外れているので一日中雨が降り続くことはない。

花崗岩の島

1億年前の大陸移動から取り残されたセイシェルは「大陸のかけら」とも言われている。陸地の約40%がヒマラヤ山脈と同じ花崗岩でできており、バラの花のオブジェのような巨石群が点在するビーチの景観は、他のビーチリゾートでは見られない、セイシェル独特のものだ。

自然保護区

セイシェルの豊かなな自然を象徴するものが「自然保護区」。

セイシェルは

国土の46%が自然保護区

という環境保護先進国で、この比率は世界一だ。

また「アルダブラ環礁」「ヴァレドメ渓谷」という、二つの世界自然遺産がある。

セイシェル基本データ

  • 正式国名:セイシェル共和国(REPUBLIC OF SEYCHELLES)
  • 人口:約9万4600人 (2016年/世界銀行)
  • 時差:日本より5時間遅れ。セイシェルが正午なら、日本は午後5時。 
  • ビザ:観光目的の場合は不要。入国時、出国の航空券・滞在を証明するものが必要。 
  • 予防接種:必要ない。(アフリカ滞在後に入国する場合は必要。) 
  • 通貨:セイシェルルピー SR
  • 1セイシェルルピー(SR)=100セント(CENTS)=約24円
  • 紙幣100・50・25・10ルピー  硬貨5・1ルピー、25・10・5セント
  • 米ドルとユーロは、ほとんどのお店/レストランで使える。日本円はまったく通用しない。また日本の銀行でセイシェルルピーには両替できない。
  • カード:ほとんどのお店で通用する(JCBは不可)
  • チップ:基本的には必要なし。但し最近はポーター・ドライバー・ガイドに1ドルぐらい。レストランでは小銭程度。 
  • 電圧: 240V 50ヘルツ プラグ・BFタイプ  アダプターと変圧器が必要。 
  • 宗教:ローマカソリック88.6% イギリス国教会7% 他のキリスト教宗派・イスラム教・ヒンズー教3.4% 無宗教1%
  • 言葉: クレオール語(フランス語に似ている。) フランス語 英語

プロローグ〜Welcome to Paradise !

セイシェル・ラディーグ島のビーチ

世界で一番美しい夕陽が見れる場所(らしい)ということと、アフリカ沖のインド洋に浮かぶ島国、ということ。旅行前にセイシェルについて知っていることと言えばそれくらいでした。

別項で紹介しているモルジブ子連れ旅行は、もともと2島滞在の予定でした。ところがシンガポール航空で行ける範囲には、モルジブ2島滞在旅行とそう変わらない料金で行けるビーチリゾートがけっこうあります。ランカウイ、レダン、シパダン、メナド、バリ、パースetc、、、モルジブで2島滞在にするか、モルジブ1島とこれらのリゾートとの組み合わせにするか迷っている時、セイシェル航空とシンガポール航空が提携していることを知りました。料金的にも上記のビーチリゾートへ行くのと変わらない金額で行けそう、ということになり、がぜん

セイシェルに行きたい熱

が盛り上がってきたのです。

それでいろいろ調べたらセイシェルはどうも想像以上にすごいところらしい。

まず自然をとても大切にしていて、ヤシの木より高い建物を建てられないなど、開発に規制をかけていること。この条例はカウアイ島にもあります。う~ん、わたしがカウアイが好きなのも、開発を規制しているため観光化されていない素朴な自然が残っていることが大きな理由です。セイシェルにも同様の規制があって自然を大切に守っているなら、これは子連れ旅行者にも優しくすごく期待できそうです。

それからセイシェルには、世界でそこにしかいない貴重な生態系が保たれていることがわかりました。

セイシェルゾウガメ世界最小のカエル世界最大のヤシの木不思議な鳥等等。

ダーウィンはわざわざ地球の裏側のガラパゴスまで行かなくてもセイシェルでじゅうぶん進化論が書けたのではないかと思えるほどです。

世界遺産が2ヶ所もあるのも、ビーチリゾートと呼ばれる場所ではきわめて珍しいと言えるでしょう。

さらにドイツの旅行雑誌「Reise & Priese」の調査では、

世界のベスト12ビーチのうちなんと6つのビーチ

がセイシェルにあるとのことです。ああ、これはもう決まりです。セイシェルに行きたい!いやゼッタイ行こう!

こうしてわたしたちのセイシェル旅行は決まりました。でも、今にして思えばもうずっと昔から、セイシェルへ行くことが決まっていたのかもしれません。

「あの歌」をはじめて聴いたまだ私が学生だった時から、、、

この旅行では、120近くある島の中からプララン島ラディーグ島に滞在しました。どうしてこの2島にしたか、そこで子供達はどんな様子だったか、などはこれから旅行記の中でお話していこうと思います。

この旅行記がセイシェル旅行を計画されている方のお役に立てればこんなにうれしいことはありません。

それではたいへん長らくお待たせしました。準備が整いましたのでそろそろ出発しましょう。

アダムとイブが愛した地上の楽園、セイシェルへ。

セイシェル旅行の計画

セイシェル子連れ旅行記の目次

  1. 最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜スケジュール・計画・準備編
  2. セイシェル航空でGO!
  3. セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜フライト&空港編・マヘ島ビクトリア国際空港
  4. 個人手配セイシェル子連れ旅行記〜プララン島空港に到着編・ホテルラルシペル
  5. セイシェルでレンタカーを借りるのに国際免許はいりません
  6. 為替の両替~セイシェルルピーをゲットする
  7. 世界遺産・ヴァレドメ自然保護区のココデメール
  8. セイシェルナンバーワンビーチ/アンスラジオへのアクセス
  9. プララン島のディナ~クレオール料理のレストラン「ラグーリュ」
  10. プララン島のホテル/ラルシペルのプールで水中にらめっこ
  11. 野鳥の楽園セイシェル・クーザン島に子連れクルージングツアー
  12. キュリーズ島海洋国立公園〜ゾウガメだらけ!バーベキューランチ・キュリーズ島博物館
  13. セイシェル・サンピエール島で子連れシュノーケリング
  14. ホテル・ラルシペルのプールから見るプララン島の夕陽
  15. ドレスコードは意外に厳しかった・ホテル・ラルシペルのディナー
  16. え?片道切符だけ?不安いっぱい期待いっぱいでラディーグ島行きフェリーに乗船
  17. ラディーグ島子連れ旅行記(6才、9才)〜レンタサイクル編・観光の見どころ・リュニオンエステートビーチ
  18. 最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜ラディーグ・アイランドロッジ編
  19. セイシェルサンセットクルーズツアー
  20. ヨーロッパからのゲストが多いリゾートの朝食では脳にいいものをたくさん食べれる
  21. ココ島子連れシュノーケリングツアー
  22. セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜リュニオンエステートパーク・ゾウガメ公園編
  23. セイシェルを代表する景観・神の積み木〜アンススールダルジャン
  24. インポッシブルで危険なミッションとは?〜セイシェルの夕日
  25. プールバーのお兄さんが火を吹いて驚いたファイヤーショーを見ながらディナービュッフェ
  26. ツアー参加者だけでビーチを独占する贅沢〜セイシェルの秘境ビーチ・アンスココ子連れトレッキングツアー
  27. セイシェルを代表するビーチ・グランダンス
  28. セイシェルのプレイグランドで遊ぶ
  29. ラディーグ島北側へのサイクリングの途中で野生のゾウガメと遭遇した
  30. 舌が4次元の世界にワープする衝撃的な美味しさ・グレゴリーズピッツェリアのココナツタルトとキャラメルプリン
  31. 地上最後の楽園セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜さよならセイシェル編・デイユース・空港のお土産ショップ
  32. セイシェル子連れ旅行記エピローグ〜子ども達がセイシェルで楽しかった事ランキング