【ヨーロッパレンタカー周遊旅行のテクニック】知らないと大変!日本と違う交通事情とルール10選
🤗チャオー!ヨーロッパドライブ旅行が大好きなイルカパパです
さて、今回はヨーロッパでレンタカードライブ旅行を楽しむ時に知っておくべき日本とヨーロッパの交通事情、ルール、習慣の違いを説明します。しっかり読んでヨーロッパドライブを満喫しようCAR !
知らないと苦労する日本と違う交通事情
メリットや楽しみの多いヨーロッパレンタカー旅行ですが、交通ルールや慣習において日本との違いも多くやっかいな面もあります。
- ガソリンスタンド
- 車の操作方法
- とにかく飛ばす
- 街中の低速区間
- スピードバンプ
- 人に優しい
- レンタカーを借りる手続き
- ランダバウト
- 高速道路通行料の支払い方法
- 右側通行
以下ではその交通事情の相違点、注意点、克服法などを紹介します。
【日本と違う交通事情1】ガソリンスタンド
ガソリンスタンドで日本と異なる点は主に
- トイレが有料のことがある
- ガソリンの名前
- 支払い方法
- 高速道路通行料を払える
の4点です。
トイレ
スタンド内のトイレが有料か無料かは国によって異なります。
有料トイレを利用する場合、小銭しか使えないケースがほとんどです。独自の通貨を使用している国でもユーロが使えますがレートがものすごく悪いので、その国の通貨の小銭を用意しておきましょう。
ガソリンの名前
ヨーロッパではガソリンの名前が日本とは異なります。国によって異なるケースもあります。日本でおなじみの「レギュラー」とか「ハイオク」と言う呼び方はしません。
レンタカーを借りるときその車に給油する「正確な呼び方」を、できれはドライブする予定の国ごとに、確認しておきましょう。
支払い方法
ヨーロッパのガソリンスタンドも大半がセルフです。それは日本と同じ。でもたまに人が給油してくれるところもあります。
異なるのは、セルフでも有人でも支払いは店内のレジでおこなうと言うことです。
そのとき給油機の番号を告げて精算します。日本のように給油機にクレジットカード支払い機がついているのは稀です。ガソリンスタドの店内はコンビニのようにいろいろなものを売っています。カフェがあるスタンドもあります。
高速道路の通行料を払える
ヨーロッパでは国によって高速道路通行料の支払い方法が異なります。
事前支払い方式(定期券方式)を採用している国では、ガソリンスタンドで支配が可能です。
🚘詳しくのこの記事を参照してください↓
【日本と違う交通事情2】車の操作方法
ヨーロッパのレンタカーは車の操作方法がおかしいくらい日本車と違うことがあります。
以下は私が実際に体験したケースです。
バックギアのありえない入れ方の例
- シフトレバーを上から下へ押さえつけながら「R」の位置にシフトする
- シフトレバーの裏側にあるボタンを押しながら「R」の位置にシフトする
- シフトレバー上部の丸いカバーを下にスライドさせながら「R」の位置にシフトする
窓の開閉
フランスで借りた車はドアの側面をいくら探しても窓を開けるボタンがありませんでした。もちろん手動で回して開けるためのハンドルもない。窓を開けることができないので、駐車場から出るときや高速道路の料金所では、
ドアを開けて体を乗り出して料金を支払うはめに。
マニュアル車のためクラッチから足が離れてエンストしてしまうことはしばしば。
((((;゚Д゚)))))))ここにあった!:窓の開閉ボタンは、センターコンソール下部のエアコン調整つまみのやや下あたりにあった。なぜそんなところにーー!?
トランクの開閉ボタン
助手席側のダッシュボードの中の奥のほうにひっそりとあるのを発見したことがありました。なぜそこにーー???
給油口の開閉ボタン
ウィンカーとワイパーのレバーが左右逆さま
まあこれくらいは実害なしということで。あせってるときに限ってウィンカーを出したつもりがワイパーがスカーっと窓を乾拭きするむなしさは、旅行が終われば良い思い出になります。
ライトの消し方がわからない
ヨーロッパの大半の国でライトは昼間でも点灯が義務付けられているので問題ないでしょう。
操作方法・まとめ
上記の方法はおそらくいくら考えてもわかりません。レンタカーを借りるときに確認しましょう。おかしいのはレンタカー会社のスタッフでも知らないことがあると言うこと。
【日本と違う交通事情3】とにかく飛ばす
ヨーロッパでは、田舎の細い道を60kmくらいで走っていると、あっという間に後ろに車が支えます。そしてタイミングをみて抜いていきます。私は自転車にさえ抜き去られました。オーマイガッー!!
高速道路では110kmくらで走っていてもびゅんびゅん抜かれます。みんな一体何キロだしているんだろーと思います。
それから日本と違うのは高速道路や片側2車線以上ある幹線道路では「追い越し車線」と「走行車線」がきっちり守られているということです。のんびりマイペースの車が追い越し車線を走ることはありません。
追い越し車線は文字通り、他の車を追い越すときだけ使用されます。ですから通常の状態では空いています。日本ではこのルール?(マナー)はほとんど守られていないので、ヨーロッパでもうっかりそれをしちゃうドライバーがいるかもしれませんのでご注意ください。
ちなみにゆっくり走っていても後ろの車からあおられるようなことはありません。抜きたければどんどん抜けるのでドライバーにストレスがないのでしょう。
日本でも追い越し車線をゆっくり走ったら罰金、というようにルールを厳格化したら、渋滞もドラーバーのストレスも減るのではないでしょうか。もしかしたらあおり運転も減る?
それから追い越し禁止区間というのも日本ほど多くありません。「え、こんなとこでも?」と思えるような細い道でもチャンスがあればどんどん抜いていきます。
また信号がある交差点もほとんどないので、ドライバーにストレスがたまりにく環境だと思います。
ちなみにヨーロッパ各国の最高速度は、国によって若干異なりますが概ね、高速道路で100kmから140km、一般道で60km〜100km、市街地で30km〜50kmというのが一般的です。
【日本と違う交通事情4】街中の低速区間に注意
ヨーロッパの田園地帯では日本のようにバイパス道路が少ないので、幹線主要道路が町や村の中心を通過するケールが多くあります。そのとき、町や村の入り口から低速度区間が始まります。
それまで90km前後(ドイツなどでは郊外一般道路の速度制限は100kmのことが多い)で走行してきたのに、突然速度制限が始まるので見落としてしまう可能性があります。
低速度区間に入っても、道路の幅が急にせまくなるようなことはまれで、前にも後ろにも車がない、いってみれば高速道路のように快適に走れることが多い。その状態で突然ここから制限速度50km(30kmのところもあります)ですと言われても即座に頭を切り替えて対応できる日本人ドライバーは少ないのではないでしょうか。
もちろん速度は守らなければいけませんが、やっかいなのは、この速度制限が始まる場所でスピード違反取り締まり機が設置されていることが多いということです。
同じく高速の出口にもスピード違反取り締まり機が設置されています。ただしスピード違反の罰金は日本と比べるとかなりお安いようです。そうは言っても気を付けましょう。
🐬ZTL(Zona Traffico Limitato)と言うその地区の住人しか進入できないエリアがある国もあります。イタリア以外では未確認ですが、住宅街の細い路地の入り口に見慣れない標識を見たら「住民以外進入禁止エリア」の可能性を疑いましょう。
【日本と違う交通事情5】スピードバンプがある
街中を幹線道路が通っている場所では「スピードバンプ (減速帯)」が設置されているケースが多く見られます。特に住宅街や学校、教会の前ではほぼ100%あります。
スピードバンプとは、道路の一部に作られた盛り上がり部分で、車の走行速度を落とさせるために設置されるものです。
日本では工事区間などで黄色と黒の縞模様が目立つタイプを見かけますが、ヨーロッパの街中に設置されているスピードバンプは、色分けがしていないものも多くあります。ですから気づかないで走行してしまうことがあります。
スピードバンプに気づかずスピードを出したまま走行すると普通乗用車だと車が跳ね上がってしまうほどの衝撃があります。40km以下くらいに低減して通過しないとけっこうな衝撃を受けるので注意しましょう。
【日本と違う交通事情6】人には優しい
ヨーロッパのドライバーは果敢に抜き去ったり、追い越し中の車をさらに追い越すなど車に対しては厳しく接する傾向が強くあります。
一方で歩行者にはとても優しい。歩行者が歩道を歩いているのを見るだけで測度を落としたりします。道路を横断するそぶりを少しでも見せたら停車します。
左折するとき横断歩道を渡ろうとしている人がいてもその進行を妨げるように無理やり左折(あるいは右折)する車が多い日本からは考えられない光景です。
日本では歩行者よりハンドルを握っているドライバーのほうが「偉い」という錯覚が浸透しているようです。
人に優しい運転のために、道路が町に入ると元気よく走行している車が急に停止したり測度を落としたりするケースがありますが、追突しないように注意しましょう。
【日本と違う交通事情7】レンタカーを借りる手続きに時間がかかる
ヨーロッパではレンタカーの予約をして指定の時間に行ったのに手続きに時間がかかるケースが多いです。以下私の「とほほほ」ケースを紹介します。
イギリスでは
ロンドン中心部にある日本から予約したレンタカー会社のオフィスへ行きました。私の前にいた中年夫婦がカウンターのスタッフと相談をしていて(予約はしていない様子)、私の順番になるまで30分以上かかりました。
スペインでは
予約していたコスタデルソルのレンタカー会社のオフィスへ行ったらまさかの「本日休業」状態。
日本の代理店を通じて電話をしてもらい待つこと1時間半。遅刻して現れたスタッフは全く悪びれる様子もなく「あはは、スペインは初めてかい?うはは、レンタカー楽しいよ!」と陽気なトークを連発しながら手続きをしました。
ハンガリーでは
アプリに示された地図がてんで間違い!
行った場所は中古車販売店だった。英語を話せる人がいなくて事情を聞くのに大変骨を折る。やっとの思いで地下鉄を乗り継いで正しいオフィスに行ったら、スッタフの若いお兄ちゃんが「よくいるんだよねー、お客さんみたいな人」と笑いながら言う。
よくいるんなら早く地図を修正しよーよ!
南フランスでは
マルセイユ・プロヴァンス空港は夏のバカンス客ラッシュ。
空港にあるレンタカー会社オフィスには飛行機が到着するたびにレンタカーを借りる観光客がわんさか押し寄せて大混乱。オフィスの中に入れてさえもらえず、炎天下の日差しが照りつける屋外で順番まで40分近く待たされた。
イタリアでは実は痛い目にあっていない
ヴェネチア空港、フィレンツェ駅、ナポリ空港、パレルモ(シチリア島)港などでそれぞれレンタカーを借りたが待ち時間はほとんどなく手続きはスムーズだった。
返却がスムーズな国は
イギリス、イタリア、フランス、では返却手続きが数十秒で終わります。
【日本と違う交通事情8】ランダバウト
ランダバウトとは信号のないサークル式交差点です(信号があるケースも稀にあります)。日本ではほとんどお目にかかりません。
ランダバウトへの入り方、内部での走行、出る方法、にそれぞれルールとコツがあります。
詳しくは「ヨーロッパのランダバウト攻略法」を参照してください。
【日本と違う交通事情9】高速道路の料金支払い方法
ヨーロッパでは国によって高速道路通行料金の支払い方法が異なります。
日本と同じように高速に乗る手前に料金所がある国(フランスやイタリアなど)もありますが、高速を利用する前にガソリンスタンドなどで支払っておかないと高額な罰金を科せられる国もあります。
国ごとに異なる高速道路通行料金の支払い方法や注意点はこの記事を参照してください🐬
【日本と違う交通事情10】右側通行
日本では車は道路の左側を通行します。ところがヨーロッパではイギリス以外、道路の右側を通行します。ほんでもって「左ハンドル車」がもれなくついてくる。
つまりヨーロッパ大陸の国では「左ハンドル車で右側通行」という日本とは真逆のハンディを背負って運転しなければならない。それプラス、ウィンカーとワイパーのレバーも逆。ぎゃぁ〜〜。
さらにヨーロッパではオートマ車が少ない。「安くてラッキー」とマニュアル車をレンタルしちゃうと、シフトチェンジの度に、左手でハンドル操作しながら右手でシフトレバーを動かすという、ドライブ人生未体験ゾーンのしびれる試練に耐えなければならない。それも右側通行しながら。
とこう書くとびびってしまう方もいらっしゃるだろうけど、実は上記のことはすぐ慣れる、慣れてしまえばなんでもありません(むしろ慣れてしまって日本に帰って車を運転するとき逆にとまどうくらい)。
まとめ
ヨーロッパをレンタカーで周遊旅行するために、知っておいた方がいい日本とはことある交通事情、ルール10選を背紹介しました。
右側通行とかランダバウトはとにかく運転して慣れるしかありません。一方ガソリンの入れ方や車の細かな操作方法はいくら考えてもわからないので、レンタカーを借りるときにしっかり確認するようにしてください。
この記事があなたのヨーロッパ旅行の参考になったならとても嬉しいです。
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それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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