【ドロミテ・コルチナダンペッツォ子連れサイクリング体験記】持ち物・レンタサイクルショップ・ダウンヒルを楽しむ方法

2020年1月20日

コルチナダンペンッツォの山中でサイクリングを楽しむ次男
コルチナダンペンッツォの山中でサイクリングを楽しむ次男

💞ども、ボンジョルノ!小6の次男と2人でイタリア・ドロミテ子連れ旅行中のイルカパパです。

コルチナダンペンッツォ3日目は、街のレンタルサイクルショップでマウンテンバイクを借りて、トファーナ行きのロープウェイに自転車ごと乗り(いいのかー?!)豪快なダウンヒル・サイクリングを楽しんじゃおう、という予定だ、わおー!

ほんでもって今回のブログでは子連れサイクリングの楽しみ方や、必要な持ち物、標高1778mからマウンテンバイクでのダウンヒルサイクリングの様子を紹介しますぜ、ふふふ、写真多めで。お楽しみあれ!

コルチナダンペンッツォのレンタサイクルショプ

コルチナダンペンッツォのレンタサイクルショップで自転車を選ぶ次男
コルチナダンペンッツォのレンタサイクルショップ

私たちがマウンテンバイクをレンタルしショップは国道51号線に面した「スノーサービスコルチナ1」。

コルチナで3件のレンタルショップを経営している。

その名の通り冬はスキー、スノーボードなどウィンタースポーツ用品のレンタルがメインとなる。

私たちが訪れた夏は自転車や登山、ロッククライミング装備のレンタルが中心だった。トレッキングやヴィアフェラータのガイドツアーも行っているようだ。

レンタサイクルショップ
子供用マウンテンバイクのサイドを調整するスタッフ

ショップは朝8:30オープン。

私たちは時間を有効に使うため、前日の夕方にショップを訪れ、レンタルに必要な手続きを済ませておいた。

これで当日の朝はオープンと同時にすぐサイクリングをスタートできる、うほ。

子供用のマウンテンバイクも用意してあり、スタッフが身長や体重にを考慮して最適な機種を選んでくれる。

🚴‍♀️レンタル料金は半日(13:00までに返却)2人分で42ユーロ(キーとヘルメット、補償込み)

マウンテンバイクを借りるのにパスポートがいるので忘れないようにしよう。支払いはクレジットカードで行なった。

現在は電動アシストマウンテンバイクのレンタルも可能じゃ、わお〜。

コルチナダンペンッツォのレンタサイクルショップ
コルチナダンペンッツォのレンタサイクルショップ

スノーサービスコルチナの基本情報

お店の地図

ドロミテでサイクリングを楽しむために必要なこと

コルチナダンペンッツォでは多くの人がサイクリングを楽しんでいる
コルチナダンペンッツォでは多くの人がサイクリングを楽しんでいる

まずコルチナバイクマップをゲットしよう

レンタサイクルショップや観光案内所などで「コルチナバイクマップ」を無料でゲットできる。

コルチナ全体のバイクコース地図の他、個別のコースごとの詳細情報(区間ごとの標高差、登り・下り、距離、所要時間、難易度、チェックポイントなど)が図解付きで記載されいる。

コルチナバイクマップ
お世話になったコルチナバイクマップ

コルチナでサイクリングを満喫するための完璧なガイドブックだ。これがあればすぐにサイクリングが楽しめるぞ、うひゃー。

ちなみにトレッキング版もあります

コルチナバイクマップ
サイクリングコースは色で難易度が示されている

私たちは前日にレンタサイクルショップでバイクマップを入手、その夜はどこを走ろうか作戦会議を行なった。

またサイクリストのために、専門的なアシストや自転車預かり、洗浄、コースの案内、バランスの取れた食事などのサービスを提供するホテル、山小屋の情報もある。

バイクフリーライド

トファーナ山頂行きロープウェイ
トファーナ山頂行きロープウェイ

コルチナダンペンッツォでもっとも人気の高いサイクリングの楽しみ方は「バイクフリーライド」と呼ばれるスタイル。

ロープウェイやスキーリフトに自転車を積んで乗車し、豪快なダウンヒル(下り)を楽しむサイクリングだ、わおー。

ロー王ウェイに自転車を積んで乗車する
ロー王ウェイに自転車を積んで乗車する

バイクパス

ロープウェイ、スキーリフト、巡回バスなどに乗車できるパス。ロープウェイ、スキーリフト乗り場で購入できる。数日滞在して1日に何回もロープウェイやリフトを利用するなら購入した方が良い。

我が家は1回こっきりの利用だったので、パスの購入は見送り1回券を買った。

🐬トファーナロープウェイの1回券の料金は下記に記載しています

持ち物

コルローザ(標高2166m)の頂を正面に見ながら進む
コルローザ(標高2166m)の頂を正面に見ながら進む

サイクリング用ヘルメット

自転車をレンタルしたら無料で借りれます。子供用もあります。

水分補給用。コルチナのスーパーで買ったペットボトル入りのミネラルウォーターを持って行きました。

参考記事・コルチナのスーパーでの買い物の様子🐬

サイクリングの休憩中、スーパーで買ったミネラルウォーターを飲む次男
サイクリングの休憩中、スーパーで買ったミネラルウォーターを飲む次男

携行食

途中でお腹が減った時用に。これもコルチナのスーパーで買いました。

ウィンドブレーカー

基本的に半袖シャツ、短パンでサイクリングをしました。ロープウェイで高地(1778m)まで登って、コースの大半が下りなので防寒・防風用に重ね着できるシャツとウィンドブレーカーを持って行きました。

私たちがサイクリングをした時は気温が高かったので結果的に重ね着の出番はなく、半袖シャツで問題ありませんでした。

コルチナバイクマップ

コルチナバイクマップ
コルチナバイクマップは無料でもらえるよ

コースを確認したり道に迷った時のために必要です。

リュックサック

上記のもの一式を入れるバッグ。自転車にかごは付いていないので背負えるタイプのもの。

リュックサックにはジャージや着替え用シャツ、ミネラルウォーター、図鑑ポケットなどが入っています
リュックサックにはジャージや着替え用シャツ、ミネラルウォーター、ポケット図鑑などが入っています、あっカメラも持ってたんだね

サングラス

走行中、目に虫や埃が飛びんこんでくるのを避ける、紫外線対策、走行時の風による目の乾燥対策。

我が家はサイクリング専用のアイウェアは持っていなかったので、スポーツサングラスを使用しました。

あわせて読もう(広告ではありませんよ〜)🚴‍♂️

ロープウェイ乗り場

ロープウェイ乗り場を目指してコルチナダンペンッツォの街を走る次男
ロープウェイ乗り場を目指してコルチナダンペンッツォの街を走る次男

レンタサイクルショップでマウンテンバイクをレンタルしていざ出発!まずはトファーナ行きのロープウェイ乗り場を目指そう。

トファーナ行きロープウェイ乗り場

トファーナ行きロープウェイ乗り場が見えてきた。

チケット販売窓口

チケット販売窓口のカウンター住所、氏名、生年月日を記入する。

頂上まで行くと自転車コースがないので途中駅(コルドルシエ・Col Druscie)まで乗車券を購入。

料金は10.5ユーロ(2人分)だった。

2020年1月現在の料金は

コルドルシエ(標高1778m)まで

片道:大人14ユーロ、 子供(7-14歳)7ユーロ、 6歳以下無料。

3224mの頂上駅までは大人26ユーロ、子供13ユーロです。

ロープウェイの営業時間は季節によって異なるのウェブサイトなどで確認してください。

トナーファ行きロープウェイ乗り場

ロープウェイ乗り場の地図

ロープウェイに乗る

回転をバーを通過する

チケットをかざしてゲートを通過します。

ここでロープウェが降りてくるのを待ちます。

ロープウェイに乗り込む次男

ロープウェイが到着して下山してきた乗客が降りたら、乗り込みます。

自転車にフックをかけるスタッフ

自転車はスタッフが専用フックに固定してくれます、グラッチェ。

出発を待ちます。

ロープウェイに乗って景色を眺める次男
おお〜すごいいい眺め

ドアが閉まって動き始めた。

こりゃーいい眺めだ。

到着、そしてサイクリングに出発

コルドルシエで自転車を押しながらロープウェイを降り次男

コルドルシエに到着。写真を撮ろうとするといつもつまらなそうな顔をする次男。

標識に従って進む

自転車コースの案内に従ってペダルを踏む。

さあ、ここからコルチナダンペンッツォまでロングダウンヒルサイクリングのスタートだ。

トファーナの中腹から見下ろすコルチナダンペンッ

トファーナの中腹から見下ろすコルチナダンペンッツォ

トファーナからの爽快なダウンヒルサイクリングを楽しむ次男
トファーナからの爽快なダウンヒルサイクリングを楽しむ次男

トファーナロープウェイの中間駅「コルドルシエ・Col Druscie(標高1778m)」からマウンテンバイクでダウンヒル開始。いきなり目の前にドロミテの大パノラマが広がって爽快だー!

針葉樹の中のコース
針葉樹の中のコース

しばらく下ると針葉樹の森の中のコースになりました。

休憩に最適な眺めのいい展望台
休憩に最適な眺めのいい展望台

ところどころ森が切れて開放的な見晴らしポイントがあります、ふぇ〜気持ちええ〜。

コルローザの頂を正面に見ながら進む

標高2166mのコルローザの頂を正面に見ながら進む。

コースの左側には柵がなくていきなり断崖絶壁なので注意してね。

コルローザを回り込んで進む

コルローザを回り込んで進むサイクリングコース。

分岐点にある標識

分岐点には必ず標識があるので迷うことなありません、多分。なんならコルチナバイクマップも活用しようぜ、おお〜!

急斜面の高難易度コースを下る次男

ここは写真で見るとわかりにくいけどものすごく急な下り坂でした。路面が砂利なのでブレーキをかけてもタイヤがズルズル滑るぞ。コースマップでも「最難関」のマークが付いていましたぜ、ひゃー。

クローダデランコーナ

今度は正面にクローダデランコーナ(標高2366m)が見えてきました。

沢をハイキングする家族づれ

麓のキャンプ場からハイキングしてきた子連れのグループと遭遇。こっち側にはリフトもロープウェイもないので歩いて登ってきたんですね、こんなにちっちゃな子まで!

美味しそうに沢の水を飲んでいました。

橋の上から見下ろす川面

途中の橋の上から下を覗くと、、、おお〜〜川面があんなに遠い!

それから大分下って別の橋に到着。

橋の上で写真を撮る次男

橋の上から写真撮影する次男。

川上に見えるのはモンテタブロ、標高2261m。

コースの一番北側で180度折り返す

サイクリングコースとペゾリエス

サイクリングコースの一番北側で南に折り返し、しばらく川に沿って下って行きます。対岸に聳えるのはペゾリエス、標高2348m。

キャンピングオリンピアの入り口

北端ポイントで折り返し川沿に2kmほど下ったところにあるキャンプ場。ここからコルチナダンペンッツォまでおよそ3km。ここに家族連れで宿泊すれば旅費が安く上がりますよ。駐車場は無料です。

橋を渡る次男とクローダデルポマガノン

正面に見えるのはおそらく標高2450mのクローダデルポマガノン。

この辺りはいくつもの峰が連なっていて縦走コースのトレッキングが楽しめます。

残念な登り。

ここまで下ってきて登るのかー、とほほ。

整備されたサイクリングコースに入る

舗装されたサイクリングコースを走る次男

しばらく走ると路面が舗装されたサイクリング ロードになりました。

ホッホ、こりゃ楽チン。

美しい景色とサイクリングコース

視界も開けてきて快適じゃ、あっはっは。

犬を散歩する人とすれ違う

コルチナの街が近づいてきました。

犬のお散歩をする人とすれ違う。

自転車を止めて休憩する次男

眺めのいい場所で自転車を止めて休憩する次男。

コース脇に止めたマウンテンバイクとクローダデルポマガノン連峰

後ろ振り返るとさっき正面に見えていたクローダデルポマガノン連峰、標高2450m。

サイクリングコースの所々にベンチがあります。

カップルがお散歩の途中で休憩してイチャイチャしてました、アモーレ。

美しい景色の中に伸びるサイクリングコース

建物が増えて賑やかになってきたぞ。ジョギングする人も見えます。

ホテルのバルコニーには花が飾ってあります。

ゴール

コルチナダンペンッツォの街中にあるサイクリングコースの終点

そしてサイクリング ロードの終点。街に戻ってきました。

レンタサイクルショップに戻ってきました

無事レンタルサイクルショップに帰着、ただいまぁ〜、お疲れ!!

サルフガイドサイクリングツアー

この記事の最後に、あなたのヨーロッパサイクリング旅行の参考のため「セルフガイドサイクリングツアー」についてちょこっと説明しておきましょう。

ドロミテでサイクリングを楽しむ人
ドロミテでサイクリングを楽しむ人

特徴

セルフガイドサイクリングツアーとは、レンタサイクルとホテルがセットになったツアーのこと。

  • 大きな荷物はホテルからホテルへ運んでくれる
  • ガイドはつかない
  • 24時間電話サポート
  • GPSサポート
  • レンタルサイクル
  • 予備のタイヤチューブ、工具、ロックもついている

などが特色。

行程を細かく記したロードマップと詳細なガイドブック(観光スポット、おすすめのレストラン、カフェなどが記載されている)がもらえて、サイクリングコースの要所要所にはスッテカーが貼られている。

自分たちのペースで自転車旅行を楽しめる新しいスタイルの旅行だ。

私たちがコルチナダンペンッツォで楽しんだのは半日のサイクリングだったが、長い距離を数日かけて移動するサイクリング旅行に適している。

コースは

ドロミテのサイクリスト
ドロミテのサイクリスト

コルチナダンペンッツォからヴェネチア、コルチナダンペンッツォからドロミテを周遊してボルツァーノ、など様々なコースがある。ドロミテ以外のイタリア各地(フィレンツェからローマなど)、イタリア以外の国々(スペイン、フランス、スイスなど)にもあるので、興味のある人は検索してみてください。

参考までにセルフガイドサイクリングツアーを実施している日本の旅行会社の例を期しておきますが、日本の旅行会社、日本語ツアーより現地旅行会社主催のツアーの方が料金は安いです。

まとめ

マウンテンバイクをを借りてトファーナ山頂行きロープウェイの中間駅で降りて(なぜなら頂上には自転車専用道がないから)ダウンヒルコースを子連れで下ってくる様子を紹介しました。所々登りもあるのでそこそこ運動にもなります、へへ。

走行距離はおよそ15km、標高差はおよそ600m、です。

マウンテンバイクのレンタル料金は2人分で42ユーロ、ロープウェイの乗車料金は2人分で10.5ユーロでした。(2020年1月現在はもう少し値上がりしています)

コルチナダンペンッツォでサイクリングを楽しむことは特別なことではありません。街中のレンタサイクルショップでいつでも気軽に自転車を借りれるし、無料のコースマップ&ガイドがあるので体力や時間に合わせた様々なコースを選択できます。

体力に自信がない人には電動アシスト自転車のレンタルもあります。

ロープウェイに自転車を積んで壮大なドロミテの自然を親子で体感できる子連れサイクリングにトライしてみてください。

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この記事があなたの子連れイタリア旅行の参考になったならとても嬉しいです。

それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!

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