世界遺産モディカ・光に満ちた結婚式にライスシャワーが降り注ぐ
チャオ!ボンジョールノ!イタリア大好きのイルカパパです。9歳と6歳の子どもを連れてシチリア島家族旅行を楽しみました。
今日はいよいよシチリア島最終日。ニコラのお父さんの勧めでシチリア島南東部の内陸にあるモディカへ行くことにしました。日本人が滅多に訪れることのない世界遺産都市。そこで心温まる体験をしました。
この記事があなたの子連れシチリア島旅行の参考になれば幸いです。それでは夢と冒険の旅へヒアウィーゴー!
世界遺産モディカ子連れ旅行記
明日ナポリへ帰るわたしたちにとって、実質今日がシチリアですごす最後の日。ニコラのお父さんのすすめで、とっびきり美味しいチョコレートが食べれるという世界遺産の町モディカへ向かった。
モディカはラグーサの東15kmくらいのところにある、丘陵に囲まれた静かな町。丘の斜面の下から上まで灰褐色の石の建物がびっしり並び、ちょっとエルサレムとか中東の町のようなエキゾティックな雰囲気だ。天気は今日も快晴。まぶしい日差しと目のさめるような青空の下、アグリツーリズモから1時間ほどのドライブでモディカに到着。ここまではいたって順調です。
道路が狭過ぎて身動き出来なくなりました
ところが駐車しようと思っていたサン・ジョバーニ・エバンゲリスタ教会前の広場は大型観光バスが占拠しているじゃありませんか。別の駐車場を探そうと、広場から坂の上のほうへ伸びる路地に入ったのがいけなかった。進むにつれ道幅がどんどん狭くなり、車のボディが両側の建物と今にも接触しそう。
「こりゃいかん、とにかくこの路地から脱出しなければ」
と、最初の四つ角で右に曲がろうとしたが、あまりの狭さについに前にも後ろにも身動きできなくなてしまったのだ。
「ひゃーこれは困った」しかもいけないことに、後ろから車がやって来るではないか。もうどうにでもなれ!と思ったとき、その車からお兄さんが2人降りてきた。
わたしたちが動けなくなったことを悟ったようだ。さらに通行人や、まわりの家からも人がぞろぞろ出てきて、どうやったらこの状態から脱出できるか考えはじめちゃった。
そして指示通りハンドルを切りながら何回も前進とバックを繰り返し、やっと抜け出せたときにはみんなで拍手喝さい。もう涙が出るくらいうれしかった。
親切なシチリアの人々
シチリアに来る前はなんだかマフィアのイメージが強くて、とても怖いところだと思っていた。
ところが実際のシチリアの人々はみな本当に親切。
ニコラやニコラの両親、アグリツーリズモのオーナーのガッロさん、バレンティーノや他のスタッフ、町を歩いている普通の人々。
こんな親切で幸せそうな人を最近どこかで見たなと思ったら、成田から行きの機内で見た映画「Always~三丁目の夕焼け」だ。昭和30年代の東京を舞台にしたあの映画の登場人物たちと、シチリアの人々のイメージが重なるのだ。
昔の日本人と現代のシチリア島の人たちとの意外な共通点。
幸せをはかる物差しがあったとしたら、物質的に豊かになった21世紀の日本に住む我々の幸せ度は、一体どれくらいなんだろうか?
幸せなモディカにライスシャワーが降り注ぐ
バロックの教会建築で最高傑作といわれるサン・ジョルジョ大聖堂でとびっきり幸せそうな1団と出会った。
今まさに、この教会で結婚式を挙げているカップルと式の参列者だ。花嫁がうなづくとわぁーっと歓声があがる。それからゆっくりとファサードをくぐる2人の頭上に、ライスシャワーが降り注がれた。
太陽の王国の光に満ちた午後、幸せなモディカを見下ろす120段の階段の上から、誰かのささやく声が聞こえた。
「幸せは人と比べると消えてしまうんだよ」
お幸せに!
サン・ジョルジョ大聖堂の天井。
サン・ジョルジョ大聖堂での幸せな結婚式。
サンピエトロ寺院の聖堂と彫刻。
岩山の斜面に連なる世界遺産モディカの街並み。
このブログの中でひとつでも「いいな」と思ったことがあればSNSなどでシェアして熱い応援をヨロシクお願いします👍
- 公式ツイッター:https://twitter.com/ynu_j3
- インスタグラム:https://www.instagram.com/bun.suzu
- 公式フェイスブックページ:https://www.facebook.com/それ行け子連れ海外旅行-158331534257834/
それ行け!子連れ海外旅行:https://kidsvacation.net/