【ヨーロッパで家族連れに大人気】フランスのナチュリストキャンプ場取材ルポ
🍾ボンジュール☆イルカパパです。
今日は南ヨーロッパで家族連れに大人気の旅行先「ナチュリストキャンプ場」について紹介します。
ナチュリスト・キャンプ場ってなに?
ナチュリストキャンプ場はナチュリストが行くキャンプ場、あるいはナチュリスト体験ができるキャンプ場です。そしてヨーロッパでは予約を取るのが難しいほど家族連れに大人気になっている旅行先です。
ナチュリストというのは簡単に言うと「ありのままの自分」「ありのままの他人」「ありのままの自然」を寛大な心で受け入れる人、のことです。
と言われても何のことかわからないですよね〜。書いている私にもわかりません、あひゃー。そこで高尚な思想とか概念を飛び越えてわかりやすく一言で説明すると
裸で過ごすキャンプ場
ということです。
本当にそんなキャンプ場があるのか?あったとして家族連れが大勢行くのか?好奇心の強い私はヨーロッパへの航空券を買って実際に行ってみて、この目で確かめてきました。それを今回のブログで紹介します。
ナチュリストキャンプ場体験レポート
私が取材を兼ねて訪れたナチュリストキャンプ場は下記の3箇所です。
- Domaine de la Sabliere(プロバンス)
- Domaine Naturiste des Lauzons(プロバンス)
- Centre Naturiste Rene Oltra(地中海沿い)
上の2つは南フランス・プロバンス地方の森の中にある自然豊かなキャンプ場でした。徒歩では歩けないほど広大な敷地の中にキャンプサイトや施設が点在しています。
一番下の地中海のビーチに面したキャンプ場はさらに規模が大きく、ナチュリストゾーンの中に、ヨットハーバーやたくさんのレストラン、カフェ、バー、スーパーや銀行、郵便局などがあってまるで一つの町でした。
⛺️ナチュリストキャンプ場は、フランスで最も高い評価を受けるキャンプ場です。
チェックイン
マルセイユ空港でレンタカーを借りてキャンプ場までドライブし、駐車場に車を止めて受付に行きました。
まずびっくりしたのは、いきなりキャンプ場のスタッフがみなさん裸で働いていたことです。私は服を着ていたのですが、私の方がなんだか恥ずかしい気持ちになりました。
チェックインの手続きをする時「あなたは日本人で初めてのゲストだ」と大歓迎してくれました。
その親切なおもてなしにナチュリスト精神が少し理解できたような気がしました。キャンプ場内の施設や過ごし方を説明してくれて、それから私のキャンプサイトへの道順を教えてくれました。
キャンプサイト
私は一旦駐車場に戻り、車に乗って自分のキャンプサイトまで運転しました。自分のサイトに車を止めて荷物を出したりしていたら、人の声がしました。
振り返ると隣のキャンプサイトのご家族が挨拶にお見えでした。そのご家族はお父さんとお母さんと中学生の娘さん2人と高校生の娘さん1人の計5人家族だったのですが、全員、一糸まとわぬ裸でした。
お父さんが自分の名前を言って「よろしく」私と握手をします。
それから1人1人の家族を紹介しその都度その相手と握手を交わしました。私は動揺を隠すので必死でしたが、お父さんは「うちはアムステルダムから来てます」とか「あなたはどちらからいらしたのですか?」など少し会話をして去って行きました。
私のキャンプサイトは4メートル四方くらいの広さで、車を止めることができます。周りは目隠しになるような植木で囲まれています。テントを持っていなかったので夜は車の中で寝ました。
⛺️テントのレンタルはありませんでした。必要ならホームセンターで安いテントを買っていってもいいかもしれません。
とりあえず受付に行く
ホテルなら部屋で着替えて出かけるところですが、ここでは服を脱いで出かけます。
とても緊張しましたが私のキャンプサイトは一番奥なので、誰にも見られずに裸になることができました。裸になってサンダルを履いて受付けに行きました。
隣のキャンプサイトの前を通り過ぎる時ちらっと見たら、さっき挨拶にきたご家族が全員裸でデッキチェアに寝転がっていたりテーブルに座ってお茶をしながら会話をしていました。私と目があったので笑顔であいさつしましたが、今度は私も裸なのでものすごくドキドキしました。
そのご家族のサイトにはタープのついたモバイルホームが置いてありました。アムステルダムから牽引してきたと言ってました。
受付に行くまでの間はそれ以外の人とは会いませんでしたが、遠くの森の中に人が歩いているのを見かけました。受付では、WiFiのことや、充電のこと、レストランの時間、ゲスト向けプログラムなどについて質問しました。
あわせて読もう
キャンプ場の設備とサービス
受付で質問してわかったのは下記のようなことです。そしてこれらは他のナチュリストキャンンプ場でも大体同じ内容でした。
WiFi
WiFiは利用できるエリアが決まっています(キャンプ場はとても広いので)。レストランやカフェの中と周辺エリアというのが一般的です。
スマホの充電
キャンプ場のいろんな場所にコンセントがあります。上記は私のキャンプサイトのコンセント。
カフェとレストラン
キャンプ場内のレストラン。
カフェは朝から夜まで開いていますが、レストランは昼と夜の食事時間だけ開きます。食事券を事前に購入すると安くなります。
プール
ウォータースライダーのある大きなプールがあります。日中はプールの周りは大勢の人でで賑わっています。
セキュリティー
ナチュリストキャンプ場へは宿泊者しか入ることはできません。
入り口のゲートを開閉するにはチェックイン時に渡されるカードキーが必要です。24時間監視カメラで入場者をチェックしておりセキュリティーはとても厳しいです。
ショップ
近隣の農家で収穫された新鮮な野菜や卵、果物などの食材を売っているお店があります。色々な種類のチーズやハム、ジャム、ワインなど必要なものは全て揃っています。
フランスパンやクロワッサンは毎朝焼きたてが並びます。
トイレ・シャワー
トイレ、シャワー、洗濯室、洗面所は広い敷地内に数カ所あり、いつでも自由に使用できます。トイレは男女別れていますが、シャワーはオープンです。
サウナやフィットネススタジオ、スパがあるキャンプ場もあります。それからテニスコートやバレーボールコート、ゴルフコース、ヨットマリーナが備わっているキャンプ場もあります。ビーチ沿いのキャンプ場ではカヌーやサーフィンを楽しめるところも多いです。
エンターテイメントプログラム
ナチュリストキャンプ場ではゲスト向けに色々なエンターテイメントプログラムが用意されています。
ヨガ、水中エアロビクス、ダンスエクササイズ、ハイキング、ジョギング、アーチェリー、絵画教室、陶芸教室、ハーブ詰み、ボディペインティング、アクセサリー作り、石鹸作り、お茶会、ワイン会、ダンスパーティーなど。
参加者は基本的に裸です(早朝や夜気温が下がった時は服を着ても大丈夫です)。
家族連れが多いので子供向けのプログラムも充実しています。子供向けプログラムは年齢別に分かれていて4才〜7才、8才〜12才、13才〜18才のような感じなっています。それぞれのクラスで工作とかダンスとか水中ハンドボールといったプログラムが朝から晩まで用意されています。
子供がプログラムに参加すれば親は自分たちの時間をのんびり好きなように過ごせます。子供はそれぞれの年齢の子供と「国際交流」ができます。
子供のダンスショー
私が行った時は、夜、子供が演じるミニ演劇(ダンスパフォーマンス)のようなものを上演していました。そういえば日中練習していたなと思いました。そのショーに出演していたのは10才くらいから上は高校生くらいまでのキャンプ場宿泊者の子供達です。演劇やダンスができるステージがあります。
過ごし方
宿泊者は自分のコテージのキッチンやキャンプサイトで料理をして食事する人がほとんです。
敷地内には食品店(規模の大きいキャンプ場ではスーパーもあります)があって、近隣の農家で収穫された新鮮な野菜や卵を売っています。パンは毎朝早朝から焼きたてのフランスパンやクロワッサンが売られています。
レストランで食事をすることも可能です。レストランの食事は大変美味しく、また街中で食事をするよりかなり安かったです。
プールサイドで過ごす人が多い
プールサイドには大勢の人がいますが、2日目になると私も慣れてきて、裸でいるのが普通のような感覚になっていました。
中学生の女の子のグループが遊んでいたビーチボールが転がってきたので投げてあげたり、隣のデッキチェアーに座っている老夫婦から話しかけられておしゃべりをして過ごしました。
南フランスの眩しい夏の日差しの中で、みんな裸で水しぶきをあげながら遊んでいたり、美しい草原や森の中を散歩していたり、まるでおとぎ話の中にいるような感覚でした。
観光
私は日中は服を着て車で周辺の観光地へドライブに出かけました。
プロバンス地方は見所がたくさんあり、ラベンダー畑やフランスの美しい村を訪れました。お昼も観光先で食べて午後の遅い時間いキャンプサイイトに戻り、プールサイドで読書をしたりして過ごしました。
あわせて読もう🐬
料金と予約方法
キャンプ場によって多少違いますが宿泊料金は概ね下記のような感じです。
- キャンプサイト(テントは持参するか車の中で寝る):20〜40ユーロ(1泊当たり)
- コテージ:400〜800ユーロ(1週間当たり)
キャンプサイト
キャンプサイトを予約した場合、テントは持参する必要があります。日本から持っていってもいいですが、現地のホームセンターでも購入できます。私は車の中で寝ました。
キャンピングカーやモバイルホームも持ち込めるので、レンタカー会社などでレンタルしてもいいでしょう。
参考記事🚘
コテージ
コテージにはベッド、キッチン、トイレなど生活に必要なものが備え付けてあります。バルコニーがあるタイプも多いです。ワンルームから2ベッドルームや3ベッドルームなど色々なタイプがあります。
部屋の広さやグレードによって料金が変わります。1週間単位での予約が一般的です。
予約方法
キャンプ場のウェブサイトから予約を入れます。キャンプ場によっては男性1人客の予約を受け付けていないところもあります。またそのキャンプ場の宿泊経験者の紹介がないと予約できないキャンプ場も多くあります。
コテージの予約は3ヶ月前くらいから埋まってしまいますが、キャンプサイトであれば直前でも空いてるかもしれません。
ツアー参加者募集中!
もし家族連れやカップルで参加してみたい人がいたら連絡ください。一定の人数が集まればツアーを企画したいと思います。お子さんだけの参加でも条件によっては受け入れ可能です。
ツアー日程の例(参考例です)
- 1日目:東京ーボルドー
- 2日目:ボルドーと周辺を観光し午後からキャンプ場
- 3日目:終日キャンプ場
- 4日目:終日キャンプ場
- 5日目:朝パリへ移動。午後パリ市内観光
- 6日目:終日パリディズニーランドまたはベルサイユ宮殿
- 7日目:帰国
🏕滞在予定キャンプ場「CHM Montalivet」
CHM Montalivet公式サイト:http://www.naturist-camping-chm-montalivet.co.uk
📧ナチュリストキャンプ場ツアーに興味がある人はこちらまでメールをください:cr1103@icloud.com
どこにあるの?
ナチュリストキャンプ場の多くは南フランスとクロアチアに集中しています。イタリア、スペイン、ポルトガルにも数箇所あります。それから全く同じコンセプトかどうかわかりませんが、フロリダ、カリブ海、プーケットにもあります。
次に読むのにおすすめの記事🚘
このブログ記事があなたの子連れフランス旅行の参考になったらとっても嬉しです。
それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!
- 公式ツイッター:https://twitter.com/ynu_j3
- インスタグラム:https://www.instagram.com/bun.suzu
- 公式フェイスブックページ:https://www.facebook.com/それ行け子連れ海外旅行-158331534257834/
このブログの中でひとつでも「いいな」と思ったことがあればSNSなどでシェアして熱い応援ヨロシクお願いします👍
それ行け!子連れ海外旅行:https://kidsvacation.net/