【オーストリア航空・成田〜ウィーン線】子連れ搭乗体験記
ども、ヤーサス、グーテンターク、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。小2、小5の息子2連れてギリシャ家族旅行を楽しんできました〜。ギリシャの首都アテネへは成田からオーストリア航空に乗ってウィーン経由で行きます。オーストリア航空のサービスや乗り心地はどうだったか、子連れ搭乗体験記で紹介しちゃうよ〜〜ん、見てね。
オーストリア航空について
今回我が家をウィーン経由でアテネまで運んでくれる翼は、オーストリア航空。オオ〜。欧州における東欧や中近東の空の玄関口、ウィーン国際空港をハブ空港とするオーストリアのフラッグキャリアだ、ひゃぁ〜。現在はルフトハンザ航空の傘下に入っているけどね。
成田〜ウィーン間の直行便は2016年に廃止したけど、2018年5月に復活。パチパチ。さらに2019年2月にはANAとのコードシェア便で羽田〜ウィン間の運行も開始しちゃったぞ。すげー。
2019年10月現在、成田と羽田から毎日1便がウィーンとの間で運行されています。
飛行時間はだいたい11~12時間。航空運賃は時期や曜日によって変わるけど、羽田のほうが便利だから少し高くなるね。しかも羽田便は午前1時55分発、つまりモノレールの最終ちょっと前くらいで羽田に行って搭乗手続きができるタイミング。その日学校や仕事を終えてからでも余裕で間に合う。そしてウィーン到着は朝6時だから、市内観光をするのにも余裕を持って始められるし、乗り継ぎでアテネとかへ行くとしても10時前には現地に到着できて、やっぱり時間を有効に使えちゃんうんだよね。これは便利だぁ〜。
ウィーン国際空港を基点に約130都市にフライトを就航しているぞ、そんなにぃ〜〜。
会社の概要
オーストリア航空の設立は1958年。1984年に東京線が就航、2000年にはスターアライアンスに加盟する。しかし2008年秋に起こった未曾有憂の金融危機(リーマンショックというやつだね、アイアンショックじゃないよ)により乗客が激減、おりからの原油高による収益圧迫も加わり、2008年12月3日には、同じスターアライアンスの欧州の雄、ルフトハンザ航空に買収されてしまった。
特徴
オーストリア航空の特徴は、北欧、ロシアを除くヨーロッパへ日本から最短時間で到着できること。今回の東京~ウィーンの所要時間は11時間弱だった。前述したようにウィーンからはヨーロッパの様々な都市へフライトが就航しているので、ウィーンで乗り換えれば、それらヨーロッパ各都市へも日本から最短時間で到着できることになるぞ。うんうん。
もうひとつの特徴は、欧州のエアラインの中でも、特に東欧へのネットワークが充実していることだよん。地理的に近いという理由もあるけど、東欧や北東部イタリア、ギリシャを含むバルカン半島諸国、東地中海沿岸諸国などの日本から直行便がない国へ行く時は、利用価値がとっても高いんだぜ、ひょーひょー。
成田空港のビジネスクラスラウンジで腹ごしらえ
成田に到着したしたわれわれはいつものように全日空国際線ビジネスクラスラウンジで過ごす。
*全日空スーパーフライヤーズのクレジットカードを家族カードにしておくと、今回の我が家のようにエコノミークラス利用であっても、スターアライアンスのフライトを利用するときは、成田空港でも羽田空港でも、家族4人全員ビジネスクラスのラウンジを利用できるぞ、これはお得!
朝6時前に家を出てきたので、も~~お腹メチャペコ。それこそお腹と背中がくっつくぞぉぁ〜〜!ラウンジでの食事はタダだから猛烈に食べちゃうもんね作戦開始だ、それ!!
かき揚げそばとおいなりさん&手巻き寿司の組み合わせや、カプチーノと焼きたてメロンパン&クロワッサン(メロンパンのカロリーの高さを知ってびっくり!)の組み合わせ等々、いろんなスタイルで何回でも朝食を楽しめる。ってそんなに食ったのかーー!
我が家には子供専用の勉強部屋はない
食事が終わったら、インターネットで調べ物をしたり本や雑誌を読んで過ごす。
こどもたちはテキストを広げてお勉強タイム。
余談になるけど我が家にはこどもの勉強部屋はありません。勉強机も買っていない。小学生のこどもに専用の勉強部屋は、百害あって一理なし、と思っているからだ。
高い机を買い与えた、立派な勉強部屋も用意した、それでこどもがはりきって勉強するだろうと思うのは親のエゴです。
雪玉が坂を転がりながらどんどん大きくなっていくように、自分からすすんで勉強したいと思う気持ちを育んでいくことが、特に小学生のうちは大切なのだ。
我が家では、こどもたちはリビングやダイニングテーブルで宿題や勉強をしている。まわりでママが夕飯の用意をしたり、パパが新聞や本を読んだり仕事の資料を見ている。こどもには、勉強は特別なものではなく普段の家族生活の一部であり、家族いっしょに暖かくなごやかな雰囲気の中で、楽しくわくわくしながら知恵をつけたり、知識を増やしたりする喜びを感じ取って欲しいと思っている。
ちなみにうちのこどもたちは、いつもそんなところで勉強している副産物(?)として、旅行へ行っても、ラウンジでも飛行機の中でもホテルのレストランでも、どこでも集中して勉強ができる。
カートで子供もろとも大転倒
さて、そんなうんちくをたれていたら出発時間になった。あひゃぁ〜〜。そろそろ出発ゲートに向かおう。
空港内には機内持ち込み手荷物を運ぶ背の高い小型カートがあって、それにカメラやら手荷物を入れて押していたら、カイとリュウがわぁーーっと飛び乗ってきた。
「あ、何をするんだ、いきなり」
でも、別に人に迷惑がかかるわけじゃないし、こどもたちも楽しそうだし、まあいいかーー。
これから長い時間飛行機に乗るのにあんまりこまかいことで目くじらをたてても、と思うどころか、こどもたちがもっとスピード出してぇ~、とリクエストするので、困ったやつらだなーーあははは、それーと飛ばしたのがいけなかった。動く歩道の端にカートのタイヤがつっかかって、カートもろとも親子3人で思いっきり前のめりにすっ転んでしまったのだ!
ガチャァ~~ン!
派手な音が搭乗ゲートの構内に響く。テロか!と一瞬まわりの人の顔が緊張する。
その音を聞いて、空港内で働く全日空のスタッフのおねえさんたちが、あわてて走ってきた。
「ああ、ボクたち大丈夫?」
と声をかけて、あれ?、転んだのはイタズラ盛りのぼうずだけじゃなくて、お父さんもいらしたんですか?みたいな顔で二度驚かれた。いやいやすみません、と言いながら、わたしとしてはも~~恥ずかしいったらありゃしない状態でしたーー。
オーストリア航空子連れ搭乗体験
さて成田からウィーンまでうぃ〜〜んと飛ぶ(すみません、汗)オーストリア航空52便は、全日空との共同運行便だ。
ゲートをくぐりボーディングブリッジを渡ると、ドアの手前にイケメンのクルーが立っていて、1人1人乗客にミネラルウォーターのボトルを手渡している。なかなかいきなサービスですね。
「こんにちは」
機内に入ると、機体に描かれたロゴと同じ赤い色の制服を着たキャビンアテンダントさんが、微笑みなが出迎えてくれた。
シート配列は3-3-3、後方は3-4-3、一番後ろの2列は2-4-2となっている。1年前に電話予約した時は一番後ろの窓側2列を前後で押さえていたのだが、今日空港でチェックインするさい確認したら、スクリーン前の4席が取れるというのでそちらに変更した。
スクリーン前の席は肘掛けが固定されているなどの不便さはあるが、足元が広くスペースがゆったりしているのが大きな魅力。食事中でもさっと立てるので子連れには超おすすめの座席だよ。
各シートにパーソナルテレビが備え付けてあるが、オンデマンドではない。上映されている映画は邦画が1本、日本語吹き替えが5本、英語、ドイツ語のはもっとたくさん、ゲームやニュース、音楽なども楽しめる。
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機内サービス
オーストリア航空ではキャビンアテンダントさんのサービスが心地いいとか、機内がきれいで洗練されているとか、快適なポイントがたくさんあるが、中でも特に感心したのが料理の素晴らしさだった。おお〜。
まず最初に出て来たのが「昼食」。チキン&マッシュルームのクリームソース、バルサミコソースのサラダ、チョコレートケーキのセットか、野菜のビーフの中華風炒めライス添え、山かけそば、チョコレートケーキのセットを選べる。わたしとママで別々のものを頼んでシェアーしながらいただいたのだが、どちらもうなるくらい美味しかった。それに触るとあっちっちーーというくらいあつあつのパンが、またこたえられないくらい美味しい。そして白ワインも大変な人気。
さらにウーロン茶があるのも嬉しい。
さて美味しい食事を食べ終わって、本を読んだり映画を見てたら、また小腹が減ってきた。ちょうどそのタイミングで配られたのが、カップラーメンとおにぎり!なんちゅ~~日本人の心喜ばせることしはりまんのや!嬉し過ぎてラーメンすすりながら涙がぽろぽろこぼれてくるじゃないかーー。それでいい塩加減になったとさ。ってなってどうするねん!それ大げさだからーー。
さらにさらにおわんに、到着1時間前にはチーズグラタンとマンゴープリンの登場。も~~よしてぇ〜〜どこまで人を喜ばせてくれるんですか!怒りますよ!って怒ってどーすんだよ。
そうこうしているうちに機体は大きく旋回し、ぐんぐん高度を降ろしていく。窓の外には目が溶けるくらい鮮やかな緑色の夏の草原が広がっている。オーストリアに着いたようだ。
そして成田を飛び立ってから11時間弱、われわれを乗せたオーストリア航空52便は、音楽と美食の都、ウィーンの地に降り立ったのだった。
オーストリア航空子連れ搭乗体験のまとめ
この記事で紹介した搭乗体験記は2008年8月ものです。お伝えしたようにオーストリア航空はその後2015年に一度成田〜ウィーン線を廃止しています。2016年に復活し2020年2月現在も運行していますが、我が家が搭乗したときとはサービスや機内食は若干違うかもしれません。
それでも同じ会社の同じ路線なのでフライトの雰囲気などはあまり変わっていないかも。だとすると飛行時間が短くて乗り継ぎが便利なので、ウィーンに限らず子連れでヨーロッパ旅行をするときに利用価値は大いにあると思います。
この記事があなたの家族旅行の参考になったら嬉しいです。それでは良いご旅行を!