大都会ニューヨークのパワースポット!子どもを連れて美術館・博物館へ行こう
ども、ハロー、5歳と7歳の2人の子連れでニューヨーク旅行中のイルカパパだぜ☆
天才達のみなぎるパワーが宿る美術館は、魂のビーチリゾートだ。ニューヨークには南の島のようなビーチはないかわりに、世界的に評価の高い素晴らしい美術館がいくつも存在する。
子連れでニューヨークを訪れたら、是非ともこの大都会のパワースポット美術館・博物館巡りをすることをおすすめするのさ、ピース✌️
マンハッタン子ども博物館・チルドレンズミュージアム
芸術の宝庫、ニューヨークには星の数ほど美術館、博物館があるよ~ん、でも子供がいなければこんな博物館、絶対に来ないよねー。「マンハッタン子ども博物館」。
マンハッタン子ども博物館は展示を「見る」より、「遊ぶ」「体験する」ことがメインになるように工夫されている。日本でいうと規模の大きな「児童館」の要素が入っている感じ。だから子どもがとっても楽しめるのだ。特に4階には人体の仕組みを学びながら遊べるゲームや、コンピューターを使って壁にグラフィックを描くゲーム、テレビの撮影スタジオの様子を体験できるコーナーなどがあって子供たちは大喜び。
また1階にはアメリカの人気絵本作家ドクター・スースーの世界を再現したエリアがあり地元の子どもたちが興奮しながら遊んでいる。
んーさらに地下1階にはなんと「KAPLA」やり放題のコーナーがあるぞ。こーんなにたくさんKAPLAがあったんじゃーたまりません、ここだけで軽く半日はいれちゃうねー。
マンハッタン子供博物館への行き方
ホボケンからパストレインに乗って33丁目駅まで約13分、そこから赤ラインの地下鉄に乗り換えて86丁目駅で下車。階段を登って地上に出ると高級アパートが立ち並ぶアッパーウェストサイドだ。
そうそうニューヨークの地下鉄の階段はどこも「危ないじゃないか!」っていうくらい急勾配だよ。もうほとんど腹ばいで登るようなイメージ。だから小さなお子さんは気を付けようね。それから女の人はミニスカートはさけたほうが無難です。
あわせて読もう
ブロードウェイを3ブロックほど戻って左に曲がると、マンハッタン子供博物館がある。向かい側にはトム・ハンクス主演の映画「ユー・ガット・メール」の撮影ロケが行なわれたケーキの美味しい「カフェ・ラロ」」があるんだ。
入場料
博物館はブロードウェイから83丁目通りを西の方へ曲がるとすぐ見える。外側を補修工事中でちょっとわかりにくかったけどあれだ、あれだ。ふー中は冷房が効いてて気持ちいい。今日は昨日までと違って天気も快晴、気温も相当高いぞ。入るとすぐ受付カウンターがある。ここでお金を払うのね。
入場料は1歳以上は大人も子供も14ドル(2020年1月現在)
子供用トイレ
子供たちがトイレに行きたいと言うので連れていく。おお、さすが子供博物館、トイレは各階にあるよー。で、中に入ってびっくり。男性用トイレは、小のほうの便器の位置が笑えるくらい高いんだ。
こんなに高かったら子供じゃあどんなにがんばてもおちんちんとどかないよー。大人の私でもうーんと背伸びしてやっととどくかどうかだ。ここ子供博物館でしょ?!
シティスプラッシュ
2階の屋外には「シティスプラッシュ」という夏期限定の水遊びコーナーがあったよ。今日の課外授業はここでシャボン玉作りなんかをするという。はい、先生の言う事をよく聞いて、お友達とも仲良くしながらしっかり授業を受けよう。
課外授業の申し込みは無料だよ。いっぱい水が入ったビーカーにコインを入れながら表面張力の勉強をしたり、自分達で石鹸水を作ってシャボン玉を飛ばすんだ。授業が終ったあと、全員にゴーグルがもらえてラッキーだったね。
マンハッタン子ども博物館は、子連れニューヨーク観光におすすめのスポットだ。
マンハッタン子ども博物館インフォメーション
- 公式ウェブサイト:http://www.metmuseum.org
- 入館料:大人14ドル、子ども14ドル、幼児(1歳以下)無料、シニア(65歳以上)11ドル
- 開館時間:月曜~金曜、日曜日10時~17時、土曜日10時~19時
- チケット購入方法:公式サイトまたはThe Great Hallのチケット窓口
- 休館日:毎週月曜日(祝日は開館)
- 地下鉄最寄駅:グリーンライン4、5、6線の86丁目駅
- 住所 :The Tisch Building, 212 West 83rd Street, New York
アメリカ自然史博物館
ニューヨーク滞在2日目の今日は、午前中マンハッタン子供博物館で遊んだ後、午後はアメリカ自然史博物館へ行く、というプラン。
このアメリカ自然史博物館が意外とすごい。
1986年の創立以来、世界各地へ探検調査員を派遣し持ち帰った貴重な品々を展示している。
テーマは「自然と人間の対話」。人類も含めた地球上に暮らす全ての生き物と、地球、宇宙の進化を包括するスケールの大きな博物館なのだ。
またアメリカ自然史博物館は映画「ナイトミュージアム」の舞台としても有名。映画の舞台を親子で「探検」するのも楽しみ方のひとつだ。
男の子と恐竜
ほんでもってここの目玉は、何と言っても恐竜の化石だよーん。
もう~出血大サービス、600点を超える本物の化石の標本が、ドカーンと6部屋にまたがって展示されているんだ。
ティラノサウルスやらマンモスなんか今にも動き出しそうな迫力。
お母さんはご存知ないかも知れないが、男の子にとって最も脳にここち良く響く言葉は「昆虫」と「恐竜」です。
次が「宇宙」。「恋愛」や「お洋服」じゃありませんよー。今年の夏はたまたま「大恐竜展」という特別企画も催されていてラッキーだった。
アメリカ自然史博物館は、マンハッタン子供博物館から歩いて7~8分の距離。子連れなら2つをセットで行くのがいいと思う。
入場
建物は4階建てでセントラルパークに面している。我々は子供博物館から歩いてきたので、コロンバスアベニュー側の入り口から入場したけど、チケット売り場とかチョーわかりにくかったなー。ここは一発、セントラルパーク側の正面入り口からビシーっと入場することをおすすめするよ。わかり安い上、いきなり恐竜の化石が出迎えてくれてかっこいいんだ。
恐竜以外の見どころ
恐竜意外で面白かったのは「海洋に息づく生命」、と世界各地の哺乳動物。バッファローやキリン、ゴリラ、グリーズリーなんかがジオラマで並んでるよ。あとヘラクレスオオカブトムシの標本も子供達はお喜びだった。
それから忘れてはならないのが、世界の民族のコーナー。アマゾンの奥地に住む裸族のドキュメンタリーフィルムなんか他の子連れ家族のみなさんも興味津々で観てた。食事が出来るカフェテリアは地下1階にあります。外で食べて損したー。所要時間1時間の館内ツアーもあるよ。
アメリカ自然史博物館インフォメーション
- 公式ウェブサイト:https://www.amnh.org
- 入館料:大人23ドル、学生18ドル、子ども(2-12歳以下)13ドル、シニア(65歳以上)18ドル
- 開館時間:10時~17時45分
- 休館日:感謝祭(11月第4木曜日)・12月25日
- チケット購入方法:公式サイトまたはチケット窓口
- 地下鉄最寄駅:B、C線 81st St-Museum of natural History駅
- 住所:Central Park West & 79th St, New York
コンビネーションチケット
入館料金+One
(一般入場と下記の3つから1つを選べる)
・特別展示
・巨大スクリーンのフィルム
・スペースショー
大人:$28
学生・60歳以上:$22.50
子ども(2歳から12歳):$16.50
入館料+All
(一般入場と上記3つのすべての展示)
大人:$33
学生・60歳以上:$27
子ども(2歳から12歳):$20
ニューヨーク近代美術館
世界の流行の最先端を走る現代の芸術都市・ニューヨーク。そのニューヨークを象徴する美術館が、MoMA/モマ(ニューヨーク近代美術館)だ。絵画や彫刻のみならず、建築、商品デザイン、ポスター、写真、映画など、近現代の表現までも収蔵品に加え、グラフィックデザイン研究の中心として活発な活動を続けている。
2004年11月20日、同美術館は、日本人建築家・谷口吉生氏の設計によって建て替えられ、スペースは以前の2倍、建物そものが近代アートと言える新しい美術館に生まれ変わった。
ニューヨーク近代美術館インフォメーション
- 公式サイト : https://www.moma.org
- 料金 大人25ドル、学生14ドル、子供(16歳未満)無料、(金曜16時以降は大人も無料)、シニア18ドル
- 営業時間:土~月、水、木10:30-17:30 金10:30-20:00
- 休館日:サンクスギビング(11月第4木曜日)、12月25日
- チケット購入方法:公式サイトまたは窓口
- 地下鉄最寄駅:E、M線5番街&53丁目駅
- 住所:住所:11 W 53rd St, New York, NY 10019
幼少期の知的体験
幼少期には子供の好奇心や知識欲のキャパシティーを大きくしてやることが大切。小さいうちから詰め込み教育をしても無意味です。中学、高校に入って、成績がぐんと伸びるのは、好奇心、知識欲のキャパシティーが大きな子だ。最近の研究によると、「本を読む」「美術館へ行く」など幼少期の知的体験がそういったキャパシティを大きく育むらしい。
入り口とチケット売り場
53丁目通りに面した入り口から入ると、右手にチケット売り場、左手にミュージアムショップ「モマデザインアンドブックストア」がある。今日は平日だというのに、建物の外までチケットを買う人の列が伸びていた。我々はシティパスを持っているので、この列に並ばなくていいのはラッキー♪でもモマは子供無料(16歳未満)なので、子供の分のシティパスを買ってしまったのは大失敗だったぁ~(涙)。
チケット売り場を右手に見ながらもう少し奥までズズイと進みますと、左手にクロークがある。館内は大きなバッグや荷物の持ち込みは禁止なので、ここで荷物を預けよう。あ、お金の心配はいりません。無料だから。
吹き抜けのアトリウム
クロークの反対側が美術館の入場ゲート。ゲートの横では、ヘッドフォンタイプのオーディオ翻訳機を5ドルで借りれる。ゲートから入ると5階まで吹き抜けのアトリウムとなっていて、大きなガラス窓(というより壁)から自然の光が柔らかく差し込んでくる。開放感いっぱいの空間だ。
上を見ると何だありゃ~、ヘリコプターが吊り下げられてるぞー。そんでもってアトリウムの外には、スカルプチャーガーデンと名付けられた中庭が広がり、ロダンやピカソ、ジャコメッティなどの彫刻が配置されている。うーん、なかなかいいね。このスカルプチャーガーデンに面した高級レストラン「ザ・モダーン」は、美術館の休館日にも営業しているよ。
5階の展示
いきなり5階へ上がる。ここは後期印象派、シュールレアリズム、キュビズムなど、近・現代の絵画、彫刻が展示されてるフロアで、モマの核といえる部分だ。モネ、ゴッホ、ルソー、ピカソ、ダリ、マグリット、シャガールといった誰もが知ってる巨匠の作品がずらりと勢ぞろい。まことにスピリチュアルな空間でごんす。それから5階には「テラスファイブ」というカフェもある。
4階〜3階の展示
4階は1940年~70年代の現代アートが展示されている。
リキテンスタインやウォーホル、ジャスパージョーンズらの作品はポップで楽しい。
意味不明の作品がたくさんあって子供達は大喜び。
3階は、建築・デザイン関係のアイテムの展示フロアー。
イスや照明器具、スクーターまで展示してある。
イームズやル・コルビジェなどの作品(?)があるよん。
2階の展示
2階はコンテンポラリーギャラリー。1970年代以降のまさに現代アート専門の展示スペース。作品であるショートフィルムの上映を、子供達は何故か熱心に見ていた。
グッゲンハイム美術館
セントラルパークの東側、5番街に面して建つ、巻貝を逆さにしたような外観のグッゲンハイム美術館も子連れ旅行者におすすめの美術館。1937年創設のソロモン.R.グッゲンハイム財団によって運営されるグッゲンハイム美術館は、財団の創始者、ソロモン.R.グッゲンハイムやその姪ペギー.グッゲンハイム、近代美術の著名な収集家タンハウザーら、有力な個人コレクターからの所蔵品の寄贈によって、4000点に及ぶ現代美術の傑作を抱えている。
コレクションには、世界最大のカディンスキーギャラリーをはじめ、シャガール、ピカソ、ダリ、ゴーギャンといった巨匠たちの作品が並び、世界中から訪れる旅行客を魅了している。ちなみに「グッゲンハイム」と名の付く美術館は、ニューヨークの他、ビルバオ/スペイン、ヴェニス/イタリアにもある。
子どもの知的好奇心を育む
ベネッセ教育研究開発センターの調査によると、幼少期の「本を読む」「美術館や博物館へ行く」といった知的体験の頻度と、学習成績には大きな相関関係があると言う。これらの知的体験は、その子供が持つ学習能力のキャパシティや知的好奇心を大きく育てると考えられており、中学、高校に進学して本格的に勉強を始める時、飛躍的に成績を伸ばす原動力になる。
逆に、幼少期にいくら詰め込み教育を施しても、その子の「キャパシティ」が小さければ、あっという間に満杯になり、もーそれ以上は伸びなくなるのだ。
グッゲンハイム美術館インフォメーション
- 公式サイト:https://www.guggenheim.org
- 入館料:大人25ドル、学生18ドル、子ども(12歳以下)無料、シニア(65歳以上)18ドル
- 営業時間:日曜~金曜日10:00ー17:45、土曜日10::00-19:45
- 休館日:木曜日
- 住所 1071Fifth Avenue(at 89th Street)New York,NY
窓から見たパリ
グッゲンハイム美術館で私が最も好きな作品の一つに、マルク.シャガールの「Paris Through the Window」がある。
これは私が中学生の時、美術の教科書に載っていた作品で、当時私はその不思議な構成に衝撃を覚えたものだ。グッゲンハイム美術館ではその実物と対面することができる。前述した幼少期の知的体験のことは知らなかったが、これほどスピリチュアルな空間に子供を連れて行くことが悪いはずはないと思っていた。いや、むしろ感受性の強い子供の時こそ美術館に行くべきだと思っていた。
天才たちの作品の前に子供が立つだけで、そのパワーがシャワーのように絵からふりそそいでくる。規模の決して大きくないグッゲンハイム美術館は、子連れでまわるには、ちょうどいい大きさの美術館だ。
メトロポリタン美術館
フェルメール、エルグレコ、ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、モネ、ルノワールなどなど印象派、ヨーロッパ絵画からエジプトコレクション、アジアの美術品まで、300万点以上の所蔵品をかかえる世界最大級の美術館。絵画だけでなく、彫刻や古代エジプトのデンデゥール神殿まで驚くほど多様な展示物に圧倒される。
メトロポリタン美術館インフォメーション
- 公式ウェブサイト:http://www.metmuseum.org
- 入館料:大人25ドル、学生12ドル、子ども(12歳以下)無料、シニア(65歳以上)17ドル
- 開館時間:日~木曜日10時~17時30分、金・土曜日10時~21時
- チケット購入方法:公式サイトまたはThe Great Hallのチケット窓口
- 休館日:感謝祭(11月第4木曜日)・12月25日・1月1日・5月第1月曜日
- 地下鉄最寄駅:グリーンライン4、5、6線の86丁目駅
- 住所:1000 5th Avenue at 82nd Street, New York
子どもの知的好奇心と豊かな心、感受性を育み、親子で感動体験の共有ができる子連れ旅行者におすすめスポットだ。無料のガイドツアー(不定期で日本語ツアーも催行)が毎日行われている(所要時間は1時間)。ここならではお土産が揃うミュージアムショップも必見。また本格的な食事が楽しめるレストランから、子連れに優しカフェテリア、カフェ、ワインバーなどここでしか味わえない雰囲気のレストラン、カフェもおすすめ。
フラッシュを焚かなければ写真撮影OK(動画は禁止)。スケッチを書くことも可能なので、親子で気に入った絵画を描写してみるのも、ここでしかできないとっても貴重な体験だ。
あわせて読もう
この記事があなたの子連れニューヨク旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
このブログの中でひとつでも「いいな」と思ったことがあればSNSなどでシェアして熱い応援ヨロシクお願いします(^^)→それ行け!子連れ海外旅行:https://kidsvacation.net/