グライドゥーコーナー~モルジブ屈指のダイビングポイントに潜る
パスって言ってもサッカーでほれパス!それシュート!
っていうあのパスではありませよー。
南の島でパスって言えば
環礁の切れ目のこと。
一般的に潮の流れが速く、
イルカやマンタなど大物との遭遇率が高い。
アッサラーム!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆今回は6歳と9歳の2人の子連れ、家族4人でモルジブ旅行を楽しんできました。
この項では、モルジブ屈指のスキューバダイビングポイント・グライドゥコーナーでのダイビングの様子を紹介します。
グライドゥーコーナー~モルジブ屈指のダイビングポイント
グライドゥーコーナーは、南マーレ環礁の東側のパスに面した、モルジブ屈指と言われるダイビングポイントだ。
ビヤドゥはハウスリーフが素晴らしいが、こんなすごいポイントへ、ドーニーでたった20分で行けるところもまた素晴らしい。
グループ分け
朝8時半にダイビングセンターに集合。
グループ分けと、潜るポイントについてのブリーフィングがおこなわれる。
わたしのグループは、イタリア人の老夫婦、イタリア人の若い女性2人組、フランス人夫婦、
そして日本人のイケメン男性、
って、えっ誰?
わたしのことですよぉ~
はっはっは。
そして今日こそマリさんのグループに入れてもらえました。
グライドゥコーナーへのボートダイブを申し込むとき、ホワイトボードに自分のコンテナ番号を記入しておいたので、レンタルしている器材などは、スタッフがドーニーに積んでおいてくれる。
就航は午前9時。
ボートダイブは1日2回おこなわれるが、午前中は流れのある難易度のやや高いポイントへ行くことが多いらしい。
ドーニーはゆっくり桟橋を離れ、ビヤドゥ島がみるみる遠ざかる。天気は快晴、海は波も穏やかで、絶好のクルージング日よりだ。
のんびりモルジブの海の景色を眺めながらボートに揺られていたら、ビヤドゥを出発して20分もしないうちに、前方にとてつもなく大きなリーフが見えてみた。
どうやら環礁のパスに到着したようだ。
突然ダイビングスタッフの1人がリーフエッジの方向を指さして何か大声を張り上げる。
その方角に目をやると、
あっ、イルカだ!
20匹くらいの群れだろうか。
クリームソーダを溶かしたような色の海で、さかんにジャンプしてわれわれを歓迎してくれてる。
うははは、すげぇ~!。
まだ潜ってもないのに、もうこんなにたくさんのイルカが見れるなんて。
なんだかボルテージが上がってきましたよ~。
グライドゥコーナーでのダイビングの様子
この時間のグライドゥコーナーは、流れはかなりおとなしめらしい。
それでも弱冠イン方向の流れがある(環礁の外側から内側への流れ)。
今日のダイビングは、パスにせり出している棚に沿って、環礁の外側から内側へ移動するというプラン。
タンクを背負い、マスクを片手で押さえながらドーニーからジャンプして海に飛び込む。
グループ全員が飛び込んだら、潜水開始。
パスの上層部は流れがあるので、一気に水深15メートルポイントまで潜って集合。
それからマリさんのガイドで、棚に沿って移動する。
少しすすんだところで
信じられないような光景を見た。
真っ青に透き通る海にの中に、
常識では考えられないくらいたくさんの
ムレハタタテダイ
が漂っている。
どうしてこんなにたくさんいるの?
屈折しながら海中に届く太陽光線を受けて無数の星がまたたいているよう。
すごい!
その背後でゆらめきながら回転する、ギンガメアジやバラクーダの渦巻きはまるで銀河星雲だ。
通り過ぎるマダラトビエイの船隊は宇宙船。
ここは水の惑星にある
もうひとつの宇宙にちがいない。
たくさんの魚たちや、海流や、光が奏でる眩いラブソングに、いつまでもゆらゆらと体を漂わせていた。
ダイビングログ
- 潜水時間60分
- 透明度30メートル
- 最大水深28メートル
前述した魚の他、ナポレオン、ウミガメ、
ホワイトチップシャーク、グレイリーフシャーク等が見れた。
水深20メートル付近に広がる棚が、パスに大きくせり出したコーナーの景観は、壮大のひとこと。
しかし残念ながら珊瑚はほとんどない。
地球温暖化による海水温の上昇で、このあたりの珊瑚礁も壊滅的なダメージを受けているのだ。
かってこの棚を珊瑚が埋め尽くしていた時は、どんなに感動的な眺めだったのだろう?
このままわたしたちが今のような便利で快適な生活を続けていけば、温暖化はさらにすすみ、知らない間に、地球上からもっとたくさんの尊いラブソングが消えてなくなるだろう。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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