奥ナスカに眠るもうひとつの地上絵・エルテラール

2020年7月5日

エルテラールを見学する子供達
奥ナスカに眠るもうひとつの地上絵・エルテラール

💓ブエノスディアス、イルカパパです!

小4、中1の子供2人連れて家族4人でペルー旅行に行ってきました。今日のブログ記事ではナスカの地上絵よりさらに古い時代に描かれた、奥ナスカに眠る謎の地上絵「エルテラール」について説明します。

エルテラールへの行き方

エルテラール遺跡が見渡せる丘を登る
正面に世界一高い砂山「セロブランコ」が見えている

エルテラールは我々が昨夜宿泊したカンタヨリゾートホテル(現Hotel Nuevo Cantalloc)から1kmくらいのところにあります。

ナスカの町中からは3kmくらい離れています。日中の強烈な日差しの中をここまで歩いて来るのは難しいと思うので、タクシーをチャーターするかツアーに参加するのが一般的な行き方です。

エルテラールの地図

ナスカの地上絵よりさらに古い謎のエル・テラール遺跡

エルテラール遺跡の駐車場から丘に登る
駐車場に車を止め丘を登る

わたしたちを乗せたワゴン車はナスカ平原からパンアメリカンハイウェウィを走りナスカの町へ戻ってきました。

そして町中に留まる事無く走り過ぎ、今朝チェックアウトしたカンターヨ・リゾート(現Hotel Nuevo Cantalloc)の方角へ向かいます。「これから奥ナスカの地上絵、エル・テラールを見学に行きます」。

助手席に座っているロサさんが振り返って説明しました。ナスカの町を通り過ぎ、26Aをアンデス山脈のほうへ向かって走ります。やがて左手にホテル・カンタヨ・リゾート(現Hotel Nuevo Cantalloc)のへの入り口が見えてきました。

「あ、ここ、おれたちが泊まったホテルだ」

こどもたちが騒ぎますが、それでも車は速度を落とすことなく走り続けます。そしてホテルの入り口からさらに1kmほど奥へ進んだところで道路の右側の空き地に入り停車しました。

「はい、着きました。では車から降り手下さい」ワゴン車のドアを開け外に出ると今朝方よりいっそう強烈な日差しが頭上から降り注いできます。眩しさのあまり目を細めた先に、小高い丘がありました。

「あの丘を登りましょう。その向うにもうひとつの地上絵が見えます」

ロサさんの後をついて丘を登ります。草木1本生えていない乾燥した地面に、坂を登るわたしたちの影だけが異常に黒く映っています。巨大なフライパンで焼かれているような熱さの中、丘の坂を登り切ると、目の前に信じられないくらい大きな空間が広がっていました。

「ここが奥ナスカのエルテラール遺跡の地上絵です」

息を整えながら話すロサさんの説明によると、ここの地上絵はナスカ平原のものよりさらに4~500年くらい古い年代に描かれたものだといいます。荒涼とした山々の谷に描かれたとてつもなく長い線。それが意味するものは未だに不明だということです。

エルテラールの地上絵

丘の頂上から眺めるエルテラールの地上絵
向こうの山までずっと続いている

頂上から眺めると、丘の向うには信じられないくらい広い空間がありました。

そして驚いたのはそこに描かれた無数の図形や線、その長さ!

エルテラールの地上絵に近づく
エルテラール地上絵に近づいてその大きさ、長さにあらためて驚く

近くに寄ってみるとさらにその大きさに驚かされます。

いったい誰がどんな目的でこんな巨大な図形を書いたのでしょうか?

ナスカ平原の地上絵よりこちらの線や図形のほうが、もっと謎が深いように思えます。

エルテラールの地上絵を眺める長男
地上絵のすぐ近くにたつ長男

ナスカ平原の地上絵との相違点は、こちらの線や図形は、

石を並べて表現されているということです。

エルテラールの地上絵
何の目的で書かれたのか?謎は深まるばかり

線や図形の多くは正面の山まで続いているそうです。上の写真でも中央にうっすら白い線が確認出来ます。

こんなところに「もうひとつの地上絵」があるなんて全く知りませんでしたから、本当に驚きました。事前に情報を知っていたナスカ平原の地上絵より、ノーマークだった分、こちらの地上絵のほうが、インパクトが大きかったです。

誰もいない荒涼とした景色の中で、謎につつまれたもうひとつの地上絵を見て、ますます不思議な気持になるのでした。

このブログ記事があなたの子連れペルー・ナスカ旅行の参考になったらとっても嬉しです。

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それではまた世界のどこかでお会いしましょう、笑顔あふれる良いご旅行を!

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