アフハンガテエ遺跡〜倒されたモアイ

2019年2月1日

アフハンガテエ遺跡 

今日は終日ツアー

大人だけの旅行なら別にどうってことないけど、こどもがいるとこういうスケジュールはけっこう大変だ。

朝ホテルをチェックアウトして、そのまま1日ツアーに出発。

そして夜の便でイースター島を発つ。

ツアー出発まえに家族全員の荷物をパッキングし、

その一方でこどもの着替えや飲み物、

雨具など、ツアーに持っていくものと、

夜飛行機の中で必要なものを

分けて準備しなければならない。

我が家では、ハワイでもオーストラリアでもイタリアでも、

いつも観光はレンタカーで自分たちのペースでおこなっていた。

1日中他のツアー客といっしょに

しかもバスで観光するのは、

はじめての「チャレンジ」なのだ。

はたして、他のツアー客に迷惑をかけずに、ペースもみださずに、

何事もなく今日1日を終えれるのだろうか?

チェックアウト後の荷物はフロントで預かってくれる。

ツアーが終ったらいったんホテルにもどって、それから空港へむかうのだ。

また、フロントのとなりにシャワールームがあって、チェックアウト後でも無料で使えるという。

ありがたい。

でもよ~く考えたら、

2部屋使ってるうちの1部屋だけチェックアウトして、

もう1部屋は夜の出発までデイユース

(1泊の半額料金で夜中まで部屋が使える)

にしておけばよかったな、と日本に帰ってきてから思った。

遅いっちゅーの!

遺跡を歩く子供達 アフハンガテエのプオカ

旅行ジャーナリスト チョウさん

「今日はいよいよラノララクに行く日ですね」

チェックアウトを終えて、ロビーでツアーバスを待ってると、

同じツアーに参加している韓国人のチョウさんが話しかけて来た。

チョウさんは、発行部数180万部を誇る

韓国最大手の新聞

「The Donga-llbo Daily」の専属旅行ジャーナリストだ。

今回のイースター旅行では、

われわれとまったくおなじスケジュールでホテルも一緒、

さらに帰りはタヒチ経由で成田までのフライトも一緒

(韓国からタヒチへの直行便はないため、成田経由になる)

という偶然。

ツアー中やホテルなどで、気軽に会話を交わす仲になった。

ちなみに、

4月14日の新聞でイースター島の特集記事が掲載され、

なんとチョウさんが撮ってくれた

われわれの写真がカラーで載りました

サンチアゴの5人姉妹

バスはわれわれを乗せたあと、他のホテルでもツアー客をピックアップしてまわる。

ハンガロアホテルでやたら盛り上がってるチリ人女性グループが乗ってきた。

彼女たちはリュウを見るなり

「オオ~!キュート!キュート!」

と大騒ぎ。

東洋人の男の子はめずらしいのだろうか。

彼女たちは、サンチアゴから来た5人姉妹。

バスのうしろをレンタカーでパパさんとママさんがついて来てるという。

5人姉妹はみな結婚しててこどももいるのだが、

それぞれのだんなが留守番してこどもの面倒をみている

とのこと。

それで何年ぶりかに、両親と姉妹全員がそろって旅行ができるので、

みんな異様なハイテンションなのだ。

いや、こっちまで楽しくなります。

アフハンガテエのストーンサークル 倒されたモアイ

      ストーンサークル / アフハンガテエの倒されたモアイ

アフハンガテエ

5人姉妹と、チリのことや東京のこと、こどものことなどをいろいろ話していたら、バスが駐車場に止まった。

今日、最初の目的地、アフハンガテエに到着したのだ。

アフハンガテエは、島の南海岸にある遺跡。

モアイ倒し戦争が、最も激しかった地区のひとつだそうで、

アフの8体のモアイはすべてうつぶせに倒れている

遠くから見ると、大きな岩が規則正しく転がっているように見え、

教えられるまで、それがモアイだとは気づかない。

波と風による風化も、そうとう進行している。

駐車場からアフまで、かなり広いスペースを歩く。

この広さから推測すると、相当大きな集落がここにあっただろうことがうかがえる。

アフの手前には、「パイーナ」とよばれる石のサークルと、

倒されたモアイの頭のうえにのっていたはずのプカオが

そのままの状態で転がっていた。