【ウィーン国際空港から市内へのアクセスは「どれに乗るか」ではなく「どこへ行くか」で決めるといいよ】子連れで乗り継ぎ&出発編

2019年2月14日

ウィーン空港の滑走路に止まっているオーストリア航空の飛行機

ども、ヤーサス、グーテンターク、子連れ海外旅行をこよなく愛するイルカパパです。小2、小5の息子2連れてギリシャ家族旅行。成田からオーストリア航空でウィーンに到着しました。乗り継ぎ時間がたっぷりあるので、ここはさくっとウィーン観光に繰り出そうと思います。さて、ウィーン空港から市内へはどう行ったらいいのでしょうか?

ウィーン空港からの行き先別アクセス方法

ウィーン市内行き先別アクセス表

ウィーンミッテ駅へ行く
交通手段 料金 所要時間 運行頻度など
City Airport Train
  • 片道12ユーロ、往復21ユーロ。
  • 子供(14歳以下無料)
ノンストップ16分
  • 空港発・6:09〜23:39
  • ミッテ駅・発5:37〜23:07 
  • 30分間隔
  • 荷物置き場あり
Sバーン・鉄道
  • 大人4.2ユーロ
  • 6〜14歳2.1ユーロ
  • 6歳未満無料
各駅停車で25分
  • 空港発・5:18〜0:18
  • ミッテ駅・発4:19〜23:49
  • 30分間隔
  • 荷物置き場なし
ウィーン中央駅へ行く

レイルジェット・鉄道

  • 大人4.2ユーロ
  • 6〜14歳2.1ユーロ
  • 6歳未満無料
ノンストップ15分
  • 空港発・6:33〜0:18
  • 中央駅発・5:42〜22:12
  • 30分間隔
  • 荷物置き場あり
ウィーン西駅へ行く
ウィーンエアポートライン・バス
  • 大人片道8ユーロ往復13ユーロ
  • 6〜14歳片道4ユーロ往復8ユーロ
  • 6歳未満無料

中央駅経由40分

  • 空港発・6:00〜0:30
  • 西駅発・4:00〜0:30
  • 30分間隔
  • 荷物置き場あり
シュヴェーデンプラッツへ行く
ウィーンエアポートライン・バス
  • 大人片道8ユーロ往復13ユーロ
  • 6〜14歳片道4ユーロ往復8ユーロ
  • 6歳未満無料

ノンストップ20分

  • 空港発・4:45〜1:45
  • シュヴェーデンプラッツ発・4:00〜23:30
  • 30分間隔
  • 荷物置き場あり

空港からウィーン市内へのアクセス方法を考えるとき、電車は、、、バスは、、、というやり方はここでは正しくないぞ、ええぇーー???

市内へのアクセスは交通手段によって到着する場所が違うからだ、ほ〜〜。つまりウィーン市内のどこに行きたいか?どのエリアに滞在するか?で交通手段を選択するべし。べしべし!

もっと突っ込んで言うと、ウィーン旅行の場合は先に空港からのアクセス方法を決めて、そのあとでホテルを予約するといいよ、ということ、あひゃぁ〜。

タクシーなら好きな場所へ行けるよ:タクシー利用は市内までおよそ40ユーロ。所要時間30分。20kg以上の荷物が場合は追加料金が必要。チップは料金の10%が目安。

上記の他に「エアライナー」という空港バスがウィーン中央駅へ運行しているけど、中央駅へノンストップで走行するレイルジェットと比べて料金が高いし乗車時間も長いので、比べる対象になりませんがな、うう。ただし「ウィーンパス」があれば無料で乗れるのでパスと併用を考えている人にはいいかも。

空港からの行き先の特徴

ウィーン旧市街の中心シュテファンプラッツ

ウィーン・ミッテ駅

地下鉄U3号線、U4号線、Sバーン、1、2、3、7、それにオーストリア国鉄、路面電車が集まる交通の要所。旧市街の中心シュテファンプラッツまでおよそ500m。

駅直結の「ザ・モール」は近代的な3階建てのショッピングセンターで スーパーマーケットやコンビニ、フードコート、ファッションブティック、電気店などが入っている。

ウィーンミッテ駅と地下鉄の駅は名前が異なるので注意しよう!

ウィーンミッテ駅の地図

ウィーン中央駅

ウィーン中央駅
モダンなウィーン中央駅と再開発が進む周辺エリア

オーストリア国鉄のすべての長距離列車が発着するウィーンの陸の玄関と言える鉄道駅。2014年12月に再開発によって新しく生まれ変わった。地下鉄U1号線、Sバーン、1、2、3のほか、プラハやブダペストなど欧州各国主要都市への長距離列車が発着している。駅周辺は再開発が進むエリアで近代的なビルが建ち並びウィーンらしくない景観だけど便利で快適だよ〜ん。旧市街の中心シュテファンプラッツへはU1で3駅。ミッテ周辺と比べると新しいホテルが多く、料金も安い。

ウィーン中央駅からの国際特急列車の所要時間

  • プラハ 4時間半
  • ブダペスト 3時間
  • ミュンヘン 4時間10分
ウィーン中央駅のホーム
ウィーン中央駅のホーム

ウィーン中央駅の地図

ウィーン西駅

オーストリア西部のリンツ、ザルツブルグ、インスブルッグ方面への長距離列車が発着するターミナル駅。地下鉄U3号線、U6号線のほか、路面電車の路線も交わる。現在の駅ビルは2011年に開業したものでオースオトリアで一番美しい駅と讃えられるぞ、おお〜。スーパーやコンビニ、レストラン&カフェなどたくさんのお店が入っている。旧市街の中心シュテファンプラッツへはU3で5駅。旧市街から離れているため安くて快適なホテルが多い。

ウィーン西駅の地図

シュヴェーデンプラッツ

地下鉄U1号線とU4号線、路面電車の駅がある旧市街北の入り口にある広場。旧市街をぐるっと1周するウィーンリングトラムの発着駅でもあるぞ。旧市街の中心シュテファンプラッツまで徒歩5分足らず。

シュヴェーデンプラッツの地図

乗車券の購入場所

鉄道の乗車券の自動券売機
空港駅ホーム / 路線図と時刻表が掲載されている自動券売機 / 指示に従って画面をタッチすれば乗車券が買える

電車の乗車券は空港内の観光案内所及びホームの自動券売機、窓口で購入できるよ。

自動券売機で乗車券を買う場合、CityAirportTrain用は「CAT」と記載がある緑色の券売機で、レイルジェット・Sバーン用はÖBBと記載がある赤い券売機で買おう。

タッチパネル式の自動券売機では、まず自分がわかりやすい言語表示にすることが肝心(通常、ドイツ語表示になっている。英語やフランス語表示はあるが日本語表示はありません、が〜〜ん)。でも指示に従ってパネルに触れていけば簡単に購入できるようになっているよ。

ただしたまに5、10ユーロ紙幣しか受け付けない気まぐれタイプや、クレジットカードに反応してくれないひねくれもの、おつりがでないやっかいものなど、困ったタイプがいるので注意が必要だぞ。

空港駅のホーム
ホームの自動券売機で購入したチケットにはあらかじめ時刻が刻印してある / Sバーンの空港駅ホーム

バスの乗車券は到着ホールや空港バス乗り場の券売機、オンラインで事前に購入か車内で運転手から(現金のみ)購入できる。

Postbus / Vienna Airport Lines公式サイト:https://www.viennaairportlines.at/en/

到着から入国の流れ

滑走路に着陸
ウィーン空港が見えてきた / ウィーン空港の滑走路

「チョコレートケーキを食べに行くんでしょう?」

この日の成田からウィーンまでの飛行時間は11時間弱。日本を午前11時に発ってウィーンに到着したのが、こちらの時間で午後3時前。時差があるとはいえ日中の移動なので身体が楽チンです。映画を観たり、本を読んだり、おしゃべりしたりしてたらあっと言う間に着いちゃった、という感じだ。

当初の計画ではこのままウィーンで1泊するはずだったので、ホテルにチェックインして、早めの夕飯を食べてさっさと寝てしまえば、時差ぼけ知らず、明日からはパワー全開で行動できるもくろみだった。

しかし変更になったスケジュールでは、ウィーンで5時間の乗り継ぎ時間をすごし、それからアテネに向かわなくてはならない。そしてアテネ到着は夜11時を過ぎる予定、むむむ。

ウィーンでの5時間をどう過ごすか?たぶんこどもたちとウィーンに来ることはこの先ないだろうから、世界遺産に登録されているウィーンの街並を散策してみたい。でも観光するだけならママが激しく反対するかもしれない。「そんな短い時間であわただしくするのはいやだ」と。そこで有名なチョコレートケーキ、ザッハトルテ発祥の店で、本場のザンッハトルテを食べようと持ち掛けてみたところ、パクッとくいついてきたぞ、うははは。

カイもリュウもチョコレートケーキが大好きなので、もちろん反対する理由はない。

入国審査
ブリッジを渡り到着ターミナルへ / 入国審査 / バゲージクレーム

飛行機を降りてブリッジを渡り、パスポートコントロールへ向かう。と言っても記入する用紙のようなものはなく、パスポートをちらっと見せるだけ状態で通過。それからバゲージクレームへ向かうが、わたしたちの荷物はアテネまでスルーなので、ここで受け取る必要はない。

バゲージクレームを素通りして、これもあるのかないのかわからないような税関を横切ると、もう到着ホールだ。飛行機をおりてここまで10分もかからない。「欧州一乗り継ぎが速い空港」の名に偽りなしじゃ、すげー。

到着ロビー
税関を抜けると到着ロビー / ロビーに出たら右手に進む / 表示に従って進めば空港駅ホームに着く

ウィーン空港基本データ

緑の森と田園地帯に囲まれたエコな環境にあるウィーン国際空港は、オーストリアの首都ウィーンの南東およそ17キロのところにある。隣国スロバキアの首都ブラチスラバまでも46キロじゃ、ひゃぁ〜〜。

2019年スカイトラック世界ベスト空港ランキングの「ベストエアポートスタッフサービス部門」でウィーン国際空港は9位にランキングされているぞ。おお〜〜。

なんだ9位じゃないかーと見くびらないでね。この「ベストエアポートスタッフサービス部門」というのは空港の規模とか建物の大きさとか設備の立派さなどのハード面じゃなくて、そこで働くスタッフが親切か?とうソフト面での評価だ。

実はこの部門は、成田、羽田、中部、関空と日本の空港が1位、3位、4位、6位を占めていて、さらに8位までにランキングされているのはすべてアジアの空港(仁川、チャンギ、桃園、香港)。そこにヨーロッパの空港でありながら8位にランキングされているというのはすごいことなのだ。おお〜〜。

この空港では困ったときに日本レベル、つまり世界最高レベルの親切な「おもてなし」サービスが受けれますよ、という意味でもある。何かと心配事の多い子連れ旅行者が安心して利用できる空港だね。

正式名称は「ウィーン・シュヴェッヒャート空港」。心してしゃべらないと舌をかんでしいそ〜、あっ痛てぇ!

  • 滑走路:3500 X 45m, 3600 X 45m
  • IATA空港コード:VIE
  • ICAOコード:LOWW
  • ハブ空港として利用している航空会社:オーストリア航空

ウィーン空港の公式サイト:https://www.viennaairport.com

空港からウィーンミッテ駅へ

「あれぇ~~、いきなりホームに出ちゃったよーー」

ウィーン空港の到着ロビーから案内に従ってすすみ、エスカレーターで地下に降りたら、そこが突然電車のホームだった。

「え?切符売り場とか改札口あったっけ?」

わたしたちが到着したのは、どうやらSバーンの駅のホーム。ウィーン空港から市内へ向かう方法は、上述したように鉄道(CAT、Sバーン、レイルジェット)、エアポートバス、タクシーの3通り。

このうちタクシーは40ユーロ近くかかり、ユーロ高のこの時ではかなりの出費になるので避けた。それにウィーンでは鉄道料金に子供割引があるので、子連れで人数が多くてもタクシーよりかなり安く空港から市内へ移動できる。

我が家はウィーン空港での乗り継ぎ時間を利用して世界遺産ウィーン旧市街のシュテファンプラッツに行こうとしているのだが、バスは(タクシーも)渋滞にはまったら時間が読めないので電車を利用することにしたよ。

空港駅ホームからSバーン7号線に乗り込む / 空港からウィーンミッテ駅へ向かう車内 / ウィーンミッテ駅に到着

空港から電車でシュテファンプラッツへ行くには、ノンストップの直通列車/CATか、近郊快速列車Sバーン/S7号線でウィーンミッテ駅へ行き、そこで地下鉄U3号線に乗り換える方法が最も効率的。

われわれが到着したのはSバーンのホームだったのだが、空港とウィーンミッテ駅を約16分で結ぶCATのホームは別の場所にある。Sバーンでのウィーンミッテ駅までの所要時間はおよそ25分。CATより約9分長いだけだ。

問題は運行間隔で、どちらも30分に1本となっていること。CATもSバーンも同じホームから出発してくれれば、とにかく早く来たほうに乗ればいい作戦で行けるから大変便利なのだが、ホームが別のところにあるため、もし最初にCATのホームへ行って、たまたま電車が出発したばかりで次の電車まで30分待ってしまうと、仮にSバーンが21分以内に出発するなら、そっちのほうが早くウィーンミッテ駅に到着することになる。そうなると親子4人で片道1500円くらい料金が高いのに、CATに乗る意味がなくなってしまう。

われわれがSバーンのホームに到着したのが午後3時10分。エスカレーターでホームに降りた正面の壁に、地下鉄/Sバーンの路線図と時刻表が掲載されている。

「どれ、どれ、げっ!、つい今しがた前の電車が出発したばかりじゃないか!で、次の電車は3時39分、29分も待たなければならないっつーのーー?オゥノゥ~~!」

ウィーンでの飛行機乗り継ぎ待ち時間が5時間あるとはいえ、アテネへの便が出発する1時間前の午後7時までには空港に戻って来ておきたい。空港からシュテファンプラッツまで、電車を30分待って乗車時間も30分なのであわせて1時間。帰りも最大30分待つとしたら、空港から市内への往復で2時間かかることになる。従って市内で過ごせる時間は、5時間マイナス1時間マイナス2時間で、2時間だけということになるぞ、ひぇ〜、きびしぃ~~。

とりあえず次の電車が来るまでの間に、その2時間でいかに効率よく市内観光をするか、ルートとポイント考えておこう。

ウィーンミッテ駅で地下鉄に乗り換えてシュテファン広場へ

地下鉄シュテファンプラッツ駅の入り口

白い車体にブルーのラインが入った、ちょっとレトロな感じのSバーンは定刻通りウィーン空港駅に到着。目指すウィーンミッテ駅は7つ目の駅だ。空港駅を出発したSバーンは、しばらく薄暗い地下を走ったのち、地上に出る。所々に森が点在する田園地帯だ。雲は低くたれ込め、かといって雨が降り出しそうな気配はなく、時折分厚い雲の切れ目から、太陽の光がカーテンのように田園や森の一部に降り注ぐ。やがて車窓に家やショッピングセンターが現れ始めたと思ったら、電車はウィーン中心部の東よりにある「ウィーンミッテ駅」に到着した。

ウィーンミッテ駅には、Sバーンの他に、U3とU4の2つの地下鉄が乗り入れているが、乗り換えの案内表示はとてもわかりやすい。Sバーンを降りたホームから「U3」の表示に従って階段を降りる。それから表示通り通路をまっすぐ進むとU3のホームだ。ホームにはご丁寧にも、次の電車は何分何秒後に到着します、という表示がある。

あわせて読んでね:旅行者の視点でまとめた【ウィーン地下鉄パーフェクト攻略法】

しばらく待っていると、シュテファン広場方面へ向かう、地下鉄U3号線の電車がホームに滑り込んで来た。車内はSバーンより若干混んでいたが、東京のラッシュというほどではない。そしてウィーンミッテ駅から2駅目、我々が目指すシュテファン広場駅に到着。

地下鉄を降りエレベータで地上に上がると、いきなり世界遺産ウィーン旧市街のど真ん中に出る、という感動の瞬間が待っているぞ、おお〜〜。エレベーターから見上げる地上の出口は、まぶしい光で白くぼやけていた。

この続きはウィーン子連れ観光の見所を見てね。

ウィーンのシンボル、シュテファン寺院の大聖堂
ウィーンのシンボル、シュテファン寺院の大聖堂

ウィーン空港乗り継ぎ・出発編

ウィーン子連れ観光が終わり、我々は地下鉄とSバーンを乗り継いで、ウィーン空港に戻ってきた。時刻は午後7時前。ここまでは計画通りだ。地下の空港駅ホームからエスカレーターで上がり「出発」の表示に従って通路をすすむ。ギリシャ、オーストリアは、供にシェンゲン協定加盟国なので、出入国審査はないぞ。

シェンゲン協定とは:ヨーロッパ内の共通出入国管理協定のこと。協定加盟国間内での移動の際は、国内移動と同じように、パスポートコントロールを受けなくてすむ。      

我々は日本で搭乗手続きをしたときアテネまでの搭乗券を発券されているので、チェクインカウンターを素通り。そのまま免税店等が並ぶ出発フロアーへ進むよ。

出発ロビー
ウィーン空港の出発フロアにあるショッピングゾーン / 滑走路が見えるおしゃれなカフェ

お目当てのアレを探す

欧州の高級ブランド店や、デーメルなどが入っているショッピングゾーンは、思いのほか搭乗客で混み合っている。その中をきょろきょろ歩きまわりながら、エリアの一番奥にわたしたちが探しているカフェテリアを見つけた。

まあカフェテリアでもレストランでも、アレさえ食べれれば何でもよかったのだが、滑走路に面した壁がガラス張りになっていておしゃれで開放的なカフェだ。そのうえ離陸するでも着陸するでも、飛行機がいやと言うほど見れるのもいいね、わははは。

空港内のお土産ショップ
空港内のカフェ / デーメルのウィーン空港店

我が家のお目当てはすばりウィンナーシュニッツェル

「子牛のカツレツウィーン風」といったオーストリアを代表する料理だよ。音楽の都ウィーンの名を冠する料理だけあって、油で揚げた香ばしいパン粉と、子牛の肉のうまみが渾然と一体となり、交響曲のように味覚中枢を誘惑する。

こんなに美味しい食べ物は地球上にめったにないだろう。うほほ。ボリュームもあって、食べ盛りの男の子にもたまらない一品だ。ウィーン散策中は食事ができなかったので、空港でゆっくり、これをいただこうと思っていた。

ウィーン空港のカフェテリアにはそれがなかった!

ところが、ところがですよ、ガ~~ン、

ウィーン空港のカフェテリアにはウィンナーシュニッツェルがない!ない!ない!

エエェ~~!国際空港には一応その国を代表する料理のひとつやふたつ置いてあるはずではないですか。成田にだってちゃんとすしや天ぷらのお店がありますよ。しかもしかも、そればかりかこのカフェテリア、ウィンナーシュニッツェルがないどころか、これと言ったオーストリア料理をひと品も置いていないのだ。

やる気あんのかぁーーコルァ~~!

あるのはピザとかスパゲッティとかラザニアとかサンドイッチとか、別にわざわざウィーンで食べなくてもいいようなものばかり。イタリアかっ!おまけにだいたいどの料理も1皿8~10ユーロもしている。日本円換算だとスパゲティが1皿1700円。げげ〜〜。

それも空港のカフェテリアと言ったら想像つくと思いますけど、特にそれほど美味しいわけじゃない。というかほとんどインスタント食品みたいなもん。そんなものを4人分オーダーして、これまた3~5ユーロもするドリンクを付けると、4人合計で10620円にもなる!ひえぇぇ~~。家族4人でインスタントみたいなピザやスパゲティやジンジャエールやアイスティーみたいなものを頼んだだけですよー。もーーおそろしくて気絶しそう!!

このあとアテネ行きの飛行機に乗ったら、ちゃんと機内食が出たので、空港でわざわざ食べる必要がなかったってこと、こんちくしょー金返せ!オオ~~カムバック、マイ 1万円!!

アテネへのフライト

B39の搭乗待合室飛行機へはバスで向かう

ウィーン空港で乗り継ぐアテネ行きのフライトの出発ゲートはB39。ゲートからバスに乗って飛行機まで移動し、タラップを登り機内に乗り込む。シート配列は2-3、搭乗率は30%くらいだった。空いてるね。

ウィーンからアテネまでの飛行時間はおよそ2時間15分。ウィーンを夜8時に出発するフライトだから、アテネには10時15分に到着するのかと思いきや、オーストリアとギリシャの間には1時間の時差があるというではないか!。

なにぃ~~。必要あんのかーそれ~~。

時差があるからアテネ到着は現地時間の午後11時15分となるわけだ、うひゃぁー。

アテネ行きの乗り継ぎ機に乗り込む

夏のヨーロッパは日没時刻が遅い。丸い地球上で高緯度に位置しているのと、サマータイムの影響だ。ギリシャでもオーストリアでも夏の間は時計の針を1時間進めるサマータイムを導入しているため、ウィーンを飛び発った頃はまだ空は明るくて、窓の下に美しいヨーロッパの田園地帯や森や湖を眺めることができた。

しかし30分も飛ばないうちに真っ暗になり、とうとう何も見えなくなる。それで到着まで日本から持ってきた本を読んですごすことに。こどもたちはさすがにガマンの限界か、2人とも肩を寄せ合って爆眠。ママも雑誌を広げたまま眠っている。そのうちわたしも読書灯を点けたままうとうとしてしまった。

続きはアテネ国際空港到着編をみてね。

乗り継ぎ便のアテネ行きフライト / こんにちは~~ / 機内の様子

ウィーン国際空港での乗り継ぎと市内へのアクセスまとめ

ウィーン国際空港はヨーロッパで一番乗り速く継ぎができる(と言われている)空港だよ。実際今回子連れで乗り継ぎを経験してみて、その例えに偽りなしと思いました。うん。

ウィーンはヨーロッパの東、つまり日本からの飛行時間が短い位置にあるので、ウィーンへ行くためだけでなく、ヨーロッパ旅行の際の乗り継ぎ空港としても利用価値が高いね。

空港から市内へのアクセス方法だけど、先にホテルを手配してそのあと空港からのアクセス方法を検討するのはウィーンの場合は順序が逆ですよ、ということ。ウィーン旅行の場合は、先にアクセス方法を決めてそのあとホテルを選ぶのが正解じゃ。

それから我が家のように乗り継ぎ時間がたっぷりある場合は、市内へのアクセスが便利なのでウィーン観光を楽しむことができるぞ、うひょぉ〜。

それではまたお会いしましょう🎶よいご旅行を!