アルパカ・リャマ・ビクーニャの違い〜見分け方と餌付け体験・サンパブロ村
アンデスの珍しい動物アルパカとリャマに餌付けする体験は子ども達も大喜び
アルパカの餌付け体験
ラクチ遺跡を出発して、アンデス高原を20分くらい走ったところでバスが止まりました。ガイドさん説明によると、このサンパブロ村でちょっとトイレ休憩をするようです。バスを降りて建物の壁に沿ってトイレのほうへ進みます。
土壁に囲まれた内側には広い中庭があって、いきなりたくさんのリャマがいました!
「おお~~すげぇー、いっぱいリャマがいる!」
「いや、アルパカじゃね?」
「ビクーニャってのもいるらしいぞ」
「違いがわかるのか?」
「ん~~~」
アンデス地方を代表する動物、アルパカやリャマは、もともとラクダ科の動物が祖先らしいのですが、私達のような一元の観光客がぱっと見て「あ、これはアルパカだ」「そりゃ、リャマだよ」というふうに見分けることは難しと思います。
それでも私たちのようにアンデス山脈の山奥で突然リャマやアルパカに囲まれても、いささかもあわてず「これはリャマですね」「それはアルパカですよ」と、即座に言えるようにしておきたいという方のために(ってそんな方おられるんですかぁ~~?)さくっと見分け方の解説をしておきたいと思います。
野生種と家畜種
グアナコが野生種でそれを家畜に改良したのがリャマ。
ビクーニャが野生種でそれを家畜に改良したのがアルパカ。
大きさ
リャマ>アルパカ>ビクーニャ(リャマが一番大きい)
リャマ
スペイン人が牛を持ち込むまでは、主に荷物運搬役の家畜として活躍していました。マチュピチュ遺跡もリャマがいなかったら完成していなかったかもしれません。またアンデスでは木材が少ないため、リャマの糞が貴重な燃料としても使用されていました。
機嫌が悪い時は、強烈な悪臭の唾液をふきかけることがあります。アルパカやビクーニャより耳が長いのも外見的な特徴です。
アルパカ
織物用の毛糸がとれる家畜としてインカ以前の時代から飼育されています。
アルパカの毛糸はカシミヤよりも保温性に優れており重宝されています。
ビクーニャ
寒冷な高地に生息するため、毛質の柔らかさ、きめ細かさ、希少さで最高級の毛糸とされてます。このため乱獲により一時絶滅の危機に瀕しましたが、保護活動が奏功して、個体数が回復してきています。ペルーの国章にも描かれています。
興味津々で観光客に近づいて来ます。
子どもから手渡しのエサを美味しそうに食べるビクーニャ。
ミルクをあげることもできます。
なんですかぁ~~この殺人的に可愛い生き物は!
これはモルモットの1種。そもそもモルモットは南米原産の「ペルーテンジクネズミ」が、紀元前5000年頃に食肉用に家畜化されたものが起源と考えられています。
現在でもペルーでは、モルモットは「クイ」と呼ばれる肉料理として日常的に食べられていて、年間消費量は6500万匹にものぼるそうです。それしてもモルモットの起源がアンデスにあるなんてびっくりですね!
中庭の一画ではおみやげを売っていました。
アルパカやモルモットたちとの交流をしばらく楽しんだ後再びバスに乗車して、次の目的地を目指します。
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