子連れメジャーリーグ観戦・チケット購入方法・行き方・ヤンキースタジアム・松井選手がヒットを打った
子連れメジャーリーグ観戦
パパイヤキングのホットドッグ
メジャーリーグ観戦当日。ナイター試合なので、野球観戦の定番スナック、ホットドッグを買わなくちゃ。でやってきたのが、86丁目通りとレキシントンアベニューの角にある、添加物なしのトロピカルドリンクと、100%フレッシュビーフを使ったホットドッグが人気のパパイヤキング。
ホットドッグを食べながらスタジアムでメジャーリーグの試合を観るなんて、いかにもアメリカ!いかにもニューヨーク!という感じで子連れでなくても楽しそう。
あつあつのホットドッグを買ったら、さあヤンキースタジアムへ向おう!いぇ~い☆
降りる駅を間違えた!
アッパーイーストサイドのホットドッグ人気店「パパイヤキング」で今夜のディナーを買い込んだら、86丁目駅から4番線の地下鉄に乗る。車内はかなり混んでるぞ。しかも乗客の7割くらいは、ヤンキースのシャツを着てて、もーすでにえらい盛り上がっちゃってます。
ヤンキースタジアムは161丁目駅にあるんだけど、おっと、うっかり間違って116丁目駅で電車を降りてしまった。
「ヤンキースのシャツ着てた人誰も降りなかったじゃない」とママがお怒り。
いや~まいったな。ホームに降りた私たちを、動き出した電車の中からみんなこちらを見てて「あの日本人家族はヤンキースタジアムに行くんじゃなかったのか」てな感じで、静かな山奥の秘密の池に、もみじの枯れ葉がハラッと落ちた程度のささやかな波紋が広がっていた。ってどんな波紋じゃー!でも次の電車がすぐ来たのでラッキー。
ヤンキースタジアムへの地下鉄での行き方
地下鉄オレンジラインB線、D線、グリーンライン4番線に乗り「161st.Yankee Stadium」で下車。駅から出るとすぐ正面にスタジアムが見える。
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尚我が家が訪れたのは旧ヤンキースタジアムで2009年に解体され、現在は「ヘリテージフィールド」という公園になっています。新ヤンキースタジアムは2006年に着工され2009年に完成、旧スタジアムと道路を1本隔てた場所に建っています。
161丁目ヤンキースタジアム駅
ミッドタウンからヤンキースタジアムまで地下鉄で25分くらい。スタジアムが近づくと、電車は地上に出て高架の上を走り161丁目駅に到着。駅のホームからすぐ隣にヤンキースタジアムが見えるではないかー。
おお!スゴイ!子供達も「あれがヤンキースタジアム?」って興奮してる。ホームは大変な混雑で、子供達とはぐれないようしっかり手をつないで高架の下へ降りて行く。ここって、水道橋の駅から東京ドームへ向うあたりと似てるよー。高架の下は道の両側にお店やスポーツバーがズラリと並んでてちょっとシャビーだけどそこがまた、う~ん、渋い。
我々の席はライト側外野席なので、高架下を200mくらい歩いたところにある「ゲート6」から入場する。ちなみにチケット売り場は駅からちょうどスタジアムの反対側。またヤンキースのオフィシャルショップは、チケット売り場から時計回りに少し行った所にある。さらにオフィシャルショップの近くにある「ゲート4」の横には選手の通用口があって、スタジアムの開門前や、試合終了後にここで待ってると、あこがれの選手達を間近で見る事ができる。
*1923年から使用されていた旧ヤンキースタジアムは老朽化のため惜しまれながら2008年9月21日の試合を最後に閉鎖されました。2009年3月から解体工事が始まり、現在は公園の一部になっています。現ヤンキースタジアムは2009年4月に開場しました。
入場時の検査
各ゲートの入り口では厳しい手荷物検査があって、すごい行列になっている。球場には大きな荷物(デイパックもだめ)、ビデオカメラ、食べ物、飲料水の持ち込みは禁止。球場のまわりには荷物を預けるロッカーはないので、もしだめと言われたら、荷物を捨てるか入場をあきらめるしかない。
ただしこれには裏技があって、女性はほとんどノーチェックなので、男性は女性に荷物を持ってもらって入場すればOK。それから、ジュースなどの飲料水は、検査員も見て見ぬふりをしているようだ。デジカメはOK。
チケット購入について
レジェンドスイートやフィールドチャンピオンシップのように、内野の特等席は年間シートなので、公式HPやショップで事前に購入するのはほぼ不可能なんだ。
ところが意外にも当日券でなら、よほどの人気カードでないかぎりこれらの特等席が買えるよ。
つまり、特等席で観戦したかったら、事前にネットなどで買わずに当日買いましょ作戦が有効、というわけだ。当日券は球場のチケット売り場やオフィシャルショップで購入できる。
でもね、やっぱり我々はライト側外野席の安いチケットを購入した。このまわりの席は「濃いファン」がたくさんいて、ヤンキースタジアム独特の雰囲気が味わえる、から。で、我々の席はタイアーリザーブドの33セクション。外野席の一番上なんだけど、びっくりするくらい急な傾斜だ。その分グランドからの水平距離は離れてないので、こりゃまたびっくりするくらいフィールドが近くに見える。あ、ちなみに子供料金はないみたい。
メジャーリーグの観戦チケットが購入できる公式パートナーのサイト https://www.stubhub.jp
ヤンキースタジアム
ヤンキースタジアムは1923年に完成。数々の名勝負、名プレーが生まれたベースボールの聖地だ。
右中間が左中間より狭く、左バッター有利と言われている。
かっては8万人以上収容できたようだが、1976年の改修工事以降、収容人数は57545人となった。平日ナイトゲームが行われる日には、有料のスタジオツアー(だいたい正午発)が開催される。
そーそー、笑えるのが5回の裏にでてくるグランド整備員。YMCAの曲に合わせて踊り出すもんだから、踊るんだかグランド整備員するんだかどっちかにしてくれーと言う感じで、みんな腹をかかえて笑ってる。
そう言えば、これってフロリダでヤンキースのオープン戦見た時にもやってな。それから7回の裏の攻撃前には「私を野球に連れてって」を、試合終了後にはフランクシナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」みんなで大合唱する。
野球観戦の帰り道
試合の方は、松井が逆転の口火となるヒットを放ち、ヤンキースの劇的な勝利。カイもリュウも一杯応援したかいがあったね。
大満足のメジャーリーグ観戦、帰りは地下鉄オレンジラインD線で34丁目まで行く。D線の駅は地下にあり、改札口を入ったところに交番がある。またスタジアムの周囲にもおまわりさんがたくさんいるので、夜でも全然恐くないよ。
帰り道「松井選手、おれたちがフロリダで応援したこと覚えてるかな?」と子供達がしきりに聞くので「あー覚えてるよ。だからヒットを打ったんじゃないかー」と答えた。いつか君達がこのスタジアムで、メジャーリーガーとして活躍してくれないかなー、なんて願うのは、父親の勝手であきれた夢と知りつつ。
ニューヨークヤンキースクラブハウスでメジャーリーグ観戦チケットを購入
クラブハウスへの行き方
順序が逆になったが、ここで我が家がメジャーリーグのチケットを購入した方法をご紹介しよう。我が家は、ミッドタウンにあるヤンキースクラブハウスで直接試合のチケットを購入した。以下、そのときの旅行記。
アメリカ自然史博物館を出て、紫ラインの地下鉄で81丁目駅から、42丁目駅へ移動するぞー。紫ラインは8番街の地下を南北に貫く便利な地下鉄で、ジョンF.ケネディ空港のエアトレイン乗り換え駅があるハワードビーチ駅や、ニュージャージ方面への列車のターミナル、ペンステーションにもつながっている。
地下鉄液の急な階段を降りて行き先を確認しホームへ向う。42丁目へ行くのはAかCだ。それにしてもあぢ~。ニューヨークの地下鉄では、東京や大阪の地下鉄と違い、基本的にホームには冷房がないので夏は電車を待ってる間、もー息苦しいくらい暑いのだ。でも大丈夫、電車に乗っちゃえば車内は冷房がよーく効いてて気持ちいいよ。
サウナのような地下鉄
ちょっと待ってると、あっ来た来た。子供たちにも確認するよう言ってあるから「Aが来たよ、A!」と大騒ぎ。やっとこの暑さから逃れられるぜーと、急いで電車に乗り込む。ところが車内には熱風が漂ってるではないか!「うわーなんだこの暑さは?まるでサウナの中にいるような暑さだぞ」どうやら冷房が故障してる電車らしい。でもずーっと博物館の中を歩き回ってたから足がもう棒、早く座りたくてしょーがないというのも正直な気持ちだ。電車はすいてるのですぐ座れるし、まあ乗ってる時間5、6分だからと我々はこの「今すぐ座れる暑い電車」を選択したのだ。
でもこれ大失敗!こんな時に限ってノロノロ運転するし、ああー止まっちゃったよー。うぅ~~~、いやがらせか?それともただの気のせいか?んなわけない。結局、途中で隣の車両に移ったら、そこは笑いが止まらないくらい涼しかった。あの車両だけ冷房が効かなかったみたい。ふー生き返ったとくつろぐ暇もなく、我々が涼しい車両に移った途端、電車は急にぐんぐんスピードを上げてあっちゅー間に42丁目駅に到着しました。何だそりゃぁー!
42丁目駅はポートオーソリティバスターミナルと直結している。おいおい、このバスターミナルだって昔は危険だから絶対近付いちゃいけんよーって言われてたんだぜ。それが驚いたねー。家族連れがノホホンと歩いてるし、お、スタバまであるよ。あっ、そーいやー私たちだって家族連れだった。スタバ好きですし。
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フォーティーセカンドストリート駅
42丁目駅はポートオーソリティバスターミナルと直結している。おいおい、このバスターミナルだって昔は危険だから絶対近付いちゃいけんよーって言われてたんだぜ。それが驚いたねー。家族連れがノホホンと歩いてるし、お、スタバまであるよ。あっ、そーいやー私たちだって家族連れだった。スタバ好きですし。
ストリートとアベニュー
ではここでニューヨークの街の構造を、ちょっと偉そうにストリートとアベニューを使いながら解説しちゃおう。細長いマンハッタン島には道路が格子状に整備されてる。南北に走る道路を「アベニュー」と呼び、東西に走る道路を「ストリート」と呼ぶよ。アベニューは東から一番街、二番街と続き途中に「レキシントンアベニュー」とか「パークアベニュー」とかが入り、さらに五番街から十一番街まであるんだ。それからアベニューは全部まっすぐ走ってるんだけど一つだけ斜めに走ってる変わりモノの道路があってそれが「ブロードウェイ」だよ。
一方ストリートは南からファーストストリート、セカンドストリートと順番に数が大きくなって行き、ヤンキースタジアムがある辺りは161丁目、もっと北に行くと200番台の通りもあるぞ。で42丁目通り/フォーティーセカンドストリートは中心的な通りで、この通り沿いには「グランドセントラル駅」や「タイムズスクウェアー」「国連本部」などニューヨークを代表するスポットが集まってるよ
ヤンキースクラブハウス
地下鉄から地上に出て42丁目通りを歩く。ここもかっては「犯罪の巣窟」と呼ばれ、いかがわしい店やヤバそうな店がたくさん並んでたんだけどすっかり変わったよ。州と市を挙げての巨大再開発プロジェクトのおかげで、今や安全で明るくて楽しいニューヨークを代表する大繁華街に生まれ変わったんだ。
で、ヤンキースクラブハウスもこの通りにある。中に入ったらすごい人、でもショップは平凡だなー。これだったらフロリダレジェンドフィールズのオフィッシャルショップの方がいいもの置いてたと思う。ここに立ち寄った理由はヤンキースの試合のチケットを買うため。子供たちのプール熱さわぎで、もしかしたら旅行は中止になるかも、って思ってたから事前にチケット買ってなかったんだ。
レジで尋ねたら、火曜のブルージェイズ戦で外野席ならチケットがあると言う。木曜のデイゲームもなんと内野席があったのだが、木曜からはペンシルバニアへ行くので火曜のナイトゲームのチケットを買う事にした。1人16ドル、タイアーリザーブドの33ゾーンなので、外野席の上だ。
でもスタジアムで購入すると20ドルするので何か得した気分。子供達もまた松井選手が観れると大喜びだ。火曜日が待ち遠しいね。
この記事があなたの子連れニューヨーク旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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