標高4335mのララヤ峠は富士山と高尾山を足したくらいの高さってそりゃー空気も薄いはずだヮ
氷河をいだくアンデスの山を背景にララヤ峠で民芸品を売る露店
ララヤ峠
シクアニでフォロクレールランチをいただいたあとバスに戻って、いよいよこれから「峠」越えです。峠と言っても、ただの峠ではありません、って「ただの峠」がどんなもんかわかりませんが。これからバスで越えるのはなんと標高4335メートルのララヤ峠です。4335メートルって言ったら、あんた、日本一の高さを誇る3776mの富士山と、八王子の誇るミッシュラン3つ星599mの高尾山を足したくらいありますよ。
もちろんそんな高い場所へ行くのは私にとっても子供達にとっても初めての体験です。期待と不安にどきどきしながら、バスはどんどん坂道を登って行きます。
シクアニを出発して1時間くらい走ったところです。シクアニからさらに800mくらい登っています。
写真が赤っぽく見えるのは逆光とバスの窓の反射のせいです。
いよいよこの先がララヤ峠です。
普通に民家が建ち並んでいてなんだか「標高4300メートル」っぽくありません。もっと秘境感溢れる風景を想像していたのですが、、
そしてじゃ~~ん、ついにララヤ峠に到着しました!
4335メートル!
人生初体験の4000メートルはいったいどんな感じなんでしょうか。恐る恐るバスを降ります。
長男のカイは上着もはおらず半袖のTシャツ1枚で外へ駆け出しました。8月はペルーの真冬ですよ!しかもここは標高4335m!空気が薄くて息苦しい。
ララヤ峠の看板。
Altitud/標高4335とあります。
奥の山には氷河が見えます。標高6227mのアプチポヤサクテレ山です。
今立ってる場所が4300mですから、そこらへんの山でも軽く5000~6000メートル級なんですね。
アルパカ(ビクーニャ?)を抱えて歩く女性。
野生のアルパカを捕まえたんでしょうか?
たくさんの露店が並んでいます。ベビーアルパカのマフラーや帽子、上着などもありました。リマやクスコの町中のお店より安いみたいです。
本物かどうか確証がないところもありますが、「4335メートルの露店で買った」という事実には価値があると思います。
道路と平行して線路が敷かれています。
クスコ~プーノ間を約12時間かけて運行する鉄道の路線です。
おみやげを売る露店の下に建物の屋根が見えますが、これが鉄道の駅舎です。今まで子連れで行った中では、スイスの「ユングフラウヨッホ駅」の標高が3454mで最高でしたが、ここはそれよりおよそ900m高い場所にある駅です。
と言っても今回は鉄道ではなくバスツアーで来ましたが、、、
バスツアーの料金は、鉄道の3分の1から4分の1程度です。
「ララヤ」とは「境界」の意味らしいです。クスコとプーノの境界にある峠ということですね。
15分くらいの休憩を終えてバスに戻り、これから峠の向う側へ進みます。