成田空港のラウンジを家族4人で利用する裏技

2019年2月6日

成田空港第一ターミナルのシンガポール航空の搭乗手続きカウンター

成田空港第一ターミナルのチェックインカウンター。朝早いのでまだ人が少ない

アッサラーム!マリンスポーツ歴40年、今回は6歳と9歳の2人の子連れで家族4人のモルジブ旅行を楽しんできました。モルジブへ出発する朝。成田空港へマイカーでアプローチするのは楽チンですが、渋滞に巻き込まれないよう、朝早く出発しなければいけないのはちょっと大変です。

モルジブ子連れ旅行のスケジュール

  • 1日目:成田→シンガポール→モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 3日目:モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 4日目:モルジブ・ビヤドゥアイランドリゾート
  • 5日目:モルジブ→
  • 6日目:→シンガポール
  • 7日目:シンガポール→セイシェル

成田空港へマイカーでアクセス

モルジブへ出発する朝が来た。

今回も成田空港へのアクセス手段は「マイカー」だ。我が家のケースでは子連れ海外旅行で一番効率的かつ安く成田へ行ける方法だ。

ただし問題もある。

今回のように成田を午前中に出発するフライトの場合、東京の西側に住む我が家はかなり早朝に家を出なければならないことだ。途中で中央高速の渋滞に巻き込まれたらフライトの出発に間に合わなくなるかもしれない。

そんなわけでレインボーブリッジを渡る頃ようやく、空が白々と明けはじめ、ガラスの高層ビル群を鏡のように水面に映す東京湾を眼下に見下ろしながら東へアクセルを踏み込むのだった。

チェックインカウンターに並ぶ子どもたち

成田空港の駐車場

成田空港周辺にはたくさんの民間駐車場業者があるが、わたしたちが利用するのは今回も「ジョーイパーキング」。

ここの特徴は、

出発時も帰国時も

空港ターミナルで自家用車の受け渡し

をしてくれるということ。

もともとは子供も小さかったし、

ベビーカーやらチャイルドシートやら荷物もたくさあってタイヘンなので、

ここを使うようになったのだが、

もうそんな必要がなくなった現在でも、

このサービス、

あまりに快適で

一度経験するとやめられない。

搭乗手続き

で、成田空港到着は午前7時前。

渋滞に巻き込まれないよう早く出発したのはいいのだけれど、

こりゃまたえらく早く着きすぎちゃった。

いくらなんでもこんな時間からチェックインカウンター開いてないよな~。

通常は出発の2時間前からしかカウンターは開かないので、

あと2時間半も、荷物持って子供たち連れて、

空港内で時間をつぶさなければいけない。

と思いながら一応確認すると、

おやー、ファースト/ビジネスクラスのカウンターは開いてるぞ!

これはいけるかもしれません。

今回利用するシンガポール航空は、スターアライアンスの加盟航空会社。

わたしはそのスターアライアンスのゴールド会員なので、

たとえチケットが格安航空券であっても、

ファースト/ビジネスクラスのカウンターで搭乗手続きができる。

これは本当にラッキー。

ここでちょっとマニアックな話になりますが、

グループカウンターについて説明しておこう。

今回のわたしのように、

代理店を通じて格安航空券を購入した場合や、

パッケージツアーを申し込んだ場合

  • 自宅にチケットを送ってもらい、出発当日自分で搭乗手続きをする、
  • チケット引換券を送ってもらい、グループカウンターで搭乗券と交換する

の2つの方法を選択できる。

2)の場合、引渡し時間が決められており、

その時間にカウンターへ行くと、座席が確定した搭乗券がもらえる。

このメリットは、

a)航空券を忘れる心配がない

b)夏休みなどの混んでいるときでもカウンターに並ぶ必要がない

などがある。

一方、1)は自宅に送られたチケットを忘れずに空港まで持って行き、

自分でカウンターに並んで手続きをするという作業が発生する。

しかしわたしはゴールド会員なので、

自分で手続きしたほうが、カウンターでわがまを聞いてもらえるなどメリットが大きいと判断したでの、1)を選択した。

それで実際教授できたメリットは以下の通り。

  • 通常搭乗手続きカウンターがオープンするより早い時間に搭乗手続きが出来たこと
  • 本来格安チケットではまず取れないスクリーン前4席を、東京~シンガポール、シンガポール~モルジブで確保できたこと
  • すべての荷物に「ファーストクラス」のタグをつけてくれたこと

(荷物は成田で預けたらモルジブまで運んでくれる)

成田空港のラウンジ

全日空の国際線ラウンジ「シグネット」

成田空港第一ターミナル

成田空港第一ターミナルは、国内最大の空港ビルとして、

昨2007年6月2日に生まれ変わって再スタートした。

それによってそれまで第二ターミナルを利用していた

全日空が第一ターミナルへ引っ越して来た。

そしてスターアライアンス系の航空会社もこぞって、

この第一ターミナルに集結した。

それが大きな変更点だ。

第一ターミナル再オープンにあたり、

大きなショッピングゾーンとレストランゾーンが新たに誕生した。

搭乗手続きが終わったわたしたちは、

ちょっと本や雑誌を買ったり、

お店をぶらぶら見てまわりゆっくりすごした。

ラウンジを家族4人で利用する裏技

さてお腹も減ってきたので出国手続きをすませ、

ラウンジへ向おう。

全日空の国際線ラウンジ「シグネット」には、

うどんやそば、巻寿司、いなり、各種焼き立てパン、サンドイッチ、デザート、スナックなどが置いてあり、

無料で食事ができる。

ウイスキーもビールも飲み放題だ。

もちろんソフトドリンクも。

それから無料のインターネットや、

シャワールームなども完備されている。

ゴールド会員といっても、

本来は連れが1人までしか入室できない。

またまたマニアックな話になって恐縮だが、

家族4人で堂々と入室できる方法を教えてしまおう。

JALでも全日空でも、

マイレージの上級会員が設定されている。

有効期間は1年間。

ところがこの1年間の間に、

クレジットカードを作ってメンバーになると、

永久に上級会員のメリットを享受できる。

それが全日空の場合は「スーパーフライヤーズ」と呼ばれる資格。

クレジット機能付きの全日空カードに、

さらにスーパーフライヤーズの特典が加味されたカードを取得すれば、

この会員になれる。

年間手数料が一般のクレジットカードより少し高めになっているのが特徴。

しかしこのカード1枚だけでは、

前述したように2人までしか、

ラウンジに入室するなどの特典を受けれない。

ここで裏技が登場するのだが、

クレジットカード会社に申請して、

これの家族カードを発行してもらうのだ。

仮にママ用の家族カードを1枚発行してもらうと、

私の分と合わせて会員カードが2枚になり、

家族4人全員が特典を享受できるようになるのだ。

ママがもともと持っていたクレジットカードを解約したので、

年会費などの費用は変わらない。

今回の旅行では、

成田で1回、シンガポールで2回、モルジブで1回、

ラウンジを使った。

その時の食事代と年会費を比較しても

申し訳ないほど元をとったことになる。

全日空国際線のラウンジ