韓国ソウル仁川空港の乗り継ぎ方法【パーフェクトガイド】
😊ども!アンニョンハセヨ!夏のヨーロッパ旅行で利用した航空会社がアシアナ航空だったので、仁川国際空港で乗り継ぎをしたぴょーん。今日はその時の様子を紹介するぜよ、あっはーん。
仁川(インチョン)空港とは
仁川空港は韓国の首都ソウルの空の玄関口にして3本の滑走路を持つ巨大ハブ空港。日本との間にも成田・羽田、関空のみならず地方空港からもたくさんのフライトが就航しており、多くの日本人旅客が仁川空港で乗り継ぎをして世界へ飛び立っているぞ。国際空港評価ランキングでは常に上位に選出されている。開港は2001年3月、2018年1月には第2ターミナルビルが完成した。
ちなみに仁川と書いて「インチョン」と発音する。
ということは、韓国語では「川」は「チョン」と言うらしい。ならば「神田川」は「カンダチョン」か?「荒川」は「アラチョン」?
「多摩川」にいたっては「タマチョン」、、
なんだか微妙な発音になるねー。フッフッフ。
🐬2019年スカイトラック世界ベスト空港ランキングで総合3位、ベストエアポートスタッフ部門で2位、乗り継ぎでのベストエアポート部門で1位、ベストウェブサイト・デジタルサービス部門で2位、空港での買い物部門で3位にランクインされているぞ、おめでとう!パチパチ。
仁川空港での乗り継ぎ手順
1.Transfer/Connection Flightsのサインに従って進む
とっても簡単だよ〜ん。空港に着陸して飛行機を降りたら「International Transfer/Connection Flights」のサインに従って進もう。「Arrivals(到着)」「Immigration(入国審査」のサインと並記されていることが多いぞ。
仁川空港には2つのターミナルがあるが、どちらのターミナルに到着しても手順は一緒。ちなみに航空会社別の利用ターミナルは下記じゃ。
第1ターミナル
日本航空、全日空、アシアナ航空、チェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、イースター航空、エアソウル、その他の海外航空会社
第2ターミナル
大韓航空、デルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空
つまり「スカイチーム」に所属している航空会社は全て第2ターミナル、「スターアライアンス」と「ワンワールド」の航空会社は第1ターミナル、という使い分けになっている。ま、これならよほど特殊な航空券でない限り、乗り継ぎの時にターミナル間を移動することはないだろう。
2.セキュリティーチェック(手荷物検査)を受ける
「Transfer」「Arrivals(到着)」「Immigration(入国審査)」のサインに従って進んでいくと途中で「Transfer」だけ別の通路へ進めと指示が出てくる。
指示通りに進むとその先に「Security Check(手荷物検査)」があるので、列に並んで検査を受けよう。パスポートと乗り継ぎ便の搭乗券が必要になるよ。順番までにポケットの中の財布や金属類、バッグの中のパソコンやカメラは取り出しておくこと。
ちなみに日本でチェックインの時預けたスーツケースなどの「受託手荷物」は、最終目的地まで運んでくれるので、ここで検査するのは「機内持ち込み手荷物」のみ。
3.トランスファーエリアに出る
手荷検査場を出たらエスカレーターで3階へ進もう。そこが「トランスファーエリア」。ここで買い物したり食事したりしながら、乗り継ぎ便の出発まで過ごすよぴょ〜ん。
日本で搭乗手続きをしたき、乗り継ぎ搭乗券を発券してもらえなかったケースなどでは、「Transfer Desk」へ行って相談しよう。
乗り換え時に注意すること
1.空港内の案内板を確認
空港で使われる用語は仁川空港に限らず世界共通なので覚えておこう。ちなみに仁川空港では日本語表記もあるので心配いらないよーん。
Departures | 出発 |
Arrivals | 到着 |
Transfer/Connection Flights | 乗り継ぎ |
International | 国際線 |
Domestic | 国内線(域内線) |
Security Check | 手荷物検査・保安検査場 |
Baggage Claim | 受託荷物受け取り場 |
Currency Exchange | 外貨両替 |
2.搭乗ゲートのチェック
日本の空港で出発時に受け取った航空券には、仁川空港での乗り継ぎ便の便名、出発時間、使用ゲートなどが記載されているよ。トランスファーエリアにある発着掲示板で、使用ゲートや時間の変更がないか確認しよう。
それからゲートの位置を確認し移動するのにだいたい何分くらいかかるかを予想しておこう。
3.ボーディングタイムを守る
仁川空港のトランスファーエリアは、免税店やフードコート、レストラン、カフェなどがひしめく巨大なショッピングモール。あれこれ夢中になって見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。おまけに空港は巨大なのでゲートに移動するまで予想以上に時間がかかる。
搭乗券に記載されているボーディングタイムには出発ゲートにいるように心がけるのじゃ。
4.時計の修正
韓国と日本の間には時差がないので必要ない。もし時差がある空港で乗り継ぎをする場合は、時計の針を現地時間に修正しておこう。
乗り継ぎ時の過ごし方
仁川空港は、さすが世界の空港評価で常に上位にランキングされるだけあって、乗り継ぎ旅客が楽しめる工夫が随所に見られる。
巨大なショッピングモールのような空間に免税店や高級ブランド店、レストラン、カフェなどが軒を連ねていて、も〜わくわくが止まんねーぞ。
無料で利用できる施設・サービス
仮眠スペース、キッズコーナー、シャワー、インターネット、マッサージチェア、韓国伝統文化センターなどは無料で利用可能。これらのうち文化センター以外は第1ターミナル4階のトランスファーエリアにあります。
フードコート
トランジットホテル
ラウンジ
今回は日本から仁川空港で乗り継いでフランクフルトまでアシアナ航空のビジネスクラスだったので、ビジネスクラスラウンジを利用できた。ビジネスクラス利用客以外でもスターアライアンスの上級会員ならこのラウンジを利用できる。またクレジットカード会員のラウンジも別にある。
*アシアナ航空はスターアライアンスメンバーなので、ゴールド以上の会員は、エコノミー利用でも乗り継ぎ時にビジネスクラスラウンジを利用できます。
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無料シャワーあり、トイレはウォシュレット完備、仮眠できるロングチェアーもあります。アルコール、ソフトドリンク飲み放題、料理も食べ放題、うっひょっひょ〜。
仁川空港を使うメリット
便利で快適な仁川空港だけど、乗り継ぎには直行便にない待ち時間などの時間が余分にかかる。それでも仁川空港で乗り継ぎをするメリットというか意義を考えてみたぞー。
1.日本から直行便が飛んでない都市へ行くとき
こりゃーしょーがないよね、そこへ行きたい、でも日本からは直行便が飛んでいない、ところが仁川空港経由ならある、例えばサイパンのような。まあサイパンは季節によっては日本からチャーター便もあるけどね。
2.日本より西にある国へ行くとき
日本からも直行便があるのに、あえて仁川空港乗り継ぎ便を利用するなら、最低限、これは考えておかないと。韓国は日本より「西」に位置しています。だから日本より西の国、ヨーロッパとか中東、アフリカなどへ行くときは、乗り継ぎに要する時間はかかるけど、距離の面では大回りにはならない。
だけど例えば日本から仁川空港経由でアメリカへ行くケース。アメリカは日本より東にあるのにいったん逆方向の西に飛んで仁川空港で乗り継ぎをする。そこからアメリカを目指して飛ぶんだけどそのときまた日本の上空を通過するわけだね。なんか損した気分になる。
復路も同じでアメリカから帰ってくるときやっと日本にさしかかって「あ、やっと帰れた」と喜ぶのも束の間、日本上空を飛び越えてさらに西にある韓国まで行く訳だ。そこで乗り継ぎをしてまた逆戻りをしてやっと日本に帰国できる。
*往路、復路いずれか一方でしか仁川空港によらないフライトもあります
距離的にはもちろん時間的にも大きなロスのあるこの方法を選択する以上は、「仁川空港での乗り継ぎが楽しいから」という理由以外に、料金が安い、発着時間が魅力、マイレージやアップグレードポイントがたくさん貯まる、などの理由がなければ選択する意味はないだろう。
今回の私のケースは、格安のビジネスクラスでヨーロッパへ行く方法としてアシアナ航空を利用したのさ。往路も復路も仁川空港での乗り継ぎ。乗り継ぎ時間のロスはあったけど、距離的なロスはなし、おまけに日本発着のビジネスクラスとは比べようものないほど安く航空券が買えた、というわけじゃ、うは。
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3.地方から海外へ行くとき
日本の地方空港から例えばヨーロッパや東南アジア方面へ行くケース。地方空港から直行便がなければ、いずれにせよ成田、羽田、関空などでの乗り継ぎが必要。最悪なのは地方空港から羽田に着いて、成田から出発するケース。時間もお金もとんでもなくかかる上、フライトの時間帯によってはホテルでの宿泊費まで加算されかねない。
羽田空港でも国内線と国際線はターミナルが微妙に離れているから移動は大変。
こんな不便な思いと比べたら地方空港から出発して仁川空港で乗り継ぎするほうがはるかに便利で快適で楽しいですわい、うっはっは。
トランジットツアー
仁川国際空港では乗り継ぎ旅客のために、時間を有効利用してソウルや仁川の観光名所めぐりや異文化体験ができる「トランジットツアー」を主催している。
旅行前にネットで申し込むこともできるが、仁川空港に到着してから「トランジットツアー受付デスク」で申し込むことも可能じゃ。
しかも無料!おひょぉ〜〜!観光地での入場料や食事代は別途必要だけどね。ツアーは英語で行われ受付は先着順。わずかの時間だけど「プチ韓国旅行」を体験できますよ。友達からは「え、ヨーロッパへ行ったんじゃなかったの?」とプチ驚かれます。うっはっは。
トランジットツアーの例
- 伝燈寺(チョンドゥンサ)、徳津鎮(トッチンジン)観光ツアー 4時間
- 明洞、南大門市場ショッピングツアー 5時間
- 景福宮 、仁寺洞伝統ツアー 5時間
- 清渓川(チョンゲチョン)、曹渓寺(チョゲサ)観光ツアー 4時間
- 光明洞窟観光ツアー 4時間
- 磁気浮上列車, 乙旺里海岸, ロッテマートショッピングツアー 2時間
- 松島韓屋村 & セントラルパーク & トリプルストリート観光ツアー 2時間
- パラダイスシティアートエンターテインメントツアー 2時間
- 乙旺里海岸またはマシラン海岸ショートツアー 1時間
仁川空港乗継ぎツアー公式サイト:https://www.airport.kr/ap_cnt/ja/trn/tour/trcose/trcose.do
ソウル市内へのアクセス
1.仁川空港とソウル市内を結ぶ交通機関の所要時間・料金比較表
交通機関 | 所要時間 | 運賃 |
空港鉄道(A’REX)ノンストップ列車 | 43分 | 9,000ウォン |
空港鉄道(A’REX)各駅停車 | 59分 | 4,150ウォン |
KALリムジン | 90分 | 16,000ウォン |
高級リムジン | 80分 | 1,5000ウォン |
一般リムジン | 70分 | 15,000ウォン |
タクシー | 50〜70分 | 5万〜8万ウォン |
2.空港鉄道のメリット・デメリット
安い上に渋滞と無関係で時間通りに運行する。その一方、終点のソウル駅からの移動に別途、お金と時間がかかる。各駅停車はノンストップ電車より運行間隔が短い。また滞在するホテルが停車駅の近くなら利用するメリットはある。
*子供料金は7歳以上の小学生が対象。運賃はだいたい大人料金の半額
*6歳未満は無料
3.リムジンバスのメリット・デメリット
渋滞にはまると時間が読めないが、ソウル市内の停車場が多いので、滞在するホテルの近くまで行ける可能性がある。明洞行きの一般リムジンは運行間隔が8分程度と短い。
4.タクシーのメリット・デメリット
待ち時間がなくホテルまで直行してくれるが料金が高い。ただし人数が多い場合は、鉄道やバス料金との差額が小さくなるのでメリットはある。
トランスファー、トランジットとストップオーバー
最後に用語解説を
- トランジット 飛行機の変更がない空港立ち寄り
- トランスファー 飛行機を変更する乗り換え(空港待ち時間が24時間以内)
- ストッパオーバー 24時間以上の乗り換え
では時間になったのでフランクフルトへ向けて出発しまーす!
この記事があなたの海外旅行の参考になったならとても嬉しいです。
それではまたお会いしましょう、良いご旅行を!
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