【元外資系金融マンが伝授】一番安い外貨両替方法〜ユーロの両替はATMでクレジットカードキャッシング
ども、メルシー、ダンケシェーン、イルカパパです💓
みなさん、海外へ行く時、外貨両替はどうしていますか?銀行窓口、両替ショップ、外貨宅配、、いろいろありますねー。今回はユーロの外貨両替をお得にする方法を解説しますよー、ほいさっさ。
外貨の両替について
円からユーロへの為替の両替は、何と言っても現地のATMでクレジットカードキャッシングをするのが最もお得な手段。銀行や両替ショップのように売値と買値の値幅でさやを抜くようなぼったくりはありません。
そのうえ手数料は100〜200円程度。唯一かかるのが金利。まあ12〜18%くらいかな。
ひゃぁー、それならさやを抜かれて手数料を取られたほうが安いじゃないの、と、きょきょきょ拒否反応を示する方もいらっしゃるだろうが、まあまあよく聞いておくんなせぇー。
利息は年利です。仮に利息18%で10万円キャッシングして場合でも、1ヶ月で返済したら実際に支払う利息は1528円。もし10日後に返済したらたったの493円ということになるのです。
クレジットカードの利用料金は1ヶ月ごとに請求されるので引き落とし日に口座に残高をちゃんと入れておけば問題ないし、帰国後すみやかに繰り上げ返済すればもっと安くできますぞ。
10万円をユーロに両替する場合のコスト比較
銀行の窓口や両替ショップとのコスト比較表
両替の方法 | 総コスト |
銀行、両替ショップ | 2500〜5000円 |
クレジットカードでキャシング | 700円 |
クレジットカードで10万円分の買い物 | 1500〜2000円 |
1.銀行や両替ショプで、手数料率が2.5%なら総コストは2500円、5%なら5000円。ユーロが180円くらいしているときには10円以上さやが抜かれていることもあったので、そのときの総コストは1万円以上、ひぇ〜〜。逆に東南アジアやアフリカでは、街中の怪しげな両替ショップで驚くほど有利に交換できるケースもある。けどさすがに1%以下はないかな。
2.クレジットカードのキャッシングは、利息を年18%、キャッシング手数料200円、10日後に返済、で計算。
3.カードでの買い物は海外利用手数料1.5〜2%で計算。
銀行、両替ショップ、カード会社は、いつでも同じ条件ではないので、正確に比較することはできない。それはお代官様、ご慈悲を〜〜ということで理解いただきたい所存です。
*クレッジトカードの利息はもっと安いことが多い
クレジットカードキャッシングでかかる費用
- カード会社の手数料
- 利息
- 現地ATMの手数料
1.クレジットカード会社の手数料
ATM手数料 | 取扱金額 1万円以下 100円 取扱金額 1万円超 200円 |
カード会社によって異なるけど、大手の場合だいたいこんな感じかな。手数料がかからないカードもあるぞ。それは自分で調べてみてちょ。そしてもし見つけたら私にも教えてくれぇ〜。ちなみに私が使っているVisaの手数料は上記と同じ。
2.利息
利息もカード会社によって異なるけどだいたい13〜18%くらいかな。今のゼロ金利、マイナス金利の時代にずいぶん暴利を貪っているようなあこぎな金利だけど、それでも繰り上げ返済したらたいしたことはないので、納得しよう。
1ドル100円、実質年率18%、10万円をキャッシングして10日後に返済するケースの支払利息の計算
- 10万円×0.18÷365×10日=493円
- ATM手数料216円(消費税込み)+利息493円=709円
支払い利息、手数料の合計は709円。
*31日後に返済するケースの利息は1,528円(10万×18%÷365×31日)
3.現地ATM手数料
これもかかるところとかかならいところがあるよん。街中の銀行のATMではほとんどのケースで無料かな。
今回フランクフルト空港内のATMは、ユーロの現金を引き出すと3ユーロもの手数料がかかるようになっていた。ただユーロをキャッシングするだけで3ユーロも!この守銭奴め!
試しに空港内で場所を変えていくつかのATMで試してみたけどどこも同じ、3ユーロの手数料がかかる。空港を出て空港駅のATMでも試したけど結果は同じ。ひーー。
町まで行って銀行の支店の前にあるATMで引き出すとこんな理不尽な手数料はかからないので、早いとこ空港を抜け出したほうがいい。
空港から町までいく最小限の現金(フランクフルトの場合は4.95ユーロの電車賃)は必要。まあなければそれもクレジットカードで購入できますが。
フランクフルト空港からのアクセスはこの記事を参照してね↓
海外キャッシングの手順
それでは実際に海外のATMでユーロをキャッシングする手順を説明しちゃおう。チャオチャオ。ATMは空港や駅構内、ショッピングセンター、それに街中のいたるところにあって、たいてい24時間いつでも利用できるぞ。
まず最初にカードを挿入し、言語で「英語」を選択するのだ、デスイズアペン。たいてはイギリス国旗をポチっ。
英語を選択し上の画面になったら、クレジットカードの暗証番号を入力し「ENTER」をポチっ。もしエラーが表示されたら暗証番号が間違っているかカードを読み取れないかのどちらか。
カードをうまく読み取れないのが原因なら、別のカードでやり直すか別のATMでやり直すかしよう。
ここでは「CURRENCY」をポチっ。
レシートが必要か聞いているので、「そんなの当たり前だろー」という蚊の泣くような小声で抗議しながら「YES」をポチっ。
ATMによっては最初の画面で「このATMでは現在レシートの発行ができません。それでも操作を続けますか?」と聞いてくるやつもいる、いや、ある。どうするかはあなたの判断にまかせるが、レシートには為替レートや手数料などの詳細が記載されているので、持っておくべきだとは思います。
ここは右の「EUR」をポチっ。アメリカドルが欲しいときは左ね。
この画面ではいくらキャッシングするかを聞いている。必要な数字を選択してポチっとしよう。もし100ユーロ以下とか600ユーロよりたくさん欲しいときは「OTHER」を選択。すると数字を入力できる画面に切り替わりますぜ。へっへっへ。
クレジットカード利用時の10の注意点
1.暗証番号を忘れずに
海外のATMで外貨をキャッシングする場合には、暗証番号が必要。もし忘れている場合は、遅くとも旅行に出発する1週間から10日前までにカード会社に連絡して暗証番号の照会をしておこう。
2.限度額を上げておく
キャッシング利用の限度額をカード会社に確認し、必要なら上限をあげてもらおう。「海外旅行に行くのよ、らんらん、うっふっふ」と理由を説明すればあっさりすっきり限度額を上げてくれるぞ。ただし過去に未払いとかでブラックリストに乗ってちゃっている人は難しいかも。
3.帰国後すみやかに返済する
キャッシングしたお金には利息が発生しているので、海外旅行から戻り次第一括返済したほうがいい。カード会社に連絡すればすぐに返済方法を教えてくれる。10万円キャッシングしたケースで返済が10日遅れたら500円も余分に払うはめになるぞ。
*海外旅行中でもカード会社に連絡がつけば返済手続きをすることは可能
4.安全な場所、時間帯にATMを利用するべし
海外のATMでは24時間お金が引き出せることが多いが、深夜の暗く人通りが少ない時間にあえてキャッシングするのはやめたほうがよい。幽霊に祟られるぞ、ってそっちかい、いや、悪い人に出会う心配があるからでしょ〜〜。
逆に人通りの多い道路に面したATMも避けたほうがいいかな。まあ海外にいれば周囲の雰囲気で安全な場所、時間帯はわかりますよね。
5.カード取り出しは素早く
海外のATMは、クレジットカードの取り出しが遅いと機械内に回収されてしまう場合がある。必要な現金が機械内にないケースでもカードはすぐ回収されてしまう。日本みたいに抜き忘れ警告音はならないので注意しよう。万が一、途中で使い方がわからなくなった場合には、落ち着いて「CANCEL(取り消し)」または「CLEAR(訂正)」を選択し、最初からやり直そうぜ。
6.現金も素早く抜き取ること
ATMから引き出した現金も素早く回収し、人目につかないようにこれまた素早く財布やカバンにしまおう。間違っても「おお〜これがユーロの現金かー」と人前もはばからず広げてみたり、ウチワみたいにしてゆさゆさあおりながら「チミチミ、我輩はお金持ちなのよん」とふざけてみたり、枚数を数えたりするのはやめようね。どこでどんな人があなたの行動を監視しているかわからないぞ。
キャッシングしたあとひそかに尾行されて人気が少なくなったときに襲撃されちゃうかもしない。
7.ポイントは付かないかも
ショッピングや飲食と違って、ポイントやマイレージはつかない、と思う。残念ですが。
8.おかしいと思ったら機械を変える
日本では考えられないことだけど、海外のこのような機械を100%信じてはいけません。クレジットカードの読み取りとか、レシートが出ないとか、レスポンスがどうも悪いとか、もし操作していておかしいなと思ったらさっさと見切りをつけることが肝心。
近くに別のATMがなくてもヨーロッパの街なら、ちょっと探せばいたるところにあります。しかもガソリンスタンドやスーパーと違って夜でも日曜でもやってるよ。
9.引き出す回数とタイミング、金額
考慮すべきポイントはクレジットカードのキャッシングでは1回利用するたびに100〜200円の手数料がかかる(*かからないカードもある)ということ。それからキャッシングした日から利息が発生すること、そしてカードショッピングよりキャッシングのほうが総コストが安いということ。
これから導き出される最適解は「日本帰国直前に多くの金額をキャッシングする」になる。あれれ〜。でも利用する立場から言うと、現地に到着したらすぐキャッシングして現地のお金を用意したい、いくら必要かわからないからこまめにちょくちょくキャッシングしたい、大金を持ち歩くのは心配だから1回あたりのキャッシング金額はなるべく小さくしたい、となる。
つまり、海外へ行ったら、最適解とはまった逆の使い方をしたくなる、ということじゃ。
カードキャッシングでは利用する回数、金額、タイミングは利用する必要性とうまく折り合いをつける戦略があったほうがよいということ。
10.カード決済するときは現地通貨で
これはクレジットカードのキャッシングとは違う話。カードでショッピングするとお店の人に「決済は日本円でしますか?」と聞かれる。円で金額が表示されるのでいいことのように思えるけど、注意が必要じゃ。
このときの為替レートはお店が好きに決めれるので、お店にとっては為替で差益を稼ぐことも可能。便利だからってうっかりオッケーしちゃうと、とんでもない「手数料」を払うことになるかもしれまへん。この先、急激に強烈に円安になると確実な見通しがない限り(そんものはめったにない)は、カードショッピングの決済は現地通貨にしよう。
それからクレジットカードでのショッピングには、1.5〜2.0%くらいの手数料が加算されていることもお忘れなく。*カード会社によって異なります。
コスト的には、買い物代金はすべてカードでキャッシングして、その手持ちの現金で支払うほうが安いのです。
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それではクレジットカードキャッシングを上手に利用してよいご旅行を!ブエン ビアへ!
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