【ルーブル美術館】子連れで見るべき3つの有名作品と楽しみ方

2020年9月20日

ルーブル美術館とガラスのミラミッド
ルーブル美術館とガラスのミラミッド

💕ボンジュール、イルカパパです。

小6の次男とドロミテ、ベネチア、パリを旅行しました。今日のブログでは、子連れパリ旅行で外せないスポット「ルーブル美術館」について、楽しみ方やおすすめの作品を紹介します。

ルーブル美術館ではモナリザやミロのヴィーナスなど、教科書にも載っている超有名な美術品を生で見ることができます。天才たちが描いた作品のパワーを子供と一緒に全身であびてみましょう。

それでは夢と冒険の旅へヒアウィーゴー!

ルーブル美術館の概要

アポロンの間の豪華な内装
アポロンの間の豪華な内装

ルーブル美術館は所蔵する作品数、年間入館者数で世界最大の美術館です。

また美術館の建物そのものも史跡として世界遺産に登録されています。つまり所蔵品とそれを収納する建物の両方の美術的価値を鑑賞できる世界でも稀な美術館ということです、うひゃぁ〜。

イギリスの美術雑誌「The Art Newspaper」によると年間入館者数は2018年には1000万人を突破しました

子供は無料

ガラスのピラミッドの入り口
ガラスのピラミッドの入り口

ルーブル美術館の入館料は

18才未満の子供は無料です

これは次世代を担う子供たちに是非来館して欲しい!という美術館からのメッセージです。そしてこれそこルーブル美術館がパリで最も子連れで行くべき場所である、ということの理由でもあります。

🎨ルーブル美術館に限らずメトロポリタン美術館(ニューヨーク)、大英博物館(ロンドン)、オルセー美術館(パリ)、スミソニアン博物館(ワシントン)など世界一流の美術館のほとんどが「子供無料」を掲げています

旅育効果

ギリシャ彫刻のコーナー
ギリシャ彫刻のコーナー

「本を読む」「美術館・博物館へ行く」「天体観測をする」などの

幼少期の知的体験は

子供の好奇心のキャパシティを大きく育みます。

そして好奇心や知識欲が旺盛な子供は、中学生、高校生になったときぐーんと学業成績が伸びるばかりでなく、社会に出てからも自尊感情が確立した立派な大人に成長します。

子連れで美術館を訪れることは旅育の観点からも非常に高い効果が期待できるのです。

参考記事🐬

宮殿をお散歩するつもりで行こう🚶‍♂️

アポロンの間
アポロンの間

ルーブル美術館では入り口付近や有名な作品のまわりは大変込み合います。

でもそれ以外の館内の大部分はそれほどでもありません。むしろがら〜〜んとしています、おお〜。ですから美術館へ行くと肩肘張らず、子どもと宮殿の中(実際フランス王家の宮殿でした、あひゃ!)をお散歩する気持ちで行くのが子連れにはおすすめです。

あれもこれもと欲張らず

お散歩のついでに有名な作品を何点か見る

という心づもりです。それでも軽く1時間半くらいはかかります。階段の上り下りもあるので、プチトレッキングだと考えれば子どもはさらに楽しめると思いますよ。

子連れで美術館を楽しむ5つの鑑賞ポイント

ガラスのピラミッドの内側から見える眺め
ガラスのピラミッドの内側から見える眺め

そうは言っても小さな子供に美術館巡りはハードルが高いのも事実。親は子供が飽きずに興味を持って作品を楽しめる工夫をしてあげることが肝心です。

子供が楽しく美術館、博物館を鑑賞できる5つのポイントをまとめてみましたので参照してください。

子連れ美術館鑑賞を楽しくする5つのポイント
1.作品や作者の背景について事前に親子で調べる(楽しくワクワクしながら調べましょう)
2.鑑賞が終わったら意見や感想を親子で述べ合う(理由まで説明することが大切ですぞ)
3.感想文を書く(美術館全体についてでも特定の作品についてでもなんでもオッケー)
4.スケッチをする(海外の美術館では作品の前に座ってスケッチをしてる人がたくさんいますがな)
5.すべての作品を観ようとしない(子供が飽きてしまいます、あちゃ〜)

🎨我が家の次男は生後2ヶ月の時ルーブル美術館をベビーカーに乗せてまわりました。その後次男が11歳のときに再訪しました。最初のときの記憶はもちろんありませんが、その当時のビデオや写真を見ているし、有名作品はテレビや教科書でも見て知っているので、再訪時には積極的に写真を撮りながら見学していました。

子連れで見るべきおすすめの3大有名作品

ルーブル美術館は所蔵作品80万点を超える世界最大の美術館です。全部見てわまるには3日必要ですが子連れにはそんな余裕はありません。

そこで今日は時間も体力も不安な子連れ旅行者のために、これだけは絶対見ておくべき3大有名作品を紹介します。

モナリザ

モナリザが展示されている国家の間
モナリザが展示されている国家の間

「モナリザ」は世界でもっとも有名な絵画です。

モナリザ
モナリザ

1502〜6年頃、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた油彩画で、500年以上にわたり、ルイ14世、ナポレオン、ピカソを始め多くの人々を魅了してきました。

現在はルーブル美術館の2階展示室6「国家の間」に展示されています。

混雑するモナリザの展示コーナー
混雑しててモナリザに近づけない

大変混み合っているので絵に近づくことが難しいですが、頑張ってください。

ミロのビーナス

ミロのヴィーナス
ミロのヴィーナス

誰でも写真や映像で一度は目にしたことがあるミロのヴィーナスは、紀元前130年頃に制作されたと考えられる大理石の彫刻です。

ヴィーナスのおしり
ヴィーナスのおしり

まるで本物の女性の乳房や下腹部に見える柔らかなそうな肌の質感は、大理石作りとは思えないほどの完成度です。また失われた両腕の「本来の姿」を想像させるとこもこの彫刻の大きな魅了といえます。

ヴィーナスの横顔
ヴィーナスの横顔

1820年にエーゲ海の島「ミロス島」で発見されました。高さは203cmあり、ギリシャ神話に登場する女神「アフロディーテ=ヴィーナス」の彫刻とされています。

サモトラケのニケ

ダリュの階段踊り場に展示されているサモトラケのニケ
ダリュの階段踊り場に展示されているサモトラケのニケ

「サモトラケのニケ」は、1863年にエーゲ海のサモトラケ島で発見されたギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」の彫像です。別々に発見された1118個の断片をつなぎ合わせて復元されています、うひょ〜! 

ルーブル美術館の「ダリュの階段踊り場」に展示されていて、風になびくような広げた翼の質感が素晴らしくギリシャ彫刻の最高傑作と称えられています。

またスポーツメーカー「ナイキ」の社名やロゴマークはこの彫像がモチーフになっています。

チケット料金と購入方法

ガラスのピラミッドの入り口
ガラスのピラミッドの入り口
ルーブル美術館
場所 パリ・フランス
代表的な作品 モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ、ハムラビ法典など
収蔵品数 80万点以上
料金(2020年9月時点)
  • 大人15ユーロ(当日券) 
  • 待ち時間30分以内のオンラインチケット17ユーロ 
  • 第一土曜18:00以降無料 
  • 18歳未満はいつでも無料 
  • 毎週金曜18:00以降は26歳未満無料
開館時間 9:00-18:00 水、金、第一土曜は21:45まで 火曜日休館日 *季節や曜日によって変わることがあるので公式サイトで確認して下さい
公式サイト https://www.louvre.fr/jp

ルーブル美術館のチケットの種類

  • 窓口で当日チケットを購入:15ユーロ
  • オンラインで入場時間指定チケットを購入:17ユーロ
  • パリ・ミュージアムパスを購入:52ユーロ(2日券)
  • ツアーに参加する

パリ・ミュージアムパスはパリの主な美術館に入れるフリーパスです。パスを持っていれば個別の施設の入場チケット購入のために並ばなくて済むというメリットがあります。ルーブル美術館の入場時間予約も可能です。

ただし料金は2日券が52ユーロ(4日券66ユーロ)なので、ルーブル美術館(15ユーロ)、オルセー美術館(12ユーロ)、ベルサイユ宮殿(20ユーロ)の個別チケットの合計金額47ユーロより高くなります。

凱旋門(12ユーロ)、オランジュリー美術館(9ユーロ)まで回る人なら元が取れますが、それだけの施設を2日で回るのはきついかも、あひゃ〜。

参考記事🐬

並ばずに入れる穴場の入り口「ポルト・デ・リオン」

ポルトデリオン口
ポルトデリオン口

ルーブル美術館には下記の4箇所の入り口があります。

  • ガラスのピラミッド(中央入り口)
  • パッサージュリシュリュー入り口
  • カルーゼル入り口
  • ポルトデリオン入り口

ガラスのピラミッド入り口

ガラスのピラミッド
ガラスのピラミッド

ガラスのピラミッドはルーブル美術館の「正面玄関」とも言うべき入り口です。ただし4つの入り口の中では一番混雑します。予約チケットを事前に購入していても並ぶことがあります。なのでここは

入り口ではなく出口

として利用しましょう。帰る時にここから出ればガラスのピラミッドは十分見学できます。

ガラスのピラミッドの内側からの眺め
ガラスのピラミッドの内側からの眺め

パッサージュリシュリュー入り口

いつも空いている入り口ですが、パリシティーパスポートやルーブル優先入場券を持っている人や団体ツアー客専用の入り口です。団体ではない人のルールはよく変わります。

行ってみてダメだったら他を当たる

と言う考えで臨みましょう。

カーゼル入り口

カーゼル凱旋門
カーゼル凱旋門

カーゼル凱旋門の地下にある「逆さピラミッド」が目印の入り口です。ガラスのピラミッド入り口よりかなり空いています。また地下にあるので雨や雪の日、猛暑の日でも楽にアクセスできます。

カーゼル入り口への行き方は

  • カーゼル凱旋門の横にある地下への階段
  • リヴォリ通り99番入り口
  • メトロ1号線、7号線「パレロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブル駅」

の3通りです。

地下ショッピングモール「カーゼル・デュ・ルーブル」とつながっています。

ポルト・デ・リオン

一番空いている穴場です。我が家はここからサクッと並ばずに当日券を購入し入場しました。

現在は閉鎖になっていることや「団体専用入り口」になっていることがあります。行ってみてダメだったら他を当たる作戦で気楽にいきましょう、うはは。

ポルト・デ・リオンのチケット販売窓口
ポルト・デ・リオンのチケット販売窓口

ポルト・デ・リオン入り口の地図

そのほかの有名な作品

ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠

「ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠」ジャック・ルイ・ダヴィット作。

カナの婚礼

「カナの婚礼」ヴェロネーゼ作。 

ルーブル美術館で一番大きな絵画です。幅9.9m 、高さ6.62m、あひゃ〜!

名前を忘れました。誰か教えて〜。

グランドオダリスク

「グランドオダリスク」アングル作。

メデュース号の筏

「メデュース号の筏」テオドール・ジェリコー作。

写真で見るルーブル美術館

ポルトデリオン入り口から入ったところ。

モアイ像の首

モアイ像の首。

関連記事

ミュージアムショップ

ミュージアムショップ。

アポロンの間

ルイ15世の王冠

ルイ15世の王冠。

クリスタルの食器

クリスタルの食器。

古代エジプトコレクション

黄金の棺、かな?

古代エジプト文字kが刻まれた石版。

レリーフ。

ツタンカーメンを守護するアメン神

ツタンカーメンを守護するアメン神。

棺だと思います。

古代エジプトコレクション。

スフィンクスの参道

スフィンクスの参道。

タニスの大スフィンクス

タニスの大スフィンクス。

ギリシャ彫刻

戦う戦士

「戦う戦士」。ヘレニズム末期のオリジナル作品で「エフェソスのアガシアス、ドシテオスの息子」による作品との記述があります。

🤗「【ルーブル美術館】子連れで見るべき3つの有名作品と楽しみ方」はこれでおしまいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。このブログ記事があなたの子連れパリ旅行の参考になったらとっても嬉しいです。

次に読むのにおすすめの記事🐬

それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!

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