イースター島の概要

2019年1月31日

イースター島の概要

イースター島について

むやみに「絶海」とか「孤島」とかおおげさな言葉は使いたくないのだが、

イースター島はとにかく絶海の孤島だ。

どれくらい「孤島」かというと、

チリ本土から3800km 、

タヒチから4000kmも離れた、

も~大海原にぽつりんこんと浮かぶ

木の葉のような存在

しかもハワイのように諸島ではなく、単体で存在している孤独な島。

いや~見事なまでの絶海っぷり!

でも、そんな孤島ゆえに治安がいい。

なにしろ、

悪さをしてもちょっと泳いで逃げるんなんてできませんから。

ノルウェーの文化人類学者、ヘイエルダールは

「太陽の西、月の東」

という言葉を残している。

イースター島のどこに立っても、見えるのはただ広い海と空だけ。

比べる島や陸地を見つけることはできない。

この島に暮らす人々にとって、

心理的にもっとも近いほかの「陸地」は

太陽や月や星であり、

この島こそが「全世界」にほかならなかったのだ。

世界の果ての島、そして島民にとっては世界の中心であったイースター島。

数百年もの間、外の文明と接触がなかったため、

独特の文化がはぐくまれてきた。

その代表がモアイ。

ところでイースター島には、いったいどれくらいのモアイがあるのだろうか?

写真などで、祭壇の上にモアイが5~6体並んでいるのをよく見るけど、

あんな場所が10箇所くらいあるとしたら、

イースター島に残ってるモアイの総数は、ざっと50~60対くらいだろうか。

いや、ぜんぜん違いました(><)

答えはなんと約1000体!

え~!そんなにあるんですかー!

それに岩絵や壁画、石積みの家などの遺跡を加えると、

イースター島にある文化遺産の数は7000点以上にのぼる。

イースター島ってすげぇ~☆。

まさに遺跡の宝庫。

そして1995年には、ユネスコの世界遺産に登録されている。

ちなみに1000体におよぶモアイ像のうち、

立っているのは、わずか40体のみ。

大半のモアイは倒れている。

お疲れ!

 アフトンガリキのモアイ

アフ・アキビの海を見つめるモアイ   イースター島最大のアフ、トンガリキ

イースター島の概要

正式名称

チリ共和国自治区パスクア島(スペイン語でイースターの意味)

面積

約166平方キロメートル。小豆島とほぼ同じ、佐渡島の4分の1。

人口

約3800人。

宗教

ローマカトリック教。モアイ教などはない。

言語

公用語はスペイン語。島の言葉はラパヌイ語でタヒチの言葉とそっくり。ホテルや大きなレストランなどでは英語の通じる

通貨

チリペソ。USドルも同様に使える。日本円やタヒチのフランは換金も利用もできない。

時差

日本より15時間遅れ。タヒチより5時間早い。

イースター島のビーチ 観光名所

こんな美しいビーチもある/アナケナ・ビーチ オロンゴ鳥人儀式村とラノカウ火山

イースター島旅行のヒント

気候と服装

温暖な海洋性亜熱帯気候。南半球なので季節は日本と逆になる。5月~10月は平均気温18°で雨期の冬にあたる。8月のもっとも寒い日には最低気温が10°を下回ることもある。一方11月~4月の平均気温は26°で乾期の夏。乾期でも突然雨が降り出すことがあるので、観光には雨具の用意を忘れずに。年間を通して日差し、風も強いので、子供には飛ばされない帽子が必要。また遺跡観光は車からおりて歩くところが多いため、運動靴、軽装で。

電圧とプラグ

電圧は220V、50Hz。プラグは丸ピン2本のCタイプ。

病院・薬局

具合が悪くなったらホテルのフロントに相談する。ツアーに参加していれば現地の担当者に相談することもできる。ハンガロア村には入院設備を整えた総合病院がある。薬局は島内に1つだけ。営業時間は月曜~土曜9:30ー13:00/16:00ー19:00。薬の在庫は必ずしも十分ではないので、常備薬は持参したほうがよい。病院での支払いは現金のみ。海外保険加入の場合は、病院から診断書、領収書を受け取っておく。

電話・インターネット

ホテルでは国際電話が可能。ドコモ/FOMA N900iGは、問題なく日本とつながるし、メール、インターネットもOK。村にはインターネットカフェが数軒ある。島内間の固定電話は通話料はかからなので、どこかの店で借りるのがベター。ただし公衆電話だと、一度チリ本土を経由するので市内でも1分270ドルする。

トイレ

観光地でトイレがあるのは次の3ヶ所のみ。オロンゴ鳥人儀式村、ラノララク、アナケナビーチ。

郵便局

テ・ピト・オ・テ・ヘヌア通りの、学校と市役所の間。モアイを素材にした切手が何種類もあるので、お土産にもいい。ただしシーズンによっては売り切れのときもある。日本までのエアメールは50gまで310ドル、日数は10日~1ヶ月くらいかかる。郵便事情はあまりよくないので重要な郵便物は書留にするのがよい。なおホテルでは切手は売っていない。営業時間は月曜~金曜9:00ー13:00/14:30ー18:00、土曜9:00ー12:30、日曜、祝日はお休み

島内の交通

タクシーはホテルのフロントで呼んでもらうか、村内でひろえる。村内は一律3ドル。遺跡めぐりには観光ツアーに参加するか、レンタカーを利用する。ツアーは村の旅行会社で申し込めるが、日程が限られてる場合はあらかじめ予約しておくほうがよい。レンタカーは、保険制度に不備が多いので、運転には十分注意すること。

 

倒されたモアイ アフアカハンガ    タハイ遺跡のモアイは目を持っている