インド洋の夕日/モルジブ

2019年2月9日

モルジブの砂は

真っ白な粉のよう。

裸足で歩くとフワフワして

素足の感触がとっても気持ちイイ。

ビーチで砂遊び

ビーチで砂遊び

その官能的な肌触りを体感するためだけに、

モルジブへ行ったってぜんぜんおかしくない。

いや、おかしいって、

モルジブの砂で作ったこどもたちの「作品」

                  モルジブの砂で作ったこどもたちの「作品」

芸術的な砂だんご

いつも夕方になると、

海に入りすぎて

も~皮膚がぶよぶよになるこどもたち。

それで夕方はだいたい砂遊びタイムだ。

モルジブの、

この粉のようにきめの細かい砂で

だんごを作ると、

芸術的なだんごが出来あがるらしい。

夕凪の風にのって

君たちが小さかった頃、

よく近所の公園へ行ったね。

砂場で遊びはじめたら

もう帰ろうって言ってもぜんぜん言う事を聞かなくて

パパとママを困らせた。

無理やり連れて帰ろうとすると、

泣きわめいてだだをこねるし。

そんな鼻タレ小僧が、

いつの間にかこんなに大きくなって

「ママが溺れたら助けてあげる」

なんて生意気なことを言うようになった。

子育てがストレスになるくらい

タイヘンだった頃をなつかしく感じる。

でもあと何年かしたら

きっとこの瞬間だって

とてもなつかしい時間になるんだろう。

こどもの成長はあっという間だ。

今現在のこどもたちを抱きしめて、

二度と戻らないこの一瞬を

心の底から楽しまなくっちゃ。

「見て、見て~!こんなすごいだんごができたよ」

「見てー、オレのほうがもっとすごいよ」

そんなことを考えていたら、

カイとリュウがだんごを持ってわたしのほうへやって来た。

よ~し、いっちょパパもおだんご作っちゃおうかな~。

いえぇ~い!!

大切な時間を見つめなおす心の余裕をくれた、

この旅行とモルジブの海に感謝しよう。

夕日を浴びてうっすらピンク色に染まるビーチの砂。

楽園ですごす夢のような日々が、

夕凪の風にのって微笑みながら通り過ぎてゆく。

モルジブのビーチで砂遊び

インド洋の夕日/モルジブ

インド洋に夕日が沈む。

ゆっくりゆっくり。

「そんなに急がなくていいんだよ」

と語りかけてくる。

インド洋の夕日/モルジブ

効率を追求し、

自分を納得させるに偽りの衣服をまとい、

足も心臓ももう悲鳴をあげているのに、

ひたすら急いできた自分が、おかしく思えてくる。

夕日が水平線に吸い込まれていく。

ゆっくりゆっくり。

もっとゆっくり、こどもの成長をみつめていこう。

もっとゆっくり、移りゆく季節をあじわっていこう。

すべてのことに感謝しながら。

インド洋に沈む夕日

インド洋に沈む夕日が最後に言った。

「今日もいい1日だったね」

インド洋に沈むモルジブの夕日

日中、頭が燃えるほど暑かった日差しが和らぎ、波の音と共に心地よい風が海原をそよいでくる。インド洋の楽園のドラマチックな時間帯。

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