セイシェル子連れ旅行記(6才、9才)〜フライト&空港編・マヘ島ビクトリア国際空港
ボナプレミジ!マリンスポーツ歴40年のイルカパパです☆今回は「インド洋の真珠」「地上最後の楽園」と讃えられるセイシェル共和国に2人の子供(小3、年長)を連れ家族4人で旅行をしてきました。
シンガポール・チャンギ国際空港からおよそ6時間10分のフライトでマヘ島にあるセイシェル・ビクトリア国際空港に到着しました。到着時の現地時間は午前3時。そりゃー子供も眠いはずだ。
セイシェル・ビクトリア国際空港に到着
セイシェル子連れ旅行のスケジュール
- 1日目 モルジブからシンガポールで乗り換えてセイシェルヘ ヴァレドメ自然保護区 プララン島
- 2日目 3島クルーズツアーに参加 プララン島
- 3日目 ラディーグ島へ移動 サンセットクルーズ ラディーグ島
- 4日目 午前中ココ島クルーズ 午後ホテルのプール&ビーチ ラディーグ島
- 5日目 アンスココトレッキングツアー 島の北海岸へサイクリング ラディーグ島
- 6日目 午前中ホテルのプール&ビーチ 午後移動
- 7日目 シンガポールで乗り継いで帰国
セイシェルで一番大きな島、マヘ島にあるセイシェル国際空港は、世界で一番小さな首都、ビクトリアの南約10kmのところにある。
白い機体のセイシェル航空63便は、シンガポールから6時間10分のフライトで、まだ夜明け前のセイシェル・ビクトリア国際空港に到着した。われわれの座席は後ろから3番目だったので、飛行機から降りるまで時間がかかるだろうとのんびりかまえていたのだが、後ろのドア、われわれのすぐ目の前にある、も開いたので腰が抜けるほどあわてる。
また眠りそうになっているこどもたちをせかしながら、ドアの外に出ると外は真っ暗だ。それもそのはず、こっちの時間だとまだ午前3時すぎ、うしみずどきに毛が生えた程度の時間帯なのだ。ってなじゃそりゃ~!
夜の海風に頬を吹かれながら、タラップの階段を一段一段降りてゆく。飛行機から人間がぞろぞろ出てきて、ターミナルビルへと続く列を上空から俯瞰したら、きっとアリの行列のように見えるだろう。
あわせて読もう(長時間の子連れフライトを乗り切るノウハウ)
*2020年1月現在、セイシェルーシンガポール間のフライトは運休中です。
入国審査とバゲージクレーム
ターミナルビルに入るとまず入国審査場がある。セイシェルは観光目的の入国ならビザは不要だ。
質問されることもなくニコニコ立ってたらすぐ終わった。
その次にバゲージクレーム。ターンテーブルには、段ボールに包まれた荷物が延々と流れてきている。こんないいかげんな包装でもちゃんと荷物は運ばれるんだから、高いスーツケースを買うのはもったいな気がする。
我が家はカウアイ島のウォールマートで、2個30ドルで売っていた布製のキャリーバッグを使っているが、それさえこの段ボールと比べたら高級品に見えてくきた。
最後の1つがなかなか流れてこなかったのでどきどきしたが、どうにか預けていた荷物も無事全部到着。それをカートに積んで、無申告のラインからドアーの外に出た。
すると、おお~、こんなヘンピな時間にもかかわらず、コンコースにはたくさんの人が待っている。きっと久々に故郷へ帰ってくる大切な人との再開を楽しみにしているんだね。
みんな期待と不安が入り混じった表情で、今か今かとドアから出て来る人の顔をチェックしていた。
クレオール社
ドアーを出てすぐ右手に、われわれのセイシェルでのエージェント、クレオール社のカウンターがあった。バンガロー風に飾られたカウンターには1人の女性が座っている。こんな時間に申し訳ないと思いながらも、われわれの名前を告げると「お待ちしてました」とにっこり笑った。
「わたしはナンシーと申します、ようこそセイシェルへ」
ビクトリア空港国内線ターミナル
シンガポールからの飛行機でやって来た、あんなにたくさんいた人たちは、わたしたち家族以外、上映が終わった入れ替え制の映画館のようにさーっと誰もいなくなった。このままマヘ島の別の場所へ移動するのだろう。
空港の前に止まっていた自家用車や、送迎バス、タクシーがあわただしく発進すると、空港はもぬけの殻のようにがら~んと人けがなくなり、薄暗い廊下にぽつんぽつんと灯る明かりが、わたしたちを監視しているみたいな気がした。
われわれはここから国内線の飛行機に乗りかえてプララン島へ飛ぶことになっている。
あと30分くらいしたら国内線のカウンターがオープンすると思うので、それまでカフェで休んでいて、とナンシーに案内され、国際線ターミナルの建物の北側にあるあるカフェへむかった。
国内線ターミナルのカフェテリア
空港のコンコースの壁側には、ズラッとセイシェル航空のカウンターが並んでいる。
この時間はまだ開いていないが、郵便局や銀行、みやげものショップ、レンタカーのカウンターなどもある。
そして出国ゲートの手前にカフェテリアがあった。
カフェテリアは、そこだけこうこうと灯りがともっていて、お客がいないため余計にがら~んとして見えた。
国内線の搭乗手続き
ちょっと小腹が減ったのでクロワッサンサンドを買って食べていたら、しばらくしてナンシーがやってきて、国内線のカウンターがオープンしたのでそっちへ移動しようと言う。
カートを押しながらカフェの裏手にある通路を通り、国内線ターミナルへむかう。国内線ターミナルって言っても、なんだか
銭湯の番台
みたいな感じで調子が狂う。
「あ、牛乳下さい」ってちがうかーー。
乗客はわれわれ以外6名。それしかいないの~、と心細くなったり、こんな朝早い時間でも飛行機に乗る人がいるんだ~と感心しながら、ナンシーが搭乗手続きをするのを見ていた。
セイシェル空港国内線ターミナルからプララン島へテイクオフ
「それでは楽しいご滞在になりますように!むこうではエレンが待ってるので何でも相談してくださいね。」
「ありがとう!」
ゲートの手前で立ち止まって手を振るナンシーに別れを告げ、国内線搭乗待合室に入った。待合室といっても、およそ空港のものとは思えないほどこじんまりしていて、まるでローカル鉄道の駅のよう。
「あの飛行機に乗るの?」
窓の外の滑走路のほうを指差してカイが尋ねる。
外はまだ暗いままだが夜の暗さとは違ってきている。深海から浮上する途中の海の中のように、青く透明な光がすこしずつ明るさを増していく。夜明けはもうすぐだ。
搭乗
やがて搭乗案内がはじまり待合室の外に出る扉が開いた。車のナンバープレートのように大きくて堅い搭乗券を渡し、滑走路に出ると、われわれをこれからプララン島まで運んでくれる小さなプロペラ機が、ターミナルビル前のエプロンに待機していた。機体の後ろ半分に描かれた色鮮やかな花々。いかにも南の島の楽園へのフライトにふさわしデザインだ。
飛行機はツインオッター 、20人乗り。セイシェル国際空港があるこのマヘ島と、プララン島の間を15分で結んでいる。こんなに小さな飛行機なのにプララン島との間を1日に20往復しているという。フル回転だね。
離陸
機内に入ると頭を天井にぶつけそうなくらい低い。
何より驚いたのは客室から操縦席が丸見えなこと。
キャビンアテンダントは搭乗しておらず、パイロットが
「シートベルトをおしめ下さい」「まもなく着陸します」
といちいち後ろを振り返って説明する。
それいいから操縦に専念しようーよ、とツッコミたくなる。いや、ツッコむな、そこで。
離陸してまもなく、窓の外に目をやると、夜明けのインド洋に茜色の雲が広がり、その輪郭が神々しく輝いて見えた。やがてプララン島の珊瑚礁の大きなリーフと黒い島影が見えたと思ったら、飛行機はぐんぐん高度を落としていった。
セイシェル・ビクトリア国際空港の公式サイト:https://victoria-seychelles.airport-authority.com
まとめ
シンガポールーセイシェル間のフライトは2020年1月現在運休中です。
現在はクアラルンプール(マレーシア)やドバイ(アラブ首長国連邦)、アジスアベバ(エチオピア)などを経由して行くルートが一般です。
ただしいずれのルートも深夜のフライトや深夜の乗り継ぎがあり、子連れにはハードルが高いです、うひゃー。搭乗から乗り継ぎ、到着までのタイムスケジュールを把握し対応しましょう。
下記リンクの子供の機内対策を参考にしてください。
この記事があなたの子連れセイシェル旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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