カモノハシ探し動物探検ツアーに子連れで参加するのが難しい理由

2019年3月29日

野生のカモノハシ探し動物探検ツアー

ユンガブラ村カモノハシ観察所にあるカモノハシの説明。つくづく不思議な動物だ

野生のカモノハシ探し動物探検ツアーの子連れ料金について

今回のオーストラリア旅行で最もやりたい事は、親子で野生のカモノハシを観る事。それには夜行性動物探検ツアーのようなオプショナルツアーに参加しなければいけないと思っていた。だが、このツアーけっこう高い(汗)。家族4人で参加すると400ドル以上。

レンタカー1週間借りるより高いのだ

それに終了予定時刻が夜の9時半となっている。こんな遅い時間まで起きてるのは、リュウにはまず無理だし、カイでもあぶない。そもそも大勢のツアー参加者とバスに同乗するツアーでは、子ども達が他のゲストに迷惑かけないかたえず緊張していなければならない。それに子ども達のトレイも心配もある。

う~ん、残念だが、ツアー参加はあきらめる事にした。

なら自力で探そう

では、レンタカーを運転して自力で回ることはできないか?

地図をながめてみると、ケアンズ内陸部の道路網は単純そうだ。これなら道に迷う事なく行けるんじゃないか。どの動物がどこで見れるか。それさえわかれば自力で回れるぞ。レンタカーなら途中で子供が騒いでも、あるいはトイレに行きたくなって車を止めても、誰にも迷惑がかからない。帰りが遅くなったら車の中で眠れるし。

わたしはツアーデスクで入手した日本語の動物探検ツアーのパンフレットを、くまなく調べてみた。

行程表によると、まずヘンリーロス展望台によって、巨大蟻塚→野生のカンガルー→野生のロックワラビーに餌付け→カモノハシ探し→野外バーベキュー、とある。この行程から推測すると、野生のカンガルーやロックワラビー、それにカモノハシが見れる場所はすべてマリーバ周辺ということになる。

さらに別の手がかりはないかと、いろんなパンフレットを見ていたら、英語のパンフレットのひとつに「ユンガブラ村でカモノハシを探す」とあるのを見つけた。

やった!

ということはその「ユンガブラ村」へ行けばカモノハシが見れるんじゃないか。

ユンガブラへの行き方

地図を見ると、ユンガブラ村へはケアンズから1号線を南下し、ゴードンヴェールからGilliesハイウェイで山超えのコースが最短だ。レンタカーで普通に走って行きは1時間半、帰りは1時間強。

Eacham湖の入り口付近にレストラン兼ガソリンスタンドがある。この先どこにガソリンスタンドがあるかわからないし、このあたりの景色がとてもきれいなので、車を止めて給油がてらちょっと休憩だ。

旧式のスタンド

ところがこのスタンド、設備が古すぎて給油の仕方がわからないぞー。困ったなーと思ってたらちょうどいいタイミングで、地元の車が給油に立ち寄った。

でもよく見るとその車もずいぶん年期が入っている。さっき峠を越えた時、ついでに時も越えちゃったかー、と不安にさいなまれる。

ユンガブラ村のカモノハシ観察所
目印となるレストラン/ようこそユンガブラ村へ/静かに覗き込むイギリスから来たご夫婦

地元のおじさんが教えてくれた

車から降りてきたおじさんが隣で給油を始めたので、どうやって給油するのか聞いてみた。

「ああこれー、これ超最新式の給油ポンプだからわからないだろー」と陽気なギャグをかましながら丁寧に教えてくれた。

ついでにカモノハシはどこで観れるか聞いてみたら「ここから10km行ったユンガブラ村に[Nick`s]というレストランがある。その先に橋があるから、その橋の手前で観れるよ」と教えてくれた。サンキュ♪

ユンガブラ村のカモノハシ観察所

おじさんが教えてくれたとおり、レストラン「Nick`s」のちょっと先の橋の手前に「PLATYPUS VIEWING PLATFORM」はあった。

無料の駐車場もある。うはは、こんなに簡単にたどり着いたぞ!

カモノハシ観察ポイントを探し当てた喜びと、ついに野生のカモノハシが観れるという興奮で、心拍数がぐんぐん上昇する。木組みの壁にはのぞき窓がいくつかついてて、そのすぐ向こうは川だ。川にいるカモノハシからは人間の姿が見えないように工夫されており、じっくりカモノハシ観察が出来るのだ。

カモノハシの説明のボードもかかっている。それからこの自然を守るための寄付金箱もある。

「カモノハシがしっかり観れますように」と願をかけながらコインを入れたら、まるでお賽銭箱じゃないかー。

ドライブインフォメーション

ユンガブラ村へはケアンズから1号線を南下、ゴードンヴェールでGilliesハイウェイに乗り約60Km峠道を走る。

所用時間はレンタカーで1~1時間半。

バリーン湖の入り口を過ぎ、アサートンの町までが特に美しい景色が続く道。

ユンガブラはバリーン湖入り口から10km。レストラン「Nick`s」の先に無料駐車場とカモノハシ観察所がある。

またNick`sはツーリストインフォメーションセンターも兼ねている、スイス/イタリアン料理レストランだ。

Nick`sの公式ホームページ(英語):https://nicksrestaurant.com.au

*英語にはカモノハシに該当する単語はありません。ラテン語の「PLATYPUS」で代用します。

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カモノハシ観察ポイントの地図