今の名前が4つ目!たびたび改名するモルジブ・ヴェラナ国際空港に到着
アッサラーム!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆これまで世界中の海に潜りましたが、モルジブは格別です。今回は6歳と9歳の2人の子連れ、家族4人でモルジブ旅行を楽しんできました。
チャンギ空港でモルジブ行きのフライトに乗り継ぎ、ついにヴェナラ国際空港に到着しました。入国審査、バゲージクレーム、税関、現地送迎スタッフとの出会い、まで到着からの流れを説明します。
モルジブ・ヴェラナ国際空港
モルジブは国土(という言い方が正しいのかわかりませんが)の99%が海。
1%に満たない陸の部分は、1000以上の小さな島で成り立っていて、
通常1つの島に1つの役割が与えられている。
例えば「首都の島」とか「発電所の島」とか。
で、「空港の島」は「首都の島」のすぐとなりにあるフルレ島。
*2018年8月30日、中国からの資金援助によって空の島と首都の島は大きな橋(中国モルジブ友好橋)でつながりました
そのフルレ島にあるヴェラナ空港は、
ニュージーランド空軍の飛行機が燃料補給のために降り立った、
1960年10月19日が誕生日ならぬ開港日になる、モルジブ唯一の国際空港だ。
(ちなみに民間機が始めて降り立ったのは1962年4月10日で、エアーセイロンのフライト)
現在、スリランカ航空、シンガポール航空を始め、
中国東方航空、中国南方航空、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、エミレーツ航空、カタール航空、バンコック航空、エアーインディア、エーデルワイス航空、オーストリア航空、ブリテッシュ航空等が、
ロンドン、ミラノ、ローマ、フランクフルト、チューリッヒ、モスクワ、バンガロール、ドバイ、ドーハ、クアラルンプール、バンコク、コロンボ、上海、北京、香港、ソウル、シンガポール等から直行便を飛ばしている。
実は、この空港、
過去も3回名前を変えている。
開港当初の名前は島にちなんで「フルレ空港」。
1980年代前半に「マレ国際空港」(首都の名前)に改名、
その後2011年7月26日に元大統領に敬意を表し「イブラヒムナシル国際空港」になった。
そして3度目の改名は2017年1月1日、
現在の「ヴェラナ国際空港」に変更された。
ちょっとまぎらわしいね。
日本がアメリカに圧倒的に勝っていること
ところでモルジブではアメリカ人を見ない。
アメリカから遠い上に直行便がないからね~、というわけだ。
というかよっぽどマニアックな旅行好きか海好きでない限り、
ほとんどのアメリカ人はモルジブの存在さえ知らない。
日本は戦争ではアメリカに負けたけど、
モルジブを知ってるということでは
圧倒的に勝ってるのだ。
胸を張っていい。
もしあなたのまわりにアメリカ人がいたらぜひ
「えっ、まさか世界一海のきれいなあのモルジブを知らないの~」
と思いっきり驚いてみせよう。
ふっふっふ。
入国審査に並ぶ列
到着
「モルジブに着いたの?」
飛行機がヴェラナ国際空港に着陸して、
滑走路の端で停止した時、
カイが目を覚ました。
今の時刻は、現地時間で午後10時だが、
日本時間では午前2時だ。
でも、こどもたちはシンガポールからよく寝たので、
すんなり目覚めてくれた。
飛行機の外に出ると、
潮の香りを含んだモワッとした夜の海風が、
体にまとわるようにからまってくる。
ああ~~この感触、なつかし~~。
機体に横付けされたタラップを一段一段降りながら、
10年ぶりにモルジブに帰ってきた感慨にふけっていた。
入国審査カウンター / バゲージクレーム到着 / ロビーへ向かう
入国審査>税関の流れ
滑走路の一部を歩き、入国審査場のある冷房が効い空港ターミナルビルに入る。
どのカウンターも長蛇の列だが、
向って一番右のモルジブ人用カウンターだけすている。
もしかして、と思い、そのすぐとなりの列に並んぶ。
すると、モルジブ人の手続きが終ってその列に並ぶ人がいなくなったら、
係の人が、
子連れのわれわれにこっちへ来いと手招きする。
やったー!
こうしてインチキみたいに早く入国手続きが終った。
*モルジブでは30日以内の観光目的の滞在ならビザは不要
次に荷物を受け取るバゲージクレーム。
われわれはエコノミークラスでやって来たが、
成田ではファーストクラスのカウンターで搭乗手続きをしてるので、
荷物にはファーストクラスのタグがついている。
(荷物は成田で預けたら乗り継ぎのシンガポールでは受け取る必要なし。モルジブまで自動的に運んでくれる)
ターンテーブルが動きだして、
一番最初にわれわれの荷物が出てきた。
荷物はファーストクラス→ビジネスクラス→エコノミークラスの順で出てくるのだ。
最初と最後ではずいぶん出て来る時間が違う。
こんな深夜で子連れには、これは本当にありがたかった。
ヴェラナ空港では、カートの使用が無料なのもありがたい。
有料だとしてもどこの国でも料金はたいしたことはないのだが、
その国の現地通貨の小銭が必要になるので、
かなり面倒だったりする。
カートに荷物を積んでちょっと歩くともう一度荷物検査(機械)がある。
それから税関、そしてドアーの外に出たら本当のモルジブだ。
お出迎え
ドアをー歩出ると、たくさんの人が待ちかまえている。
大半が旅行業者で、到着した自分のツアー客を待っているのだ。
会社名とこちらの名前が書かれたプラカードをかかげているので、
自分のお迎えを見つけるのはそんなに難かしくはない。
われわれのような子連れなら、
たいていむこうから声をかけてくれる。
「あ、イルカさんですか、ずいぶん早かったですねー」
われわれをお出迎えしてくれたのは、
南島ツアーズの緒方さんという明るくてハキハキした女性。
入国審査と荷物のピックアップでダブルラッキーがあったことは、
彼女は知らないわけで、
飛行機が到着して
まさかこんなに早く空港の外に出てくるなんて、
思いもよらなかったのだろう。
到着ホールにツアー会社のカウンターが並んでいる / 到着ホールからボートの桟橋へ向う
ビヤドゥへ
到着ターミナルを出て、
アクアレストランのオープンエリアにあるイスに座ってリゾートのボートが来るのを待つ。
すぐ前の桟橋からボートに乗ってリゾートへ行くのだ。
ヴェラナ空港は島なので、
どこに行くにもたいてい船で移動するため、
到着ゲート/出発ゲートにボートの桟橋が隣接しているのだ。
「こんなに空港立派でしたっけ?」
「さあ、わたしは1年前からなので以前のことはよくわかりませんが、、、前にもいらしたことがあるんですか?」
「ええ、もう10年も前ですが。その頃はこんな、こどもたちもいませんでした、ハッハッハ、」
「ああ、でもモルジブはお子さんたちもきっと喜ばれると思います」
そんな会話をしてたら、
5分もたたずわれわれのボートがやって来た。
緒方さんから、滞在中何か困ったことがあったらと、
携帯の番号をもらい、ボートに乗り込む。
「ビヤドゥは素晴らしいリゾートですよ。楽しんできて下さい!」
桟橋の上から手を振る緒方さんにお礼を言い、
われわれも手を振りかえす。
ボートはゆっくりと桟橋を離れ、
それから宝石のような明かりがきらめく
夜のインド洋へ風を切って走り出した。
桟橋前にあるアクアレストラン
空港のレストラン
空港内の施設は、レストランだけでなく、
ショップやラウンジ等年々充実してきている。
近年は、バーガーキングやタイ料理の店もオープン。
モルジブ出発前には最新情報のチェックをお忘れなく。
- フルレホテル内ファルコーヒーハウス
- 出発ホール内マリヤード
- 出発ホール外ムーベンピックアイスクリームパーラー
- 到着ホール外アクアレストラン
- さらに搭乗ゲート手前にフードコートとラウンジがある
シープレーン(水上飛行機)
空港から遠いリゾートへ行く場合はシープレーン(水上飛行機)で移動する。
国際線到着時刻とシープレーン出発時刻がうまく合わないときは、
空港かマーレのホテルで1泊しなければならない。
またシープレーンの出発が朝早い時間になると、
モーニングコールが午前4時台だったりする。
しかし遠いリゾートへ移動するのに、
例えば船で1日近くかかるところを小1時間で一飛びできる。
またシープレーンの窓から見下ろすモルジブの景色は素晴らしい。