インド洋の宝石・モルジブ子連れ旅行記(6才、9才)〜極上のハウスリーフを持つビヤドゥアイランドリゾート編

2019年2月7日

モルジブ・ビヤドゥアイランド

子連れモルジブ旅行2日目。ここからインド洋宝石と讃えられるモルジブ・ビヤドゥ島での楽しい日々が始まります。

アッサラーム!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆これまでパラオ、タヒチ、カンクン、セイシェル、マダガスカル、モロッコ、イースター島シチリア島など世界中の海に潜りましたが、モルジブは格別です。今回は6歳と9歳の2人の子連れ、家族4人でモルジブ旅行を楽しんできました。

モルジブ子連れ旅行のスケジュール

  • 1日目:成田→シンガポール→モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 3日目:モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 4日目:モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 5日目:モルジブ→
  • 6日目:→シンガポール
  • 7日目:シンガポール→セイシェル

インド洋の宝石モルジブ・ビヤドゥ島の魅力

南マーレ環礁にあるビヤドゥ島は、ヴェナラ国際空港から約30km、スピードボートで1時間弱の距離にある。

環礁の東側に位置するため、雨期はマンタとの遭遇率が高い。

参考記事:ヴェナラ国際空港https://kidsvacation.net/2019/02/07/post-3820/

特徴1<ハウスリーフ>

ビヤドゥ島の特徴と言えば、

まずモルジブで1、2を争う素晴らしさと評判の、

ハウスリーフを持つことがあげられる。

ハウスリーフとは、島の周囲を取り囲む珊瑚礁。

ハウスリーフの外側は水深が深くなっており

絶好のダイビング/スノーケリングポンイントになっている。

一方ハウスリーフの内側は、

水深が浅く波も穏やかなラグーンが広がり、

そのラグーンの中に島がある。

いいハウスリーフの条件は、

リーフの壁が急角度で、深く落ち込んでいること。

海底の栄養を豊富に含んだ流れが壁にぶつかって上昇するため、

いいハウスリーフの周辺では魚影が濃いのだ。

またパスやチャンネルに面したリーフは、

潮通しがよく大物との遭遇率が高いとされる。

モルジブでは、島のサイズのわりにはリーフが大きすぎるケースがある。

このような場所では、ビーチからリーフまで離れていることが多く、

仮にリーフが素晴らしくても島から気軽に歩いてシュノーケリングを楽しむことはできない。

参考記事🐬

その意味においては、ラグーンが小さい(ビーチからリーフまでが近い)

こともいいハウスリーフの条件と言える。

ビヤドゥは、このような条件を満した

極上のハウスリーフがある島だ。

島を取り囲むリーフがビーチから至近距離にある。

部屋から数歩で竜宮城のような素晴らしい海中世界を堪能することができるのが、ビヤドゥの大きな魅力と言える。

ビヤドゥ島のハウスリーフ
桟橋からハウスリーフのドロップオフをのぞき込む / 上からでもサカナがたくさん見えるよー

特徴2<安い>

ハウスリーフの良さと並んび、

ビヤドゥのもうひとつの大きな特徴は

「料金が安い」

ことだ。

1週間程度の旅行代金が12~17万円前後。これには往復の航空券、宿泊費、空港~リゾートの送迎費用のほか、滞在中の朝昼晩3食の食事代がすでべ含まれている(飲み物は別料金)。

ハワイでも夏休みなどでは航空券だけで14万以上することもめずらしくない。その上、ホテル代、食事代、レンタカー代、買い物、オプショナルツアーなどの料金を考えると、子連れ旅行者にとってビヤドゥ旅行の料金は相当魅力的ではないだろう。

清々しい朝のビーチ
ビヤドゥ島の朝のビーチは清々しい風がそよぐ

特徴3<老舗>

ビヤドゥはモルジブでも老舗中の老舗リゾート。

近年、モルジブは新リゾートの建設ラッシュで、

次々にラグジュアリーなニューリゾートが誕生している。

それに対抗するように、

多くの老舗リゾートがお金をかけてリニューアルする中、

ビヤドゥはほとんど手をつけず

現状維持をつらぬいてきた。

そのため、今風のおしゃれなスパや水上コテージはない。

しかし逆にそれが料金を安く維持できることと、

素朴でモルジブらしい環境を守ることにつながっている。

アットホームでカジュアルなビヤドゥの雰囲気は、

子連れ家族にはたいへん居心地がよくありがたいと思う。

その他の特徴として、

  • 小さな島とは思えないほど大木が覆い茂っていること、
  • イタリア人ゲストの比率が高いこと
  • (約6割くらいとリゾートのスタッフが言ってました)
  • ホテルスタッフとダイビングセンターのそれぞれに、
  • 日本人がいること(yumikoさんとmarikoさん)
島内の様子

なぜビヤドゥを選んだか

世界中にシュノーケリングが楽しめるビーチリゾートはたくさんあるけど、

宿泊している部屋からほんの数歩で、

竜宮城のような海中世界が楽しめる場所は限られている。

モルジブはその限られた場所のひとつだが、

今回の旅行でのリゾート選びは、

とりもなおさずそんなモルジブの魅力を満喫できる

「ハウスリーフの良さ」に的をしぼって探した。

も~、一点張り。

こどもたちはダイビングをしないので、

滞在している島で泳ぐしかない。

それもハウスリーフの良い島を選ぶことにした理由のひとつだ。

余談だが、スキューバダイビングが旅行の目的なら、

モルジブのリゾート選びも少し様子が違うと思う。

こどもが生まれる前、わたしたちが最後に行ったモルジブのリゾートは、

当時モルジブで最新で最大のリゾート、パラダイスアイランドだった。

ダイビングをする時はポイントへボートで移動、

一方、リゾートにいる時はハウスリーフで泳ぐより、

ぼーっとしてることのほうが多かった。

従って水上コテージとか、豪華な設備があるリゾートで、

なおかつ潜りたいダイビングポイントまで近いこと、

というのがリゾート選びの条件だった。

パラダイスアイランのハウスリーフは、

その前に行ったヴァドゥーとは比較にもならないが

ダイビングツアーで好きなポイントで行けるので、

ハウスリーフのよしあしはあまり気にならなかった。

ビヤドゥ島の白沙のビーチ

その旅行の帰り、

コロンボのカレーレストランで

モルジブではビヤドゥに滞在していたという日本人ご夫婦といっしょになった。

「ビヤドゥはハウスリーフのいい島っていうことで有名ですが、実際どうでした?」

「ええ、すごかったですよ。自分たちはダイビングはやらないのですが、、」

と前置きしたあと、

とんでもない言葉が彼等の口から飛び出す。

「ハウスリーフでシュノーケリングしてた時、

すごい数のマンタ、も~上も下も右も左も、

そこらじゅうマンタだらけという状態になったんです」

な、なんですってぇ~!

わたしはマンタを見たくてダイビングのライセンスを取り、

マンタを見たくて雨期のこのシーズン、

その名も「マンタポイント」で潜るために、

そこから近いリゾートに泊まってたのに、、、

1枚も見れずでした(涙)。

シュノーケリングでそんなにあっけなく見れる島って、

いったいどんなんですかぁ~!

それ以来、もしまたモルジブへ行くことがあったら

絶対ビヤドゥ!って心に決めていたのだ。

結局理由はそれかい!!

モルジブ・ビヤドゥ島

ストップ地球温暖化!珊瑚の白化現象についてこどもと話そう

1997年から1998年にかけての、地球温暖化による海水温の急激な上昇で、世界的に珊瑚礁の海は大きなダメージを受けました。水温上昇によって、珊瑚に共生する褐虫藻がいなくなる珊瑚白化現象の被害です。

珊瑚は褐虫藻がおこなう光合成から、成長に必要な栄養をわけてもらっています。褐虫藻が珊瑚からいなくなると、色が抜けて漂泊したように白化し、その後褐虫藻がもどらなければ死んでしまいます。

珊瑚が死んだあとのかたまりは黒ずんだ岩のよう。モルジブの島は生きた珊瑚礁のリーフに守られていましたが、現在はそれが珊瑚が死んだ残骸に変わっています。

そして日々波や海流で削られており、このままではいずれぼろぼろに崩れてしまうでしょう。そうなると高波や大潮などで、モルジブの島に深刻な被害がおよぶことが予想されます。

また、海水温の上昇は北極や南極の氷を溶かし、それによる海水面の上昇は、

海抜2~3メートル程度のモルジブの島々にとって

大変な脅威となります。

ビヤドゥのビーチで泳ぐこどもたち

ふだん日本で暮らしていても、

地球温暖化の被害を現実のものとして体験する機会は

少ないと思います。

しかし、今回の旅行で

10年ぶりに見たモルジブの海の変わり果てた姿、

前回のアフリカ旅行で見た雪のないキリマンジャロなど、

世界ではほんとに大変なことが進行しているんだと思いました

私たち1人1人にできることは、

本当にちっぽけなことかもしれません。

しかし今できることから始めなければ、

こどもたちが大きくなった時、

わたしたちの地球は、

もう取り返しのつかないことになっているのではないでしょうか?

環境問題に関する参考記事:それ行け!子ども6人連れアフリカ・キャンプ旅行記〜環境問題に直面するナクル湖で最初のサファリ編

ビヤドゥ島の美しいビーチ

ビヤドゥアイランドリゾートについて

新しいリゾートの建設が続くモルジブでは、「老舗」というのはあまりいい意味の言葉ではないかもしれない。その証拠に、老舗リゾートの多くが、

中には長年親しまれきたコンセプトを変更することさえいとわない姿も見られる。

ビヤドゥアイランドリゾート~モルジブの宿泊先

素朴なモルジブらしさを残す老舗リゾート

新リゾートにも、老舗リゾートのリニューアルにも、

共通するのは「高級化」という時代の流れだ。

このままリゾートの高級化が進めば、

モルジブは子連れには手の届かない「高嶺の花」リゾートになってしまう可能性が大きい。

そんな中でビヤドゥアイランドリゾートは、

大規模なリニューアルをおこなっていない、

モルジブでも数少ない老舗リゾートだ。

水上コテージやスパといったラグジュアリーな設備はもともとなかったし、

追加で増設もしていない。

おかげで素朴なモルジブらしさと、

肩ひじ張らない居心地いい雰囲気が維持されているのだ。

*そうは言ってもオープン当初は、例えば海水ではなくちゃんとお湯のシャワーが出る、というだけでビヤドゥも高級リゾートの部類だったのでしょうが

行き先がビヤドゥ島に決まったら、

次にホテルはどこにしようか、

なんて悩む必要はない。

モルジブは1島1リゾートなので

ビヤドゥ島にはビヤドゥアイランドリゾートしかないのだ。

(最南端のアッドゥ環礁等は例外)

ビーチバー
ビーチバー。サインイッチなどの軽食やミネラルウォーターなども売っている

客室

ビヤドゥアイランドリゾートの客室は、

1つの客室棟に複数の客室が入る長屋タイプ。

客室の種類はツインルームとトリプルルームの2つのみ。

トリプルルームは各棟の端(角部屋)にありツインルームより広めだ。

12才以下のこどもなら

家族4人で1部屋に泊まることができる。

すべての客室が、

同じグレードで全室オーシャンフロント/ビーチフロント、テラス付き。

ただし、ビヤドゥ島は、大木がビッシリ覆い茂っているので、

オーシャンフロントといえど、海が見える部屋は少ない。

(*65号室/トリプルは部屋から海が見える)

客室棟の外観

客室棟はすべて2階建てで、島の東側に3棟、西側に3棟の計6棟。客室数は全部で97室。

東側3棟のうち、レセプションに近い1棟をのぞいて、

他の2棟の前にはビーチはない。

ただしここは木も少ないので、

ほとんどの部屋から海が見える。

また全ての棟で1階は、

テラスからそのままビーチへ出れる。

ただし繰り返しになるが、

木が覆い茂っているため、

1階のほとんどの部屋は相当な日陰になる。

(それはそれでまた趣がありますが)

客室内の写真

室内

室内はモルジブらしい落ち付いた内装に仕上がっている。

天井が高くテラスもある。

バスタブはない。

シャワーのお湯の出はいいとは言えないが、

われわれは前回のアフリカ旅行でキャンプ生活を体験しているので、

それに比べたらものすごく出るように感じる。

セイフティーボックスは各部屋にはなく、

使用する時はレセプションで頼む。

こんな低価格で、

とびっきり素晴らしいハウスリーフがあるリゾートに、

ゴージャスな客室まで期待してはいけない。

それは定食屋で500円のサービスランチを頼んで「こんなんフランスの味と違う!」と憤るようなものだ。

今回わたしたちは、モルジブの海を満喫することが旅行の目的、

部屋は寝るだけとわりきって行ったので、

良い意味で期待を裏切られて快適に過ごすことができた。

部屋の前のビーチ

リゾートの施設

前述したようにビヤドゥには、スパやプールはない。

レストラン、バーがそれぞれ1ヶ所、

あとは売店、ダイビングセンター、ウォータースポーツセンター、

そしてレセプションが主な施設。各施設の営業時間は下記のとおり。

レストラン

  • 朝食 : 7:30~10:00
  • 昼食 : 12:30~14:00
  • 夕食 : 19:30~21:30

*いずれもビュッフェスタイル、紅茶、コーヒーは無料、それ以外の飲み物は別料金。

バー/営業時間

8:00~24:00

*軽食や飲み物

売店/営業時間

  • 8:30~12:00
  • 13:00~16:00
  • 19:15~22:00

ダイビングセンター

  • 8:30~12:30
  • 14:30~18:00

ウォータースポーツセンター

  • 8:00~12:30
  • 14:00~17:00
テラスで勉強するリュウ / 部屋のドアの前に新しいビーチタオルとござが置いてある

エクスカーション

●サンセットフィッシング:月曜日・木曜日/17:30~20:00

ドーニーでフィッシングポイントへ移動。モルジブスタイルのハンドライン(糸釣り)釣り。道具は用意してくれる

料金;一人US 16 ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●ローカルヴィレッジ訪問ツアー:木曜日/14:00~17:30

モルジブ人が住んでいる漁民の村を見学する

料金;一人US 16 ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●シュノーケリングツアー:月曜日/8:30~10:30

ドーニー30~40分のシュノーケリングポイント。シュノーケリングは各自でおこなう。

料金;一人US 22 ドル+10%サービス料金

*ライフジャケットが借りれる

*最小人数8人

●サンセットクルーズ:木曜日・土曜日/17:30~

夕日を眺めながらドーニーでマーレ環礁をクルージングする

料金;一人US 22 ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●マーレ観光:土曜日/13:30~17:30

モルジブの首都マーレで観光&ショッピング

料金;一人US 60ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●無人島ピクニック:水曜日・日曜日/10:00~16:00

ドーニーで無人島へピクニック。バーベキューランチは料金に含まれている。

料金;一人US 43ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●アイランドホッピング:火曜日/13:30~17:30

ドーニーで他のリゾートや漁民の島へ訪れる。

料金;一人US 27ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●ドルフィンウオッチング:金曜日/16:00~18:00

ドーニーでイルカを探しに行く

料金;一人US 16ドル+10%サービス料金

*最小人数8人

●ココアアイランドでスパ:毎日

隣のココアアイランドへドーニーで連れていってくれる。

料金は往復US15ドル。スパの料金は別。

客室棟の入り口
木陰のハンモックは子供たちのお気に入り / 客室棟の入り口にある足洗い場 / ウォータースポーツセンター

ウォータースポーツの内容と料金

(*各料金には10%のサービスフィーがかかる)

カタマラン(インストラクター指導つき)

  • ファンコース 5時間/1人 US160ドル
  • ショートコース 3時間/1人 US96ドル
  • 個人レッスン 1時間/1人 US40ドル

セーリング(スタッフが操縦)

  • サンセットセーリング 1時間/1人 US24ドル
  • カタマランセーリング 1時間/1人 US20ドル
  • カタマランセーリング+スノーケリング 1時間/1人 US48ドル
  • カタマランスノーケリング 1時間/1人 US28ドル

ウィンドサーフィン(器材込み価格)

  • ファンコース 5時間/1人 US112ドル
  • ショートコース 3時間/1人 US72ドル
  • 個人レッスン 1時間/1人 US40ドル
ビーチでトランプをするゲストたち
夕暮れのビーチ / ゲストの6割はイタリア人。トランプが大好き / 夜のバーの様子。いつも遅くまで賑わっている

●ウィンドサーフィンレンタル器材

・初心者用器材 1時間/1人 US16ドル

  • 2時間/1人 US24ドル
  • 4時間/1人 US40ドル
  • 1週間/1人 US144ドル

・中級者用器材 1時間/1人 US20ドル

  • 2時間/1人 US32ドル
  • 4時間/1人 US48ドル
  • 1週間/1人 US160ドル

●レンタル料金

  • カヌー(2人用) 1時間 US12ドル
  • カヌー(1人用) 1時間 US8ドル
  • ライフジャケット 1日  US4ドル
  • シュノーケリングセット 1日  US2,5ドル

*2019年6暑現在、新しくスパがオープンしています。

*エクスカーションの内容や料金は頻繁に変更になります。

詳しくはビヤドゥリゾートの公式サイトでご確認ください:http://www.biyadhoo.com/index.php

子連れモルジブ旅行2日目の朝食

レストラン

ビヤドゥアイランドリゾートのレストランは、ヤシの木々に囲まれた茅葺き屋根の建物で、いかにも南の島という雰囲気が漂うステキなレストランだ。*数年前までは赤いトタン屋根の建物だったようです

同じ茅葺き屋根の作りの売店やバーのある広場に面している。

朝食の時間は7:30~10:00で、食事はビュッフェスタイル。

ビヤドゥリゾートの朝食

最初が肝心

ここでの注意点は、初めてついたテーブルが、滞在中ず~っとあなたの指定席になる、ということ。

最初が肝心ですよ~。

初めての食事(ほとんどの日本人ゲストにとって到着翌朝の朝食)のとき、

窓際がいいか、

部屋の中央がいいか、

料理コーナーから近い方がいいか、

エアコンの近くがいいか、

あるいはエアコンの風が直撃しない場所がいいか、

などなど遠慮なく希望を告げよう。

イタリア人ゲストが大量に入れ替わる曜日

(たぶん月曜だったと思う)にあたれば、

希望の席に案内してもられる確率が高い。

テーブルが決まると、滞在中あなたのお世話をしてくれるウエイターも自動的に決まる。食事の時は飲み物のオーダーやリクエストなどはそのお兄さんに頼むことになるので、早く顔と名前を覚えるように。

わたしたちのテーブル係のお兄さんは、

そっくりな人が少なくとも3人はいて、

間違えずに頼むのがひと苦労だった。

って言うかいつも間違えて

お兄さんを怒らせていた。

レストラン前の広場

レストラン前の広場

レストランは料理コーナーのあるエントランスホールと、その左右に食堂ホールがある。向って左側の食堂ホールのほうが右側より大きい。料理コーナではドーニーの型をした大きなテーブルに、ビュッフェの料理が盛られている。

くせになる美味しさのフレンチトースト
私たちの席のウエイーター / クセになる美味しさのフレンチトースト / ひゃあぁ~~!こんなにパンがあったら選べないよー

朝食はパンの種類が豊富。イタリアの甘いお菓子のような朝パンは、どれもほっぺたが落ちるくらい美味しい。うはははー、わたしはフレンチトーストがたまりませんでした~、

ってイタリアじゃないじゃん!

オムレツコーナーでオーダーするこども達
ドーニーの型の台に料理が盛ってある / オムレツは時間がかかるので最初に頼もう

卵コーナーでは好きな具を入れたオムレツを焼いてくれる。

トマト&チーズ大盛りとか、オニオン&マッシュルームとか。

目玉焼きやスクランブルエッグも作ってくれる。

料理の写真
冷房が効いてて気持ちいい店内 / 窓側はほとんどカップル席

飲み物は、ビュッフェコーナーに3~4種類のフルーツジュースが置いてある。

それからウエイターのお兄さんに頼めば(間違えないように!)、コーヒー、紅茶、を持って来てくれる。

コーヒー、紅茶は、朝食時にかかわらず、

どの食事の時も無料

こどもたちにはホットチョコレート/ココアも作ってくれる。

レストランの入り口の案内板には、バーベキューディナーや、民族ダンスなど催しもの情報が貼ってあるので、チェックするのを忘れないように。

朝食を食べるこどもたち

朝食後の島内探検

ビヤドゥ島は、ビーチから少し中へ入ると、小さな島とは思えないほど木々が覆い茂っている。まるで熱帯ジャングルのよう。旅行2日目の今日は特に予定もないし、食後の運動も兼ねて、島内探検に出かけよう!

熱帯の木々が鬱蒼と茂る森の中を歩いていると、密林のパワーがわたしたちの体にも流れ込んでくるようでとっても清々しい気分になる。島1周は歩いて約15分くらいほどの大きさ。

食後の島内散歩

足元の道にはフワフワの砂が敷かれ

「ボードウォーク」ならぬ「サンドウォーク」

裸足で歩くとなお気持ちイイ。

バニヤンツリーの大木とターザンロープ
島の内部はうっそうと繁る密林 / トカゲ発見!

ターザンロープ

島の南島の角あたり、パッセージ1の入り口付近にひときは大きなバニヤンツリーがある。

「うおぉぉ~~!」「とりゃぁぁー」

こどもたちはターザンのように長いツタにぶらさがって遊び始める。

そしてそれが滞在中、朝食後の散歩、いや、探検をするときの我が家の「日課」になった。

裸足で島内散歩するこどもたち

胃痙攣の魔術

わたしが子供の頃はよく大人たちから

「食べてすぐ海に入ると胃けいれんになる」

とおどされたものだ。

その「胃けいれん」がどのような症状のものか、よくわからなかったが、とにかく名前のインパクトの大きさから、どえりゃー大変な病気なのだと思っていた。

だから大人になった今でも「胃けいれん」になったら大変と、朝食が終ってもすぐには海に入らず、島の散歩、いや、探検なんかしたりするのだ。

ハンモックで遊ぶ子供達
ハンモックはそーゆーことするモノじゃないから! / それっ!だひゃぁぁ~~!

ハンモックの正しい使いかた

島の北西側、バーの前あたりにはハンモックがある。このハンモック、手で揺らすと

「あぶないじゃないかー」

っていうくらいすごい角度まで揺れあがる。それもこどもたちのお気に入り。

島の桟橋
おだんご作り / 桟橋に停泊しているドーニー船 / はだしで歩くと気持ちい良いよ

何気ないシーンこそ

島の森の中は日影でヒンヤリしている。

鳥の鳴き声も響きわたる。

そこから一歩ビーチに出るとまるで別世界のような明るい海。

この光と影のコントラストも、

またモルジブの、そしてビヤドゥの魅力だと思う。

家族でたわいもないことを話ながら、島の森を散歩、いや、探検する。そんな何げないシーンこそ、家族にとってきらめく宝石のようなかけがえのない出来事なんだ。

インド洋の風がヤシの木々を時折揺らしてした。

ビヤドゥ島のビーチ

ビーチで遊ぶこどもたち

東側のビーチ

メイン桟橋のたもとから南へ、1~17号室が入っている客室棟の前まで続くのが東側のビーチ。広いビーチではなく、人もほとんどいない。

このビーチの特色はリーフエッジのドロップオフまで近いこと。

ビーチから数歩で素晴らしい海中世界を楽しむことができる。ラグーン内は遠浅で波もほとんどないが、時折小型のサメやアジの群れなどを見ることができる。

ビヤドゥ島のビーチ

また砂地の中に独立した珊瑚があり、そのまわりにはカラフルなトロピカルフィッシュが泳いでいる。

美しいビーチでもロマンチックなビーチでもないが、シュノーケリングをがんがんやりたい人には絶好のビーチだ。

午後になると日陰が多くなり、なんとなくうらびれた雰囲気になる。

メイン桟橋の北側にも小さなビーチがあるが、こちらは満潮時はほとんど姿を消してしまう。

ビーチを散策する子供達

南東のビーチ

パッセージ2付近にある壊れかかった桟橋のたもとから東へ伸びるビーチ。幅も狭くやはり満潮時にはほとんど姿を消す

ビーチ前のラグーンは珊瑚の残骸が転がり泳ぐには適さない。正面のパスのむこうに隣のビリヴァル島が見える。

ビヤドゥ島のメインビーチ

ウォータースポーツセンター前ビーチ

ウォータースポーツセンター前から北西へ伸びる小さなビーチは、ビヤドゥで一番絵になるフォトジェニックなビーチ。ラグーンもここから西へかけて大きくふくらんでいて、見た目にも美しい。

パスの沖合には砂だけの島が見え、そのまわりの海のグラデーションも素晴らしい。

ただしここのビーチも満潮時にはほとんど姿を消す。小さなビーチなので一組でもカップルがいると(たいていいる)子供のいる家族連れはオジャマ。ここからバーの前まで、引き潮の時だけ現れる幻のビーチがある

ビーチでのんびり昼寝

北西のビーチ

ビヤドゥで一番大きいのは

バーの前からパッセージ3付近まで伸びる北西のビーチ。

幅も広く大きなビーチで1日中たくさんの人がいる。

所々木々の枝が海の上まで張り出していて、

格好の日よけパラソルになっている。

ここのラグーンも広くて美しいが、

リーフエッジまで歩いて行くのはちょっとタイヘン。

ラグーン内は遠浅で波もほとんどない。

そのかわりサカナもいなし珊瑚もない。底は砂地。

このビーチからはインド洋に沈む夕日が見えるので、夕暮れ時は特にロマンチックだ。

波打ち際に残る子供達の足跡

本格的インド式カレーが毎日食べ放題!うはははカレー好きには堪えられない昼食ビュッフェ

午前中モルジブの海でこども達とたくさんシュノーケリングをしてお腹がペコペコになったら、

部屋でさっとシャワーを浴びて、

濡れた髪もそのまま

レストランへ直行しよう!

昼食ビュッフェの様子

足元はハダシ。

靴さえ履かない

この怠惰な生活が快感になってきたら、

いいぞ〜

あなたの中にも

モルジブの風が吹き始めた証拠だ。

昼食時のレストラン

レストランの入り口にある掲示板 / 外観 / 店内の様子

さて、一番楽しみにしていた昼食の時間。

昼食には必ずインド式カレー

あるいはカリー(どう違う!)

が日替わりで並ぶ。

フィッシュカレーとかチキンカレーとか野菜カレーとかエビカレーとか、、

うはは、考えるだけでだめになりそう〜。

ライスは白いごはんと

黄色いサフランバターライス

の2種類あり、

さらにジャガイモやカボチャをカレー粉で炒めたようなものや、

タンドリーチキンや、

インド式天ぷらみたいなおかずもある。

もちろんそれらすべてが

食べ放題!

これはカレー好きにはたまりません!

カレー食べ放題の昼食
カレーは毎日日替わり。今日は何のカレ―かな?なんて想像しただけで心がハッピーになる

昼はサラダやデザートも充実していて、

いっぱい泳いで運動したから

いいっぱい食べてもいいよね、

な~んて自分に言い訳、、、

そして、運動して消費したささやかなカロリーなど

ぜんぜんつじつまが合わないほど

食べまくってしまうのだ。

ちなみにパスタも毎日日替わりで2種類くらいあります。

ビヤドゥはモルジブの中でイタリア人に人気のリゾートなのでイタリア料理も本格的!

美味しい本格的インド式カレーと本格的イタリアンパスタが毎日食べ放題

これはある意味

ビヤドゥで一番魅力的なこと

かもしれない。

料理の写真

好みの生地で洋服まで仕立ててくれるおみやげショップ

ビヤドゥのおみやげショップは、

レストランやバーがあるパブリックエリアの広場に面して建っている。

ショップの屋根も数年前までは赤いトタンの板張りだったらしいが、

現在はナチュラルな茅葺きで、

レストランやバーの建物と統一されている。

ビヤドゥのおみやげショップではモルジブの民芸品を売っている

店内には、モルジブの民芸品、工芸品を始め、

民族音楽のCD、楽器、Tシャツ、海の写真集、魚図鑑、食器類、雑貨、

などが所狭しと積み上げられ、

見てるだけでも心がワクワクしてくる。

今まで旅行先でいろんなお店へ行ったが、

これほど「あ~コレ欲しい!」

と思う品物があるお店は始めてだ。

旅行先で民芸品を買った記事

おみやげに買ったマグカップ
このマグカップも買いました。ビヤドゥ島の全景写真と裏にはお魚図鑑がプリントしてあります

聞けば店主(あるいはオーナー?)が週に何回か、

マーレに出むいて商品を仕入れてくるらしい。

お店に欲しいものがなかったり、

ぎりぎりちょっと違うというような場合、

こんなモノがこれくらいの値段で欲しい、

と告げれば仕入れて来てくれる。

3匹のウミガメが輪になって泳いでいる木彫りの壁飾りがあったのだが、

これよりもう少し大きいのはないですか?

と聞いたら、

本当にマーレに行って仕入れてきてくれた。

もちろん仕入れて来てくれたからと言って

必ず買わなければいけないなんてことはなく、

買う買わないは、本物を見てから決めればいい。

わたしたちは、そのウミガメの飾りがとっても気に入ったのでいただきました。そして今でもパウダールームの壁に飾ってあります。

木彫りのトカゲ
Tシャツもたくさんあるよ / 木彫りのオオトカゲ。まるで本物みたい / モルジブの海の写真集

われわれはこのあとシンガポールへ行って、

さらにその後セイシェルへ行く予定。

あんまり荷物が増えちゃうとタイヘンだし、

移動中壊れる心配もあるので、

もっと買いたいのを泣く泣くあきらめたのだった。

モルジブの民族衣装に仕立ててもらったリゾートウェア。
体のサイズを計り好みの生地で仕立ててくれるママが作ってもらったリゾートウエァ。モルジブっぽい

仕立て服屋さん

おみやげショップの並びに服屋さんがある。

ここでは、体の寸法を計ってもらい、

好みの生地で、自分だけの服を作ってくれる。

何ですってぇ~!!

ママはそれを聞いて大喜び。

水着の上から羽織れるようなリゾートウェアを、

モルジブの民族衣装風に作ってもらった。

1着33ドル。

1~2日で仕上がる。

このお店は外から店内がよく見えるので、

滞在中、ママは店の前をを通るたびに中をのぞいて

「あ、もうあんなにできてる!」

なんてこどものようにはしゃいでいた。

*おみやげショップも服屋さんも、支払いは部屋付けにできます。

ビヤドゥアイランドリゾートのバーの前の空間は、

大木がにょきにょきと枝を伸ばし、

葉っぱが空を覆い、

まるで森の中にいるような雰囲気だ。

でも地面はふわふわの砂なので

もともとはビーチだったんじゃないだろうか。

マングローブの天然ジャングルジムでこども大暴れ

マングローブのジャングルジム

ビヤドゥアイランドリゾートのバーの前の空間は、

マングローブの大木がにょきにょきと枝を伸ばし、

葉っぱが空を覆い、まるで森の中にいるような雰囲気だ。

でも地面はふわふわの砂なのでビーチの一部だと思う。

その大木が涼しげな葉陰を提供する広場には、

テーブルやイスが置かれ、

いつもゲストが楽しそうに歓談している。

そして木々の切れ間の先には、

眩いくらい明るいモルジブの海が輝いている。

その広場に、こりゃまた、

こどもたちに「登ってくれ」と言わんばかりの

枝ぶりのすごい木がある。

たぶんハウの木だろうか。

オアフ島でマノア滝のトレッキングコースを歩いた時に

たくさん見かけたやつだ。

枝が上下左右に複雑に伸び、

まるで天然のジャングルジムのよう。

子供達はその木に吸いよせられるように

ひょいひょい登っていく。

バーの前の広場とジャングルジムのような大木

「あ~、あんなとこまで登ったら捕まえに行けないよ」

枝から枝へ飛び移り、地面からはもう子供の姿は見えない。

降りてこい!って叫んでも、

素直に言う事を聞くはずもなく、

かといってわたしが木の上に登って捕まえるのも不可能だ。

これはしばらく時間がかかるぞー。

ちょうど都合がいいことにここにはバーがある。

子供があきて降りてくるまで、

あるいは足を滑らせて落っこちてくるまで

ママと2人でキンと冷えたビールでも飲んでようか。

水着のまま木に登ってはまた海に潜る。そりゃーどう考えたって楽しいわな

旅育!こどもの学習能力について考える

中学、高校でぐんと学力が伸びる子がいれば、

小学校の時は優秀だったのに、

大きくなると伸び悩むも子がいる。

この差はどこからくるのだろうか?

ここでは、こどもの学力をコップと水に例えて考えてみたい

小さなコップにいくら水を入れようとしてもすぐ満杯になり、

水はコップから溢れてしまう。

反対にコップが大きければ

たくさん水を入れることができる。

中学、高校で成績がぐんぐん伸びるのは

コップが大きい子だ。

逆に伸び悩む子はコップの容量が小さい子。

つまり、水=知識、を詰め込むことだけに熱心になっても、

片手落ちということ。

コップ=学習意欲、あるいは知的好奇心、感性を

大きく育てることを怠っていたら、

子供の学力はコップの大きさまでしか育たないのだ。

木登りして遊ぶ子供達

わたしの経験では、

コップを大きくする経験は、

残念ながら中学、高校になってからでは遅く、

小学生(あるいは幼稚園)のときにしか出来ない。

だから小学校の間は、

水を入れることより、

コップを大きくするための経験を積ませることを優先すべきだと思う。

海や山、自然の中で泥だらけになって遊ぶことで、

五感がフルに活性化され、

コップの容量が大きくなっていく。

ざりがに釣りやもちろん木登りもOK。

こどもはこどもらしく夢中になって外で遊ぶのが

一番自然な姿ということだ。

その時期に塾にばかり通って、

自然に触れる経験が乏しかったら、

片寄った大人になってしまうリスクが高いと言えるだろう。

(博物館、美術館へ行く、読書をするなどの体験もコップの容量を大きくすると言われています)

もし今、こどもが自由に木登りが出来ないような環境に住んでいるのなら、

そこはこどもが住むべき場所ではないかもしれない。

旅育について次に読むのにおすすめの記事↓

おしゃれで美味しいモルジブのビーチサイドバーベキューディナー

今日の夕食は「ビヤドゥアイランドリゾート・ビーチバーベキューディナー」を楽しんじゃおう!!

これは、ビーチに特別テーブルをセッティングし、

寄せては返す波音をBGMに、

星明かり月明かり、そしてキャンドルライトのもとで、

美味しいバーベキュー料理に舌鼓を鳴らす、

と~ってもイケてる企画。

ビーチでバーベキューディナー

島内の暗い夜道を歩き、案内され席に着くと、

テーブルには花びらがそこかしこに散りばめられ、

贅沢な雰囲気にアレンジされている。

そしてビーチディナー専属のウェイターが、

料理や飲み物を給仕してくれる。

波の調べが満点の天の川に響き渡り

最高にロマンチックなムードです。

ママは特大ロブスターバーベキューコースをオーダー。35ドル。

大きいのに身がしまって味もしっかりしている。

こんなにでっかいロブスター

東京のレストランで食べたらいくらしますかー。

わたしはミックスシーフードバーベキューコース。38ドル。

ロブスター6きれ、特大タイガーシュリンプ4尾、

それに野菜グリルとイカや魚のフライが

いやというほどついてくる。

わははは、

この味、このボリュームでこの値段は

何かの間違いでは?

こどもたちはステーキバーベキューコース。

1人15ドルだけどボリュームがすごいので2人で1人前をオーダー。

それぞれにワインやジュース、デザートまでついてくる。

おしゃれで美味しくてボリュームもてんこ盛り。

今日あんなことがあった、明日はそんなことをしよーと家族でわいわい盛り上がり、

南の島のヤシの木がそよぐ海風にさらさらと葉ずれのささやきを添えていた。

ビーチサイドバーベキューディナーの様子
ビーチサイドバーベキューディナーの料理とテーブル

みんなノリノリ!モルジブ民族音楽のダンスショー

毎週土曜の夜は、ビヤドゥアイランドリゾートホテルのスタッフによる、

モルジブ民族音楽の歌と踊りのショーがおこなわれる。

場所はレストラン前の広場。

時間は夜9時半スタートだ。

モルジブ民族音楽のダンスショー

ビヤドゥに来てこどもたちは、

毎日、夕方部屋で少し寝るようにしている。

ディナーが7時半からなので、

その前に寝かせておかないと、

夕食の途中でこっくりこっくり眠りに落ちてしまうからだ。

この日もこどもたちは夕方睡眠をとったので、

こんな遅い時間に始まるショーでも楽しむことができた。

音楽に合わせてダンス

最初は楽器の演奏に合わせて、

スタッフが合唱する。

海を連想させる

いかにもモルジブっぽい音楽だ。

そのうちテンポの早い調べにかわり、

何人かが歌に合わせて踊り始める。

それから前のほうで見物していたゲストが誘われ、

こどもたちも踊りの輪に加わった。

いつしか見物している人より、

踊っている人のほうが多くなり、

会場はどんどん盛り上がってゆく。

太鼓のリズムや歌声が、

満天の星がまたたくインド洋の夜空に響きわたり、

額にきらめく汗を、夜の海風がそっととぬぐって吹き抜けた。

モルジブの民族音楽の演奏&ダンス

民族音楽のダンスショー:タヒチ子連れ旅行記(8歳・5歳)・タヒチアンダンスショー・ランギロア星野リゾート編