プーケット子連れ旅行記（小2、小5）〜プーケット最大のショッピングモール・セントラルフェスティバル編
サワディークラッ！マリンスポーツ歴40年、東南アジアへの渡航歴50回以上のイルカパパです。今回は小2と小5の子連れ家族でちょっと変わった個人手配プーケット旅行に来ています。
プーケット滞在5日目、午前中ホテルのプールやビリヤード場で遊んだあと、プーケットタウンのセントラルフェスティバルショッピングセンターに出かけました。
プーケット最大のショッピングモール・セントラルフェスティバル
無料送迎
「どうぞ、お乗り下さい」ぎこちない日本語で、送迎車のドアを開けてくれたのは、トンチャイさん。我々をプーケットタウンまで送ってくれるドライバーだ。ガンバ大阪の遠藤選手にどことなく似ている。どこで日本語を覚えたのか聞くと、名古屋に1年住んどったもんでよー、えびふりゃーがどえらいうもーてかんわー、とのこと、って何のこっちゃー！！
ヴィラゾリテュードでは無料送迎サービスがある。プーケットタウンや、カタビーチ、ラワイビーチなどのプーケット島南端のビーチエリアへ専用車で送迎してくれる。あらかじめフロントに出発したい時間を告げておけば、その時間に部屋の前までカートが迎えに来てくれる。
（カートでメインエントランスまで移動して、そこで車に乗り換える）
ホテルが山の中にあって、それは静かで素敵な環境なのだが、ちょっと街やビーチへ行きたい時はどうしようかと思っていた。それがこんなナイスなサービスがあるなんて「聞いてねぇーよ！」と怒り出すくらい嬉しい話しです。って嬉しいのに怒ってどーすんだよ。車はHONDAのSUV。シートは総革張りでとっても気持ちいい。じゃあ、出発,GOー！☆
どこに行こうか？
目指すはプーケットタウン。プーケットタウンはその名の通りプーケット最大の街。大航海時代の繁栄の面影が至る所に残り、中国とポルトガルの影響を受けた町並みは、どことなくマカオを思い出させる。プーケットタウンには、オーシャンプラザ、プーケットスクエアー、ロビンソン、オーシャンショッピングモール、ビッグC、テスコロータス、等大物ショッピングモールが目白押し。時間があればいくつかのモールをはしごするのもいいかもしれない。
だけどうちは買い物ぎらいの男の子なので1カ所が限界。街の通りをぶらぶら散策するのも悪くはないけど、この暑さではそれも厳しいだろう。1カ所のショッピングモールに行くとしたらどこがおすすめか、トンチャイに聞いてみる。
「タイにしか売っていないものを探すなら、ビッグCやテスコがおすすめです。それからちょっと値段は高めですがプーケットで一番大きいセントラルフェスティバルもいいですよ。レストランもたくさん入ってます。お食事のご予定でしたらそちらがいいかもしれません」とのこと。
プーケット最大
わたしたちは「プーケット最大」と「レストラン」という言葉にひかれて、セントラルフェスティバルに決めた。ホテルを出発して15分くらいでセントラルフェスティバル正面の車寄せに到着。巨大なUFOのような屋根が覆う大階段が、エントランスへ続いている。
「何時にお迎えにあがりましょうか？」とトンチャイ。
「じゃあ、3時半にここに迎えに来て下さい」
トンチャイと別れて、エントランスへ続く大階段をステップしながら登っていった。
タイシルクのクッション
「ひゃぁぁ～～、気持ちいい！」。セントラルフェスティバルの館内は冷房がしっかり効いている。正面エントランスから入ってすぐのところにいきなり「ジジムトンプソン」があった。ジムトンプソンは、タイ・シルクの最高級ブランドとして世界的に名高いお店。1980年代にバンコクで買ったジムトンプソンのクッションカバーがものすごく気に入ってたので、またあんなステキなクッションカバーがあればぜひ購入したいと思っていた。
でも今回はお店の中を探しても、好みのクッションが見つからない。デザインのコンセプトが変わったのかな～。そう言えば2年前、乗換えでバンコクスワンナプーム空港に降りた時入ったジムトンプソンでも、あまり欲しいと思うクッションはなかった。
ジムトンプソンをあきらめてコンコースに出ると、ワゴンショプがずらーっと並んでいる。そのうちの何軒かで、クッションカバーを売っているのを見つけた。のぞいてみるといいデザイン/色がたくさん揃っているぞ。おお～これはいい！値段もジムトンプソンより安いし。このショッピングモールはどうも上の階へ行くほど安くなるようだ。
1階のワゴンショップでは12枚買うと1枚当たり99バーツだったが、3階では10枚買うと1枚当たり95バーツ。ウハハハ、こうしてアジアンティックなデザインのシルクのクッションカバーを次々ゲット。気がついたら40枚も買っていました（汗）売るのかぁ～～！！
いやいや季節や気分によってクッションカバーを替えれば、簡単に部屋の雰囲気を替えることができるから。でもいくらなんでもちょっと買い過ぎたかな（汗）。
マンチェスターユナイテッド公式ショプ
クッションカバーをゲットしたあと、ママは、ご近所さんやこどものサッカーチームのお母さん方へのおみやげを探すと言って消えてしまった。取り残されたわたしとこどもたち。あてもなくぶらぶらしていたら、マンチェスターユナイテッドのショプを発見！これにはこどもたちが大喜び。チームメイトにタオルや消しゴムなど小物のお土産の買うことができた。
足ツボマッサージに試食コーナー
そのあとさらに館内を彷徨っていると、2階で足ツボマッサージを見つけた。料金は1時間25バーツ。どれひとつ試しにやってもらいたかったのだが、順番待ちができるほどの大盛況だったのであきらめた。
1階のフードコーナーでは、女の子がココナッツの焼き菓子を作っていた。料金は8個で20バーツ。どんな味なんだろう？
その隣のサーティーワンの前でママと再会。こどもたちのお腹が限界なので、早くお昼を食べに行こう。
8番らーめんセントラルフェスティバルプーケット店
館内インフォメーションを見ると、3階にレストランがたくさんあるようだ。エスカレーターであがると、吹き抜けに面したコンコースに8番ラーメンの看板が目に飛び込んできた。
「おお、ラーメンだ！」
入り口のメニュー表を見ると、ああ、いろいろあるぞ！ラーメンはもちろん、海鮮ラーメン、チャーシューメン、つけめん、それからチャーハン、鳥の唐揚げ、ギョーザ、チャーハン/ラーメンセットみたいなセットメニュー、それにトムヤンクンラーメンなんてのもある。うはははこれはいい！へたをしたら日本の8番ラーメンよりメニュー豊富なんじゃないか？！もうここしかない、と勢い良く入店。
入ってびっくりしたのは、店内のお客さんも店員さんもみんなタイ人だということ。タイの人にもこんな純日本風ラーメンが人気なんだね、わっかてるじゃないかーー！日本中のラーメン店を食べ歩いているわたしとしては、だってうれしくて涙がでちゃうのアタックナンバーワン！、ってなんじゃそりゃぁぁ～～！
8番らーめんは、昭和42年に石川県加賀市で誕生した、素材にこだわるらーめん店。国道8号線沿いに誕生したことから「8番らーめん」と言う。北陸地方を中心に出店しているため、関東の人にはなじみが薄いが、国内外で240店舗以上のらーめん/餃子店をチェーン展開する外食企業だ。海外でもタイ、マレーシア、台湾、中国、香港に進出しており、タイだけでもすでに88店舗展開している。ちなみに平成5年にジャスダック市場に株式を公開している。
料金は、8番らーめん/45バーツ、餃子/100バーツ、トムヤンラーメン/83バーツ、チャーハン/58バーツ等々。餃子ラーメンセット、鳥のからあげとラーメンセットなどをオーダーして、家族4人お腹いっぱい食べて、しめて541バーツ（日本円で約1400円）。日本の感覚でいったら激安ですね。安くて美味しくて店内もきれいで、も～笑いが止まらないランチタイムでした。
＊わたしの好きな日本のラーメン店
すみれ／札幌らーめん/札幌、はしご/担々麺/溜池、楓/魚だし系らーめん/八王子、井出商店/和歌山らーめん/和歌山、さくらい/尾道らーめん/広島、一蘭/博多らーめん/福岡
等です。
ショッピングモールの概要
セントラルフェスティバルプーケットは2004年9月にオープンしたプーケット最大のショッピングモール。建物は3階建てで、セントラルデパートとテナントショップ、映画館、レストラ等から成り立っている。タイ航空のオフィスや銀行、両替所、歯医者、薬局もありとても便利。またビッグC、テスコロータスが並びにある。
一階/ショップ ジムトンプソン、ＮＡＲＡＹ、ランコム、シスレー、ビオテルム、アルマーニ、リーバイス、ラコステ、ハッシュパピー、ワーナーブラザーズ、BeBe、Bossini Camel 、Esprit、Guess、G2000、Jaspal、Lyn、Monkey see、Nautica、Vincci、ZARA、ボディショップ等。スーパー「ＴＯＰＳ」（和食の食材が充実）。
一階/フード
デイリーファーム、ハーゲンダッツ、アイスモンスター、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナッツ、スターバックスコーヒー、ピザハット、Au Bon Pain、Auntie Anne’s 、Oishi Ramen、Santafe’ Steak 、Swensen’s 、サーティワンアイスクリーム、ＺＥＮ和食レストラン
一階/宝石
アンダマンパール、Petchkaew、Swarovski、Taweesuwan、Jewelry Center、Diamond Today、De Preco、Premium Gems
二階/ショップ
時計屋、眼鏡屋、ドラッグストア、ヘアサロン、旅行カバンのサムソナイト、電化製品、携帯ショップ、銀行、スパグッズ、歯科、皮膚科（治療のみならず、歯のホワイトニングや、しみのレーザー除去等もおこなう）、AA Footwear Boutique、アディダス、AIIZ、Bata、Crocs、City Chain、D Square、Food in、Kokawaii、Manchester United 、Portland 、プーマ、Roberto、St. James Trend Ginz、スポーツドームナイキ
二階/ビューティー
Apex Profound Beauty、Boots、CF Clinic Phuket、Cut & Curl、Dent Central Clinic 、Pan Clinic 、Svenson、Slim Up Center、Tippy Salon 、Unisence、Watsons
二階/ビーチコンセプト
A Beach 、CowBoy Nhum、D-Fine 、Hunter Phuket、Katawaa、Loma 、On The Beach、Ruk Thai Shop
三階
レストラン/フードコートと4つの映画館、スタジオ、本屋、CDショップ等。
三階/レストラン
Black Canyon Coffee 、フジ（和食）、8番ラーメン、MK Restaurant 、Red Mango 、S & P、シズラー、The Pizza Company 、Yum Saab
三階/本、ギフト、CD
B2S 、Chery Entertainment、Spice、The Book 、The Games Never Dried
お得情報
5％割引になる「Tourist Priviledge Card」（7％の消費税も返金）をゲットしよう！
カスタマーサービスか、1階のツーリストインフォメーションカウンター、プーケット空港、主要なホテルでパスポートがあればすぐに発行してくれる。
営業時間
セントラルフェスティバルプーケット
OPEN Daily MON-THU 11:00-21:30 FRI 11:00-22:00 SAT,SUN,Public Holiday 11:00-22:00
アリスマンを探して
「ショッピングはいかがでしたか？」
セントラルフェスティバルの正面階段を降りて行くと、トンチャイが車の前で立っていた。「クッションカバーが安かったらいっぱい買っちゃったよ」。落ち着いて数えてみると40枚も買っていた。ありゃぁぁ～～！10枚単位で買うと安くなるのでついつい買ってしまったけど、ちょっと買い過ぎちゃったかな。
トンチャイはニコニコしながら聞いている。
「お食事はどうでしたか？」
「そーそー日本のらーめん屋さんがあったのでそこで食べたよ」
「おれもらーめん食べた」
「日本のラーメンはタイでもすごい人気なんですよ」
「そう言えばお客さんはみんなタイの人だったな」
「タイで日本のらーめんが人気なんてうれしいですね」
「でもおれが食べたのはトムヤンクンラーメンだけどね」
はっはっはっは～ホテルへ戻る車中は、みんな大笑い。食事もしたし、買い物もしたし、こどもたちはホテルに帰ったらまたプールで遊べるので、みんなご機嫌だ。
笑いが一息ついた時、今回のミッションを思い出した。20年前にタイで大ヒットしていた、あの「歌」と「歌手」の名前を聞き出して、CDを買うことだ。さっそくトンチャイに聞いてみる。
「20年くらい前にタイで流行っていたこんな歌を知らない？」
「20年前ですか」
「そう、1989年。歌詞はタイ語なのでわからないからメロディーだけ歌うよ」
そう言って、カセットテープで何回も聴いたその歌を、鼻歌で歌い始める私。
♬ ♪ ♫ ♬ ♩
トンチャイはしばらくじっと聴いていたが急に「あ、そのメロディは知ってます」と言った。
ええ～～ホントーー！？
「はい、その頃わたしはこどもだったので、何という歌なのかは知りませんが」
そうか、今30才前後のトンチャイは、20年前っていうと小学生だもんね、確かめるならもっとおっさんかおばちゃんに聴かなきゃだめなんだ。そう思った時、トンチャイがまた口を開いた。
「確かその歌手の名前は『アリスマン』だったと思います」
うほぉ～～！歌手の名前までわかっちゃったー！でもタイの歌手でアリスマンってーー？！
何はともあれこのチャレンジで（チャレンジなのか？）2つの収穫があった。ひとつはわたしのメロディーだけの鼻歌で歌を認識してもらえたこと。つまりそれくらいタイでは有名な歌だということが確認できた。
もうひとつは、まだ確かではありませんが、歌手の名前が「アリスマン」らしいということがわかったこと。これは今までの雲をつかむような状況と比べると大きな前進だ。「アリスマン」を探して歩けば、きっとCDが見つかるはず。暗闇のトンネルの先に、かすかな光が見えてきた感じだ。
ふと窓の外に目をやると、午後から、また雲が出てきて、むっと淀んだほこりっぽい舗道を、プルシアンブルーの通り雨が濡らしていった。
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ヴィラゾリテュードのディナー
「腹減った～～！」すっかり暗くなったプールから、お腹を空かしたワニのような顔つきで這い上がってくるこどもたち。あんまり近寄ってくんなよ、パパにも水がかかるだろ、ってか怖ぇーよ！こどもたちがプールで遊んでいる間、わたしとママは日本からごそっと持ってきた雑誌や単行本を読みふけっていた。
部屋にプールがあるというのは、ゆっくり時間を過ごせていいもんだけど、ついつい時間が経つのを忘れてしまう。セントラルフェスティバルから帰って来たのが4時くらいだったから、けっこう長く遊んだなー。
そろそろお腹も限界だし、ママを呼んでレストランへ行こうか。
ママは爆眠中
「ママ～～、こどもたちがお腹減ったって言ってるからそろそろ食事に行くよ～」
2階のベッドで本を読んでるママに声をかける。あれ？返事がない。階段を登って寝室に言ってみると、ああーーやっぱり！ぐーぐー寝ていらっしゃった。寝室を取り囲むガラスのパノラマには、プーケットの夜景が銀河の星空のように広がっている。森から奏でられる小さな虫たちの鳴き声はまるでオルゴールの子守唄。こんなに気持ち良さそうに寝てるのに起こしたらかわいそうだ。
って言うか起こしちゃったらものすごく怒りそう。かと言って起こさずにわたしたちだけ食事に行っても怒られるに決まっている。は～～起こすも地獄、起こさぬも地獄。
誰がママを起こすか
「パパ、早くママを起こしてごはん食べに行こうよ、もうハラ減って死にそうだよ」
「何言ってんだよ、こんな状態で起こしたら蹴りが飛でくるよ、お前が起こせよ」
「いやだよ、おれだってぶん殴られちゃうよ」
「じゃあ、リュウが起こせよ」
「え～無理ぃ～～、ぶっ飛ばされちゃうよー。」
なんでこんな時、気落ち良さそうに寝てるんだよ！まったくはた迷惑ったらありゃしない。そんなわたしたちのざわめきが耳に障ったのか、ママが目をさました。はりゃー、ケリが飛んで来る！身構えたその時
「あれー寝ちゃってたかな」
と、拍子抜けするくらいご機嫌がよかったママ。
「なんだー心配して損した」
「え、ママのこと心配してくれてたの？」
「や、その、起こしたらぶん殴られるんじゃないかって、そっちのうほうを心配してた」
「なんじゃそりゃぁぁ～～」
と結局ママの怒りが暴発したのだった。
グリル180
部屋の扉を開け、みんなで歩いてレストランへ向かう。昨日の夜はディノパークで石器時代料理を食べたっけ？
今夜の夕食はヴィラゾリテュードのメインダイニング、グリル180度でいただく。部屋から建物6階分くらいの坂道を下ったところにメインロビーとレストランがある。ここは今朝の朝食でも来たが、夜はまたずいぶん雰囲気が違うね。灯りを落としてあるので、とてもロマンチック。そしてレストランの周囲の木々やプールがライトアップされていて、も～鼻血が出ちゃうほどブリリアントな雰囲気だ。
こんなところに子連れで来るのはちょっと気が引けますが、お客さんが少ないので助かった。
メニュー
メニューは、アラカルトから選ぶ。海老のかつみたいな料理や、魚介の濃厚なスープ、グリーンチキンカレー、ハンバーグ、焼きそば、等。もう足腰ががくがくになるほどの美味しさに大満足。100バーツのサービスチャージがかかって合計で1485バーツ（約3861円）。
料理のお値段はお昼の3倍くらいの金額だけど、家族4人でディナーを食べて、この雰囲気、この美味しさならもうぜんぜんオッケーです！さあ、明日はいよいよプーケット旅行最後のビッグイベント、パンガー湾シーカヤックツアーに出発だ。楽しみだね♪