イタリア・ドロミテ＆ベネチア子連れ旅行【計画、準備編】スケジュール、費用

2019年1月16日2020年9月12日

🤗ども！ちゃお！ボンジョルノ！

イルカパパです。小6の次男と2人でベネチア＆ドロミテに行ってきました！今日のブログでは旅行の計画立案、準備、手配の様子を紹介します。あなたの子連れイタリア旅行のお役に立てば幸いです。

1. 最後の子連れ海外旅行はイタリア
2. 旅行の概要
3. 計画作りと予約手配
4. スケジュールと費用

最後の子連れ海外旅行はイタリア

イタリア北東部、オーストリアと国境を接するイタリアアルプスには、世界中の人々を魅了する驚愕の絶景エリア「世界遺産ドロミテ山塊」があります。そこは3000メートル級の天空にそびえる急峻な岩山が立ち並ぶ、奇観、絶景の宝庫。

もともとスキー旅行のために計画を練ってあった「ドロミテ／ベネチア行き」ですが、ぼやぼやしてるうちに長男は中学３年生、次男も小学6年生になってしまい、家族全員がそろって子連れ海外旅行に行くのが難しくなっていました。

それならばと、予定が合う私と次男の2人で親子旅行にしよう、冬のスキー三昧旅行はあきらめ、夏休みのトレッキング旅行にしよう、と内容を大幅に変更して準備を始めたのが今回の旅行です。本当にもうこれが最後の子連れ海外旅行になるかもしれません。多少の無理があっても少しでも行けるチャンスがあるなら行ってしまおうと、勢いだけで決断しました。

実は「ドロミテトレッキング＆ベネチア観光」以外にも、これまで暖めてあたプランはいくつかあります。「アラスカ／ユーコン川カヤック＆キャンプ川下り旅行」「西オーストラリアコーストラインキャンピングカー北上旅行」「フロリダ＆カリブ海クルーズ旅行」「グリーンランド＋北極圏冒険旅行」などなど。

大事にあたためて来たこれらのプランの中から、親子2人、夏休みの時期、日本ーヨーロッパビジネスクラス往復航空券2人分がマイレージで無料、などの状況を考慮し「ドロミテトレッキング＆ベネチア旅行」を選んだっちゅーわけです。

ドロミテのトレッキングルート — トレチメディラバレードトレッキングのスタート地点

旅行の概要

今回のルートは、日本からフランクフルト経由でベネチアに入り、ベネチア空港でレンタカーを借りてドロミテエリアをまわるというもの。

ドロミテにはたくさんのトレッキングコース、サイクリングコースがあり、広大なドロミテを効率よくまわるためには1カ所だけの滞在では無理でした。そこで東のコルチナダンペッツォと、サッソルンゴなどをまわるベースに最適なドロミテエリア西側のサンタクリスティーナの２カ所に、それぞれ2泊と3泊滞在することにしました。

それぞれをベースに行きたいトレイルをピックアップし、ハイキングのほかサイクリングもして、そのうえ美味しいイタリア料理も堪能します。

さらに世界遺産ドロミテの山岳リゾートでトッレッキング＆サイクリングをして大自然を満喫したあとは、ベネチアで優雅に過し、そのあと無料航空券でパリに飛んで美術館巡り、モンサンミッシェルで歴史を体感し、最後にユーロディズニーで弾けるという、一度の子連れ海外旅行でいろいろな体験を楽しめる、バランスのよいアクティビティ満載の旅行になりました。

もうこれが最後の子連れ海外旅行だからといろいろ欲張りに詰め来んだら「何もそこまで」というアクティビティーてんこ盛りのプランになったというわけです。

計画作りと予約手配

今回の旅行ルート＆スケジュールを簡単に記載します。

1日目　日本からフランクフルト経由でベニスへ　ベニス泊
2日目　ベニスでレンタカーを借りてドロミテヘ　コルチナダンペッツォ泊
3日目　コルチナダンペッツォ（ドロミテ東側エリア）でトレッキング　コルチナダンペッツォ泊
4日目　サンタクリスティーナへ移動　途中ピッツポルドイでトレッキング　サンタクリスティーナ泊
5日目　ドロミテ西側エリアでトレッキング　サンタクリスティーナ泊
6日目　ドロミテ西側エリアでトレッキング　サンタクリスティーナ泊
7日目　レンタカーでベニスヘ移動　レンタカー返却　午後からベニス観光
8日目　午前中ベニス観光　午後からパリへ移動

＊9日目以降はパリ子連れ旅行記でご紹介しています。

＊帰路のフライトはパリから日本です。

トレッキングルートの計画作り

この旅程で一番苦心したのは、ドロミテでのトレッキング計画立案です。ドロミテには地球を何周かするほど膨大な数のトレイルが整備されています。

そのどこを回るか？というルート決めが一番の難問でした。

ルートを決める為には、その判断材料となるのおのおののトレイルの情報が必要です。

例えば

トレイルの長さ、高低差、難易度、スタート地点、スタート地点までのアクセス方法、トレイルの途中の山小屋の有無、所要時間、別トレイルとの交錯の有無、別トレイルとの組み合わせ、トレイル上で見える景色、などなど。

知りたい情報は山ほどあります。しかし日本で見つけられるドロミテのトレッキング、トレイルに関する情報は非常に限られたものでした。そんな手探りの状況でなんとか行きたいトレイルの候補を絞り計画を進めていきました。

結果的にあれこれ悩んだ末、行きたいトレイルの優先順位を

トレチメデラヴァレード
ピッツポルドイ
サッソルンゴ

に絞りました。

参考記事🥾

【ドロミテ子連れトレッキング１】トレチメディラバレード1周トレイル

【ドロミテ子連れトレッキング７】イタリアの名峰サッソルンゴ西麓を反時回りに進む

ところがドロミテエリア東側のリゾートベースタウン／コルチナダンペッツォに宿泊すると、エリア中央にあるピッツポルドイ、エリア西側にあるサッソルンゴへは日帰りで行くが難しとわかりました。

そこで思いついたのが、前半はエリア東側のコルチナダンペッツォに宿泊し、後半はエリア西側のサンタクリスティーナに宿泊するというプランです。そして東エリアから西エリアへの移動日に、中央エリアのピッツポルドイを回る、うんうん、これは我ながらなかなか良いプランが出来上がりました。

プランの大枠が決まったら、次はそれぞれのエリアでの宿泊先を決めて行く作業です。ドロミテではずっとレンタカーを借りっ放しなので、駐車場無料、という条件は重要です。それから朝食付き、WiFi無料、さらにサンタクリスティーナは大きなリゾートタウンではないので、夕食も付いているホテル、で検索しました。

その結果、コルチナダンペッツォでは町の中心のホテルで、歩いて食事や買い物に出かけられる、その上、駐車場無料とう条件にぴったりのホテルを予約手配できました。

サンタクリスティーナでは、トレイルの出発地点までアクセスできるロープウェイ駅まで徒歩5分という便利でなおかつおしゃれ、駐車場無料、朝食夕食付き、のホテルを見つけ無事予約できました。

ここまできたらあとはレンタカーの手配と、ベネチアのホテルです。

ホテル・レンタカー・フライトの手配

到着時のホテルは、マリオットヴェネチアエアポートホテルを手配できました。飛行機でベネチアに到着するのは夜で、翌朝はすぐにレンタカーでドロミテへ向かうので、空港からのアクセスがよくなおかつレンタカーがすぐ利用できるエアポートホテルは、効率性を考えると願ってもない存在でした。

ドロミテから戻ってきたときのベネチアのホテルは、そりゃーお金に糸目をつけなければいくらでも選択肢がありますが、子連れ旅行なのでそれほど贅沢をするわけにはいきません。そこでヴェネチア空港への水上バスが発着し、観光の起点にもなるサンマルコ広場周辺で探すことにしました。

そして大運河に面した水上レストランでの朝食が無料のホテルを手配したのです。

レンタカーはネットで料金を比較し、とにかく一番安かったバジェットレンタカーで、さらに一番安い車種を手配しました。

最後に今回のフライトですが、全日空のマイレージが期限切れになるため、全旅程をビジネスクラスにして（それでも残ったマイルは使い切れませんでしたが）手配しました。もうこれで子連れ海外旅行に行く機会はないだろうということで、残っているマイレージをなるべくたくさん消費すること、そして最後だから豪勢にいこうじゃないか、という作戦です。

こうして後半のパリ＆モンサンミッシェル部分をのぞく旅程が決まり、予約手配も順調に進んでいったのです。プランが出来上がってみて、そして実際子連れで旅行してみて、これはなかなか自慢の旅程だと思いました。

このプランのアイディアだけでもお金になるんじゃないかと思えるくらい。

あ、いやもちろんここでは無料で公開してますのでご安心ください（笑）

世界遺産ドロミテは素晴らしい場所ですが、日本からだとなかなか必要な情報が入手しにくいのが現実です。これからドロミテでトレッキング旅行を計画されている方にとって、このプランが少しでも参考になればとっても嬉しいです。

イタリア政府観光局・ドロミテ・公式サイト