マルセイユ空港でレンタカーの借り方・返し方【完全マニュアル】

2019年11月29日

マルセイユ空港で借りたレンタカーは白いフィアットでした
マルセイユ空港で借りたレンタカーは白いフィアットでした

💕ども、ボンジュール!南仏マルセイユ・プロヴァンス空港に深夜到着してエアポートホテルで1泊。翌朝はホテルの無料送迎バスで空港へ戻りレンタカーを借りました、うほ。

マルセイユ空港でのレンタカーの借り方、返し方なんて読む人いるのかなーと思いつつも、せっかく体験したんだから誰かのために記録しておこうと思い今回のブログ記事を書きます。しっかり読んでちょー、アチョ〜、シヴヴレ。

マルセイユ空港でレンタカーを借りる

南仏最大のハブ空港であるマルセイユ空港はプロヴァンス観光の拠点としても便利な場所です。マルセイユ空港でレンタカーを借りれば、プロヴァンスの主要観光地はすべて日帰り圏内、うひょ〜。

さらに日程に余裕があれば何泊かレンタカードライブでの気ままな周遊旅行が楽しめちゃいます、わおー!私はマルセイユ空港でレンタカーを借りてプロヴァンス地方の美しい村や絶景ラベンダー畑を気ままに旅しました。

美しい村やラベンダー畑をレンタカーで回った記事🐬

マルセイユ・プロヴァンス空港から各地への距離と車での所要時間

目的地 距離 車での所要時間
マルセイユ 24km 21分
アヴィニョン(世界遺産) 83km 58分
エクスアンプロヴァンス 27km 27分
アルル(世界遺産) 71km 54分
サロンドプロヴァンス 32km 28分
ゴルド(フランスの最も美しい村) 71km 1時間
マノスク(リュベロン自然公園) 82km 55分
ニーム 106km 1時間17分
ポンデュガール(世界遺産) 107km 1時間21分
イェール 107km 1時間17分
カンヌ 172km 1時間49分

マルセイユ・プロヴァンス空港のレンタカー会社一覧

  • アラモ
  • エイヴィス
  • ハーツ
  • バジェット
  • エンタープライズ
  • Europcar
  • Firefly
  • Goldcar
  • InterRent
  • National
  • Sixt

時間営業は7:00〜11:30。*シーズンや曜日によって異なります

レンタカーの予約方法

マルセイユ空港で借りたレンタカー
マルセイユ空港で借りたレンタカー

予約サイトの比較はこまめに行おう

私がマルセイユ空港でのレンタカーの予約・手配をしたのは「Rentalcars.com」というサイトです。

条件の検索や予約手続きはすべて日本語対応です。

検索ワードは「マルセイユ空港 レンタカー (安い)」

レンタカー予約サイトは複数ありますから、少しでも安く借りようと思えば複数のサイトで時期をずらして料金を比較することがポイントになります。

私の場合、4月の上旬に旅行に行こうと決めて、それ以来複数のレンタカー予約サイトをちょこちょこ覗いて料金を比較していました。

結果的に6/24に「Rentalcars.com」でそれまでで一番安い料金を見つけたのですぐに手配しました。実際にマルセイユ空港でレンタカーを借りるのが7/19〜なので「1ヶ月を切ったあたり」が一番安かったことになります。

*借りる地域やシーズンによって最安値のタイミングは違います

レンタカーの予約は通常、前日までキャンセル料が発生しない契約なので、良い条件のレンタカーを見つけたらとりあえず予約しておくのもありです。私もブダペストでのレンタカーの予約のときは、一度手配した契約をキャンセルしてさらによい条件の契約に変更しました。キャンセル手続きが終了するとすぐに確認書がメールで送られてくるので安心できました。

私の契約内容

・レンタル期間:7/19の午前9:00に借りて、7/21の17:00まで返却

・料金:13129円(予約時の為替レートは1ユーロ123円) 

*保険のオプションはなしにしていたので、自分では保険に入っていないつもりでしたが、返却時にスタッフが契約書を見て「あ、◯△の保険パッケージに入っているな、それならノーチェックで返却手続きは終了」と言ってました。つまりレンタカーの契約上「無保険」でも最低限の保険には入っているのだと思います、たぶん。確信なくてごめんなさい。

免責金額を小さくする保険のオプションという意味かもしれません。

マルセイユ空港でレンタカーを借りる

マルセイユ空港の到着ロビーがある建物
マルセイユ空港の到着ロビーがある建物

到着ロビー・ホールAを出たところにレンタカー会社のオフィスが並んでいるので、自分が予約しているレンタカー会社のオフィスへ進みます。

ここで気をつけたいのは予約をしたレンタカー予約サイトは予約代行サイトであってレンタカーの運営会社ではないということ。わたしはRentalcras.comで予約しましたが、この名前のレンタカー会社を探しても当然ですが見つかりませんよ、うほ。

私はRentalcras.comを通じて「GOLDCARS」というレンタカー会社でレンタカーを借りました。なのでGOLDCARSのオフィスを探さなくてはいけません。

幸い到着ロビーの建物を出たすぐ正面にありました、ラッキー。

レンタカー会社のオフィスはターミナルビルの正面に複数並んでいるので看板を見て確認してください。

GOLDCARSのオフィス
GOLDCARSのオフィス

地図

マルセイユ・プロヴァンス空港の公式サイト:https://www.marseille-airport.com

レンタカーを借りるのに必要なもの

GOLDCARSのオフィスのカウンターで手続きをする
GOLDCARSのオフィスのカウンターで手続きをする

レンタカー会社のオフィスに到着したら実際にレンタカーを借りる手続きをします。この時必要なものは下記です。

  • 国際運転免許証
  • 日本の自動車運転免許証
  • 予約確認書
  • 予約した時に使用したクレジットカード

国際運転免許証は各都道府県の自動車免許センターで有料で発行してもらえます。有効期限は発行から1年です

私は夏のハイシーズンに借りたので、オフィスの中に入れないほど多くの人で混雑していました、あっちゃー。飛行機が到着するたびに大勢の乗客がどっと押し寄せるので無理もない。複数のレンタカー会社が並んでいますが、GOLDCARS一番混雑しているのは、きっと料金が格安だからでしょう。

直射日光が照らす日陰のない屋外で列に並んでやっと順番が来てオフィスの中に入れた時は冷房が効いてて生き返ったようでした、ふぅ〜。

並ぶのがいやな人は多少料金が高くても大手のレンタカー会社を利用することを考えてみてもいいでしょう。

カウンターでは予約がない人を優先しているように見えました。私たちのように予約確認書を持っている人はもう「買った」用無し客、予約がなくて相談に来てる人は新規に契約をする可能性があるお客様、なので会社の利益としてどちらを優先するかはあきらかですね。

予約がない人は相談をするので1人1人がものすごく時間がかかります。やっと私の順番になってカウンターで予約確認書を見せたら、PCをぱっぱっといじってすぐに手続きは終了しました。ほら、だから予約がある人は早いんだって!

とても混んではいましたが、列に並んで手続きが終わって車を出発させるまでにかかった時間は30分ほどでした。

契約時に確認すること

GOLDCARSのオフィス
GOLDCARSのオフィス

カウンターで手続きをするときは、予約後に送られてきた「予約確認書」に記載されている内容と実際の契約書の内容に間違いがないかしっかり確認しましょう。確認すべき大切なポイントは下記です。

  • 車種
  • 借りる日時
  • 返す日時
  • 返却場所
  • 料金
  • ガソリンや保険の条件

これらが予約確認書と違っていないかしっかり確認してから契約書にサインしましょう。

それから保険や車種のアップグレードをすすめられることがあります。

保険に関しては免責金額を小さくするだけのオプションは必要ないと思います。ブダペストで借りたときは免責金額を小さくするオプションに入っていたのですが、それを次の段階のレベルまで大きくするとレンタカー料金が大幅に安くなりました。例えばオプション料が1日当たり2000円でも7日間だと1万4000円になりますから日数が長いときは金額への影響も大きいですね。

デポジット

手続きをするとき車両保険の免責金額分のデポジットを請求されます。クレジットカードで支払い、車を返却した後に問題がなければ返金されます。

帰国後クレジットカードの明細をよく確認しきちんと返金されているかチェックしましょう。

私がマルセイユ空港で借りたときは免責金額を大きくしていた(保険が安くなる)のでデポジットは1700ユーロ(約21万円)でした。

レンタカーを借りる予定の方は日本を出発する前にクレジットカードの利用限度額を引き上げておくことをおすすめします。デポジットの金額が大きいと決済できなくなり面倒なことになります。

レンタカーを借りたらチェックすべきこと

白いフィアット
白いフィアット

必ず確認して欲しいのガソリンの油種と返却時の最寄のガソリンスタンドの場所です。

油種は、例えば「無鉛」でもヨーロッパは国によって呼び方やガソリンスタンドでの表示名が違うので必ずその国の呼び方で油種を確認しましょう。

ガソリン満タン返しの契約の場合は、返却前に最寄りのガソリンスタンドで満タンにして返却します。

給油口の開け閉め

フィアットの給油口の開け方
フィアットの給油口の開け方

給油口の開け方、締め方も日本車では考えもつかないようなケースがあります。私がマルセイユで借りた車は給油扉をスイッチで開けたあと、キーを差し込んでキャップを開けるというなかなか凝ったものでした。これなんか多分いくら考えてもわからなかったでしょうから聞いておいてよかったです。

バックギアの入れ方

それからバックギアの入れ方も国よって随分違います。マルセイユで借りた車はシフトレバーの裏にある小さななボタンを押しながら「R」のポジションにギアを入れる、というものでした。

窓の開閉

まさか窓の開け方がわからないなんて思いもしなかったので確認しませんでしたが、マルセイユで借りた車は窓の開け方がさっぱりわかりませんでした。

窓というのは意外と開け閉めするのもので、レンタカー会社の駐車場から出るとき、駐車チケットを機械に入れないといけないのですが、窓の開け方がわからずあせりました。後ろにたくさん車が詰まってきたので、仕方なしにドアを開けてチケットを挿入しようとしましたが、マニュアル車だったためエンストしてしまいナイアガラの滝のような大量の冷や汗が流れました。

高速道路の料金所でもいちいちドアを開けるのでいつもうしろに車が詰まって迷惑をかけてしまいました。どう考えてもわからなかったのですが、返却時に(遅いよ〜)確認したらシフトレバーの根元に付いている小さな丸いボタンがそれでした、あひゃぁ〜。

てっきり窓の近くかドアに開閉ボタンがあると思ったのですが、そんな意表をつく場所にあったんじゃわかりませんがな、ってか、なぜそんなところに〜

その他の操作方法

傷の確認

ライトの消し方、トランクの開け方、なども日本車のロジックとは完全に異なるケースがあるのでわからなければ確認しましょう。

エンジンの掛け方、ハンドルやアクセル、ブレーキ、ウィンカー・ワイパー(日本車と逆です)などは日本車と同じです。

それからレンタカーを借りたら傷のチェックもしっかりおこない必要があれば写真を撮っておきましょう。

それで問題がなければいよいよ出発です。

フランスでのレンタカードライブの注意点

ハンドルとインパネ
ハンドルとインパネ

フランスの高速道路は日本と同じ都度払い(料金所で距離などに応じて払う)方式です。

レンタカーがETCに対応していなければ、料金所では現金・クレジットカードのレーンに進んでください。

あわせて読もう(広告ではないぞよ)

フランスのETCレーンには、アルファベットの「T」を太らせたようなサインが出ています。頭の部分が膨らんでいてオレンジ(黄色)です。ただし緑色の矢印があれば、それはどの支払い方法でも対応可能のサインなので進入して問題ありません。「T」だけしか出ていないレーンに入らなければオッケーです。

それからクレジットカードは使用できないことがあります。紙幣も使用できないことや、お釣りが出ないこともある(ってさぎじゃねーか)

ユーロの小銭を用意してなおかつ、どれがいくらのコインか識別できるようにしてきましょう。

サービスエリアで買い物をして小銭を作っておけば安心です。

フランスのサービスエリアのトイレは無料です。

フランスのレンタカードライブについて大切なことは下記にまとめているのであわせて読んで参考にして下さい。

あわせて読もう(広告じゃないってば)

余裕をもって運転しよう

マルセイユ空港の駐車場
マルセイユ空港の駐車場

一番大事なことは「道に迷うことも楽しもう」という心の余裕を持つことです。

フランスの道路、高速道路に入る降りる仕組みは日本やアメリカ式になれた人には、迷宮のようなもの。どんなに事前に考えて突っ込んでも50%の確率で間違えます。高速道路で間違って反対方向へ行っちゃうと次のインターチェンジまで引き返すことができません。次のインターで降りて乗り直したらまたまた反対方向に乗ってしまってさらに遠ざかる、というようなことも起きます、うひゃぁ〜〜。

時間に余裕を持って計画することと、道を間違えること自体も大いに楽しむ心のゆとりが必要です。

レンタカー返却方法

マルセイユ空港のランダバウト
マルセイユ空港のランダバウト。黄緑色の「Car Rental Return」の標識に従って進

返却時は空港からかなり離れた場所でも空港方面の案内が出ています。

それに従って走っていればマルセイユ空港まではたどり着けますよ。

で、空港に着いたらターミナルビルに一番近いところにあるランダバウトの手前にガソリンスタンドがあるのでここで給油することを忘れないでください。

給油せずに車を返却すると、満タンに戻すガソリン代を請求されます。これが市場価格よりかなり割高です。さらに契約によってはガソリンを満タンに戻す手数料を取られることもあります。私の契約では50ユーロ。こんなの取られたら大損なので必ずガソリンは満タンにして返却しましょう。

マルセイユ空港に一番近いランダバウト
マルセイユ空港に一番近いランダバウト。ガソリンスタンドへ行くにはここを1周してUターンします

空港のガソリンスタンドは返却場所に向かって走るレーンの反対側にあるのでちょっと気をつけていないと見過ごしてしまいます。

最後のランダバウトに入ったら返却場所の標識は無視して今来た道をUターンしてガソリンスタンドへ行きます。

マルセイユ空港のガソリンスタンドの場所

レンタカーの駐車場の入り口
レンタカーの駐車場の入り口

ガソリンスタンドで給油したら空港から2番目のランダバウトへ行ってそこでUターン、さきほどと同じ道へ進みます。

黄緑色の「Car Rental Return」の標識に従って2つのランダバウトを過ぎれば駐車場にたどり着けます。

駐車場に入るときチケットを受け取ってなくさないようにしましょう。レンタカーを返却するときキーといっしょにチケットも渡します。

私はレンタカー会社のオフィスまで戻ってガソリンを入れ忘れたことに気づきました。それで事情を説明し駐車場チケットをもらって駐車所から出てガソリンスタンドへ行き、それから2つのランダバウトを通過してまた駐車場に戻ってきました、ふーおつかれ。

レンタカーの駐車場
レンタカーの駐車場

レンタカーのまとめ

レンタカーの予約は予約専用サイトからおこなうと安い車が見つかります、ただしホテル予約サイトや航空券予約サイトを利用していればレンタカーの予約に割引クーポンが使える場合もあるので、少しでも節約したい方はまめにチェックしてください。

レンタカーがあれば時間を有効に使えるし行きたい場所へ自由に行けるので旅行の内容や質がぐっと高まったり深まったりしますよ。

大変な面もたくさんありますが人生何事もチャンレジ、やってみなくちゃわからないでの、失敗や苦労もエンターテイメントだと思って楽しんで下さい。

それからマルセイユ空港からバスでマルセイユへ行く方法はちらの記事にまとめています↓

よかったら参考にしてくだされー。

このブログ記事があなたのフランス旅行の参考になったならとっても嬉しいです。それではまたお会いしましょう。ボンボヤージュ!

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