海に突き出したレストラン・ペアで南太平洋の夕陽とモアイを眺めながらシーフードディナー

2019年2月1日

 レストラン・ペア 海に突き出したレストラン レストラン・ペアの店内

お店の看板 / 海に突き出したロケーション / レストランペアの店内

帰港

ダイビングボートが港に近付くと、桟橋で誰かが手をふっている。

ママとこどもたちだ。

あらら、お迎えに来てくれたんだね、ホテルでゆっくりしてるって言ってたのに。

 

おじいちゃんへのおみやげに、イースター島の切手を買いに郵便局へ行ったんだって。

そのあとマーケットをのぞいたり、

ぶらぶらしてたら船が見えたので、

こどもたちが

「パパだ、パパだ」って手をふってたらしい。

 

「おかえり!どうだった?」

「マンタ見た?」

「モアイ見れた?」

 

矢継ぎ早の質問。

こどもたちもティプタパスのドリフトスノーケリングで自信がついたのか、いっぱしのダイバー気取りだ。

 

「いや、マンタもモアイも見れなかったけど、すっごい透明度。感激したよ!」

「へーおれたちも行きたかったな」

「うん、いつか大きくなったら自分でお金ためてまた来い」

 

お腹もすいたので、ちょっと早いけど夕食にしよう、ということになった。

 

味的には、昨日食べた「メラヒラア」がものすごく美味しかったので、

あれを上回るレストランはもうないだろうー、

と思うのだが、

せっかくだから違う店も試してガッテン!

じゃなくて、試してみたい。

 

う~ん、なやましいところ。

 

ママも「あの美味しい料理をぜひもう一度」と言いながら

「でもイースター島なんてもう来れないだろうから、違う店にも行ってみたい」

と言ってる。

 

それじゃあせっかくだから、

いつも前を通って気になってた、

「レストラン・ペア」に行ってみようーか!

 

レストランペアの窓際の席  レストランペアの店内

        席からモアイが見える / イースター島ではサーフィンが盛ん / 店内の様子

 

レストラン・ペア

 

レストラン・ペアは港ちかくの海に突き出したシーフードレストラン。

円形の店内からの眺めは抜群だ。

 

われわれが行ったときはちょうど

南大平洋に夕陽が沈む時間帯で、

店内は黄昏色のまぶしい光に包まれていた。

 

モアイ像が見える側のテーブルに席をとり、

メニューをひらく。

どれどれ、おおやっぱりシーフード中心のメニューだ。

 

マグロのステーキにいろいろなソースを選べるようになっている。

昨日のレストランはマグロステーキを塩こしょうとレモンだけでいただく、

 

直球勝負の店。

 

マグロや魚それ自体の味に自信があればこそのメニュー構成だった。

この店では各種ソースを用意してる、

ということは魚の味はそんなに美味しくない、

ということか、

それともソースに自信があるということなのか?

 

われわれのとなりで、1人でペーパーバックを読みながら食事している女性がいた。

読んでいる本は「ダヴィンチコード」。

 

見るとマグロステーキにエビクリームソース、

バターライス添えをオーダーしている。

 

「それ、美味しいですか?」

 

と尋ねた。

 

「ええ、まあまあいけるわ」

 

振り返って笑顔でこたえてくれた彼女はリサ。

 

ニューヨークで働くキャリアウーマンだ。

聞けば1人でイースター島旅行に来てるらしい。

 

ニューヨークでヴィレッジに住んでるということは、

彼女もやはり金融業界の人間か。

 

自信に満ちた話ぶりから、

そこそこのポジションについているものと推測される。

 

わたしも仕事でよくニューヨークに行く、

と言ったらそれと察したらしく、

それ以上お互いこの話はしなかった。

 

同じ会社という可能性もあるし、

取り引き先、あるいは競合会社ということもあるから。

 

リサはリュウを見て、とろけそうな顔で

 

「オ~、ソーキュート!」

 

を連発。

 

「この子たちは英語しゃべれる?」

とママに聞き

「うん、聞き取るのは大丈夫だけど、恥かしがってあまりしゃべらないよ」

と答えると、

さっそくリュウにいろいろ質問していた。

 

リサとはホテルが同じだったので、そのあとも滞在中、何かとお話する仲になった。

 

美味しそうな料理  マグロステーキバターライス添え

               一番右がマグロのステーキえびクリームソース