シドニー・ゴールドコースト・ケアンズ・オーストラリア子連れ旅行記(長男6才、次男3才)〜はじめに
旅行の概要
子連れ旅行者にやさしい国、オーストラリアを旅しようと思ったとき、私が一番行きたかったのはシドニーでした。中学生のとき学校の図書室で借りて読んだ「惑星から来た少年」というSF小説がすごく面白くて夢中になりましたが、その話しの舞台がシドニーだったんです。
それ以来いつか行ってみたいとあこがれていました。でもシドニーはオーストラリアを代表する大都会。果たして3歳の子供が楽しめるんだろうかという疑問がわいてきて、それなら子連れに人気のゴールドコーストやケアンズにしようか、悩みました。
あれこれ考えた末、でもシドニーはあきらめきれず、ゴールドコーストもケアンズも譲れず、結局3カ所全部行くというちょっと欲張りな旅行になったのです。それはそれでいいのですが、そうすると今度は、シドニー、ゴールドコースト、ケアンズとオーストラリア東海岸の3都市を、どういう順番でどのように回るか、そしてそれぞれの場所で何をして何をしないか、回る場所が多くなった分、計画、手配が大変になりました。
結論から言うと、シドニーでは世界三大美港のクルージングや、緑豊かな公園での散歩を楽しみ、ゴールドコーストではシーワールドやムービーワールドなどのテーマパーク巡り。特にムービーワールドでは、リュウの大好きなバッドマンと写真を撮ったり握手できて、こどもたちも大興奮でした。
そして大自然に囲まれたケアンズでは、コアラやカンガルー、ウォンバットに触れ、グレートバリアリーフの珊瑚礁の海でシュノーケリングをし、ロックワラビーに餌付けをし、野生のカモノハシまで見ることができました。今回の旅行では、オプショナルツアーには極力参加せず、自分たちでルートを調べ、自分たちのペースでレンタカーを使って観光スポットを回りました。リュウがまだ小さく、オプショナルツアーのような団体行動に参加するのは難かしいと考えたからです。
この旅行記では、私達が実際行った場所や、行ったアクティビティを、子連れの視点からご紹介してますので、同じように個人手配旅行でオーストラリアを楽しもうと計画されている方の参考になれば、こんなに嬉しい事はありません。
オーストラリアは豊かな大自然を気軽に楽しむ事ができる、素晴らしい国だと思います。しかし、それを満喫するには、子供の年齢もある程度上でないと難しいかなと思います。今回、小学校1年生のカイにはぴったりでしたが、リュウにはまだちょっと早かったかという気がします。
これも、兄弟がいる家族にとって子連れ旅行の難しところですね。年齢差のある兄弟を連れて、どのように過ごし楽しんだからいいのか、そのへんのヒントもこの旅行記の中で、見つけていただけたら幸いです。
それではそろそろ出発しましょう、さわやかな風が吹き抜ける大自然の大陸へ。
*この旅行記は2004年に個人手配でオーストラリア旅行した時の記録を、2019年に再編集したものです。料金等はなるべく直近のものを調べ直し記載していますが、一部施設やお店等はなくなっているものもあります。何とぞご了承ください。当時、子供達は長男6才、次男3才です。
子連れオーストラリア旅行の計画と手配
STEP 1 オーストラリアのどこへ行くか決める
以前から行きたかったシドニーは保留にし、子供の楽しみ優先でまずケアンズ、ゴールドコーストに決定。
STEP2 それぞれ何日滞在するか決める
現地に行く4月後半にゴールドコーストで泳げるかがポイント。調べた結果、この時期は泳ぐには少し寒そうなので、ゴールドコーストでの滞在を短くし、その分日程に余裕が生まれたのでシドニーにも行く事に決定。
STEP3 行きと帰りのフライトを予約する
全日空はオーストラリア線がないので、他のスターアライアンスグループで行けないかチェックする。シンガポール航空、タイ航空は乗り換え時間帯が深夜になる上、料金が日本航空と同じかやや高いのででパス。ニュージーランド航空は日本航空よりかなり高いのでパス。結局行き帰り直行便で料金も最も安いJAL悟空に決定。先にケアンズに入ると、到着が午前4時、帰りのシドニー発も早朝なので逆パターンのシドニーin、ケアンズout、のフライトに決定。行きはすんなり予約が取れたが帰りは5月4日~9日まで満席。3日なら席に余裕があるとの事なので日程を1日縮めて3日帰りに決定。
STEP4 それぞれの滞在先での詳細なスケジュールを決める
本や雑誌、ネット等で情報を徹収集し、自分の家族は何が楽しめるか候補を積み上げる。たくさん積み上がった候補からやりたい事を絞り込み、移動の時間や前後のアクティビティと調整をはかりながらスケジュールを具体化していく。ポイントは子供にとってたいくつな時間を最小限にする事、プールやビーチで過ごす時間、何もしない時間を多く取る事。
STEP 5 国内線を予約する
スケジュールに合わせて国内線を予約する。国内線の料金は日本航空の乗り継ぎ料金よりカンタス航空のブーメランパスの方が安かった。
STEP 6 宿泊先を決める
STEP 4と並んでとても重要なプロセス。ポイントは滞在地の詳細な地図をよく見る事。自分が宿泊したいホテルはその町のどこにあるか?隣や周辺には何があるか?どんな雰囲気のエリアなのか?地図を見ただけで、そこからの眺めや人の流れ等を「言い当てる」事が出来るまで情報を集めよう。最初の1泊だけ日本から予約しておいて、2日目以降の宿泊は現地で候補先を何か所か訪れ、実際に部屋や施設を見学して決める事も可能だ(今回は日本出発前にすべて手配を済ませた)。
下記は今回の旅行で宿泊したホテル・コンドミニムと予約・手配をお願いしたエージェント。同じホテルでもエージェントによって料金は異なる。
- シドニー/マエストリタワー アコモネット URL : http://www.accommonet.com.au/
- ゴルドコースト/パラダイスセンター オズワントラベル URL : http://www.oz1travel.com/
- ケアンズ/ノボテルロックフォードパームコーブリゾート タビニ URL : http://www.tabini.com/
STEP 7 為替の両替え
2004年4月以降アメリカが利上げに転じたため、世界景気の減速感が台頭、非鉄金属など国際商品市況の低下から年初来高値を続けていたオーストラリアドルも弱くなると予想、為替の両替えは出発直前まで据え置いた。この予想は的中!有利なレートで両替え出来るため今回はカード決済をなるべく減らし、その分多めに豪ドル/トラベラーズチェックを手当した。シティバンクでは口座残高30万円以上あればチェックの発行手数料が無料。
STEP 8 レンタカーを予約する
一定期間前に日本から予約すると割引になる。
レンタカーについてはこの生地を参照してね↓
STEP 9 ETASの申請、パスポート、国際運転免許証の期限確認
オーストラリア入国にはビザが必要。日本航空なら無料でETAS取得手続きしてくれる。国際線予約時か決済時に電話で告げるだけ。旅行代理店等に手数料を支払ってお願いする必要はない。
STEP 10 予定に合わせて必要なものをそろえる
現地で調達出来そうにないもの、からそろえていく。
旅行の費用
航空券
- 国際線/成田→シドニー、ケアンズ→成田
- 日本航空JAL悟空 大人65000円、子供48800円
- 国内線/シドニーーゴルドコーストーケアンズ
- カンタス航空のブーメランパス 親子4人分 151820円
宿泊
- シドニー:マエストリタワー 2ベッドルーム(コンドミニアム)1泊 287AUD
- ゴールドコースト:パラダイスセンター/バラアパートメント(コンドミニアム)1泊 220AUD
- ケアンズ:ロックフォードパームコーブリゾート 2ベッドルーム (コンドミニアム)1泊 297AUD
レンタカー
- ゴールドコースト アラモ 5日間 256AUD
- ケアンズ スリフティー 6日間 282AUD