ケアンズ子連れ観光・オプショナルツアーvsレンタカーの料金比較
ケアンズ観光
前述したようにケアンズはオプショナルツアー天国。旅行会社にとって美味しい観光地だ。しかし旅行者にとっても、オプショナルツアーに参加しなければ、ケアンズの魅力を十分に堪能できないのもまた事実。しかも殺人クラゲが発生するケアンズでは、ハワイやグァムのように何もしないでただビーチでのんびり過ごすことが出来ない。どうしてもアクティブに動き回るスタイルの旅行になりがちだ。
オプショナルツアーの種類
ケアンズで提供されている主なオプショナルツアーはざっと次のように分類出来る。
1.グレートバリアリーフへのクルージングツアー
2.キュランダ観光
3.動物探しツアー
4.ポートダグラス観光
5.ケープトリビュレーション熱帯雨林探検ツアー
6.アサートン高原観光
7.郊外の動物園、植物園、テーマパーク観光
8.ラフティング、気球、乗馬、フィッシング
このうち1.は車では無理、8.は小さな子供連れにはちょっときつい(気球フライトは大丈夫かな?)が、2.~7.はレンタカーがあればオプショナルツアーに参加しなくても、自分達で気ままに行けそうだゾ。
子連れオプショナルツアー比較
まず2.のキュランダ観光は悩ましいところ。レンタカーなら30分足らずで行けるのだが、有名なキュランダ観光鉄道には乗ってみたい。
しかし我が家は往復3時間という列車の乗車時間の長さを考えあきらめた。それにキュランダの町の主な観光スポットや、レインフォレステーション、バロン滝へはレンタカーでも行けるから。
3.の動物探しツアーもちょっとくせもの。どこでどんな動物が見られるか初めての観光客にはさっぱり解らないだろう。しかし心配御無用。私たちが苦労の末発見したスポットへの行き方を、この旅行記で公開しているので、参照して下さい。
探検ツアーで行う野外バーベキュー以外すべて体験できる。(カモノハシ観察ポイント、マリーバのアリ塚公園と野生のカンガルー、グラナイトコージでロックワラビーに餌付けをする)
5.6.は地図を見れば、ミラミラ滝やバリーン湖、デンツリー川等主要な観光スポットは簡単に行ける。
4.7.については例えば「レインフォレストハビタットとポートダグラス観光」なんていうのがあるが、レンタカーで気軽に行けるのにわざわざツアーに参加する意味がない。
オプショナルツアーのデメリット
まず出費がかさむこと(涙)
独身者や夫婦だけならたいしたことなくても、家族4人で参加するとけっこうな金額になる。(家族4人で参加する場合、2万円~4万円が平均的な1ツアー当たりの相場)
また、オプショナルツアーの団体行動や、動物探しツアーなど夜にさしかかるツアーも、子連れにはきついだろう。これもオプショナルツアーのデメリット。
オプショナルツアーvsレンタカーの料金比較
前述したように4人家族で1つのオプショナルツアーに参加すると、およそ2万円~4万円が相場だ。2つ、3つと参加するオプショナルツアーを増やせば当然出費もかさんでくる。
一方、我が家がケアンズでレンタカーを6日間借りた時の費用は、23000円くらいだった(282AUD、諸費用、税金込み、ガソリン代別)。料金だけ見れば、どちらが安いか明白だ。
ケアンズでのレンタカードライブについて
オーストラリアでの車の運転は日本と同じ右ハンドル、左側通行。
しかも日本の都市と比べて極端に少ない交通量、道幅の広い快適な道路。そのうえ歩行者や自転車、バイク、マナーの悪いドライバー等、運転していてストレスになるようなものも、まったくと言っていいほどない。
ケアンズとその近郊は、日本人が海外でドライブするのに最も優しいエリアなのだ。
レンタカーがあれば行動範囲が格段に広がり、旅行も充実したものになるはず。
自分達のペースで気ままに行動でき、たくさんの荷物もらくちんで運べるレンタカー。この子連れ旅行者にとって涙が出ちゃうほどありがたいアイテムの活用を、是非おすすめしたい。
次にケアンズ近郊のドライブ事情についてご説明しよう。
レンタカーなら好きな所で車を止めて写真撮影ができる
ケアンズドライブ事情
●道には迷いません
知らない初めての土地、しかも海外なんて、道に迷ったらどうしよう、という心配を抱かれる方もいらっしゃるかもしれないが、ケアンズでは道に迷う事はない。ケアンズ市街地を除けば、迷うほど道がないからだ。
●ランダバウト
キャプテンクックハイウェイにはいくつかのランダバウトがあるが、ランダバウトの本場イギリスに比べると、どうと言う事はない。キャプテンクックハイウェイでは北行きはすべてモスマン、マリーバ、ポートダグラス、南行きはほぼすべてケアンズの表示になっている。またカラボニカのランダバウトではキュランダの表示もある。ランダバウトでは中にいる車が優先、また出口がわからないからとランダバウト内で車を停止する事は絶対に避けよう。
*詳しくはランダバウトの通行の仕方をご参照下さい。
●高速代やガソリン代が高いのでは?
ケアンズ近郊の道路には「キャプテンクックハイウェイ」とか「ケネディハイウェイ」など一見、有料の高速道路のような名前が付けられているが、すべて無料だ。またオーストラリアは産油国なのでガソリン代も日本より安い。
●渋滞が大嫌い!
私も嫌だ。しかしケアンズ近郊では渋滞する程車が走っていない。人も車も自転車もバイクもいないスカスカの道路で快適なドライブを楽しめる。
●事故が心配
前述したように、人も車も自転車もバイクもいないスカスカの道路で、いったいいどうやって事故が起きるのだろう?
もしあなたが普段、東京や大阪で運転されているのなら何の問題もないはず。居眠り運転して熱帯雨林に突っ込んじゃったら話は別だが。
そうは言っても運転は自己責任、くれぐれもスケジュールに余裕をもって行動して下さい。
●自動速度取り締まり機
キャプテンクックハイウェイには、自動速度取り締まり機が取り付けられている場所がある。詳しくはスピード違反で捕まりました(涙)をご参照のほど。
駐車場へ登るスロープの入り口に要注意。段差が大きいので、スピード出して突っ込むと衝撃がある。(*この段差は2005年5月に訪れた時には解消されてた)
●理想のスタイル
レンタカーは空港で借りて滞在中借りっ放し、帰国時に空港で返却する、という利用スタイルが、子連れには最も適している。
またレンタカーは長く借りるほど割安になる。
オーストラリアでレンタカーを借りる時の留意点
オーストラリアの自動車強制保険(レンタカー料金に最初から含まれている)は対人、対物無制限補償だ。
ハワイのように2万ドルしか補償しない地域と比べると、天国のような場所。従ってハワイでレンタカーを借りるときのような補償額を上げる追加保険に加入する必要はない。(と言うかそんな保険は存在しない)
また、車両損害保険に盗難保険も含まれるので、盗難保険に別途加入する必要もない。
オーストラリアで任意加入の自動車保険をしいてあげるとすれば免責軽減制度くらい。これは事故や盗難に遭った時、免責額を小さくしてくれる制度。まあ、私は必要ないと思う。
*「ケアンズ空港でのレンタカーの借り方返し方」も参考にしてね。
その他レンタカーの借り方や、税金諸費用、セルフ式ガソリンスタンド等注意点は「子連れ旅行者の最強アイテム、レンタカーの借り方から返し方まで」をご参照下さい。
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