ウルル〜カタジュタ・子連れヘリコプターツアー

2019年3月7日

ども、グダイ!オーストラリアでキャンピングカーに乗って3日目、ウルル登頂、カタジュタ散策のあとは、いよいよウルル・カタジュタヘリコプターサンセットフライトに出発だ、おぅ〜!

ウルルーカタ・ジュタヘリコプターツアー

サンセットヘリコプターツアー

今日の夕方は、ついさっき登ったウルルーカタ・ジュタを空から眺めるヘリコプターツアーだ。赤い大地に横たわるウルルを空から見るってどんな感じなんだろう?へリコプターには、エアーズロックリゾートから6kmほど離れたエアーズロック・コネラン空港で乗る。係の人がマイクロバスでキャンプサイトに向かえに来てくれることになっている。

約束の時間

凄まじい暑さの中、ウルルに登ったり風の谷へ行ったり、楽しかったけど喉がカラカラだ。キャンプサイトに戻って、とりあえずビールにしよう!どんなに暑くてもここは砂漠、空気が乾燥してるのでちょっと木陰に入れば、も~涼しいのなんのってたまりません。木陰にテーブルとイスを出して、冷えたビールをグイグイいっちゃう。

あれ?アヒルパパ、何それ?日本からこっそり持って来た(コラー)瓶詰めからみそ/米沢藩秘伝の味、だって。エシャロットなんかにちょんちょんとつけてパクっとやれば、やばいくらいビールに合う。あーいけません。それでなくても楽しくて快適で、私の頭は脳内革を起こしそうなのに、こーんなアブナイもん持ち込んじゃあ反則ですよ。

なーんてやってたらとあっという間に約束の時間になった。そこらへんを走り回ってる子供達を集めて、待ち合わせ場所のキャンプ場のレセプションへ行ってみる。どうせ時間通り来ないよー、と話してたら、ちゃんとお待ちでした。あれま、しかも時間通りに来て私達がいなかったので、もうひとつのキャンプ場へ行って、そこにもいなかったので、またこっちに戻って来たとの事。なんてしっかりしてる。

海外でこういうツアーの人が時間通り迎えに来たためしがないんだけどなー。ドイツ、スイス、シンガポールは日本にみたいに物事がうまくワークする「まともな国」だと思ってたんだけど、オーストラリアもそうだったんだー。

ヘリコプターに手を振る
左上/隣を飛ぶ2号機/右下/アヒルパパ達が乗ったヘリが帰って来た

1人3役

マイクロバスで迎えに来てくれたのは、ピーター。ヘリのパイロットでもあるんだって。1人2役。いやいや、昨夜、ツアーカウンターで勧誘もしてたから1人3役だ。忙しいのね。聞けばピーターはイギリス人、大学時代をロンドンで過ごし、その後ヘリのライセンスを取りにオーストラリアへやって来たんだって。

ライセンスっていくらくらいで取れるの?と聞いたらナント450万円!そりゃー1人3役でも4役でもやってもとをとらといかんわ。

ヘリに搭乗

コネラン空港に着いたら「関係者以外立ち入り禁止」のゲートを通過し、いきなり滑走路へ向かう。そのちょっとした特別待遇に子供達から歓声が上がった。1回目のフライトでは、私達イルカファミリー4人が1号機、アヒルママとユカ、ヒロの3人が2号機に乗る。

アヒルパパとケンタ、タイセイは私達が帰ってくるまでお留守番だ。1号機と2号機は、コネラン空港の滑走路の端にお互い向かい合い5mくらい離れて駐機している。白く眩ゆいボディにブルーのラインが鮮やかな、もーいかにもヘリコプターっていう感じのカッコイイやつだ。

パイロットの合図で、それぞれのヘリに乗り込む。私がパイロットの隣の前の席、ママとカイ、リュウが後ろの席。思ったより広いぞー。シートベルトを絞め、消音のためのヘッドフォンみたいなやつを付けて、さあー離陸だ。

正面を見ると2号機も準備OKのようで、中からユカとヒロが、腕がちぎれそうなくらい思いっきり手を振っていた。

ヘリコプターに乗り込む子ども達
ヘリの床もガラス張り。恐ぇ~(冷) / 乗る前にみんなでシコを踏みましょう / 上空から見下ろすコネラン空港

離陸

ヘリはふわっと柔らかく浮び上がり、空港の上を旋回しながら上昇していく。私はそのあまりの抵抗のなさに驚いた。飛行機の離陸時や絶叫系ライドで感じる「G」をまったく感じない。目を閉じていたらいつ離陸したのかわからない程だ。揺れもほとんどない。

すごいスピードで前進してる感覚もないまま、景色だけが流れるように後方へ遠ざかっていく。やがて、赤い大地にどっしりとそびえるウルルがみるみる近づいて来た。

交信

プロペラの音を聞こえなくするこのヘッドフォンみたいなやつ、これにはマイクも付いてて、全員で交信出来るのだ。こりゃーすごい!本物のウルトラ警備隊員になっちゃったみたいだ。

「カイ隊員、応答せよ」「ハイ、こちらカイ」もーこれが楽しくて嬉しくって恥かしいったらありゃしないって言うくらい、ヘリそっちのけで交信しまくってました。

ヘリコプターに乗って交信する子供達
応答せよ、応答せよ、 / マイクとヘッドフォンでの通信が楽しい

ウルルーカタジュタを飛ぶ

ヘリはエアーズロックリゾートの上空を飛び、私達のキャンプ場を飛び越え、グングンとウルルに迫って行く。ヘリから見ても見渡す限りの地平線が果てしなく広がってる。

そんな大地にドカーンと存在するこの世界最大級の一枚岩は、やはりすごい迫力だ。セスナ機のツアーもあるのだが(料金も安い)、ヘリコプターの方が低空を飛ぶため、よりウルルを間近かに眺める事が出来るぞ、うはは。

ウルルのすぐ上を旋回した時、今朝、皆で苦労して登った登山道が見えた!

「ああー、あそこだあそこ、あそこを皆で登ったんだよー」

ほんのついさっきの出来事がとってもなつかしくなってる。その不思議な感覚を噛みしめる間もなく、ヘリは大きく西へ旋回して今度はカタジュタへ向かった。

空から見るカタジュタ
ヘリコプターで空の上から眺めるカタジュタ

ヘリツアー予約と料金

ヘリコプターフライトの予約は前日の夜、エアーズロックリゾート/ショッピングスクウェアー内にある、ツアーカウンターで直接行なった。

料金は大人1人A180ドルのところ、A144ドルにしてくれラッキー!コネラン空港から飛び立って、ウルルとカタジュタを間近かに見る迫力のフライト。飛行時間は30分。ホテルと空港の無料送迎付きだ。

尚6人1っぺんには乗れなかったので、アヒルパパ、ケンタ、タイセイの3人は2回目のフライトで飛んだ。

ヘリコプターフライトを終えて子ども達と記念写真
ヘリコプター搭乗記念

こうしてエアーズロックのキャンプ場で寝泊まりしながら、ウルル夕焼け鑑賞、ウルル登頂、ヘリコプターフライト、バーベキューディナーとやりたかったことが全部できた。

明日からオーストラリア大陸の北端を目指し、レッドセクターからアウトバック、ノーザンテリトリーをキャンピングカーで駆け抜ける。夢のような体験ができたエアーズロックに感謝しながら、この不思議なパワースポットで最後の夜を過ごそう。

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