【ニューヨークの地下鉄とパストレイン】乗り方・チケットの種類、料金・旅行者の注意点とメリット
💓ども、ハロー、学生時代にニューヨークにホームステイ、社会人になってからは毎年のように出張で訪れている【ニューヨークの達人】イルカパパです、うはは!
今日はニューヨーク地下鉄とパストレインについて紹介します。
生まれ変わったニューヨークの地下鉄
私が初めてニューヨークへ行った1980年代始めの頃は、間違っても地下鉄には乗るんじゃない、ときつーく言われたものだ。悪名高き落書き、半端じゃない治安の悪さ。当時ニューヨークの地下鉄は、犯罪が頻発するとんでもないデンジャラスゾーンだったのだ。
ところが当局の努力が実り徐々に治安が回復して行った。
80年代後半には昼間なら乗ってもOKになり、90年代になると夜でもOKに、そして2000年になるとなーんと子連れでもOKなほど安全な乗り物に様変わり。
実際今回の旅行ではマンハッタン内の移動はほとんど地下鉄を利用し、ヤンキースの試合を観戦した帰りなんぞ、けっこう夜遅く子供たちと地下鉄に乗っちゃった。
でも身の危険なんか全然感じませんでした。
今やニューヨークの地下鉄は日本の地下鉄のように、安全で便利な乗り物に生まれ変わったと言っても過言ではないだろう。うんうん。でも、まあそうは言っても、気を付けるべきポイントはある。それをこれから見て行こう。
子連れ旅行者の地下鉄利用の注意点・治安
乗車時間に気を付けよう
乗客の少ない深夜や早朝の乗車は避けよう。安全になったと言っても100%ではないよ。
人のいないところは危険
乗車する時はなるべく人がたくさん乗ってる車両を選ぼう。
ホームで電車を待っている時もわまりに人がいる所で待つこと。「それじゃ座れないじゃないの」なんてせこい心配はいりません。たいてい座れます。また人通りの少ないトイレや通路も避けようね。
どうしても深夜に乗る場合
駅員の目が届きやすい「Off-hours Waiting Area」で電車を待とう。
深夜になるとこのあたりで停車する車両には警察官が乗ってます。
ふるまいに注意
見せびらかすように高価なものを身に着けたり、いかにもおのぼりさんっぽくキョロキョロしないこと。
「あ、オレニューヨーカーだから」みたいにリラックスして当たり前のようにふるまおう、あひゃー。
料金とメトロカード(2020年5月現在)
地下鉄の料金は均一料金で3ドル。
でもチャージ式のメトロカードを利用すれば1回2.75ドルになる、わおー。
子供は6歳または身長111cm以下は無料です。
1回券/Single Ride
3ドル。乗車するたびに買う、発行後2時間以内有効。地下鉄ーバスの乗り換えは出来ないがバスーバスの乗り換えは1回だけ可能。
メトロカード
お金をチャージできるカードで、乗車するごとにカードから料金が引かれる。
最初の発行に1ドルかかるけど、1回毎の乗車賃がシングルライドよりちょっとだけ安くなる。
50ドル以上チャージすると5%余分にもらえるボーナスサービスは2019年に終了しました。
減ってきたらいつでも追加でチャージできるし、残高のチェックも出来る。途中でアンリミテッドに変更も可能。
アンリミテッド/Unlimited
地下鉄と市バス乗り放題券で7日間(33ドル)、30日間(127ドル)、地下鉄、市バスとエクスプレスバス乗り放題7日間(62ドル)がある。一度使用すると18分以内には使用できない。これは同じカードで複数人が使用するのを防ぐため。なお初回はカード制作費として1ドルかかる。
しかしニューヨークの地下鉄は南北には路線が発達してて便利なのだが、東西にはあまり路線がないぞ。そこでの移動は徒歩やタクシーを利用することが多くなっちゃう。
我々はプランから逆算して1日4回以上地下鉄に乗ることはないと判断、メトロカードを1枚買って、なくなったらチャージしながら使いまわしました。
メトロカードの買い方/チャージの仕方
改札の手前に自動販売機があるので、Startボタンを押して表示に従い操作していく。
新規購入、レギュラーへのチャージなどができる。ただ初めて利用する場合とまどうだろうし、それを使いこなせるほど長期に滞在しねーよ、という場合は有人ブースで購入/チャージしたほうが早い。
🐬券売機によってはZIP CODE(ジップコード:郵便番号)を聞かれますが「#」または「99999」を数字を入力すれば大丈夫。どうしても律儀に行いたい人はニューヨークで滞在しているホテルの郵便番号を入力してください。
路線とエクスプレス
路線はすべて1、2、3のような数字か、A、B、Cのようなアルファベットで表示される。「銀座線」や「御堂筋線」のような名前はないので注意しよう。
同じ色のラインでも途中で枝分かれするので、行き先によってまたは、ローカル(各駅)/エクスプレス(急行)の違いによって、数字やアルファベットが異なる。ちなみにエクスプレスはA、B、D、J、Q、O、W、Z、2、3、4、5、7ライン。
駅の入り口、駅構内の階段や通路、ホーム、電車の正面や側面などに、路線の数字/アルファベットが表示されているので確認できるぞ。
また行き先は北行きなら「Uptown」、南行きなら[Downtown」の表示に従えば迷わない。
ニューヨーク地下鉄の公式サイト:http://www.mta.info/nyct
地下鉄利用のメリット
路線の発達
マンハッタン内の主な観光地はほとんど地下鉄で行けちゃう。
渋滞がない
タクシーやバスより全然早いぞー。
安い
発行後2時間以内ならどこまで乗ってもたったの3ドル!しかもバスと相互乗り換え可。
パストレインについて
パストレイン(PATH=Port Authority Trans-Hudson)とは、簡単に言うとマンハッタンとニュージャージーを結ぶ地下鉄のことだよ。
ニューヨークトランジットオーソリティが運営する、ニューヨーク地下鉄とは別の路線網、料金体系になってる。
まあ別の路線網と言っても左の図の4路線しかないんだけどね。
運行は24時間で、料金は1駅乗ろうが、始発から終点まで乗ろうが1回2.75ドル(5歳以下は無料)。
ニューヨーク旅行で、ニュージャージー側に宿を取った人にとっては、強~い味方になるから覚えておいて損はないぞえ、ふふ。
路線
さっきも言ったけどパストレインの路線は全部で4つ。すなはち、
- 33丁目(マンハッタン)とホボケン(ニュージャージー)を結ぶ青い路線
- 33丁目とジャーナルスクウェアーを結ぶ黄色の路線
- ワールドトレードセンターとホボケンを結ぶ緑の路線
- ワールドトレードセンターとニューアークを結ぶ赤い路線
33丁目駅は、マンハッタンの6番街と33丁目交差点付近のとっても便利な場所にある。
地下鉄NQRW線、BDFV線の34丁目駅とつながってて乗り換えもスムーズだよ。
ペンステーションやエンパイアステートビルも近い。
ニューアーク駅と隣接しているニューアークペンステーションからは、ニューアーク国際空港駅へ簡単にアクセス出来るぞ。
運行時間
月曜から金曜は、午前6時から午後11時まで。
土日祝日は午前9時から午後7時半まで。
深夜は路線が少し変則的になって、33丁目とホボケンを経由してジャーナルスクウェアーを結ぶ路線と、ワールドトレードセンターとニューアークを結ぶ路線、の2路線になる。この2路線の深夜の運行は、平日が午後11時から午前6時まで、土日祝日は午後7時半から午前9時まで。
平日ピーク時の運行間隔は5分ごと、オフピーク時は10分ごと。土日祝日は15分ごと、深夜は30分ごと。
運賃と回数券
運賃は1回2.75ドルで5歳以下は無料。
ニューヨーク地下鉄のメトロカードも利用できる。
7日間乗り放題券やQuick Cardというお得な回数券もあってクイックカードは180日有効。
各駅の自販機で買えるよ。また金額をチャージすることも出来る。
パストレインの公式サイト:https://www.panynj.gov/path/en/index.html
ニュージャージーに宿泊するメリット
ニューヨーク旅行者が、ニュージャージーに宿泊するメリットのうち最も大きいのはホテル代の安さです。
同等クラスのホテルなら料金は半額以下だ。それから「マンハッタンの夜景が見える部屋」に泊まりたいと思っても、ニューヨーク側ではよっぽど高層階の部屋でなければまず無理だけど、ニュージャージーのハドソン川沿いのホテルなら、ほとんどの部屋からマンハッタンのうっとりするような夜景が見える。
例えばパストレインのエクチェエンジプレイス駅に直結しているハイアットリージェンシージャージーシティとか。
それからユナイテッド航空の場合、空港からの近さも大きなメリット(旧コンチネンタル航空のハブ空港はニュージャージーにあるニューアーク国際空港でした)。
あと自由の女神へ行く時も、ニュージャージー側から行く方が断然すいてる。
👦ニューヨークのガイドブックでは、パストレインのことはほとんど省略されてるから、ニュージャージー側に宿泊するのを躊躇してた人も多いと思うけど、こんなに交通の便もいいんだから心配はいらないでしょ。
今日の記事はこれでおしまい。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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