シンガポールからモルジブへのフライト〜乗り継ぎが必要なフライトにおける子どもの機内対策

2019年2月7日

モルジブ行きのフライトを待つ乗客

モルジブ行きのフライトを待つ乗客

アッサラーム!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆これまで世界中の海に潜りましたが、モルジブは格別です。今回は6歳と9歳の2人の子連れ、家族4人でモルジブ旅行を楽しんできました。

チャンギ空港の乗り継ぎ時間で念願の本場シンガポールランサを食べれて大満足の私。子供達もプレイグランドで汗を流し(汗を流す所じゃないぞ!)、ママは1人でチャンギ空港で買い物が出来て、家族全員それぞれが大満足できました。さあ、そろそろモルジブ行きフライトの出発時間になりました。

旅行中の子どもの健康管理と機内対策について

子供が旅行中に病気になる原因の大半は

睡眠不足によるものだ。

もちろん気候や環境の違いからくるもの、

普段と生活のリズムが変る事で病気になることもあるかもしれない。

しかししっかり睡眠を取って免疫力を高めておけば、

たいていの病気の予兆は跳ね返すことができる。

参考記事:子連れ海外旅行の心配事第一位・赤ちゃん・子どもの病気対策と予防法

そういった意味において

今回の旅行における

移動中の子供の睡眠時間管理は少しやっかだ。

ざっと説明すると

チャンギ空港で乗り換えるモルジブ行きのフライトの出発時刻は、シンガポール時間で午後8時半。

モルジブ到着予定時間は現地時間で午後10時。

時差があるので、日本時間に引き直すと

到着は午前2時ということになる。

それからホテルに向かうと

順調にことが運んだとしても

ベッドに入れるのは早くて日本時間換算で

午前3時~3時半くらいの計算になる。

ここから子供達の睡眠時間と

もっとも深く眠れる組み合わせ

を考え実行しなければならない。

どういうことかと言うと、例えばモルジブ到着前の中途半端な時間に眠ってしまい、空港からホテルへの移動中もそのまま爆睡しホテルに着いたら今度は目が冴えてしまって眠れなくなる、なんてことは避けなければならないのだ。

つまり成田からシンガポールのフライト

チャンギ空港での待ち時間、

そしてシンガポールからモルジブへのフライトで、

子供達をどのタイミングでどれくらい寝かせるかという

戦略立案が非常に大事だということだ。

参考記事:子連れ海外旅行のエキスパートが教える赤ちゃん・子連れで機内を無事過ごす無敵のノウハウ11選

で今回の作戦はチャンギ空港でヘトヘトになるまで遊ばせて、

モルジブ行きのフライト中は熟睡、

モルジブ到着前にすっきり目覚めてホテルに着くまで起きてる、

そしてホテルに到着したらすぐ熟睡する、

というような睡眠時間/質のコントロールを目指すこと。うまくいくかな〜。

機内の様子

シンガポール〜モルジブのフライトの機内の様子

子どもを愛することと甘やかすことは違う

ところで、普段子供を甘やかせて好き放題にさせていると

このように子供の睡眠時間や質をコントロールするのは難しいと思う。

「~~ちゃんそろそろ寝なさい」

「まだ眠くない」

「じゃあ起きてていいわよ」

こんな子供のまがままを許していたら、短時間のフライトで行ける旅行先なら問題なくても、モルジブのような、あるいはさらに難易度の高い南米のようなフライト時間が長く尚かつ時差が大きい国への旅行は

あきらめるしかない

子供を野放にして、睡眠時間の管理もそっちのけで好きなように遊ばせていても、結果的には病気にならないかもしれない。

しかし大切なことはこれは確率の問題だということ。

すべての結果には原因があり

あらかじめその原因に対処することで

望ましくない結果が起きる可能性を少しでも減らす、

という考え方や行動は、

子連れ海外旅行だけでなく、

人生すべてにおいて重要だ

ちなみに時差が大きくフライト時間の長い国への旅行ほど、

その旅行代金も大きくなる。

当然子供が病気になって現地で旅行が続けられなくなったときの

金銭的な痛手も大きい

日本の医療行政の大きな矛盾

病気に対する「原因と結果」という考え方は

大人にとっても同じく重要だ。

日本人の病気による死亡原因上位の癌や糖尿病(糖尿病原因による各病気)には、ほとんどの場合原因がある。

喫煙、飲酒、運動不足、食べ過ぎ、ストレス等。

2017年7月、スイスの製薬会社ノバルティスが開発した

キメラ抗原受容体T細胞を用いた

癌治療薬がFDA(米国食品医薬局)の承認を満場一致で獲得した。

この画期的新薬(正確には薬ではない)は

1回の投与で癌の治癒率が9割近くあるという。

まさに夢の新薬だが、

この薬代は1回約5000万円だ。

日本で認可されたら保険でまかなわれるだろうから

ご本人の自己負担には上限がある。

で、その「上限」を超えた分は誰が払うのか?

それは財政状態が破綻目前の国民健康保険ということになる。

自分が好き放題タバコを吸って酒を飲んでめんどくさいからと運動しないで、

その結果癌になりましたから5000万円出して下さい

ということが、日本の財政事情でこれからも正論としてまかり通るのだろうか?

それを続けて完全にモラルも財政も破綻した未来を子どもたちに引き継ぐのか?

私たち大人がまず全ての結果には原因があり、それは

自分の意志と行動で避ける事もリスクを減らす事も出来る

ということをもう一度強く認識すべき時ではないだろうか。

モルジブ行きフライトの機内食

モルジブ行きフライトの機内食

モルジブ便の機内の様子

さて話しが脇道にそれてしまったが、(思いっきり!)

モルジブ行きフライトの搭乗待合室に行くと、がらっと雰囲気が変った。

待合室にいる乗客の顔ぶれがいかにもモルジブっぽい。

一挙にイスラムムードが盛り上がる。

出発時間になったので搭乗ゲートをくぐり飛行機に乗り込む。

いよいよあと数時間後にはモルジブにいるのだ。

子供達が生まれる前

ママと2人で行ったモルジブ。

子連れで行ったらどんなふうに印象が変るのだろうか?

あるいは変らないのだろうか?

シンガポールから乗ったSQ452便は、シート配列が3-3-3、搭乗率は60%くらいだった。ビデオはパーソナルテレビ&ビデオンデマンドだが、日本語の字幕放送はない。

食事は魚フライ+醤油やきそば。

「さっき空港でラクサ食べたばかりだからいらねーよ」

と思ったのだが、

試しにひとくち食べてみたら、

こりゃうまい!

一気呵成に思わず全部平らげてしまったのだった。

あ~~太るよー。

こどもたちは搭乗して食事を食べたらすぐ寝た。

チャンギ空港の待ち時間に

「も~~勘弁して下さい」

というくらい思い切り遊ばせたのがよかった。

それから「すぐ寝ないと明日からモルジブで海に入らせない!

って脅したんだ。

そんなワケないんだけどね、

はっはっは。

そのうちこんなみえすいた脅しも効かなくなるんだろうな。

シンガポールからモルジブまでの飛行時間は4時間10分。

機内は冷房がギンギンに効いてて、

寒いくらいなので注意しよう。

われわれはあらかじめ寒さを予測してたので、

半そでのTシャツの上に、

冬モノのフリースをはおって対処した。

食事が終わって雑誌を読み終えた頃、

われわれを乗せたシンガポール航空452便は、

黒いダイヤのような夜の海に浮かぶ

モルジブ/ヴェラナ国際空港へ向け

少しずつ高度を下ろしていった。