【ヨーロッパレンタカー旅行記】ハンガリー(ブダペスト)から国境をこえてスロバキアへ行く方法
🤗ども、ヨーナポト!
ブダペストひとり旅中のイルカパパです。今回はブダペスト市内でレンタカー借りてハンガリー・スロバキアの国境をレンタカーで越える方法を紹介します。
こんなマイナーな記事どれだけニーズがあるかわかりませんが、ドナウ川の、いや、どなたかのお役に立てれば幸いです。
ハンガリー〜スロバキア国境超えドライブの概要
ハンガリー〜スロバキ国境超えドライブのポイント
- ブダペスト市内から国境までの所要時間:およそ1時間15分
- 越境時に必要な書類:なし
- 越境時に支払うお金:なし
- 越境のスタイル:スルー
- 事前に必要なもの:ハンガリーの高速道路利用料金事前支払い証明書
- あったら便利なもの:グーグルマップ
国境超えドライブルートマップ
では一つづ説明していきます。
1.ブダペスト市内から国境までの所要時間
およそ1時間15分です。
私はブダペスト市内のでデアークフェレンツ駅から地下鉄で5駅のところにあるレンタカー会社で車を借りました。ブダペスト市街地中心の北側でドナウ川に沿った場所です。
私がブダペストでレンタカーを借りたSchillerの基本情報
- 住所:Budapest, Dráva u. 17, 1133 ハンガリー
- 電話:+3614502525
- 公式サイト:http://schiller.hu/hasznaltauto/
オフィスの地図
私のレンタカーの予約内容
- 借りる場所:ブダペスト市内
- 貸し出し日時:7/12 9:00
- 返却場所:ブダペスト空港
- 返却日時:7/18 16:00
- 料金:155591円
ブダペスト市内から国境までのドライブ
レンタカーオフィスから市街地を北上し高速2号線に乗って、あとは道なりに走りました。ブダペスト市内から国境の村スロバキア南部のサヒまでおよそ1時間15分でした。
レンタカー会社のオフィスを出発して高速道路に乗るまでは少し緊張するかもしれませんが、市街地の幹線道路は道幅が広く運転しやすいし、高速の案内表示もあるので問題ないと思います。また信号でちょくちょく止まるのでそのときルートを再確認できます。
高速道路に乗ったあとM0号線からM2号線に乗り換える分岐点が最大の難所です。ここも表示に従って進むか、グーフルマップの指示通り進行すれば問題ありません。もし間違えてしまった場合、次のインターで降りてやり直しましょう。市街地ではすぐ次のインターがあります。
高速M2号線に乗ったらあとは道なりに北上するだけです。途中から一般道になりますがどこまでが高速でどこからが一般道なのかはわかりづらいです。
また一般道を走るときは町の中心部を通過する手前で速度制限の標識があります。この区間ではスピード違反の取り締まりをしていることが多いので注意して下さい。
2.越境時に必要な書類:なし
国境には高速道路のトールゲートのような建物があります。
写真でわかるように誰もいません。国境を通過するときに提出する書類などはありませんし、パスポートコントロールもありません。
3.越境時にし払うお金:なし
ありません。
ただしこれからスロバキアに入るので、スロバキアで高速道路を利用する人は高速道路利用料金事前支払い証明が必要です。私は国境をこえて最初にあったガソリンスタンドで購入しました。
4.越境時のスタイル:スルー
国境には高速道路のトールゲートみたいな昔の国境検問所跡が残っていますが、そのまま素通りして問題ありません。ただしコロナ禍のような緊急事態宣言下では閉鎖されることがあります。
建物の中に売店とレストラン・カフェがあります。
5.事前に必要なもの:ハンガリーの高速道路利用料金事前支払い証明書
これは国境を越えるときに必要なものではなくそこに至るハンガリーの高速道路を通行するために必要です。ハンガリーやスロバキアでは高速道路の料金は事前に支払います。料金を支払うとその場で車両が登録されます。
高速道路には「車両ナンバー認識装置」が設置してあり、高速道路料金データ処理センターで常に監視しています。もし料金未納車を発見したら即座に警察に通報され、高額な罰金を徴収されます。
私はブダペストのレンタカーオフィスで車を借りる手続きをするときに登録してもらいました。
料金は8日間で12ユーロでした。この8日間はどれだけ高速道路に乗っても追加料金はかかりません。定期券みたいなものです。
スロバキアの高速道路通行料金の支払い方法
スロバキアもハンガリーと同様の方式を採用しています。(定期パス方式)
スロバキア分の支払いは国境をこえて最初にあったガソリンスタンドでお願いし車両を登録してもらいました。
スロバキアでの料金は10日間走り放題で10ユーロでした(これが最低日数)。
「高速道路の通行料を払いたい」とカウンターで告げればで通じます。支払いはクレジットカードで大丈夫です。
ヨーロッパの高速道路通行料の支払い方法はこの記事を参照してね🐬
♨️この時はスロバキア北部の山岳地帯リプトフスキーミクラーシュ近郊にあるタトラランディア温泉へ行きました。
6.あったら便利なもの:グーグルマップ
私は海外でレンタカーを借りるときにカーナビはレンタルしません。
理由は料金が高いからです。
しかも車を運転しなてない時も料金が加算される、日数が多いと負担も大きい、ことも借りるのを敬遠する理由です。
何よりグーグルマップで十分カーナビ代わりになります。
グーグルマップはオンラインの状態の時に目的地を登録しておけばオフラインでも利用できます。
ホテルズドットコムでホテルを予約し一度その場所をオンラインの環境下で開いておいても大丈夫です。
ヨーロッパの高速道路はインターチェンジでの乗り降りや車線変更が大変難しいのですが、グーグルマップがあればどの車線を走ったらいいかまでわかるので便利です。
国境を越えるために必要なレンタカーの手続き
レンタカーで国境を越えるためには
- シェンゲン協定非加盟国間の移動:通行許可証
- レンタカー会社の規定:国外運転追加料金(日割り計算)
が必要になります。レンタカーを借りるときに申請して手続きを済ませて下さい。
通行許可証
私はハンガリー・ブダペストのレンタカー会社で車を借りました。
うっかり「ここからスロバキアの国境までどれくらい時間がかかる?」って聞いちゃったから「ハンガリー国外に出るなら追加料金がかかる」と言われてしまい払うハメになりました。
国外運転追加料金は1日7ユーロ。
私はハンガリーで8日間レンタカーを借りましたが、ほとんどの期間スロバキアとポーランドにいたので結構な追加料金がかかってしまいました。
これに関しては大きな声では言えませんが、正直に申告することはないかなと思います(🐬自己責任でお願いします)。
借りるときは行かないつもりだった、あるいは行っても1日程度のつもりだったけど、気分が変わって5日間国外をドライブしたなんてこともありますから。
スロバキアやポーランドで、レンタカー通行許可証みたいなものの提示を求められたことはありません。返却時にどれくらい国外にいたか、と確認されることもありませんでした。
少なくともハンガリースロバキアーポーランドの移動(シェンゲン協定加盟国間の移動)にはレンタカー通行許可証は必要ないと思います(🐬自己責任でお願いします)。
一方シェンゲン協定非加盟国間の移動をする場合は国境の検問所で通行許可証の提示を求められるケースがあります。
レンタカーを安く借りるコツ
次にヨーロッパでレンタカーを安く借りるコツを紹介します。
- 空港や駅では借りない
- 国外での乗り捨ては割高
- 保険は免責額をあげる
- 小さな車で十分
- レンタカー予約サイトをこまめにチェックする
- ナビは必要か?
では一つづつ説明します。
1.空港や駅では借りない
レンタカーは空港や駅など交通の便のいいところで借りると高くなります、あひゃー。同じ車種、日数、条件でも辺鄙な場所にあるレンタカー会社のオフィスで借りるとぐんと安くなります。
辺鄙な場所へ移動するコスト、時間を、空港などで借りる場合と比較して経済合理性が高ければそのような旅行プランを計画しましょう。
返却時は空港など便利な場所で返しても料金は高くなりません。
2.国外の乗り捨ては割高
私が最初に計画したプランはブダペスト市街地でレンタカーを借りてスロバキア、チェコ、ポーランドを周遊しベルリンで返却すると言う内容でした。
ところがベルリンで乗り捨てると追加料金が約7万円近くかかることが判明。LCCを上手に利用すればヨーロッパの都市間移動は1000円代でも可能になので、この出費はちょっと受け入れられません。
そのため国外乗り捨てプランは諦めて、ハンガリー国内で返却するプランに変更しました。ブダペスト市内で借りてブダペスト空港で返却しましたが、このケースでの乗り捨て追加料金はゼロでした、うはは。
この記事を参照しよう🐬
3.保険は免責額をあげる
免責金額というのは例えば事故を起こして車の修理に100万円必要になったとき、最低いくら自己負担で支払うかという金額です。
免責が3万円なら保険金で100万円カバーされるけど3万円は自分で支払います。免責がゼロなら保険金の範囲で自己負担はゼロですが、その分保険料も高くなります。逆に免責額を大きくするとそれだけ保険料の負担は小さくなります。
保険料はレンタカーを借りる日数分で計算されるので1日の差額が仮に1000円だとしても長い期間借りると大きな負担になります。負担とリスクのバランスを考えて免責額を決めるようにしましょう。
🐬「免責」は英語で「 exemption from responsibility」「免責金額」は 「deductible」です。例文:You are covered $300 deductible(免責金額200ドルの保険でカバーされます)
4.小さな車で十分
ヨーロッパをレンタカーで周遊旅行する場合、日数や移動距離の長さから車の居住性、運転性能の高い車を選択したくなります。
しかし昔と比べて小型自動車の性能が格段に向上しているので、3人くらいまでの人数なら、一番小さなカテゴリーのレンタカーでも全く問題ないと思います。
もちろんお金に余裕があればグレードの高い車にしても構いませんが。
🐬参考までに、私は日本ではメルセデス・ベンツのSL550に乗っていますが、ヨーロッパでレンタカー周遊旅行をする時は軽自動車みたいな一番下のカテゴリーの車にしています。それもで「レンタカーで快適に旅行をする」と言う趣旨においては全く不自由は感じませんし、むしろコンパクトで運転しやすいとさえ思います。燃費も素晴らしくいいです。
5.レンタカー予約サイトをこまめにチェックする
レンタカーの予約サイトはたくさんあります。少々めんどくさいですが、特定のサイトに決めずに、複数のサイトをこまめにチェックするようにしましょう。
レンタカーの料金は同じ日数、同じ条件でも検索するタイミングで大きく変わります。直前まではキャンセル料がかからないケースが多いので、一度予約しても頻繁にサイトをチェックし、もし少しでも安いものを見つけたら乗り換えるようにしましょう。
6.ナビは必要か?
ナビを借りると1日当たり10ユーロ程度加算されます。しかしナビを使用していない時間も考えると1日単位で追加料金を払うのは大損だと思います。
グーグルマップはオフラインでも利用できるので私はいつもグーグルマップをナビ代わりに利用しています。
レンタカーを借りる手続きに必要なもの
- 国際運転免許証
- 日本の自動車運転免許証
- 予約確認書
- 予約した時に使用したクレジットカード
🚘国際運転免許証は各都道府県の自動車免許センターで有料で発行してもらえます。有効期限は発行から1年です
レンタカーを借りる手続きはここでは省略します。必要があれば下の記事を参考にして下さい。
レンタカーの借り方、返し方の記事🐬
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それではまたお会いしましょう、ボンボヤージュ!
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