ええっ!◯浴??ドイツ屈指の高級保養地ヴィースバーデンの温泉【カイザーフリードリッヒテルメ入浴体験】

2019年9月7日

カイザーフリードリヒテルメの外観
カイザーフリードリヒテルメの開業は1913年、重厚なファサードと外観

日帰り温泉カイザーフリードリッヒテルメ入浴体験

♨️カイザーフリードリッヒテルメは、豪華な内装と天然温泉が自慢の100年以上の歴史を誇るヴィースバーデンを代表する観光スポットだよん。

日帰り入浴可能というので、朝ランニングでかいた汗を流しにさくっと行ってみた。

ところが!

カイザーフリードリヒテルメの入り口
カイザーフリードリヒテルメの入り口

なんかこの温泉は混浴らしい。

でも、あれでしょ、ヨーロッパの温泉によくあるやつ、そー水着着て入るプールみたいな温泉。

ってエエ〜〜違うの???

どうやらここは、全館水着は禁止で、日本の温泉と同じように入浴するところらしい。

入り口の案内板
入り口はちょっとわかりづらいけどこの写真が目印

少しためらったが、こっちはもう朝ランでかいた汗を温泉でさっぱり流すモードに入っちゃてる。お腹ペコペコで目の前に肉増しアツアツのスタ丼を出されて「へっへっへ、さー食うぞ!」という瞬間のようなもんだ(どんなだー!)

それにいくらヴィースバーデンで人気の観光スポットって言ったって、こんな平日の朝一番で温泉に入る人なんていないだろーし、いたとしてもどーせ

じいさん、ばあさんだけだろう

それに「温泉に水着で入る」ヨーロッパ式入浴法にささやかな違和感を感じてもいたし、もともと日本では温泉は裸で入るもんだし、別にどーってことないやさ!

と決め付けて、受付をすますのだった。

カイザーフリードリヒテルメのエントランスホール
ゴージャスなエントランス。歴史を感じさせる

エントランスから入って受け付けへ続く通路。ゴージャスだわー。ふー。

休憩スペース

受け付け前の休憩スペース。お風呂上がりに気持ちよさそうだね。

入浴料

温泉の入場ゲート

上は温泉の入場ゲート。受け付けで電子リストバンドをもらい、それをゲートのセンサー(黒いところだよ)にかざすと、ランプが赤から緑に変わって入場できる。

入場料は1時間当たり5ユーロ(2020年5月現在)。帰る時に精算します。この電子リストバンドでは、館内での飲食や(ビールカウンターがある!うほぉ〜〜)買い物、エステ、マッサージなどの施術でも使える。ピッと機械にかざすだけ。キャッシュレスで便利だぜ。でも気前よくホイホイ使いすぎないようにしよう。

それから入浴料は9月1日から4月1日までは1時間当たり6.5ユーロと少し高くなるぞ。

受付のソファー

バスタオルのレンタルは小が3.1ユーロ、大が4.1ユーロ、って大と小ってどれほど違うんだろー、小のバスタオルってなんかやだけど、大のバスタオルってそんなにデカイのかな?うははは、

バスローブのレンタルは8.2ユーロ。ゴージャス気分。

私はホテルのバスタオルをバッグに入れて持ってきたのでこの部分は節約。ナイスプレー、オレ。

営業時間は季節や曜日によって異なるけどだいたい10:00〜22:00。それから毎週火曜日は女性専用デーだ。

*料金や営業時間は変更になることがあるので、行く前に自分で調べてね。

*毎月第1金曜日には90分の館内ガイドツアーを開催しているよ。料金は1人2.5ユーロ。

*カイザーフリードリヒテルメは旧市街の中心ラングガッセ通りにほぼ面した場所にあります。中心部のホテルからは歩いてすぐ。ヴィースバーデン駅からは徒歩でおよそ30分、バスなら7〜8分程度

更衣室

更衣室のロッカー
更衣室のロッカー。空いているロッカーを無料で使える

電子リストバンドをかざしてゲートをオープン。まず進むべきは更衣室。

ところが

更衣室はゲートを入ってすぐ見つけたんだけど、男性用か女性用かよくわからない。表示もないし。というか更衣室に出入りするドアもないぞ。通路の先にいきなりロッカーがずらーっと並んでいる。ん?

探しても他にそれらしいものもないし考えてたってわからないので受け付けに戻って「男性用の更衣室はどこなのー?」って聞いてみた。

すると

「あはは、男性も女性もないわよ、更衣室はいっしょ。」

と笑って答える。

つまり、お風呂が混浴なので、更衣室を別々にする合理的な理由がないらしい。

あはは、なんだそうかー、そうですよね、いやそうなんだけど、、、、そうなんですかー!

まあ、郷に入りては郷に従えって言うし、ないもんはしょーがないよね。

それから中に入ってさらに驚いたのは、シャワーも男女の区別がないということ。シャワー室みたいな感じじゃなくて、完全にオープン。男女が並んで裸でシャワーを浴びたり、シャンプーで髪を洗ったりするわけさ、うう、おい一体どーなってんだ!(シャンプー・リンスは置いていません。持ち込みは自由みたい)

お風呂の紹介

とはいうものの、私の読み通り、こんな平日の朝一番から温泉に入ろうってな酔狂な人はさすがにいなくて、しばらくは私がただ1人の入館者でした。

豪華なお風呂を1人締め!うははは、こりゃーええわ!ばばんばばんばんばん♫

カイザー・フリードリヒ・テルメのお風呂は、25℃程度の小さな水風呂、大きな水風呂、37℃程度のぬるめのお風呂、42℃程度の熱めのお風呂の4つ。

カイザーフリードリヒテルメのシャワーと大きな浴槽
ウィースバーデン公式サイトより引用:https://www.wiesbaden.de/ja/index.php

「大きな水風呂」っていうのが、上の写真の真ん中に写ってる豪華なお風呂だね。それからぬるめのお風呂と熱めのお風呂にはジャグジーと打たせ湯があって、これは最高に気持ちよかった。そこは天窓からお日様の光が燦々と降り注ぎ、お湯のぶくぶくジャージャー流れる音がブリリアントな内装の館内に響き渡って、心の底からまったりとリラックスできちゃう。

どれくらいリラックスできるかというとシータとパズーが「バルス」と言った途端全てが崩壊するような開放感、って意味がわかりません!でも、こりゃーいいや!宿題やったか?

お風呂のわまりにはサウナも数種類あるぞ、それにシャワーや、リッラクスして横になれるチェアーやベッドもたくさんある。

サウナエリア
カイザーフリードリッヒテルメのサウナ:ウィースバーデン公式サイトより引用

一応、伝統式ローマ入浴法として

  1. シャワー→
  2. ぬるめサウナ→
  3. 熱いサウナ→
  4. シャワー→
  5. マッサージ→
  6. シャワー→
  7. スチームサウナ→
  8. 熱いスチームサウナ→
  9. 熱いお風呂→
  10. ぬるいお風呂→
  11. 休む→
  12. シャワー→
  13. 水風呂→
  14. 乾かす→
  15. クリームを塗る→
  16. 休む

という順番(冷温交互浴)が心身を最高に癒す入浴法として推奨されています。ちょっとめんどくさいね。必ずしも従う必要はなく自由に入れます。

あと、飲泉所もいたるところにあるでござんす。それから地階は、リラックススペースとエステ・マッサージエリアになっていて、別料金でいろいろなコースを堪能できる。

ビールバーでは、ドイツの美味しい生ビール各種のほか、健康スムージーやフレッシュフルーツジュースなどドリンク、軽食がいただけるぞ、うはは、やっぱドイツはビールがうまい!

ところで最初私1人だった入浴者は、そのうちじいさんが1人、また1人と増えてきて、そのうちばあさんも何人か入ってきました。川に洗濯に行くんかいな、桃見つけるで。さらに中年のご夫婦が何組か、お昼頃になると若いカップルや女性グループもちらほらと入浴してきました。

私は飛行機の時間があるのでいそいそと服を着て退散するのでした。

カイザーフリードリッヒテルメの地図

ヴィーズバーデンその他の温泉

アウカムタールテルメ

アウカムタールテルメ
アウカムタールテルメの内風呂と屋外風呂:ウィースバーデン公式サイトより引用

ヴィースバーデン郊外にある日帰り温泉スパ。

温泉プールエリアは4400平方メートルあり、屋内温泉プールには、打たせ湯、マッサージ噴射ノズル、寝湯、マッサージ台、ライト付きのジャグジーがある。毎日水中エアロビクスのプログラムが提供されているぞ。

一方露天プールにもジャグジー付きの寝湯があり、屋内プールと水路で繋がっている。おおーー。

アウカムタールテルメの露天風呂
眺めのいい露天風呂:ウィースバーデン公式サイトより引用

さらに運動プール(スイミングプール)やサウナ、おしゃれなレストランもあって、1日中でも楽しめる。

混浴温泉エリア(サウナエリア)は17歳以上から入浴可能だけど毎月第1土曜日はファミリーデーになっていて4歳以上から入浴可能。

ネロベルク山頂のオペルプール

ネロベルク山のオペルプール
ネロベルク山のオペルプール:ウィースバーデン公式サイトより引用

森とぶどう畑に囲まれたネロベルク山頂にある、展望露天温泉やサウナのある日帰り入浴施設。眺めのいいレストランもありますぜ。可愛いケーブルかーで行けるよ。

Kleinfeldchen Swimming Complex

ヴィースバーデンのウォーターパーク
Kleinfeldchen Swimming Complexのプール:ウィースバーデン公式サイトより引用

ウォータースライダーや屋内、屋外プールのあるウォーターパーク。混浴を含むすべてのエリアで年齢制限なし。ヴィースバーデン中心部から徒歩で30分弱。

次に読むのにおすすめの記事👍

ヴィースバーデンの飲水泉

  • コッホブルンネン(66℃、347リットル/分)
  • ベッケブルンネン(49℃、65リットル/分)
  • ファウルブルンネン(14 – 17℃、27リットル/分)

ヴィースバーデンは高濃度のミネラルを含んだ多くの温泉で、リウマチ性疾患や呼吸器系臓器の疾患などの温泉治療に利用されています。

それではまた世界のどこかでお会いしましょう。

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