牛や豚の鳴き声を真似たら笑われちゃったシチリアのスーパーでの食材の買い出し
えっ?カニカティーニ
わたしたちの泊まっているアグリツーリズモから一番近くにある町、カニカティーニ。何度聞いても「えっ?」っと聞き返してしまう。アグリツーリズモのガッロさんに、「近くにスーパーはありますか?」と尋ねたら「それならカニカテイーニ」と答えが返ってきたときのことだ。
山の斜面に作られた、カニの横歩きのように細長い町。いやそのカニ関係ないから。そもそもイタリアで「カニ」は「カニ」ではありませんから。
カニカティーニまで車で10分。10分というとなんだ近いじゃないかと思われるかもしれないが、信号もなく、人も車もいない道路をすっ飛ばしての10分ですから、土曜の午後の環八の10分とはわけが違う。
惣菜売り場には美味しそうな食べ物がいっぱいあるぞー
イタリアのスーパー
我が家が滞在しているアグリツーリズモから一番近いスーパーがあるカニカティーニに食材の買い出しにやって来た。前回トスカーナに滞在した時、近所にあったスーパーがとてつもなく大きくて、食材や雑貨の買い物がとっても楽しかった。今回もあんな大規模なスーパーだったらいいな~と期待していたのだが、コンビニに毛の生えたくらいのこりゃまた小さいスーパーでした。毛ガニか!
でも食料品はそれなりに充実していて、チーズやら生ハムやらオリーブオイル、ワイン、それにお惣菜など、さすがイタリア!と思わせるに充分な品揃え。野菜や魚介類が少ないと思ったが、そういう生鮮食料品は、みなさんシラクーサの市場で買い込むらしい。
わぁ~どれも美味しそうだなー/ドアに今日の特売品が貼ってある/見た事のないヨーグルトやドリンク
イタリア語で何と言う?牛肉、豚肉
さて肉を買いたかったのだが、「豚肉」とか「牛肉」とかがイタリア語で何と言うかわからない。
恥ずかしいのをこらえて「もうぉぉ~~」とか「ぶひぶひ~」とか鳴いて、牛や豚の真似をしてみたが全然通じない。
え?今ので通じないの?!
それどころか従業員の皆さん、腹をかかえてゲラゲラ笑い転げちゃって、あげくの果て、中で休んでるスタッフを呼んで来てさあもう1回やってくれって、いや、おれコメディアンじゃないから。お肉を買いたいだけなんですが。
おおそうだ、いいこと思い付いた、絵を書いてみせればいいんだ。ああ、なんで最初からそうしなかったんだろう。思いっきり笑われてしまったじゃないかー。
でも翌日から、そのスーパーに買い物に行くたびに、おまけしてくれたりしたのでそれはそれでよかったかも。
買ったものをレジに並べる子供たち
日本で買ったらこりゃまた高いイタリアの食材を安く大量に買って大満足の私たちだった。
カニカティーニのバールで本場シチリアのアランチーニを食べる
シエスタで静まりかえってるカニカティーニの街角に1軒のバールがあった。お腹すき過ぎて、今から部屋に戻って料理して、なんてとてももたない。このバールには、美味しそうなアランチーニやパニーノ、サンドイッチ、それにおお~ジェラートもある!アランチーニにはここシチリアが本場だ。もうここでお昼にしよう!ということで強盗集団のような勢いでお店に突入する私たちだった。
このお店のアランチーニ/ラグーナソースは、サフランライスにややカレー味のミートソース、ころももサクッとあがってて、モッツァレラチーズももわっとしてて、今回の旅行中食べた一番美味しいアランチーニだった。
値段は1個0.8ユーロ。
カプチーノやらジェラートやらもオーダーして、お店の外のパラソルのテーブル席で美味しくいただきました。
指差して買った「総菜パン」は温めてくれる。
アランチーノもパニーノもやばいくらい美味しい!
カプチーノにはたっぷりココアを振りかけてくれました。
ジェラートも選べないくらい種類が豊富。